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カテゴリー「暮らし」の記事

2021年1月17日 (日)

珍論愚談 14

クマゴロ「それにしてもご隠居、あっしにはどうにも不思議でしょうがねえことがあるんですがね。
ご隠居「ほう、クマゴロにも、そういうことがあったか。
クマゴロ「見損なっちゃ困りやすよ。これでも、一応さる大学の工学部の通信教育は修了証書なんですからね。
ご隠居「ぎょっ
クマゴロ「何がぎょっ、ですかい。/ギョエテとはおれのことかとゲーテ云い/じゃナイんですから。
ご隠居「いやあ、これはどうもわしの人間を観る力の不足じゃった。それで、なんだい、不思議なこととは、猿の大学の修了証書センセイ。
クマゴロ「まだからかってやんの。いえね、これから先、排ガスを無くすてんで、30年までには、EV自動車とかいってますけど、電気エネルギーの自動車ばっかにするんでしょ。だってそうならないとCO2が無くならねえ。でもね、そのEV自動車の燃料にする電気は、やっぱ発電所がつくるんですよね。で、いまは火力のLPガス発電で多くをまかなっていると、じゃあ、そこからでるCO2はどうなるんですかね。結局、LPガスやめて原発にするのかねえ。それと、若い連中にCOVID-19感染が多いらしいですけど、こないだ、孫なんかが、友達と「夜のアルコールは禁止だから、これからは昼間、清潔な喫茶店でお茶ということにしよう」なんて話してましたが、あれは、菅首相が昼間っから会食ばっかだから、それに倣ってんですかね。これ、勘違いじゃねえかとおもうんですが。ニイちゃんもこないだ、芝居の打ち上げでアルコールが禁止になったっていってましたけど、酒とCOVID-19なんてなんの関係もねえとおもうんですがねえ。
ご隠居、黙している。この宮大工のクマゴロ、なかなかの卓見とこっそりおもっている。
ニイちゃんは、映像配信公演のどたらこたら(これは方言で夢野久作さんの『ドグラマグラ』とは関係ありません。/どうやったら、こうやったら/、というブレーストーミングの意味合いが強いんですが議論しているというワケでもなく状況情報の意味合いもありますし、脳裏の試行錯誤の意味もあります)そのどたらこたらで、腐心惨憺(ほんらいは苦心惨憺なんですが、そいつのもうちっと面倒な作業工程)で、辛抱遠慮(ほんとうは深謀遠慮なんですけど)の真っ最中なのでした。
一点突破全面展開、といきたいもんです。
注)EVとは、Electric Vehicleの略で Vehicleとは「車両」のことです。electric batteryではありません。Vです。Bではありません。

2021年1月14日 (木)

