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2025年7月

2025年7月31日 (木)

Sisyphus descending from the summit-27

チャールズ・ロートン監督『狩人の夜』リリアン・ギッシュ/~『想流私塾(そりゅうしじゅく』という戯曲の塾を伊丹アイホールの企画で、二十数年続けました。毎度、「これだけは観ておけ、読んでおけ」みたいな案内ペーパー(一種のガイダンスですかね)を十二~十三人程度の入塾者には渡したのですが(毎年更新)、最初から最後までそこにあったのが(他にもたくさんあるのですが)この映画ですね。いやもう、これを劇場で観たときの、あの震えるような高揚感、忘れられませんね。その後もDVDで何回も観ているのですが、こういう映画をキリスト教王国の亜米利加合衆国が創ったのかというのも、驚きでしたが、なんつうても、リリアン・ギッシュ(後半にしか出てこないのですが)の凛とした、毅然とした存在感。彼女はとにかく私の中では最高の女優ですし、この映画は、永遠のbest oneです。ワンッ、吠えるぞモウ、牛です。魔法のような映像美。あの時代にかくなるモノクロ映像が撮れたことの奇蹟。日活ロマン・ポルノにも『夜の狩人』というタイトルのものがありますが、きっと監督は観たんでしょうね、この映画。
安宅(あたか)は、『義経記』などに取材した能楽作品である。/~歌舞伎では『勧進帳』というタイトルですね。弁慶が偽物の「勧進帳(お寺に寄付を募るお願いが書いてある巻物)」を安宅の関所で読むのです。白紙です。しかしまあ、書いてあることはたいてい同じてすから、タモリさんが読んだ赤塚さんへの弔辞よりは簡単だったでしょう。原題の『安宅』は能の演目です。『義経記』は「ぎけいき」と読んで、さまざまな源義経ものの原曲です。私の記憶では、源平の合戦が終わって後、兄の頼朝の追手から逃れていく義経の逸話の一つです。『船弁慶』とともに人気があります。能楽をもとにした歌舞伎は多いのですが、能狂言は四百年以上の歴史があるものの、実際に舞台を観た一般庶民はいません。百姓どころでは庄屋、名主クラスの帯刀を許された者しか観る機会はなかったからです。何故なら能狂言は武家のたしなむ「芸」だったからです。よって、装束も派手で豪華、贅沢です。金糸銀糸です。ですので、ときどき「能はインテリのもので、狂言は大衆のものだ」などと、教える方(私も高校生のとき、そう教わりました)がいますが、それはマチガイです。私は狂言のほうはオリジナルを書いています。『武悪』をシェイクスピア劇に脚色したもの。これは、そのまま狂言の演目として上演出来ると主役の方に励行されまして、かなり気をよくしました。もう一つ「異流能」として太宰治さんの『こぶとり』を用いましたが、東京から和泉流の有名な親子が、京都から「お豆腐狂言」の茂山家(大蔵流)。茂山の千作師匠はほんとうに面白い方でした。見事な方でした。人間国宝なのに私のことを「せんせ、せんせ」とよんで下さって、恐縮至極。それはもう、ただ舞台へ橋懸を歩いて出てこられるだけで和むのです。東京の親子ですか、親は「家」に対してのコンプレックス持ち、子はただの莫迦でした。堅苦しいだけでツマンナイのなんの。「狂言は不条理劇なのだ」とかいいなすってねえ。これだけでも莫迦の露呈です。二人して親子丼でも食べる狂言が出来るならヤってみてごらん。芳沢あやめ(『あやめ草』の作者・関西歌舞伎役者の女形、芸の理論家としても才気活発です。『役者論語(守屋毅・編訳、徳間書店)』にちょくちょく登場されます)ならなんというだろうなあ。子のほうが、私がオリジナルのホンに書いたせりふ「鬼に鉄棒」を「おににてつぼう」と語ったのには笑ったな。本番で。そいで「かなぼう」と正しく語るようにマネージャーに提言したら、「彼、きょうは疲れているので」といわれました。能に『鉄輪』と書いて「かなわ」というのがあるのです。ですからわざわざ私、「鬼に金棒」を「鉄棒」と書いて「かなぼう」と読むようにしたのです。辞書には「金棒」とあります。しかし、鬼が手にしているのは「鉄」の棒です。これは辞書屋さんの怠慢だとおもいます。この船には乗れません。しかし、息子のほうはそういう教養も知恵も無い。簡単に「疲れて」舞台に上がってはイケマセン。いまは偉い御仁におなりです。低音の魅力だそうです。DXで『唐人相撲』をおやりになる(なった)そうで。大蔵流が上演された舞台はテレビで観ました。能舞台ででした。(大蔵流では脇狂言、和泉流では雑狂言に分類する)芸能も時代と寝なければ存続していけません。要は「寝方」の問題なんですけどね。~暑いので、ぼちぼちです。

2025年7月25日 (金)

