無料ブログはココログ
フォト

カテゴリー「戦争」の記事

2024年1月16日 (火)

nostalgic narrative 2

貼り付けるだけではノーがno(「能がない」ということだが、常用的なものではナイ。ちょくちょく戯曲なんかにこのての遊びを用いると罪なことになる。たとえば、これをときどき「脳が無い」とする御仁あれど、ワザとならば、認めてもイイ。「能がない」は英語になるとひと言になる。incapable, incompetent,あるいは英文的にはunequal to,さらに「必要条件を満たさないさま」と訳されて(not meeting requirementsになる)なので(もう何が、なのでか、忘却している読者が多いだろうが)前回の貼り付けに主筆として、おもうところを述べてみる)
/高村薫さんのインタビューから拾ったコトバから。「おそらく大きなターム(期間)で、時代が変わったんですね。人類の歴史は今、これまでとは別の次元で動き出していて、未知のゾーンに入っている」「矛盾とダブルスタンダードの中にこの世界はあるし、私たちはそういう時代を生きています」、、、大きなターム(期間)でというより、私の感触でいえば、カタストロフィな変わり方のようにおもえてならない。朝、いつものように起きてみるといきなり「七十歳ですよ」といわれたよな「えっ」てな感覚ネ。七十歳どころかもう七十一歳なんだけど、ここまで生きられるとはおもっていなかったので、「どうすればイイんだ」と虚(うろ)たえている間に、世界のあちらこちらで戦争は起きる、日本の近隣にミサイルが飛び交う、ドローンなんてのは空撮の道具かと認識していたのが、そんなんじゃナイ。一度に数十発発射されてそれぞれが敵を攻撃する武器、兵器になってる。たしかに「未知のゾーンに入った」のは実感出来る。世の中では「新自由主義」てのが勃興して、さらに「反新自由主義」まで、跋扈しているというから、ポスト構造主義なんていってたむかしが昔になった。マルクス主義は死なずと(ほんとうはスターリニズムなんだけど)日本共産党なんてまだあるというのも、もう世界七不思議になっている。被災地でカレーの味見して帰ってきたアヤツは、何処に入れたらいいんだろう。被災といえば、生きていて「大災害=大地震」を次々と三度も経験させられた。年始にウイーンフィルを聴く余裕もナイ。矛盾とダブスタ、たしかに、今年合衆国の大統領がトランプになったら、民主主義は終わるか、ベツモノに書き換えられるかするだろう。「独裁資本主義」というのかね。とはいえ、一応選挙での選出なんだから「民主独裁資本主義」か。たしかに「矛盾」だなあ。合衆国のそういうことは、不完全性定理の提唱者、数学者のゲーデルが合衆国憲法を査読したときに「解」をだしたことなんだけどなあ。
「大事なことは、むしろ私たちが当事者ではないことです。どちらの側に立つのでもなく、例えばこの戦争はなぜ起きたのか、今起きている事実は何なのか、この戦争はどう収束させるべきなのか、を考える。それは私たちが離れた場所にいる『他者』だからできることです」、、、、と、それは理想なのだけれど、世界の事象はそう簡単にデカップルしてはくれない。ああ、哀れやなウクライナ、悲しむべきやゼレサンスキー大統領。このロシア×ウクライナ有事で私たちが学んだことは、けっきょく、戦争は何が何でも勝てば官軍で、ロシアの戦略というのは、おもうにただ一つしかない「屍をノリコエテ死ね、さらに死ね。その屍のむこうが勝利だ」かな。戦争犯罪もヘッタクレも無い。プーチンのヤったことは、自国の民のピンからキリまでの屍の山を築くかの二百三高地をお手本の楯にして、シンガリに「核」をぶら下げ、けっきょく人命の物量がその差だったということだったという、戦争の本質を貫いたことだけだ。兵站、兵器、の消耗ね。戦争は将棋のように駒にキリなどナイ。兵(ひょこ)を二重三重につぎ込んで、それでまだ足らないのなら、飛車が足らなければ飛車を、角、銀、金が無くなったら余所から資源と交換してくる。この策略が悪人にしか出来ないことなのだ。ロシアがなにゆえ大国と呼ばれているのか、ノッケから欧米はここを読み違え、ゼレンスキーはその読み違えをアテにして、メディアの応援に乗せられて「戦争は戦場で行われている」ということを知らなかったのは、プーチンではなくゼレンスキーのほうだったのではナイかとおもえるほどだ。(つづく)