珍論愚談 13

ご隠居「それはそうと、クレオソート、ニイちゃんのブログ小説『秘剣のどたらこたら』はかなり以前から中断されておりますですナ」
クマゴロ「そうそう、わりにclimaxじゃねえのかな、の部分でプツン」
ご隠居「おや、クマゴロさんも読者でしたか」
クマゴロ「max百八十人の読者うちの貴重なひとりでござんす」
ニイちゃん「銭にもならないことで忙しいか、鬱病のさらなる劣化で、COVID-19以前から中断でしたね。なんだかぼやぼやしているうちに余命もみえてきたんで、それに、主人公のモデルが、今年の大河の剣戟監修なんざヤってるもんですから、そろそろ書かないと、とは、おもっているんですが。他にもミステリは書いてるんですよ。でも、出版不況とやらで、出版業界も、柳の下の泥鰌やら、レッテル貼って売れるものとか、ともかくポピュリズムの業務に精出して、いわゆる〈地域在住〉と、東京田舎もの(東京に住んでいる地方出身者)が口にする、うーん、なんで、わざわざ地域在住とかローカルとか、東京近郊在住以外の作家に「断り」をいれるんだろうなあ。/〇〇さんは、地域在住なんですね/ってわざわざ紹介したり、/いまは東京を離れ、〇〇の地域在住のローカルタレント(作家・歌手とかもそう称される)として、活動されているんですが/、かつてのミステリ作家なんか、日本のあちこちで執筆してましたよ。夢野久作さんにせよ、小栗虫太郎さんにせよ、彼の日本ミステリの三大奇書(私は二つでイイとおもいます。『虚無への供物』を奇書にいれるのはどうかとおもっているので:作者)は、九州と、信州で産まれたワケで、なんつうか、戦後まもなくでしたから、東京にいたって食えなかったんでしょうね。乱歩さんなんかは、逆に東京から失踪してますね、書けなくて、締め切り落とすし。しかし、これが、のちの書き手を育てるのに役立ったワケですよ。つまり、乱歩名義で若手に書かせた。原稿料は全部執筆者に渡した。これで、若手が食えて、だいたい、子供向けの『少年探偵シリーズ』と銘打った少年探偵団のシリーズなんて、乱歩さんが書いたのは十二本くらいですよ。いまはなんだかんだと30超えてるんじゃないかな。あれは、みな若手新人食えない作家のoriginalか、海外のものの翻案ですね。だいたい、東京が緊急事態宣言出したら、地方もどんどん追随でしょ。そりゃ、知事の権限が増すからやりやすいんでしょうけど、それで、また、東京以外のイベント、音楽、演劇活動が潰されていくか、ものすごおくやりにくくなっちゃう。/いまは我慢して、医療活動優先だ/てなこといいながら、平気な顔してゴッツウキャンペーンやったのは、何処の何方ですかね。ツケはけっきょく真面目な大衆に回っていく。/8時に店閉めろ/って、どんな海外ドラマ観ても、食事に誘う時間は/じゃあ、今夜8時/ですよ」
クマゴロ「ご隠居、ニイちゃん止まりませんよ。
ご隠居「きょうのところは、帰ってもらいなさい。

2021年1月10日 (日)

珍論愚談 12

クマゴロ「年末年始ににょうぼのヤツに『だだ万』で、」
ニイちゃん「ああ、クマゴロさん、それ、オレもうブログにあげちゃった」
クマゴロ「なんでえ、そうなの」
ご隠居「今年は、年賀状がいつもより多かったなあ。多かったといっても、あっち逝っちゃってるのが多いから、びっくりする程じゃナイんだが、ふだんご無沙汰なのが、寄越したりとかね。なんというか、身辺の絶滅的危機感に怯えて、心細くなって、ってそんなオーバーなことでもナイか」
ニイちゃん「いや、案外そうですよ。たぶん、去年、今年の自殺者は、発表は内閣府の統計限界数の3万人程度でしょうけど、いつもの三倍、三十万人あたりになるんじゃナイかなあ。解雇の次は失業。求人ナシ。餓死なんかも増えるだろうナ」
クマゴロ「そっちもそっちだけど、アメリカってのは、キチガイが多いってのがよくワカッタぜ。つまりキチガイに刃物の国なんだなあ」
ご隠居「まだ、トランプさんは核発射の大統領命令出せますぞ。刃物どころの騒ぎじゃありませんよ」
クマゴロ「あれで、犯罪人に格下げされたら、何処かに亡命すんのかね。何処もかしこもCOVID-19で、行くところナイけど」
ご隠居「それでもねクマゴロさん。トランプさんは合衆国の機密は殆ど知ってるから、ギョギョョオッということになると、北なんかが優遇しちゃったりするかも知れないね。前大統領拉致したら、もう北のレベルじゃ戦勝国だな」
クマゴロ「なんだか、うちの伜は自宅労働で、リモートだのオンラインだのヤッてるけど、どうも欲求スマンだな」
ニイちゃん「欲求スマン、いい造語ですね。リモートとかだと、相手の匂いがしない、体温がワカラナイというのが、文明滅亡の初期情況になるだろうっていってる歴史学者だか、劇作家だかがいますね。市場(いちば)というのは、他国との文化交流の場であって、商品の流通もタイセツなことだったけど、汗の匂いのチガイを感覚するというのは意外に重要なcommunicationだったんじゃないかって、故人だけど三浦朱門老師も述べてらっしゃいました」
ご隠居「肌のあたたかさも感じられないしねえ、いっひっひ、女体、ニョタイ、死体より女体」
クマゴロ「(ゴホンとつくり咳して)スマホ脳なんてコトバも出てきたね。ニイちゃんなんかその口だろ。ああいうのを持ってナイとか、使わないと不安になるんだってな」
ニイちゃん「まったくそうです。オレなんかついつい夢中になっちゃう。ゲームは『ドラクエ・3』で卒業したきりだけど、やっぱ、仕事がなくてもパソコンは弄(いじ)りますねえ。スマホは廉価もんですから、それほどでナイにしても、忘れてきたり、落としたりするとバニくりますもんねえ」
ご隠居「なんでも、病気、疾病にしちまうのさ。夢中になれば依存症、独りでいれば社会不適合障害、いまの医療なんてのは、『名付け合戦』だねえ。医療崩壊なんていうけど、医者のアタマが崩壊してんじゃないのかい」
ニイちゃん「なるほど、~医者の脳髄フラグメント~ですね」
ご隠居「まあ、なんつうても、ヘンな世界になっちまったねえ。何処にいっても、どんな集団にしても、十人集まりゃ一人や二人はmental condition不良ってのがいますからナ」