Sisyphus descending from the summit-26

/般若心経は、紀元前5世紀に宇宙の真理を悟った釈迦の口述を弟子達が書き写した教典を、(釈迦入滅の約500年後の)紀元前後に編纂された八千頌般若経 (Wikipedia)の内容が余りに難解すぎて誰にも理解できないからと(更に2~300年後の)2~3世紀頃に百巻の注釈書へとエッセンス(心)のみを拾って書き換えられた『大智度論』の粗筋書きの漢訳なんです。釈迦の知り得た真理がどの位残っているのかは分かりません。可能性が高いのは、唐代の玄奘三蔵がインドから持ち帰った大般若波羅蜜多経 (Wikipedia)全600巻の方が釈迦口述に依る原典に近いのでは無いかと思います。/~だそうです。八千頌般若経は「はっせんじゅはんにゃきょう」と読みます。内容が難解とはいえ、大乗仏教の教典です。解釈のメモはこれはこれで一説です。おもうに、釈尊の口述筆記があるとして、もですね、正確に書き写された教典は存在しないだろうと私は私なりの浅学でかんがえています。釈尊自身は自身の悟りについての 教義などを書き残してはいませんが〈語り残す〉ということは他者によって可能でした。それが最初に行われたのは第一回の結集(弟子たちの集会会議、論議、4回或いは数回行われている)における釈尊口述の〈まとめ〉なんですが、弟子の阿南は第一回結集でこの〈まとめ〉を否定しています。阿南は最後まで釈迦牟尼の行脚(あんぎゃ)のお伴をしていたので、位が低い(阿羅漢に上がる修行はそっちのけであった)ので、ほんらい結集には出席出来なかったのですが、ともかく行脚のお伴でしたから、特別に結集への参加を許されたのでした。しかし、それは釈迦牟尼が予想(危惧)したとおりの様相でした。釈尊は阿南にはその旨は伝えておいたのです。阿南(アーナンダ)は釈迦の教えとおり、「それ、チガイマス。釈尊はそんなことはお諭しになっていません。説いておられません」と、反論したのですが、ともかく当時のそこら辺は部族社会国家ですから、長老の意見は権威高く、阿南の反論は認められませんでした。だいたい釈尊の教えは待機(対機)説法ですから、相手によって応えがチガイマス。それを一つにまとめることは出来ないことは、釈尊が最もよく理解し、阿南も了解していたのです(と、これはあくまで私の雑読researchです。まったく、まったくチガウ記録もあります。阿南は結集の書記を務めたというのもあります。まったく、ネ)。
キリスト教の聖書(Bible)は一冊(ザ・ブック)ですが、四つの福音書から成っている「共感福音書」(キリスト教の『新約聖書』の四つの福音書のうち、「ヨハネによる福音書」を除く「マタイによる福音書」、「マルコによる福音書」、「ルカによる福音書」のこと。この辺りについては専門書を読んだほうがヨロシイです)が中心です。イエスもまた辻説法のヒトです。それを弟子のペテロ(最初のローマ教皇。もともとは漁師だったかな)が一冊にまとめたのですが、そのせい(辻説法の編纂だから)で矛盾点が多いことは、ユダヤ教徒のミステリ作家(『九マイルは遠すぎる』やラビ・シリーズが有名) ハリイ・ケメルマンが指摘しています。また一冊にまとめるために破棄された文書(もんじょ)は多くあります。ユダ文書というものも存在はしています。これは学術的にホンモノだと認められているのですが、イエスを裏切ったユダのものだという理由でか、内容がちょいと恐ろしいでか、共感福音書とは毛色がチガイ過ぎるでか、まんず棄てられています(こういったものも諸説ありますからネ)。私、読んでみたのですが、共感福音書とはチガッテ、イエスとユダの対話になっていました。語っていることは、なるほどケッコウ物騒なことでした。
仏教の現状は、原始仏教(釈尊の時代のもの)と、葬式仏教(現在の坊主がヤっているもの)とに大別出来ますので、いま、ブッディストと自称したところで、単なる檀家系仏教徒なのか、釈尊に帰依する者なのか初耳の相手には判別はつきません。「(神よ)雨を降らせたければ降らせるがいい。されど私はその雨の中を犀の角の如く真っ直ぐに進む」こういう急進的なことも釈尊は初期説話では述べているのです。日照りの中、枯れた田畑に立って「神よ、雨を降らせたまえ」と祈ってもいるのです。
私は下衆なモノですから、釈迦(シッダールタ)が出家するさい、捨てた妻子は釈迦のことをどう了解したのか知りたかったので、その辺りをresearchしたことがあります。奥さんやっぱり烈火の如く、罵声に怒声だったようです。アタリマエでしょうけど。しかしまあ、歴史上実在した仏陀は釈迦牟尼だけですから、日蓮さんなどは、「阿弥陀仏などという架空の存在を持ち上げるのは邪教でしかナイ」と『妙法蓮華教』を推します。この教典は歴史的に古い、つまり釈迦入滅に近いです(最も近いのは『華厳教』かな)。それだけに日蓮も自信があったのでしょう。とはいえ、これがサンスクリット語(上級社会語)、パーリ語(通俗語)から漢語訳され、さらに和訳されるまでに、さまざまいじくられていることも学術的に示されています。それが因なのか日蓮宗には分派宗家が多いですね。浄土系も割れているので/本願寺どっちが「西」やら「東」やら/、てなことになります。これは葬式仏教になってから仕来りまで(焼香とか、線香の置き方とか、御布施が幾らか)がチガウので、よくいわれる「門徒物知らず」ではなくなっています。かなり面倒になっています。こういうところは縄文弥生の呪術の名残でしょう。
合衆国も六割がプロテスタント(これまた教派は多い)ですが、残りの四割はカトリック、ユタ州のモルモン教会(末日聖徒イエスキリスト教会)、イスラムだってありますし、伝導教会(テレビ伝導というのもある)やらね、新興宗教もあるし、無宗教の方もいますが(ニヒリストだっています)、ともかく、宗教は政治経済とは切っても切れない関係です。そういうことで無宗教哲学が見直されているということもアリです。ニーチェ旦那の『アンチクライスト』では、「キリスト教徒はただ一人存在した。その彼は十字架に架けられて死んだ」とイエスをこれでも礼賛(らいさん)しているのです(「神は死んだ」との有名な文言はここからきています)。ニーチェ旦那はキリスト教がキライなんですね。というか、キリスト教会を目の敵にしているということですが、イエスだけは認めているようです。私はギリシャ哲学のエピクロス兄さんや、ユダヤ教を破門されたスピノザくんなどは、釈迦(原始)仏教に通じているように感じますし、法然、親鸞などの浄土系はカトリックでしょう。私はインテリジェンス(情報)として構造主義者と名指されることがたまにありますが、べつに何でもかまいません。構造的な思考はよくやりますが、希求する形態からして〈アフリカ的段階〉逍遥派のほうがしっくりですかね。では、では。