2023年8月18日 (金)

時世録・31

坊主、教師、両親(すでにどちらも鬼籍だが)、盆栽老人、鶏頭女、共産党、アメリカ合衆国....n
相性が悪いというか、率直にキライというか、七十歳を一歳過ぎてそういうのを集めてみた。まだ、あるのだがキライなものを集めても気が滅入るだけだから、好きなものも書いておこう。
コロンビア映画の冒頭に必ず登場する「自由の女神ふう」のオープニングロゴが撮影されたのは1992年現在でも使用され続けているため30年近く変わっていないことになっていて、モデルはニューオリンズの新聞社「タイムズ=ピカユーン」で働く28歳のグラフィック・アーティスト ジェニー・ジョセフ(Jenny Joseph)さんなのだが、これは半分しか正解ではナイ。実は時代に応じて数回に渡って顔は微妙に変えられている。この程度のことくらいは識っている女性は、好きだな。
なんだか、昨今の〈世界〉はまるで物語のようで、虚構のようで、妄想のようで、それならそれに合わせて生きるのもよかろうとおもう。71年目にしてやっと/人生というものはそれほどたいしたものではナイ/ことはワカッタ。私もおなじようにたいしたものではナイのだが、それがワカッタぶん、たいしたものだ。しかし、これは愚痴である。ひとの愚痴など聞いてもツマラナイだろう。精進落としに、最近読んだ毎日電子版の記事を編集して載っけておく。毎日電子版は、「小学生が総理大臣に出した手紙」などという、物語としてもqualityの低い記事をどかどか載せるのだが、たまにオモシロイ記事もある。以下。
/「原爆」は、2発だけではなかった。広島と長崎に落とされる2週間あまり前から、予行演習として日本各地に49発の「模擬原爆」が投下され、400人以上が犠牲になった。それが知られるようになったのは、終戦から50年近くたってからだった。予行演習は極秘の作戦だったが、終戦から46年になる91年、愛知県の市民団体が米軍の資料を分析・公表したのを機に、各地で調査が進んだ。長崎に落とされた原爆と同じ形状で、重量も同様の約1万ポンド(約4・5トン)。プルトニウムを使う原爆より威力は劣るが、高性能の爆薬が詰め込まれていた。円形でオレンジがかった見た目から、運搬した爆撃機の搭乗員たちから「パンプキン」と呼ばれていたことも分かった。広島と長崎への原爆投下では、45年末までだけでも推計21万人の命が奪われた。一方、模擬原爆の犠牲者は京都府舞鶴市の97人など、計400人あまり。それでも「模擬原爆で得た経験やデータが原爆投下に生かされたのだとしたら、模擬原爆の詳細も後世に残すべきだ」と調査に当たる若い世代もいる。神戸大大学院の法学研究科で学ぶ西岡孔貴(こうき)さん(25)は、大学1年生だった6年前に広島市の平和記念資料館を訪れ、初めて模擬原爆のことを知った。地元の大阪にも投下されていたが、それも知らなかった。「自分も調べてみたくなった」。卒業論文は、東京駅付近に落ちた模擬原爆をテーマにした。調査を進めると、49発のうち3発は詳しい投下地点がまだ判明していないことが分かった。このうちの一つで米軍資料に「神戸製鋼所(神戸市)を第一目標にした」と記録が残る模擬原爆の投下地点を、昨年5月から約1年かけて調べた。全国の高校生約2300人を対象にしたアンケートで、模擬原爆にまつわる話を選んだ高校生からは「原爆のことは広島と長崎しか知らなかった」「なぜ教科書に載っていないのか」となじみの薄さを選択理由にしたという回答が多かった。
「放射能による被害はなかったのか」「そこから本物の原爆の投下を予想できなかったのか」など、威力やその後の対応への疑問も寄せられた。/
「へーえ」の連発である。伝説ではあるが、アメリカは十一発の原爆で日本をほぼ焦土にする予定だったらしい。49発だったんだな。