大雪対談、まだまだウダウダとつづきそうでございます。

2021年1月 5日 (火)

無学渡世・五

「一般のひと」「一般人」は、メディアなんかが「専門(家)」の対語として「阿呆」の代わりによく使う名称だが、少なくとも彼らは阿呆ではナイ。私も含めて彼ら「一般のひと・一般人」は、菅や小池よりは、医療のことも経済のこともワカッテいるし、COVID-19を乗り切るideaだって素人の強みとして突拍子もナイことや、わりと常識的な見識は持っている。何故なら彼ら「一般のひと・一般人」はナニやら得体の知れぬ学問の「専門家」ではナイが、自分のことについて、まして他人のことについは「専門家」なのだから。
それがアタリマエだというエビデンスなどすぐに示せる。居酒屋の客は彼らであるし、病院・開業医の患者たちは彼らなのだから。事件は現場で起こっているのだから。その現場にいるのは彼らなのだから。そうして、もし戦争が起きたら銃を手にして平気(かどうかは問題があるが)で、ともかく自分が死にたくなければ迷わず敵兵を撃ち殺すのも彼らだろう。ところで、この「一般のひと・一般人」の弱点は、権威、権力に弱い(というより従順、柔軟な)というところなのだ(ほんとは賢く横向いて舌出しているのだが)。どうしてなのか、すぐに、はいはいとステロイド注射をしてくれる医師は名医になるし(そりゃ痛いところには効くからな)そういうときゃ、角が立たんからな。政府がごっつうキャンペーンでごっつう大盤振る舞いをしてくれると、なんじゃこりゃ、でけるんやったら、もっとやったらええのに、と、自分の脳に自分なりのイメージ・ワクチンを打って、まさか自分がCOVID-19になるワケがナイとイメージして出かけるという得意技まである。食う。遊ぶ。世界がパンデミックだろうが、あれはまあ、あれや。進め一億火ダルマだ、や。という分別が出来る便利な脳髄が彼らにはあるのだ。どうだ阿呆ではナイだろう。(ほんまの阿呆は、その後、COVID-19にやられとるけど)。
私なんざ、大晦日と元旦に世界に名だたる和食料理老舗『だだ万』(ほんとうの名称はワカラナイようにしてある。ワカランよな)で、夜飯と朝飯が食えるというごっつうエエ条件で、ただし、三人(みたり)で、一人(ひとり)は一泊くらいならと外泊をゆるされたホームの賢老、この賢老の介護(一人・ひとり)の介助を条件で、殆どタダ同然でくっついていったのだが、とつぜん「ごっつう」はいったん中止になって、あちゃちゃとは二の足は踏んだが、天下の『だだ万』の大晦日料理と元旦の雑煮やから、もう通常値段でもエエわと、ほいほいでかけた。なんか知らん、テレビのニュースでは、どうも緊急事態宣言が出そうな気配だったが、それより『だだ万』やないけ。そやろ。
で、晩めっしゃ。ところが、や。このときほど心臓に悪かったときはナイ。
「しもたっ、やられた。あかんCOVID-19や。コロナや。味がせえへん」
なんやいろいろ出てきて、最後は年越し蕎麦まで出てきたのに、みんなおんなじ味、というより、味というものの美味い不味いは、味がついているものにいうべきもんで、料理には味がついていない。ようにおもって、こらあれや、味覚異常やとおもうたなあ。そうしたらやで、介護を受けてる賢老が一言「ホームのごはんと味、変わらんナ」。ああ、助かった。病院食(病人食)のような味を感じたのは、私だけではなかった。現役ホームの賢老がそういって、普段ならぺろりと食べるのに、蕎麦を残さはったやないか。そいで、器に板長がつくって書いたらしい札が飾ってあって、書いてあるのはどうも俳句らしい。これはオレは物書きのプロやから、赤ペンで添削しといてあげた。まさに趣味、道楽丸出しの俳句やったなあ。素人のうら悲しさ、要するに、自分だけ悦に入ってる下手。しかし、料理はなあ。
朝飯もおんなじ。賢老は「いや、お酢のものは酢の味はする」とアタリマエのことをいわはった。たしかに味を舌が了解したのはそれだけやったなあ。しかし、いやあ、『だだ万』行って良かった。帰ってからうちで食べた雑煮の美味いこと。やっと正月や。
そうこうしている間に、なんかやっぱり宣言出てるやないか。領域はあるのやけど、いやもう、それから稽古のヤリニクイこと。ともかく出演者、staffで陽性出したらオワリ、苦労は水の泡。もう、まるで実験映画、実験演劇のような演出をかんがえて、いや、このへんが阿呆やないところやな。ええidea浮かんできて、オモロなってきたわ。『だだ万』さんありがとう。

