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2025年8月

2025年8月22日 (金)

Sisyphus descending from the summit-29

/欧州を襲う熱波をもたらした高気圧によって偏西風が蛇行し、日本付近では平年に比べて北側に流れが移動しているという。「シルクロード・テレコネクション」と呼ばれる偏西風の蛇行パターンで、日本に猛暑をもたらしやすいことが知られている。気象庁によると、日本近海の7月の平均海面水温は平年(2020年までの30年平均)と比べて速報値で1.7度高かった。統計を始めた1982年以降の7月として最も高い値となった。日本列島が高気圧に覆われるといった気象条件は去年と変わっていないものの、「圧倒的に高い海面水温が気温を底上げしている」と説明する。/~これは何処でいつ拾ってメモしたのかは忘却しましたが、それはいつものことながら、私は『寿歌』という戯曲が書けた理由と、何を書いたのかを自身で内観、演繹、帰納とリサーチして答えらしきものを出すのに約40年余を費やしました。ジャック・ラカン小父さんについてフロイトの無意識を再度学び直して、やっとこひょっとこ理解が納得に及びました。それはさておき(簡単には教えませんのよ)、かの作品で述べたとおりのことが、いま地球規模で起こっていると、これも度々さまざまに書いてきたのですが、今年の夏で、もう確信確信、スケさんカクシンしました。二酸化炭素の壁が空の向こう(上ですね)に出来て、熱が地球地表、空間から放散出来ない、そこで反射して地球に戻ってくるので、地球の温度が上がる。などと、非科学的なことをようもいうてるワ。たとえばAIにこう訊いてみましょう。
〈酸素と二酸化炭素、どちらが重い〉⇒AIは便利です。すぐに答えてくれました。〔二酸化炭素の方が酸素より重いです。空気の約78%を占める窒素や約21%を占める酸素と比べると、二酸化炭素は密度が高く重い気体です〕~はい、であります。酸素より重い気体が酸素の空に浮かんでられるワケがあるかいな。海水温が上がる、海水の蒸散が活発になる。700年~2万年かけて(つまりいろんな説があるのです)海水はそのすべてが空に昇って降ってきて、また海水になるという入れ替えがある。そのサイクルが異常に速くなっている。なんでかというと、海水温が高くなっているから。なんでかというと、地球が熱くなっているから。これと巷でいわれている地球温暖化とは関係ナイです。これは地球という自然(量子活動なんですけど)の天然循環です。こうヤってすっかり熱が放出されると、地球はまた冷えてきます。スノーボール、氷河期ですネ。トランプさんも一つはまともなことをいうているのです。「二酸化炭素による地球温暖化などデマだ」。スコット・ベッセントアメリカ財務長官も、まともなことをいっています。「関税戦争で中国に後れをとったのは、基本構造のチガイなんや。ふつうは下部構造が上部構造を決定するのんやけど、中国は逆なんや。上が下を決定しとるでな」ほんま、どっちがマルクスの『資本論』を読んでいるのかワカランですね。
さらにもうイッチョ。
/35度を超す日は日常で、40度を超えても驚かない。温暖化に詳しい東京大学の江守正多教授は「『ニューノーマル』はさらに更新されることを理解しなければならない」と警鐘を鳴らす。「今年の異常な暑さも、数十年後には『まだ涼しかった』と振り返られる可能性がある」と話している。/~私は『ニュースタンダード』と称していますが、同じことです。これから地球はほとんど夏です。しかも尋常な暑さではナイ。熱さの暑さです。我等が祖、ホモ・サピエンスは氷河期を生き抜いてきました。寒さには強いのです。ですからクロマニヨン、ネアンデルタール、ホモ・エレキテスのように全身が毛で覆われることはありませんでした。我等が祖はスノーボール(氷河期)を耐えてきました。これも何度も書きましたね、池上線、千歳橋から。しかし、私たちはこの熱さの暑さの夏の地球に今後、まったく冬がなくなるまで(というか夏以外が無くなるまで)耐えられるでしょうか。耐えましょう。まさに命をかけて。アト、千年やそこらです。
と、いうワケで本日も市営プール(高齢者100円)に泳ぎに行ってきました。このプールの水がすべてお湯になり、また凍るのか。と、じっと水をみつめて。嘆くまい、明日は明るく、いや、せいぜい薄影の暗いところを歩きましょう。

2025年8月 6日 (水)