2025年7月23日 (水)

Sisyphus descending from the summit-25

/1753年、ダニエル・ベルヌーイは、波動方程式の解として三角関数を想定することにより、弦の振動は基本周波数とその整数倍の周波数の成分(倍音)の重ね合わせとして表せることを発見した。/~このメモはいま読んでもチンプンカンプンです。たぶん、「弦の振動は基本周波数」この〈弦の振動〉と、「周波数の成分(倍音)」の〈重ね合わせ〉という部分が気になって残したものだとおもいます。どこかで「超弦理論」と「量子の重ね合わせ」が無意識にカサネアワセとなったのでしょう。「超弦理論」はタイヘンに「美しい理論」として登場しました。この理論によると、「宇宙は或るハーモニー」ということになります。もちろん、あたしゃ、飛びつきましたネ。しかし、その後下火になって、次に登場したときは「超ひも理論」と称されていました。それはチガウよ。と悔しいおもいをしたのを憶えています。〈ひも〉ではなく〈弦〉だからこそ、倍音(基本となる音に重なって聞こえる、より高い音。 ベースの音のほかに鳴っている、2~4倍周波数が高い音。基音がドの音であれば、2倍音はオクターブ上のド、3倍音はソの音など、基音の周波数の整数倍の音程で聞こえます。マチガッテいるかも知れませんが、electriciteit・guitarの独奏なんか、そうなんじゃないのかな)になるワケで、〈ひも〉はそんなふうにはなりませぬ。ところが、最近再々度「超弦理論」が蘇ってきました。私、トランペットを2オクターブ程度ですが、吹きます。トランペットも倍音が多く知られています。昨今は指を痛めているので、マウスピースだけでおもいだしたように練習したりしますが。
/Paradox of Ghosh⇒ゴーシュは町の活動写真館の楽団「金星音楽団」でセロ(チェロ)を弾く係。楽団では近く町の音楽会で演奏予定の『第六交響曲』の練習を続けていたが、あまりにも下手なためにいつも楽長に厳しく叱責されていた。そんなゴーシュのもとに、郭公(クワッコウ)を始め様々な動物が夜毎に訪れ、いろいろと理由を付けてゴーシュに演奏を依頼する。そうした経験を経た後の音楽会本番で「第六交響曲」の演奏は成功し「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ」という不思議なゴーシュの独り言で終わるサクセスストーリー/~音楽の話題ついでで『セロ弾きのゴーシュ』(宮澤賢治)というのが、ふつうのストーリー展開の解説ですが、私は、これはチガウのではないかとおもいました。このストーリーですと、水車小屋ての動物たちとの練習がゴーシュの幻想、町の楽団が現実というふうになっていますが、私は、それはまったく反対で、動物たちとの練習が現実で(描かれた物語という虚構の中ではですが)、町の楽団が幻想であるとかんがえました(拙作『ゴーシュの夜の夜』)。ですから、サブ・タイトルがParadox of Ghoshなのです。現実に登場する動物たちはみな「菩薩の化身」です。それは近隣の村人たちでもあるのですが、すべて菩薩です。賢治にとっては楽団で成功などするよりも、この水車小屋でのエピソードのほうがほんとうのことなのです。この賢治童話では、郭公(クワッコウ)の部分は念入りに描写されています。それは、郭公が最も位(くらい)の高い菩薩だからだとおもわれます。(これはそのまま『マリヴロンと少女』に移行されますし、『妙法蓮華教』にもたしかあったと記憶しているのですが)。そうしてその菩薩は「空」そのものでもあります。「空」からの視線、それは賢治童話の新しい着眼点です。この賢治童話は空からの視線で貫かれているからです。似た位相の童話に『やまなし』があります。ここでは川底から水中、水面への視線が用いられています。賢治童話の特徴は幾つかの視線の重なりにありそです。と、いうことで、と。

2025年7月21日 (月)