2020年12月31日 (木)

珍論愚談 11

大晦日鼎談
クマゴロ「いや驚いたね。客がよ、接客従業員に~マスクを外せ~と命令だかんな。で、みなさん、クラスターだからな。
ご隠居「まあねえ、スガが何回も会食してるってニュースもありましたがね、あっちは仕事ですらな。多少の同情の余地はある。って、あのひと、いよいよ〈ウイルス〉について書かれている本、買いにいったらしいから、ガキを褒める程度には褒めてあげてんだけどね。
ニイちゃん「私は、かつて『血と青空』書いたときに一度勉強しましたから、最近買った宮坂老師の『新型コロナ7つの謎』もよくワカリました。戯曲とか小説は新しいのを書く度にいろいろ資料にあたりますから、勉強になります。銭になってくれるとかなりありがたいんですが、まさに有り難いことですけど。
ご隠居「最近の若い劇作家はすぐにウイキひらきますからねえ。
ニイちゃん「私もかなり開きますよ。あれだって、もう死語になってますけど、ネット・サーフィンやっていけば、けっこう勉強になりますよ。
クマゴロ「おいらはニイちゃんには同情するよ。出る杭はなんとやらで、毀誉褒貶どころか、名古屋なんかじゃネグレクトされてるって聞いてるよ。
ニイちゃん「名古屋にいるから、まだマシなんですよ。東京は、別役さん亡くなって、唐さん、療養中だし、継ぐはずの連中は東京は棄てて地方に拠点を移してますから。少なくとも東京の小劇場演劇は壊滅しました。名古屋はけっこう若いひと大勢ヤってますよ。そういうひとたちにとってもCOVID-19はキツイだろうなあ。大村知事リコール運動ヤってた美容整形外科の大御所は不正がばれてヤメちゃったし、河村(名古屋市長)なんか金糞(金魚の糞のこと)派は、どうすんのかなあ。庶民の味方ぶって名古屋(河内+三河)弁でのらくら「なんもしとらんがね」なのかな。
クマゴロ「アメリカの大統領選挙、たいへんだったよな。
ご隠居「しかしまあ、合衆国というのはあんな国なんだと、ますますよくワカッテ、なかなかトランプもその点では褒めてあげますよ。
クマゴロ「小劇場壊滅どころじゃねえよ。首都直下に始まって南海トラフはもう数年以内だってんだから、日本壊滅じゃねえのかな。
ご隠居「日本壊滅が何ですか、もう始まっている氷河期で何人生き残れるかしりませんが、わしなんか数百年なら生き残っちゃうけどね、どっちみちヒト科のチンパンジー、オランウータン、ゴリラ、われわれは絶滅までアト数百年といわれていますからね。囲った妾はみんな婆ぁになったし、絶滅ですなあ。
クマゴロ「なんだか、みんな絶滅でござんすか。絶景かなッ絶景カナッだねえ。
ニイちゃん「絶滅の絶景の中で独りポツンと立っている。冬眠から目覚めてしまったムーミンみたいにね。
ご隠居「いや、立っているだけじゃなくて、
クマゴロ「そこで、いっぺえヤルと。
ご隠居「そうそう。桜なんてケチなもん観るより、イイ酒だねえ。
ニイちゃん「最近はかつての時代劇、活劇をDVDビデオで観てるんですが、女優さんなんかはいまじゃ殆どオレより年上なんなんだなあ。或いは物故。ニュートン力学世界は非情だなあ。
クマゴロ「~あなたの過去なんかどうでもいいわ~なんて殺し文句使えねなな。過去なんてのはナイんだけど、将来もナイからなあ。
ご隠居「いや、いいですなあ。希望なき未来ではなくて、未来なき絶望。
ニイちゃん「なんて明るい絶望なんでしょうねえ。まさにいまを生きてますねえ。
というような、穏やかで和やかな雰囲気で、読者、賢(兄・弟・姉・妹)のみなさま、
/どうでも「よい、お年」を/