Sisyphus descending from the summit-28

久しぶりなので、情況的なことを書きましょう。情況的といったって、他人事を書いている暇はナイので、現在幾人かの、言説に信用を置いているインテリ(真面な学者や医者とかですヨ。昨今の政治家--こいつら殆ど選挙が商売--とか、タレント・コメンテーター--彼らを売名屋或いはギャラ泥という--、SNSインフルエンサー--この方たちは一発当てたい博徒ヤクザ--、ユーチューバー--いいヒトも多いのですが、娯楽関係以外の方々はまず駄目)で、本日は/和田 秀樹(わだ・ひでき)精神科医/さんの専門分野である高齢者健康管理についての談話(著作)を。そいつにちょいと私のリアル(生活経験)のコメントを付けていきます。
/臓器別診療が始まった1970年代当時の日本の高齢化率は、わずか7%程度。高齢者が少なかった時代には臓器別診療には意味があったのかもしれませんが、そこから50年が経過し、高齢化が問題になっているのに、いまだに医療は臓器別診療のまま。とても超高齢社会に対応できるとは思えません/~驚くべきほどの正論(つまりアタリマエのこと)だとおもいます。むかしもこの「臓器別診療」に批判的な医師(わりと高齢)だっていました。そのdoctorは、「どうも肝臓が~」と患者がいうと、トレイを患者の前に置いて「じゃあ、ここに肝臓を置いていきなさい。診ておくから」とまあ、こんな調子でした。現在、私の掛かりつけの医師は専門が消化器・循環器外科なのですが、あちこちの医院に出向して、総合内科をヤってらっしゃいます。昨今、どうも睡眠障害が内臓(特に膵臓などはその兆候が癌だったするんですが)に原因があるのではと疑って診察を受けたのです。診られるだけの(殆どの)内臓をエコー検診。それで異常はなかったのですが、さらに血液検査表を持たせ、内科専門医のところで、内視鏡ヤってもらいなさいとミッション。行きましたそこへ。で、便血をヤって大腸内視鏡はともかくクリア、そのアト胃カメラで、ピロリ菌存在判明。除去しますかというお薦めに「ついでですから」とクスリ(抗生剤)をもらったのですが、どうも、そこまでの検査の流れが「医療営業」のようで不満有り。いまだに実施してません(飲みだすと一週間、睡眠剤〈ベルソムラ〉の服用が出来ない。この暑さの中、効果が穏やか過ぎるとしても、睡眠剤ナシで眠るのは難しい)。結局、この専門医から睡眠障害と内臓疾患についてのコメントは何もなかったワケで意味ナシっ、です。かつてそこの医院はそんなふうじゃなかったのですがねえ。流れ作業で医療スンナって。肉屋じゃあるまいし。で、和田ドク。
/あなたの家の近所に内科のクリニックが開業したとしましょう。そのクリニックでは訪問診療も行うことをうたっています。こういうときに注意してほしいのは「医師の経歴」です。経歴を見ると、特定の臓器しか診てこなかった人が、いきなり内科医として訪問診療を行うと言っている。75歳になったら特定の臓器の専門家ではなく、総合診療をしてくれる医師に頼ることが肝心です。大学病院の専門家よりも、自分の体のことをわかってくれる町の掛かりつけ医を探すという発想に切り替えるべきです。/~これもとりあえずは卓見だとおもいます。とりあえずというのは、医師というのは相性やアタリハズレが多いからです。あまり高価なマシン(最近このマシン自慢の開業医が増えています)の置いていない開業医とはいえ、昔からの付き合いを私は信頼という科学的(医療的)価値で選択します。和田doctorは、掛かりつけ医を見つけるときのポイントを述べます。これはよくいわれていることでもあるのですが。
/一つ目は、薬について納得のいく説明をしてくれることです。/~薬理学をヤっていない医師の多いこと。私がかつて叱り飛ばした医師は、ともかく何にでも抗生剤を出しました。「何故、これが必要なのよ」と問うと、「飲まないと治りませんよ」という。「何を治すのよ」とさらに問うと「飲まないと~」を繰り返すだけ。この医院、ひとりしか診察者として医師がいないのですが、表には十種類以上の「~科」看板がかかっている。待合室に患者数が多いのは、クスリを大量に出すためだとおもわれました。和田ドク続けます。
/話にまともに向き合わない医者もいます。患者を見ずに数値だけを見ている医者の言うことに疑問を感じたとき、セカンドオピニオン、サードオピニオンで別の医者に診てもらう方法はあります。ただし、医者は基本的に同じ教育を受けていますから、同じようなことを言われる可能性が大です。信じるべきは、たくさんの患者をちゃんと診ている医者です。/~何処も同じの、いわゆる定食医師ネ。いまだに『白い巨塔』に住んでいるような医師がいるんだから。ある医師なんか、「薬手帳」をみせると「たくさん、飲んでるねえ」と嘲笑していうんですから、阿呆なんじゃナイノ。誰が処方しているとおもっているノ。同じ教育によるあんたと同じ医師ナノヨ。薬剤師はプライドもって前に出てイイよ。
/健康診断で示される「正常値」は、40代〜60代くらいの人のデータをもとに作成された基準値にすぎません。これを高齢者にとっての正常値とするのは無理があります。もっというと、正常値は一人ひとり違うのです。/~正常値誤差は、血液検査では常識の範囲なんですけど、それが読めないのだなあ、昨今の数値(データ)医師は。で、和田doctorの結論はというと/病気とともに生きたほうが長生きできる。/~でありました。ごもっともだとおもいます。長生きを望んでいるワケではナイですが、ともかく自分の心身ですから出来ることはヤったほうがイイ。血圧ひとつ取り上げても、どのような数値のとき、心身の具合はどうだったか、くらいは毎日、朝と就寝時に自分で測定して、日々、自身で研鑽したほうがイイです。高齢者になったら病気(疾病)もんになるのはアタリマエです。死ぬのが怖いなんて高齢者になってから云うな、です。誰だって死ぬの。死ぬまでの苦痛を如何に越境するか、釈尊がおかんがえになったこともそういうことです。

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