Sisyphus descending from the summit-24

ひと握り(っ屁)の感想。
参院選挙が終わったので、す。メディアなんてのは「花」が好きなんだなあ。で、花の話題を。当選者でまず画面に出てきたのが、参政党と国民民主党の女性当選者。AI党だったかの若者も出てきましたけど。花ですねえ。選挙は民主主義においてのお祭ですから。テレビ局の報道部はこれからドンチャンの「お疲れ会」だそうで。最近はいろいろ他にも仕事が増えてきたから、やんないのかな。私が舞台の裏方でアルバイトしているときは(18才の頃かな)パネル立て作業なんかで忙しかったです。そのときは、そうだったです。で、今回の結果を観て、これならもう「AI」(党ではナイ)に任せておいたほうが、まだ安心出来そうと、おもいました。そのAIについて、PRESIDENT Online2025/07/20 17:00での茂木 健一郎さんのご意見を無断抜粋ペースト。
/ AI(人工知能)がいよいよ本格的に社会に実装され始めている昨今、60代以降の人こそ、ぜひテクノロジーをフル活用すべきだと僕は思います。AIを自分の人生や仕事にどう取り入れるかは個人の自由です。受け入れることを選ぶのであれば、積極的にAIを使いこなすことで、その恩恵を最大限に享受できます。今、私たちの前に現れているのが、第三の黒船とも言うべきAIです。メタ(旧フェイスブック)のCEOであるマーク・ザッカーバーグは、AIが今後は一つに統一された絶対的な存在としてではなく、数多くの異なるAIがそれぞれの場面やニーズに応じて活躍する未来を描いています。これは、日本人が古来より持つ、八百万の神々を受け入れる柔軟な感覚と非常によく似た考え方だと言えます。
『ドラえもん』や『鉄腕アトム』を通じて人間と機械が自然に共存する世界を描いてきた日本人にとって、AIとの共生はむしろ得意な分野です。このような日本人ならではの特性を活かして、世界に先駆けて新しいAIサービスを生み出していくことも可能だと僕は考えます。黒船から八百万の神々ときて、『ドラえもん』『鉄腕アトム』です。そうして真打ちが、ある時、養老先生がこのアプリを見せながら、嬉しそうに僕にこう言いました。「茂木君、見てごらん。このアプリで植物の種類が簡単にわかるんだよ」僕はその言葉を聞いて、思わず笑顔になってしまいました。というのも、虫が大好きな僕や養老先生は虫が食べる植物には詳しいものの、一般的な植物に関する知識はあまり多くなく、以前から植物の知識は深めたいね、という会話を交わしていたのです。だからこそ養老先生の「このアプリがあれば、知らない植物の名前がわかる!」という喜びがよく伝わってきたのです。80代になっても新しいアプリをスマホに入れて、子どものように無邪気に楽しむ。その姿は本当に素敵です。/~ステキですね。でもあのアプリ、ときどき間違うからネ。チガウよく似た植物を同じものとして判断することもありますから。まあ、それはご愛嬌ですか。「それ、チガウんじゃねえか」で、ハナシがはずみますから。やはり、以前ここに書いたようにAIと老人(老境)は相性がよろしいようです。ということで、本日は以上。

2025年7月19日 (土)