2020年12月29日 (火)

無学渡世・四

アベのころ(時代などというのは烏滸がましい)から、スガのいまもなおコロナ対策について「専門家の意見も聞いて(訊いてではナイはずだ)」というのが常套句になっているが、それでは、閣僚、官僚に「そもそもウイルスとは何ですか」と問えば、「バイ菌とか、バクテリアよりさらに小さな菌で・・・」というのが(この「の」は助動詞ではナイ)必ず何人かはいると私は確信している。「バイ菌とかバクテリア」というのも必ずいる。
つまり、彼らはウイルスが「何で」あるのか無知なのだ。
無知なのに、烏滸がましくもその防疫対策をとろうとする。二階ヨ~ウカイなどは、トランプ大統領と同じで「ただの風邪」程度におもっていたからこそ、「go to 」キャンペーンなんかが平然とやれたのであって、そのアメリカ合衆国の現状をみよっ。
こないだ、私のところに仕事のことでメールがきて、「夜ではなく、昼間、清潔な喫茶店でアルコール抜きで打ち合わせを」とあったので、コイツ、完璧に阿呆だなと、もちろん断った。COVID-19の感染が「飛沫感染」だということをったく考慮していない。二階ヨ~カイが「ステーキは食ってナイ」と、もう、莫迦丸出しのことをいったからには、次にスガは「肉は食ったが、そう上等な肉ではなかった」と答弁するに決まっている。
COVID-19パンデミックは、もはや戦争である。なのに、指揮官以下、その部下が敵の正体を知らない。孫子の兵法に曰く「敵を知り、己を知れば百戦百勝す」なのだが、こやつたちは「敵の尻、おのれ謗れば百銭百姓です」というふうに覚えているにチガイナイ。いや、これでは百姓稼業に失礼かもしれないナ。
まるで資本主義の敗北。社会主義の勝利。それを絵に描いたような世界だ。
烏滸がましい⇒おこがましい
謗れば⇒そし-れば

面倒かもしれないが、毎日新聞電子版
医療プレミア特集
新型コロナ「恐れず ただし侮らず」 保健所長に聞く(厚生労働省に長く勤め、公衆衛生行政に詳しい東京都中央区保健所の山本光昭所長・60歳)
医療プレミア編集部
2020年12月25日
でも、お読みになることをお薦めする、「なんだ、これで解決じゃないか」とおもわれること必至だ。
閣僚、官僚、政治家などは必読だぞっ。

2020年12月24日 (木)