2023年5月25日 (木)

時世録・15

/私の中でくすぶり続けたのは、「ヒロシマ」という舞台の価値が利用され、消費されただけではないか――という、猜疑心(さいぎしん)に似た感情だった。カナダから来日した被爆者のサーロー節子さん(91)が「サミットは失敗だった」と批判したと知って、その思いは強まった。家族や同級生、大切な人々を原爆で失った。「4歳になるおいは、ひどいやけどで肉の塊のようになり、最期まで小さな声で『お水、お水』と求めて死にました」。原爆被害の実相を伝え、核兵器をなくそうと訴える活動を支えてきたのは、同じ苦しみを誰にも味わわせまい、という使命感である。「核兵器を議論する際には、人間を中心に語るべきです」/(元村有希子 毎日新聞2023/5/24 東京朝刊2面 オピニオン)
と、あるのだが、いっぽう、
/21日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)で各国首脳に体験を証言した被爆者の小倉桂子さん(85)=広島市中区=が22日、広島市内で記者団の取材に応じた。21日に原爆資料館(中区)で対面したウクライナのゼレンスキー大統領の様子について、「必死で泣くのをこらえているように見えた」と語った。
 小倉さんによると、ゼレンスキー氏は、館内で展示物のほか、広島の街に原爆が投下される瞬間を映像と音で再現するパノラマ展示を見学。厳しい面持ちで見入っていたという。毎日新聞 2023/5/22 13:59(最終更新 5/22 20:11)/
とある。
私はこの前のつづきのようにG7の後追い感想など書く気はなかったのだが、この両者の〈感覚・感性〉を読み比べて、こんなことを述べると「ネトウヨ」とやらに間違えられるのを覚悟で(というのは大袈裟。ネトウヨとか称されているフテーのおからみたいな連中については不問)後者に☆付けます。理由なんぞ説明も解説もしない。このブログ読者には無用だとおもうので。
アルゼンチンの大統領アルベルト・アンヘル・フェルナンデス氏(だとおもうんだけど)の記事も目にしたが、要するに「同じ考えの者どうしで議論など出来るワケがイ」とか、自分の名前より短いコメントだったとおもう。しかし、アベンジャーズにせよ、ジャスティス・リーグにせよ、昨今の流行りのようですから『G7&グローバルザウルス』といきたいんでしょう西側としては。
私はヒロシマの原爆ドームを観て、「で、このレプリカはいいとしてホンモノは何処にあるんですか」と、まぬけなことをご当地のひとに質問したことがありました。資料館はナガサキで、修学旅行のときに観てます。ちょうど昼飯時間で、不味い中華飯を食いつつ、誰かが「人命救助やっ」と大声で窓の外を指さしました。窓にかけつけ、外を観ると、河川のモーターボートの事故なんでしょう。スクリューに巻き込まれたらしく、緑藻の河に血の雲が水面に湧き上がってきていて、女生徒は殆どが気持ち悪くて中華飯はもう食べられないということで残しましたが、あれは不味くて食えなかったかっこうのいいわけだったんでしょう。
しかし、そいつを観たせいか、ここより先は未成年は立入禁止の展示場にもこっそり入って観たんですが、あの河川の澱む血が稚拙な被災人形をリアルにしてしまい、たしかに中華飯どころじゃねえなとはおもいましたワ。
そうそう、アルンゼンチン(だったとおもうんだけど)の大統領は「ウクライナは負けるから、負けるところに支援はしない」ともいうとったナ。これで、ロシア(+中国)陣営とウクライナ(+西側)陣営の算盤だけはよくワカッタG7でした。