Sisyphus descending from the summit-23

藤巻 健史(フジマキ・ジャパン代表取締役) 2025/07/16 17:00 プレジデントオンライン
/まずは日本経済の現状、そして今、なぜ日本が物価上昇に悩まされているかを分析してみよう。1980年からのGDP(国内総生産)が世界ダントツのビリ成長しかしなかったせいで、日本の税収の伸びは世界最低レベルだ。GDPという全体のパイが増えなければ税収も大きく増えるはずがない。一方、歳出の増で借金総額は急速に膨らんだ。1980年に100兆円足らずだった国の借金は、現在1323兆円。とほうもない数字に膨らんでしまった。GDPに対する比率は50%から260%になった。大雑把に言えば、GDPが伸びれば税収も同じような比率で伸びる。したがって借金のGDP比は「借金を税収で返済する難易度」であり、現在の日本は税収で借金を返すのが世界で最も難しい国になってしまったということだ。/~国民(債権者)に対する日本(債務国)とでもいえばいいんでしょうか。
/なぜ借金はこんなに膨れ上がったのだろうか。その答えは借金額がすでに997兆円にまで膨れあがった2012年末にある。借金の対GDP比は約226%で、OECDやIMFからは「深刻な財政リスク」があると問題視されていた。ところがこの時〈政権交代〉が起こり、翌年から政府・日銀が(実質的な)財政ファイナンス(資金管理、金融、財源、融資)を始めた。日銀総裁に就任した黒田東彦氏の「異次元緩和」だ。財政ファイナンスを禁じ手とするこれまでの伝統的金融論/正統派金融論の立場からすると、卒倒するほど驚いた。財政ファイナンスとは「政府の歳出を賄うために中央銀行が通貨を発行して賄う」ことで、実際に日銀が国債を大量に購入し、日本政府を買い支えた。政治家にとっては増税を回避できるために極めて都合のいい手法だ。それがゆえに〔通貨の発行が過ぎハイパーインフレを引き起こすとの理由で、世界中で禁止されている〕。すべての主要国の中央銀行が政府から独立し、政治家の言いなりにならないようになっているのはそれが理由だ。政府・日銀は、その原理原則を大きく逸脱した。デフレからの脱却のためとの理由を付けた「異次元緩和」という美名に、財政ファイナンスという実態を隠したのだ。/~つまり国に銭が無いなら日銀が紙幣を印刷して国際を買えばイイってことですね。そうか、それ、ヤったのだ。そうすると、インフレになるんじゃないかなと素人としては漠然とビビリます。
/通貨を発行すればするほど通貨の価値は棄損する。モノやサービスの需給と何ら変わらない。通貨が無尽蔵にばらまかれれば供給過多でその価値は下落する。つまり1万円札を持っていても買えるものが少なくなり(=物価上昇)、為替の世界でも他国の通貨に比べて日本円は弱くなることを意味する。伝統的金融論の教え通りのことが、今、日本に起こりつつある。価値の棄損による物価の上昇である。/~ここにすでに物価上昇が認められていますね。いまに始まったこっちゃナイということなんでしょうけど。
/その物価上昇が、参議院選挙後に急速に加速していくと思われる。他国に比べて遅く始まった日本の物価上昇は今や先進国中、最悪だ。それにもかかわらず政策金利は先進国最低である。すなわち実質金利(名目金利-物価上昇率)が世界で断トツに低い。伝統的金融論では、物価をコントロールするのは中央銀行の最大の役割で、中央銀行のみが可能と説く。それゆえに中央銀行は物価の番人と呼ばれている。その物価の番人が実質金利を低く抑えれば、需要は拡大し景気は良くなり、物価上昇は加速する。リーマンショックや、ブラックマンデー直後でも実質金利は今より高かった。実質金利からすれば、日本はとんでもない大不況に陥ってしまっているのかと思うほどだ。これでは今後、物価が猛然と押し上げられるのは必然だ。1985年から1990年のバブル時、経済は狂乱した。(中略)当時は円が毎年30円から40円ずつ急騰していたので、それがデフレ要因となり、インフレを加速させなかった。そのためCPIのみに注目していた日銀は引き締めが遅れ、その後の「失われた30年」を招いてしまった。その時と今の状況は似ている。当時と違うのは、今は強烈な円高ではなく円安方向だということ。インフレを相殺する円高というデフレ要因が存在しないのだ。日銀が実質金利を低く抑えていることに加えて、資産効果(資産を持っているものがお金持ちになったつもりで消費を増やす)が存在する。物価は今後、異常なスピードで上昇をすると思われる。日本経済はいま、すぐにでも金利を引き上げ、ばらまかれたお金を回収しなければならない危険な状態にある。しかし政治家は、今回の参議院選挙で減税を競い、給付金の交付を国民に約束している。減税や給付金の交付を行えば、ただでさえ過剰発行されている国債を新たに発行しなければならなくなる。しかし、植田和男総裁になった日銀は、従来の買い入れ額を削っており、日銀に代わる買い手が見いだせない状況だ。長期金利上昇は今や世界全体のトレンドであるが、財政状況が世界最悪の日本で、ほぼすべての政党が更なる国債発行が必要になる公約を口にしている。日銀以外の買い手がいない以上、日銀は購入増を余儀なくされるだろう。つまり減税や給付金交付の悪循環が、ターボエンジンを利かせて加速してしまうと予想される。政治家の性として、選挙民のためにばらまきをしたいのなら、何かの警報装置が必要だった。借金がたまれば長期金利が上昇し「政治家さんよ、そんなに歳出を増やせば長期金利が上がりますよ。それでいいのですか?」との警報だ。それが財政規律の軽視を防止する先人の知恵だった。しかし政治家は、特例公債法を制定し、財政法第4条で禁止されている赤字国債をほぼ自由に発行できるようにした。更に日銀が長期国債を爆買いし、政府がどんなに国債を発行しようと長期金利が上昇させない財政ファイナンスを開始してしまった。今、日本には政治家の暴走を食い止める警報が存在しない。これらの仕組みがあれば政治家が、「減税、給付金」を口にした途端、長期金利が急騰し、政治家はそれらの主張をすぐに引っ込めていたに違いない。/~問題は、これらのことを政治家(具体的に参院選候補者、その政党、集団)は識っていてヤっているのか、無知なのかということです。どっちにせよ国民、大衆にとっては諸悪にはチガイナイです。で、その諸悪の何れかを選挙で選ぶワケか。国民(債権者)は物価上昇を尻目の債務者となる誰かに投票しなきゃならないという、これ矛盾じゃないの。ヤだねえ。
/財政再建をなすには3つの道がある。①戦争で他国の資産を奪い取るか、②増税をするか、もしくは③見えない形の税金であるインフレを起こすか、である。①は論外であり、②もここまで借金がある現状では難しい。となると③の方法しかない。これを経済学ではインフレタックス(インフレによる債務圧縮)と呼ばれている。インフレは債権者(お金を貸している人)から債務者(お金を借りている人)への実質的な富の移行である。日本において債権者は国民であり、日本一の借金王は国である。/~インフレもtaxだとはしらなんだ。物価上昇は見えないカタチでの税金。なるほど、そうだな。
/例えば、こう考えると分かりやすい。1000万円を借りている個人タクシーの運転手さん(債務者)は、インフレでどうなるのか。初乗り運賃が100万円というハイパーインフレとなれば、お客さん10人を乗せるだけで借金が完済できる。大喜びだ。一方、汗水たらして10年間で1000万円貯めた人(債権者)はタクシーに10回乗ったらすべてを失う。その意味で、インフレは債権者から債務者への実質的な富の移行なのだ。国民から国への富の移行であるから税金と同じである。結論を皮肉的に言うと、ただでさえインフレ税が発生しつつあるのに、今回の参議院選挙では、ほぼ全政党が(理解しているとは到底思えないが)「減税」「給付金」を主張し、結果としてインフレ税増税を狙っていることになる。その結果、「究極の財政再建」が達成される。しかし国民生活には地獄である。給料や年金は毎月上がるが、パンの値段は毎時間上昇する。もらった給料や年金では1日か2日でなくなってしまう。/~まだ論説は少々続きますが、ここからは税というモノの本質論が必要になってくるような気がします。私は、この筆者の論説の是非の検討はこれ以上はしませんが、税というものを選挙の道具(というより武器)にスルのは、黒魔法のタネをいじくりまわしているようで、気色悪いことは確かですネ。と、心得て投票所に参ります。それでは、投票所でお会いしましょう。