珍論愚談 10

「こないだ、六十五歳以上健康診断てのをやってきたぜ。やってきたといっても、こいつがトンラインだか、オンラインだかなんだけど、ニイちゃん、おめえさんなんか、通院多いんだろ」
クマゴロさん、不満げなのか、不安げなのか、不信げなのか。
「通院多くても、整形外科と内科と精神科と皮膚科と、歯医者に目医者、脊髄神経外科、オンラインはナイですね。精神科は月一回の電話診療で間に合うくらい長い付き合いだし、歯医者に目医者は三月に一回の検診、内科は月に一回、皮膚科と行っても末端血管不良、つまりはシモヤケですし、整形外科で週に二回の神経のペインブロック注射と一回の左膝のヒアルロン酸注射。病んでいるというより、壊れていってる感じかな。肝臓の数値なんかもう20年以上変わらず高いですけど、そこからは悪くなってナイ。このあいだ、血管の簡易検査したら、そうそう200円のゲーム機みたいな測定機。あれで/五十~六〇歳/だったから、いいほうなんじゃナイかな「平均より良いです」ってprint出てきたし」
ニイちゃん、平然という。
「なんかよ、ニイちゃん、医者にランクつけてたよな」
「まあまあ普通の医者、ダメな医者、最低の医者ですか。いま、コロナCOVID-19最前線で汗水たらしてるのは、まあまあの普通の医者だとおもいますよ。つまりアタリマエの医者が頑張って必死になってんだから、もう拝んでイイ対象ですよ。けれど、その分のfrustrationやstressが看護師に向かう。看護師は、患者と医師と巷間のtriangle attackで辞めるひと多いけど、政府は莫迦だからまだその問題に手を付けようとしない。東京オリンピックの前にはいまの半分以下になってんじゃナイかな。そいで、やっと政府は日給五百円upとかトンチキなこというんですよ。ほんと阿呆です」 
「そうだよな。おいらの伜の嫁も准看護師だったけど、孫を産んでからヤってないねえ」
「でも、家計が医療現場より逼迫してくると、出てきますよ。こういうとき、オレの子供の頃は、けっこうご近所が子供を預かってくれたしたんですけどねえ。現金(げんなま)支給もイイですけど、仕事にあぶれた女性の介護師や保母さんたちをそっちに回すとか、いろいろと方法あるとおもうんだけど、こそこそ集まってステーキ食うのなんかどうでもイイんですよ。桜を観たかどうかもどうでもイイ。それは、あんひとたちの倫理の問題ですから。政治家、ようするにお上は、別のところでpointとらないとナア、」
クマゴロも、ため息ひとつしただけだった。

2020年12月22日 (火)

珍論愚談 9

~たとえ、COVID-19に変異種が出ようと、感染者が急激に増加しようと、日本はビクともしません~という宣伝カーのhystericな声を聞きながら、ご隠居はクマゴロさんとニイちゃん相手ににっこりわらってお茶をたてている。
「うん、その通りだの。ビクともせんの。なんにもせんものな」
もちろん、『泰然自若(たいぜん-じじゃく・ 落ち着いていてどんなことにも動じないさま。 ▽「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさま)』とは、何の関係もナイ。
「日本は東京オリンピックをやらにゃならんでの。一億玉砕じゃでの」
と、宣伝カーが凍結車道で滑って橋桁に衝突したらしい音がした。ご隠居はクマゴロとニイちゃんに、お茶を出しながら、
「氷河期か。我が人生九十年で、そういう大事に出くわすとはおもわなんだナ」
「おいらなんざ、余命計算てので、アト三十年生きるッテノが出たけど、なんしろ、仕事がねえしなあ。宮大工になったはいいが、『無病息災』の御利益の神社詣ででソーシャルダンスてのは、どう考えても、これ〈矛盾〉じゃねえのかなあ」
クマゴロさん、お薄に口をつける。こういう職種のひとは、一応茶道の仁義はマスターしているようで、碗の正面を避けるために碗を廻す。お薄の場合、流派で多少のチガイはあるが何口で飲んでもよい。飲みやすいように飲めばよく、最後の一口はズズズーと、音をたてて吸い切る。
宣伝カーの音響装置が衝突で壊れたらしく、いまでは楽曲というソレが出鱈目のtuningで流れ始めた。
「どうもなんじゃな。カラオケの文化によってかどうか、みなさん、昨今は~歌をうたう~な。芝居の舞台でも歌が歌われるのう」
「ご隠居、それ、musicalっていうんじゃないんですか」
「musicalでもネズミが齧るでもいいんじゃが、歌というものは、~歌をうたう~というもんじゃないと、わしゃおもうがの」
「じゃあ、何なんです」
と、ニイちゃんがお薄を音をたてて啜る。
「~歌をうたう~のではなく、~歌にうたう~、かなあ」
クマゴロ、首を傾げていたが、
「それって、あれですかい、ご隠居。やつがれの趣味でいうと、渡哲也さんと石田あゆみさんのduet、『鳳仙花』なんかがそうですかい」
「さすが、宮大工っ、お見事っ」
たしかに、石原裕次郎の亡くなったときはそうでもなかったが、渡さんが亡くなったときはなんでなのか泣いてしまったなあと、ニイちゃんは、碗の底をみつめた。
/冬来たりなれど 春唐がらし/