2023年1月23日 (月)

アト千と一夜の晩飯 第四十五夜 こまごまとごまめの歯ぎしり

〇岸田首相の所信表明を医院の待合室のテレビで観ていた。銭のハナシばかりだった。かつ、打出の小槌みたいなものを持っているような根拠の無い異次元の覚悟に聞こえた。要するに増税なんだな。カネはテンカのマワリモノと云ってのけたほうがまだマシだった。
「かわらんよ」。チェーホフの『三人姉妹』を下敷きにした川島雄三の『赤坂の姉妹より 夜の肌』(あんまりいいタイトルじゃないんだが)では、軍医のチェブトゥイキンに劇中劇としてのラストシーンにそういうせりふをボソッといわせている。岩波文庫では「同じことさ」だったかな。此の映画ではナレーション(ジョッキー)の語る西東三鬼の句「限りなく 降る雪なにをもたらすや」のほうがカウンターパンチになっている。川島監督は『三人姉妹』をボードヴィルとして書かれたという説に便乗したとインタビューに応えている。岸田首相の所信表明は文化、表現などについてはなあんにもいうてないので、ボードヴィルですらナイ。ナイ。ぜんぜん、ナイ。よって「わからんよ」というておく。
〇アメリカはウクライナに戦車を供与はしないと、私はおもう。NATOは幾つかの国が(おそらくドイツも折れて)それなりの戦車を提供するだろう。ドンバスの闘いは戦車戦の様相を予感させてきた。ここでの勝敗は良くて引き分けでいいと私はかんがえる。ウクライナが勝ったところで、戦闘に勝っただけで戦争に勝ったワケではナイ。ドンバスの地元の人々は、食うために政府系企業で働くか、ドンバス軍に従軍するかのどちらかしかない。親ロシア派の軍閥のために労働するか血を流すかの二択というワケだ。ドンバスの若者には仕事がなく徴兵に応じざるを得ず最前線に投入されることとなる。これはウクライナ人同士で殺し合うということだ。ロシアにとってはロシア人の戦死者数を少なくcountすることが出来る。ドンバス人の戦死者はロシア兵の戦死者として勘定しなくていいからだ。
〇avecビーズの舞台はいよいよ明日が仕込みゲネプロ。明後日から本番。日本は北極並みの大寒波だそうだ。劇場がビルの中だから、寒くないだけ、それだけはlucky。幸いは不幸中にしかナイからな。名古屋市中も雪かな。電車動くかな。観客、たいへんだろうな。胸が痛むと云いたいが、ただナンだか呆っとしているだけ。ここでも/限りなく 降る雪なにをもたらすや/だな。

2023年1月11日 (水)