Sisyphus descending from the summit-22

参院選挙が目の前なので、緊急、喫緊に、次のメモを公開(かってにコピぺですけど)しておきます。まんず、常々買い物に行って疑問におもっていた疑問をAIにぶつけて(プロンプト)してみました。「税金を下げるという公約が溢れているいま、物価は依然として上昇しているのは何故ですか」
/例えば、消費税が下がると、消費者はより多くの商品やサービスを購入できるようになります。これにより、企業の売上が増加し、利益も増える可能性があります。企業は、利益が増加した分を、設備投資や賃上げに回すかもしれません。その結果、需要が増加し、物価が上昇する可能性があります。/税金が下がることと物価上昇は、必ずしも直接的な関係があるわけではありません。しかし、税金が下がったことで、需要が増加したり、コストが増加したり、インフレ期待が高まったりすることで、結果的に物価が上昇する可能性は考えられます。/経済学の基本概念として、需要と供給のバランスによって価格が決まります。税金が下がると、需要が増加する傾向があるため、物価が上昇する可能性があります。/インフレとは、物価が継続的に上昇する現象です。税金が下がることによって、インフレが加速する可能性も考えられます。/金融政策:中央銀行は、金融政策を通じて物価を調整します。税金が下がったことによる影響を緩和するために、金融政策が用いられることもあります。/~と、AIらしいこれはいうなれば〈まとめ〉ですね。金融政策についてはよくワカランので、もう少し具体的なのがナイかな。ということで、この方の論説を記しておきますが、長文なのと、経済学に踏み込んでいるので、私も、こうかなどうかなと、分け分けしつつ、理解に努めます。

2025年7月18日 (金)

Sisyphus descending from the summit-21

/69年にオーストラリアに落下した「マーチソン隕石」からは、たんぱく質を構成するアミノ酸や、DNA(デオキシリボ核酸)を構成する核酸塩基が見つかった。地球上の生命が利用するアミノ酸と化学的性質が同じアミノ酸の割合も多く、生命の材料が宇宙からもたらされた説を支える物証になっている。/~この説にはちょっと首肯出来ません。どうしてかというと、この「宇宙から」というのは「地球外から」と記すのが正しいはずです。マチガイではナイのですが、私たちはよく勘違いします。それは、宇宙と地球がベツモノだと認識してしまうことです。「地球という天体は宇宙の中に在る」というのは正しい命題(客観的に見て真偽を判断できる文章や式のこと)です。つまり、私たちは宇宙の中に在る、ということは、私たちも(地球も)宇宙なのだということです。なんだか、私たち(地球とか)は、その外側に宇宙が在るように〈誤解〉〈錯覚〉しています。むかしは「天動説」というのがあって、地球が宇宙の(太陽系の)真ん中にあると信じられて(教育されて)いました。アリストテレス学説とキリスト教神学ですワ。わりと最近(といっても二十世紀のことだからずいぶん以前になるかな)バチカン(キリスト教ローマカトリックの総本山)はこの天動説を支持していました。「それでも地球は廻っている」という有名なコトバ(せりふ)はガリレオ・ガリレイでしたか。「地動説」を証明したのが、コペルニクスです。よって「コペルニクス的転換」というのです。このコトバは常識を覆すときによく使われます。ともかくですね、私たちも含んで〈宇宙〉なのだということは、忘れずにいたほうがよござんす。
/THAAD弾道ミサイルを迎撃するタイミングには、大きく分けて3つの分類があります。ひとつ目は、弾道ミサイルが発射されて空高く上昇していく「ブースト段階」、ふたつ目は、上昇して大気圏外付近を飛翔しながら最高高度に到達した弾道ミサイルが大気圏外に到達後に弾頭を投射、そこから徐々に高度を落としていく「ミッドコース段階」、そして3つ目は、弾道ミサイルが目標に向かって落下していく「ターミナル段階」です。言葉だけでイメージしにくい方は、離れた場所にホースで少し上向きに水をまくところを想像してみてください。水が上向きに進んでいるのが「ブースト段階」、そこから水の高さが頂点に達する前後が「ミッドコース段階」、そして水が地面に向かって勢いよく落ちていくのが「ターミナル段階」です。このなかで、イージス艦とそれに搭載されている迎撃ミサイル「SM-3」はミッドコース段階での迎撃を、PAC-3はターミナル段階での迎撃をそれぞれ担当しています。「THAAD」はPAC-3と同じくターミナル段階での迎撃を担当しますが、PAC-3よりも高い高度で弾道ミサイルを迎撃します。つまり、まずはイージス艦が迎撃を行い、次に「THAAD」、最後にPAC-3が……というように、それぞれ担当している迎撃の高度が異なっているわけです。言い換えれば、「THAAD」はイージス艦とPAC-3の中間にあたる存在といえます。/~命中率は、どうですかね。下手な鉄砲もなんとやらですから。メディアなんかはあんまり当たらないと命中率の悪さを述べて(揶揄して)いますが、ほんとのところはどうなんでしょう。マシンですから、善し悪しもあるでしょうけど、メディアの言説よりは命中率は高いとおもっていますが。
/地中貫通爆弾(ちちゅうかんつうばくだん、Bunker Buster:バンカーバスター)/~つい最近初めて実戦で使われました。イランのウラン濃縮施設攻撃です。攻撃側(合衆国)は大成功と発表。イラン側は失敗と報道。あれれ、なんかこれ、以前書いたような気が。よくあるのよ、そういうことが。この「二つの世界で生きる私」については、稿をあらためて書きます。
/To be, or not to be: that is the question.sensitivity/~これもいつぞや書いた気がスルのですが、シェイクスピア『ハムレット』の有名なせりふです。一般的によく知られている訳は「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」(坪内逍遥だったよな)ですが、諸説、諸訳いろいろあるようです。べつにコテコテに拘らなくとも、自分の訳が出来ればええんとちゃいますかね。私の訳は「やるのか、やんねえのか、問題はそれだけだ」です。だいたいいつもこの調子で生きてきたからです。では、また、といいたいところですが、交通事故一歩手前で左腕の肘を断裂。ちょいと痛いので、またまた休む日がつづくときが多くあるかとおもわれます。