2020年12月17日 (木)

珍論愚談 8

「むかしのことじゃがな、わしがまだ幼少の頃だ。近所に、ある婆さんがおってな。その頃は五十を過ぎるとみな爺さん婆さんだったから、まあ、そんな歳だったんじゃろ。息子は遠い土地で会社の社長をやっているんだが、多忙でなのか、家庭の事情でなのか、年に一度くらいしか帰ってこん。で、この婆さんの口癖というのが、~なんど、美味いもんが食いてえ~、でな、出逢うたんびにそういうておったな」
「ここにも変な爺さんいるよ。九十になるのにadult videoのcollectionしてらっしゃるらしいよ」
「おい、クマゴロ、ハナシの腰を折るな」
「へい、どうも。腰は振るもんですよね」
「まあ、いいから聞け。もうひとりの婆さんは、素性はワカランのだが、これは口癖で~もう終わるぞ、世の中はもう終わるぞ~といっては、参加するんだな」
「参加って」
と、ニイちゃん、これは奇妙とご隠居をみた。
「何人かが集まって、何か世間話をしているとおもいなさい。そこに顔を出すのに、黙ってヌっと出るわけにはイカンだろ」
「ぬらりヒョンっていう妖怪になっちまうもんな」
と、クマゴロ。
「そんなもんにはならないが、だ、なにかこうキッカケがいるでしょう。いきなり話題に入っていくのも失礼だし、黙って突っ立っているのも、それはそれで、けぶだ」
「けぶっ、なんですかいそりゃ」
と、クマゴロが田んぼでイタチでも観たかのような顔をする。
「たぶん、」
と、ニイちゃん。
「煙の甲州弁で、煙(けむ)たいとか、煙そのものか、関西でも/けぶたい/とはいいますね」
「そうそう、その/けぶ/だ。それで、なんかこう独り言でもいうようにして仲間に入っていくんだな」
「で、かたっぽうが~うめえもんが食いてえ~で、かたほうが~この世のオワリ~ですかい。あっしなんか、おうおうおう、こらこらこら、何のハナシしてやがんだ。どこの嫁が間男したってんだ。とかいいますね」
「ムチャだな、クマゴロは」
「で、その婆さん二人、何かあったんですか」
あくまで冷静にニイちゃんは訊ねる。
「美味いもんが食いたいが、おうめさんで、終わるぞのほうが、おわりさんというんだが」
「ちょい、ちょいとご隠居ハナシ創り過ぎですぜ」
「いやいや、クマゴロにそういわれるのはこれからじゃ。実はこの二人の婆さん、同一人物だったんじゃな」
「ええっ」と、怪訝、奇天烈というのはたぶんそんな顔だろう、クマゴロ。
「どういうことなんです、同義反復って」
と、ニイちゃん。顔色こそ変えないが、かなりココロ乱れているのでマチガエル。
「それがな、いまだに謎なんじゃ。この町の七不思議の一つといわれておる」
「はああっあ」
と、クマゴロは底のない風呂桶というならそんな顔。
ニイちゃんは、黙って、脳裏で掛け算の九九をヤッている。
「ひっひっひ」と笑って、肩をゆすっているご隠居。そこに通りすがりの女が二人。
「あのお爺さん、ときどき独りで、あそこんとこに坐って笑ってるね」
「そうねえ、気味が悪いったらありゃしない」
このハナシはこれでオシマイ。主語だけあって、述語のナイstory。あるいはその逆かな。まっ、いってみれば、いまのご時世を皮肉ったとでもいっておけば足りる。端的にいえば「化かされている」かな。