アト千と一夜の晩飯 第四十三夜 寝る前にまた

昨晩はふとおもった、調べた、かんがえた。
〇ヒトは「関係」と「了解」のスキーム(概型、枠組み、位相空間と、簡単におもっておいて下さい)を持つ。関係は二人称(以上)と一人称に分かれる。一人称の場合無意識領域がこれを司る。関係が一人称にせよ意識的になった場合スキームは了解に移る。関係の意識的了解は錯誤や誤謬が起きやすい(妄想などもここに入る)。関係が一人称で無くなった場合(固有で操作出来る範囲を逸脱したばあい)の了解を鬱病と称する。従って鬱病は人称を持たない。固有の別の力に左右される。おそらく量子力学的な(私は重力だとおもっているけど)ものと思われる力学的エネルギーの現象と捉えられる。(メンタルもエネルギーを持っています)
量子力学的エネルギーのその現象というのは、こういえる。あたかもブラックホールと似たような現象あるいは状態。自らの重力によって自らが押しつぶされるそのような現象、状態。これを鬱病という。
〇防衛費が国民総生産(GDP)の2%になって、アメリカからトマホークを購入するそうだが、いったい日本の防衛力(自衛隊の軍事力)は如何ほどのものか、アメリカから新たにミサイルを買わねばならない程度なのか。私たちが知っているのはせいぜいイージス艦とパトリオット(地対空ミサイル)くらいなんだけど。で、リサーチしてみた。ふつうに自衛隊のサイトに入ったって、軍事だから大雑把なことしか書いていない。そこで、こういうのにもいるのである。/自衛隊オタク/だ。いやあ、もう事細かに調べこんでますワ。驚くほどです。で、その軍事力にも驚きました。敢えてここには書きませんが、そういうのを私が書いたり話したりするのはどうもなんでか知らんけど、アカンようなので。ですから、その/オタク氏/の末尾のことばの一部だけをそのまま書いておきます。
/はっきり言ってこれだけの兵力を有する島国と戦争して勝てる国はせいぜいアメリカくらいです/
事細かなその資料をつらつら拝見、拝読して、私もそうおもいましたワ。「核」なんか専守防衛、抑止力として、日本にはまったく必要ナイですわ。
戦争云々という前に「日本国憲法」の「前文」くらい読んだほうがイイ。また、「日米安全保障条約」がどんなものかも、知っておいたほうがイイ。
〇万年、末端血行不良(俗にいうシモヤケ)に、鬱病でお世話になっている精神科医から当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)という漢方薬を薦められました。メンタルな冷え性の方に効果があるそうです。明日、院外処方箋薬局に届き次第服用開始します。

2022年11月27日 (日)