2025年7月17日 (木)

Sisyphus descending from the summit-20

/No Time to Die/~ダニエル・クレイグ主演のMI6エージェント、ジェームズ・ボンド第5作であり、本作品がクレイグ自身最後のボンド映画となり「ダニエル・クレイグの007を完結する」と語られた作品の、はい、そのタイトルなんですが、ちょっとこの英語をどう訳すのかワカリマセンでした。映画は封切りがさまざまな事情でかなり遅れましたが、私はダニエル・クレイグ007ファンなので、ともかくヤっと観たという記憶があります。で、そのときメモしておいたのですが、もちろん和訳もついでに試みたのです。それを書き記しますと「死んでる場合やない」なんですネ。作品の中では「死んだ」ようなのですが、歴代のボンドと違ってダニエル・ボンドは身体的にリアルというか、カラダを張った人間クサイcharacterでしたから、「死んだ」としか解せないような終わり方の作品でしたので、死んだのだとおもうのですが、何しろボンド映画、007ワールドですから、どうなんですかね。どうにでもなるような気も未だにしています。つまりタイトルどおりの気持ちが残存したということですネ。私自身も最近は老化フレイル(老衰とはいわずに経年ともいう)で、いつのまにか死んでいるような気がして仕方ないのですが、死ぬ前にもう一つだけヤってみたいこと(仕事です)があるので、まさに/No Time to Die/ではあります。
/銭湯代金、昭和60年(1985)に大人260円だったものが現在は460円ですから、30年間で77%もの上昇率/~母の実家の母の兄が実業家で、イロイロと事業をやりなすったのですが、その中で特異なものは、横丁の銭湯を買い取って始めた風呂屋です。銭湯というものに足繁(げ)く通ったのはそのときだけです(中学生くらいだったかなあ)。我が家は早くから内風呂でしたから。この実兄がいわゆる「ケチ」。関西でいう「渋ちん」。つまり倹約家でしたので、経営方針として労働の一切を家人だけでヤったものですから(つまり、雇用者ナシ)、これが過酷に激務といったものでした。そこへきて、すでに銭湯は斜陽で燃料も廃材などではなく、重油だかでボイラーということで、それまではホントにダンプカーが廃材を運んできていたような記憶もありますが、ダンプなどが通れる道路が果たして横丁にあったかどうか、これはアヤシイものです。当時の料金が幾らだったのか、さて、覚えがナイ。ともかく三年ともたずにこの事業は終わったとおもいます。でも銭湯は楽しかったです。
/冨田 勢源(とだ せいげん、生没年不詳)は戦国時代の剣豪。名は五郎左衛門。剃髪してから勢源と号し、冨田五郎左衛門入道勢源とも呼ばれる。中条流(後に冨田流とも呼ばれる)の遣い手。義理の甥に「名人越後」と称された富田重政、弟子に一刀流の流祖・伊藤一刀斎の師である鐘捲自斎(富田景政の弟子との説もある)東軍流の流祖・川崎鑰之助等がいる。朝倉氏に仕えたが、眼病を患ったため剃髪し、家督を弟の冨田治部左衛門景政に譲った。美濃の朝倉成就坊のもとに寄寓していたおり、神道流の達人、梅津某に仕合を挑まれ、皮を巻いた一尺二、三寸の薪を得物とし、一撃で倒した話は有名である。/~さて、なんのためにこのメモがあるのか、おそらく剣戟小説を執筆(と、かっこ良く)していたのでしょう。ところで、この剣豪はとにかく強かった。だいたいほんとうに強い剣客はこれくらいの時代からしばらくは続くワケですが、戦国時代が終わると、剣の必要も次第になくなってきますから、剣豪、名人、達人の種類もちがってきて、だんだんと講談じみてきます。佐々木小次郎も冨田 勢源、もしくは鐘捲 自斎に師事したことになっていますから、時計を合わせると、宮本武蔵との巌流島の決闘のときは七十五歳あたりになるようです。これはわりに支持されている説です。勢源の頃はまだ一刀流や陰流の二大流派はナイわけで、これ以降二つの流れが始まったようです(もっと詳細な流れがあるのですが、略します)。いま、また武道、武芸、剣流ブームで、旧来の流派や新興の流派が注目を集めています。とはいえ、観るからに、私のような者でも、そりゃあないぜという古流もあるからなあ。ちなみに私、吉霞清伝風流抜刀術奥伝(きっかしんでんふりゅうばっとうじゅつおくでん)の五段です。剣を所持していないときは、ただの弱者老人ですから、まず逃げることをかんがえます。抜刀術と居合はチガウのですが、それについてはまたいつか。