2020年12月16日 (水)

珍論愚談 7

珍論愚談 7
「一般人と専門家だな。ふむふむ、クマゴロにしちゃ、なかなかいい質問だな」
と、ご隠居は今日も昼酒。クマゴロにしちゃ、といっても、クマゴロ、character判然とせず。
「専門家というのは、メディアじゃかつて評論家とかいうのが多かったな。どんなものにも評論家はいたな。~饅頭評論家~とか、~夫婦喧嘩評論家~とかだな。~土木工学土管学科道路標識評論家~なんて珍しい方もいらっしゃったね。いまはそういうのはみんな一括して〈専門家〉っていうね。一般人は専門家じゃない御方だな。専門家にいわせれば、いわば~その他大勢~てところだな。とはいえ、「あなたの専門は何ですか」と問われて「俺かい、俺は後家だな。おまいさんは年増専門だったな」てなこといってるのは一般人かな。一般人からみるてえと、専門家ってのは、あんまり信頼されてないね。いいとこ信用程度だな。銀行じゃないね。信用金庫くらいかな。専門家のone rank上になると研究家ってのがあるね。料理番組なんかじゃへりくだって、あえて愛好家とか自称している御方もいるね。だから、殺人研究家とか、殺人専門家に殺人愛好家ってのは、ちょっと使えないんで殺人評論家になるのかな。一般人は~一般の方~ともいうねえ。なんかイベントがあると入り口がチガウのよ。/一般の方はこちらからお入り下さい/てな貼りだしがあるね。まあ、あんまり持ち上げたり、畏敬の念とかはないね、一般人てのは概ね〈素人〉amateur、と同じ意味に使われるね。まあ、ちょっと小馬鹿にされてんだな。専門家はそうするてえとprofessionalかな。専門家を小馬鹿にするいい方に〈おたく〉てのもあるね。直截的に〈専門莫迦〉ともいうけどね。それしか知らないって、ね。「おめえ、それ専門だなぁ」なんて呆れられたりとかするね。一般人は関係者と区別する場合にも使うね。タレント、アイドルなんかのねイベントでね、やっぱり入り口がチガウね。女性idolのイベントで〈関係者入り口〉から入ろうとしているどうみても一般の方がいて、警備のものが、「あなたはどういうご関係で」と質すと「いや、まだ挿れるところまではいってナイのよ。フェラ止まりかな。しかし、彼女上手いから、いつもオレ、そこで発射なんだ」なんていってたのに出くわしたことがあるけどね。~カラダの関係たけだ~なんて率直単純に応えてたのもいたね」
「ご隠居、なんか、如何わしいidolのイベントに行ってませんか」
ご隠居、クマゴロの質問には応えて曰く。
「俯瞰してみると、そうかもねえ」
「俯瞰、ですか。あれ、便利ですね。いろんな答弁に使えますね。勉強になりますね国会中継てのは。もう逃げ口上、誤魔化し、詭弁の宝庫ですもんね。論理矛盾なんて存在しませんもん」
「議員なんてのは食い詰めがヤルもんだからね。公務員は楽して暮らしたい怠け者の巣窟だな。中には真面目に働いてる御方もいるんだが、そういう方は出世なんて出来ないし、ネグレクトされちゃうしね。外にいい知人、友人をつくるね」
「そうすか」
「なんでまた、クマゴロ、今日はそんなことあちしに訊いたりしたんだい」
「いや、まあ、あっしも昼酒のお裾分けに預かろうかと。それになんか一般の方はこっち、とかいわれると、ナチス・ドイツの収容所に送られるみたいな気がするもんで」
よしっ、てんで、機嫌のイイご隠居、ゴキンセイのどぶろくを出してきた。
「ありゃ、いままで、飲んでたシングル・モルトは」
「何いってんだい、一般人はこれだよ、星が五つ、五金星のどぶだ」

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