アト千と一夜の晩飯 第二四夜『寿歌』とロ×ウ戦争・3

〇「『寿歌』の舞台(美術)は、当時は予算もなかったし、どうせ女優の練習用台本やから、何にも無いところがええけど、というのがまずあって、マンガとかなら、「砂漠」とか「海」にすると藤本(藤子・F・不二雄)先生が彼と対談したときに云うてはったんで、ほな、核戦争が終わってものみな瓦礫になったということにして、何にもナイ舞台にしたそうです。ですから、核戦争とは何の関係も(美術以外は)無かったんですけど、当時の世界の潮流、傾向というのが反核ムードで「反核演劇」と捉えられたそうです。文学者の反核署名運動とかもあって、上演するので反核署名を、とか頼まれたのを彼は断わってますネ。
で、当時の劇団にドンドン入団して来る目ぼしい女優がほぼ演じたんですけど、これが奇貨というか、水疱瘡が流行って女優が次々と本公演中に毎日ヤラレテ交代するということになって、けっきょく難を免れた佳梯かこさんが常打ちになったとのことです。
●北村想本人は流行性の疾病に強いみたいやな。インフルエンザに罹患したのも六十過ぎてからやそうやし、ワクチンも打ったことなかったらしい。劇団員全員がインフルになったときも一人平気やったけど、鬱病のクスリ飲んでいたから、どうもそれが効いているのとチガウかとかおもってとか聞いたことあるわ。
〇「いまも内臓系の疾病はぜんぜん無くて、血液検査も健康水準なんですけど、まず鬱病(これはもう45年)、右膝変形性膝関節症、左膝半月帯損傷、頸椎疾患、加齢性難聴、聴音過敏症、耳鳴り、腰痛、ドライアイ、初期認知障害的記憶疾患(忘れるのではなく、記憶出来ない)、両手首腱鞘炎、全手指関節変形関節炎、足は末梢血管不随、鬱病からくる全身疼痛でときどき「死んでたまるか」とのたうち回っているそうです。それでもこれで週一回泳ぎに行っているとか。泳ぐと気持ちええらしいです。三十まではまったく泳げなかったんですが、その当時の奥さんが奥さん自身のために買い求めた『ビギナーからの泳ぎ方』を読んで、そのとおりに泳いだら泳げたらしいです。(奥さんは結局読みもしなかったらしい)。「演技でも何でも基本はいっしょ、理屈どおりに正しくヤったら出来るようになる」とか云うてましたワ。
●ほんで、『寿歌』のほうは、どやねん。
〇「世界情勢(状況)が不穏になったり、地震とかの惨事が増えると上演する劇団が増えるという事象はあるみたいです。
●「ということは、ロシアがウクライナに侵攻したあたりから増えてるのかな。
〇「プーチンが「核」のことをべらぼーに云い散らかしてますからね。
●「じっさい、ロシア=プーチンは「核」を使うのかな。彼はどういうてんねん。
〇「それに関して彼は/使わないか、使えないかのどっちかで、じっさいに使う気があるのなら、周囲の軍や参謀や資金源があんな呑気にしているワケはナイ/と云うてますね。現状、ウクライナのインフラ攻撃用のミサイルが不足しているので、核弾頭外して撃ち込んでいるみたいですが、これも弾切れに近い状態というサーベイ(物事の全体像を把握するために広く行う調査のこと)もありますね。彼が云うには「核」は防衛出来るそうです。核ミサイル成層圏離脱の減速時にマイクロウェーブタイプのドローン波状攻撃で、電子誘導不能か核弾頭炸裂制御不能にすればいいんだそうです。つまり核の無化ですね。
●「そんで、ええのん。そんなこと出来るんかいなほんまに。えらい簡単やな。核ミサイルはどうなるねん。
〇「どっかの畑に突き刺さるのとちがいますか。
●ロシアとウクライナ、どっち勝つ、云うてる。
〇「ハッキリとした予想はやっぱり彼にもワカランみたいですが、確率としては、ロシアの内部崩壊(軍と非正式軍)つまりクーデターが早いか、NATO、EUの分断、これはやっぱり未だにロシアから購入している天然ガスを巡ってですね。これが先か、アメリカの共和党議会によるウクライナ支援終了が先か、というとこかなぁ、とか。
●中華大国はどないなんねん。
〇「漁夫の利といきたいところでしょうけど、習近平のネオ・毛沢東主義による経済停滞と民衆不満(具体的にはゼロ・コロナ政策)の抑制で余裕ナイやろうけど、今度のウクライナの様子を台湾の親中派国民党支持国民も、よお観てて、あんなんになるくらいなら、まだ香港のほうがマシやと、武力制圧に対抗することはナイだろうから、けっきょく無血併合になると云うてますな。しかし、これは台湾側のちょっとしたtrapらしいです。
:つづくらしいです

2022年11月24日 (木)

