nostalgic narrative 34
/この夏は 秋に恨みの 秋刀魚かな/ と書いたところでナンのことかワカラナイ。ところが私はわかっている。こういうことを戯曲でヤルから、役者(俳優)連中から我が戯曲が「わからない」「ムツカシイ」との声が合唱される。他にも理由はアルのだけど それはいま研究中。
実は「新さんま」がマーケットの魚屋にあったので、そういや去年は食えなかったな と 買ってきた。夕飯である。で、丸かじり(私は秋刀魚はそうやって食べる)したが、「ウッ」と声が出た。大根おろしのせいではナイ。秋刀魚にサンマどころか魚の味が無いのだ。これってコロナ、COVID-19か。チガウのだ。つれあいも同様に「しないね」という。つみれ汁と農園モロヘイヤのおひたしをつくっておいて良かった。この秋刀魚では飯は食えない。飯にほうじ茶かけて、茶漬けした。それが最も美味かった。なるほど、間氷期の終わり。熱い海を泳いでくると秋刀魚もこうなるのか。なんなのだ、このサカナは。食用じゃナイな。愕然。驚嘆。だが、夏はまだ終わらない。
さて、ちょっとはイイ話題を。
/国連は22~23日に米ニューヨークで未来サミットを開催する。岸田文雄首相のほか、台頭する新興・途上国(グローバルサウス)の首脳が演説を予定する。多国間が協調して課題解決に立ち向かう「グローバルガバナンス」体制の構築を目指す。
国連への信頼回復とグローバルガバナンスの立て直しが未来サミットの最大の目的となる。安全保障理事会の運用や開発資金を確保するための国際金融システムの改革も討議し、成果文書「未来のための協定」を採択する。
出席予定の首脳は経済成長を背景に国際社会で発言力を増すグローバルサウスの新興・途上国が目立つ。人口世界一のインドのモディ首相や今年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるブラジルのルラ大統領らが参加する予定だ。
安保理で拒否権をもち、国連改革などで重要な役割をもつ常任理事国の米英仏中ロ5カ国の首脳は出席を見送る。副首相級や閣僚級が登壇する見通しだ。日本の岸田首相は出席して演説を予定する/。
いいじゃないか、いつも拒否権を発動させている狂国は参加しない。が、そのぶん、世界に対して影響力などはナイ。かな。そんなことはナイ。だいたいGDP(Gross Domestic Product)=国内総生産でとっくに日本を抜いて亜米利加に継いで世界第二位の中華帝国の国民の生活はどうなっているのか。食えている国民は約9600万人。残りの十億は食えていない。もちろん、日本だって食えていない庶民大衆は存在するが、GDP世界二位でそんなもんだ。亜米利加だって中間層から貧困層へ落ちちゃった国民がけっこういる。もんだから、ハリス大統領候補は「まず中間層から」と吠えてらっしゃるのだ。
にしても、秋刀魚だ。間氷期の終焉の地球の自然に不服はいえない。地球温暖化が二酸化炭素だとまだ信じている御仁。それは一因ではあるかも知れない。しかし温暖化は地球の〈自然のサイクル〉なのだ(自然というものが存在するとしての仮説だけど)。しょうがない。諦めるか。いやいや、それにしても 氷期に入る前に美味い秋刀魚が食いたい。大雨、土砂被害、浸水被害の、能登半島のみなさんには悪いけど。