アト千と一夜の晩飯 第二十二夜 『寿歌』とロ×ウ戦争 

〇「きょうは一つ、タイトルに記したようなことを書いてみようとおもうんです。
●「おもしろそうやな。
〇「北村想の代表作、小劇場演劇の金平糖(ほんとは金字塔らしい)、世界演劇の流れを変えたといわれている(ウソ)『寿歌』を北村想が書いたとき、彼はインタビューで必ずこうこたえています。/何を書いたのかワカランので、ワカルまで上演は続けます/。これはかなり彼の本音だとおもいます。
●「だいたいにして、彼の書くものはなんやワカランからな。
〇「いや、そうでもなくて、彼自身にはワカッテいるはずです。
●「そら、そやな。いつも、読むほう演じるほうが/ワカラン/というのに焦燥しとるからな。しかし、下手に誤読されるのもかなりイヤがってるな。顔には出さんけど、口に出すときあるもんな。こないだの静岡の劇団で、栄養失調みたいなチビでボンボンの有名大学出が演出した『寿歌』なんか観て、やっぱり名古屋の某拝権威主義的招聘団体はアカンな、いうとるもんな(いうてない、いうてない)。
〇「で、彼は『寿歌』が何かワカッタので、上演を終えたんです。
●「けっきょくナンやったんや。
〇「北村想がいうには/あれは、何でオレはキリスト教になれへんのか。或いは自分はやっぱりキリシタンにはなれへんな/だったそうです。
●「つまり、彼としては、キリシタン(キリスト教徒の総称)になりたかったんやナ。
〇「『けんかえれじい』(鈴木 隆、鈴木清順)と『正統とはなにか』(チェスタートン)の影響ですな。しかしそうはイカンかった。けっきょく、彼の〈位置〉としては『悪魔のいるクリスマス』の作家、これがイチバン近いでしょう。演出家の寺十なんかは、/北村想は役者というよりペテン師である/と、さすがに洞察力スゴイですけど、いうてみたら「ペ天使」でしょう。 ペテン師というと最近は詐欺師と同義にとられてしまいますから。詐欺師は悪質な泥棒ですけど、ペテン師はテキ屋、香具師(ヤシ)の仲間ですんで。「胡麻の蠅」と「護摩の灰」のチガイがあります。
●「べつにキリシタンに成れんでもかめへんけど、似非というか、パチもんキリスト教系作家として作品書いてるけどな。
〇「本人にいわせると、あれは営業用やそうです。商売道具ですナ。しかし、いま世間というより政界を騒がせているQ統一教会とか、あるいは「エホバの証人」とか、いろいろとそこの信者に懇切丁寧にハナシは聞いたのはほんとうです。
●彼はネチコイからな。最初はたいていこんな娘っ子がなんで、こんな宗教にハマッとんねんという下心半分、情が半分でハナシ訊いていて、これはちゃんと勉強して、この子を真人間にせなアカンという奇妙な仁愛があるな。口説くつもりが、宗派教派の教義のほうに興味が移って勉強してしまうらしいナ。
〇「いや、それはアルかもしれませんが、彼の所持している聖書なんかもうボロボロで、書き込みとunderlineだらけでっせ。若いとき、けっこうのめり込んだみたいで。
●「あの『ユダの福音書』まで読んだちゅうからナ。
〇「それ関係のは数冊、サブテキも読んでますね。で、辿り着いた結論は/やっぱり、キリスト教徒はイエスだけやな/というニーチェの『アンチ・クリスト』と同じものと、/ユダはイエスのことが心底好きやったんやな/という哀れみですね。この二人にだけはsympathizerですわ。
●「このハナシおもしろそうやから、ちょっと何回か続けてみよか。
〇「その気でおます。
つづく
:クリスチャン(主にプロテスタントなど)というのも、カトリック(ローマ法王の仲間)というのも、オーソドクス(正教会、東方諸教会、カトリック教会、聖公会、および福音主義教会(ルター派と改革派教会)、長老派教会、メソジスト監督教会などなど)も、キリスト教の教派の一派にしか過ぎないので、総称としてキリスト教徒(キリシタン)を用いることにした。(主筆)

2022年7月 3日 (日)

Sophism sonnet・69,12-13

捕捉

『敵基地攻撃能力』⇒『反撃能力』について、こないだの総裁選で高市早苗が(継承略・私は政治家には継承をつけない)主張していたのは/EMP(電磁パルス)、ElectroMagnetic Pulse攻撃/のことで、これなら敵基地を「点」で絞らずに位相(近傍)攻撃は出来ます。
とはいえ、核の爆裂による攻撃と同じです。北朝鮮はすでにそういった小型核ミサイルを配備しているという〔報告〕もあります。
この兵器の詳細はネットにあるのでここでは記述しません。興味ある読者はresearchして下さい。

2022年7月 2日 (土)

Sophism sonnet・69,12-12

あれこれへの、なにそれ

Internet expressからinternet edgeになって、インポートしなくっちゃ、てんで、けっきょくマシン状況もなんだかウェブも混濁を究め、おまけにやつがれは「7」使っているので、あっちゃこっちゃ、「アチャコ状態」となり、internetは使いにくく面倒なものになり、どうしてそういうことするのよ、といいたいけど、一部のスイスイ派にとっては環境は良くなっているのだろう。ともかくやつがれにとっては、ID、パスワード認証不可の続出で、どうも、書きたいことが書けずに、遅れて、こんにちであります。
ホームにしている〈アットニフティ〉さんは、いままでどおりの懇切丁寧で粘り強い対応で、今回も信頼を強くしましたぞ。ここにはまだニンゲンがいるのよ。
さて、本題。
遠のむかしにたち消えたのかとおもっていた『敵基地攻撃能力』⇒『反撃能力』が憲法違反かどうか、まだ論争しているらしい。当初目にしたときからワカラナカッタのは、敵基地にせよ、反撃にせよ、それが専守防衛か否かにせよ、「敵基地」の場所が防衛省自衛隊に判明しているのかどうか、ということで、いったい何処を狙って撃つのか、迎撃ミサイルのほうは立ち消えになったのだが、まだこちらのほうが現実的で、なにしろ迎撃率が低くても飛んで来るものが捕捉出来るのだから。だいたい、何処の国の(おそらく北朝鮮なんだろうけど、中国は遠すぎるしね)サイロではない、すでに列車移動方ミサイル発射設備(また、配備中の潜水艦方)をどう攻撃するのか、素人の(軍事評論家でも軍人でもナイ)私にはまったくワカラン。北が有事となったら巡航ミサイルなんかで攻撃してくるワケはなく、まず戦場核(戦術核のうち戦粋核よりさらに小型)ミサイル攻撃になるのだろうけど、それでも、名古屋市くらいならほぼ壊滅させるくらいの能力はあるだろうし、これを迎撃するのは打率三割未満でしょう。なにしろ発射から三~八分しか防御の余裕ないけんね。

命に関わる猛暑でへばっていたら、なんだかウクライナはロシアの大量ミサイル攻撃で、守備側としての弾も尽き果て、米欧の経済制裁は、世界インフレへと裏目に出て(裏目というワケではナイんだけど、要するにロシア側の抜け穴が多かったということで、そんなことくらいどうしてワカラナカッタのか私にはワカラナイ)、戦争は資源の多い国の勝ちということは、太平洋戦争の日本敗北で学んでいるはずなのに、ともかく、いくいくららフィンランド、スウェーデンでロシアを取り囲んでも、プーチンなんかに「ご自由にどうぞ」といわれているありさま。
このプーチン、当初、私までもが、ちょっとこのひと精神は大丈夫かいなとおもっていたのだが、いたって正常な悪人。考えることが、インターネット無し(プーチンはヤってないのだ)より正確で、悪事千里を走るとはこのこと。「サハリン2」を突然、国有にすると大統領令を出しましたナア。電力量ギリギリの日本は冬が越せない。越冬燕じゃあるまいに、ちゃんと日本の資源不足も情報化してのNATOともども攻撃。さあ、どうする岸田。
物価が上がっているといっても、現状燃料資源関係がともかくダントツで、これが流通に差し込んでくると、食料価格に関わってくるだろう。ともかく、地元のキャベツが98円のところ、ちょいと離れて関東ものだと198円。ナスビなんざ3本298円だぜ。このあいだ、久しぶりにスキ煮でもするかと、知多牛半分、輸入肉(どこだったか初めてみる輸入ものだったな)半分でヤってみたけど、どっちがどっちだか煮てみたらワカラナイ。山削ってモダンな新築住宅建てて、土砂崩れで流されているくらいなら、農地にして、イモでもつくっていたほうがよかないか。

:てなこといっている間に、本日はサイバー攻撃やられてますな。スマホやATM、さらに交通系もお手上げ状態。走り回る救急車には熱中症。コロナか熱中症か、トリアージになってまいりました。

2022年6月16日 (木)

Sophism sonnet・69,12-09

続々

閃光のもとに炭素と果てるよりせめて一太刀我が防衛論