2025年7月14日 (月)

Sisyphus descending from the summit-19

/[ロンドン 31日 トムソン・ロイター財団] - オーストラリアの人権団体は31日、「現代の奴隷」としての生活を余儀なくされている人が、世界中で約4600万人に上ると発表した。最も奴隷の数が多かったのはインドで、人口比率では北朝鮮が最も高かった。日本は数で25位、人口比率では41位だった。2016 6/1/~何をもって奴隷とスルのかは記されていませんでした(ピンク映画には『性奴隷』というのもあります。こういうのはどっちが主人でどっちが奴隷なのかハッキリしません) 。インドと北朝鮮では〈奴隷〉もずいぶんとチガウとおもいます。北朝鮮などは観方によっては、国民すべからく(須らく、当然という意味で全てという意味ではアリマセン)のような気にもなります(そうでもナイという観方ももちろんありますが)。将軍様は生き神さまですから。ヒトの命に関しての責任は何も無い。これは露西亜プーさんと同じ。大日本帝国憲法下の天皇がそうでした。このあたりのことは大西巨人老師の『神聖喜劇』に詳しいです。かんがえてみると、神とヒトの関係って本来そうでしょう。〈神〉をヒトのコトバに訳すと〈超・既得権〉が、いちばんピッタリくるようで、ヤになってしまいます。「天国を焼き払い、地獄の業火を消す」『天国 地獄 百科』とかいう小事典にありました。このコトバ好きなので、ときどき書き物で使います。
/とくに男同士の絆や結びつきを重視するホモソーシャルな世界では、女性蔑視(ミソジニー)を介して絆を深めることが起こりやすいため、女性をモノとして扱い、ナンパした数や経験人数の多さを競うことで同性の仲間から認めてもらうという風潮もあります。/~これは〈ミソジニー〉という語彙を調べていたときのメモですね。これを読むとですね、「なんだあの野郎、単なるミソジニ(味噌死に)じゃねえか」と、いうふうに、女性を味噌くそ一緒にする輩を笑えます。柴田錬三郎老師が剣豪小説執筆のために資料などを調べたところ、宮本武蔵は生涯女性と閨房をともにしなかったということです。老師は「それでは小説にはならないので抱いてもらっているが」と、エッセーに記されておりました。武蔵はミソジニーでも可愛い魔女ジニーでもアリマセン。油断せぬように風呂にも入らなかったそうです。よって、体臭が酷かったそうです。(粗チン伝説もあります)。私なんか剣豪の女犯については、眠狂四郎がことの済んだアト、褌を締め直しているイメージがどうしても嫌なので、チャンバラ(剣戟)時代劇小説を書いたときも(書いたのです。『八討伝』という家族の仇を討つため八人の強者と闘う、明治維新小説です。いつか人々の目にとまるといいなあ)女性との深い仲は描写しませんでした。
/「総構え」小田原城の場合、町が丸ごと城の内側にあった。後北条氏の小田原城のような城は「総構え」の城と呼ばれている。/~『ビジャの女王』(森秀樹、作・画、リイド社のコミック)でも墨家のヒーローが守る女王の城内が町になっています。全盛の蒙古の軍と闘うのですが、いつものように(いつもそうだったらしいのですが)墨家の者は一人か、二人。墨家はスゴイです。私も葬儀は墨家に倣ってもらうつもりです。
/(ロシア)製の核爆弾が東京中心部に落ちたら、死者はヒロシマの80倍を超える推定約1100万人。旧ソ連が1961年の核実験で実際に用いた史上最大の核兵器「ツァーリボンバ(爆弾の皇帝)」を選択した場合、死者14万人と推定される広島原爆の約3300倍の威力を持つとされる。これを東京中心部に設定して赤い「爆発」ボタンを押すと、死傷者をもたらす爆風や熱は横浜市にも到達し、死者は計1137万人に及ぶとの想定が表示された。2021年に全世界で存在した核弾頭は約1万3080発で、そのうちロシアが世界最多6255発を保有しているという。/~1137万人などと半端にいわず、ドンと一億人とでもいってもらいたいですね。それくらいデカイの。いっぺんにパーでイイですよ。なんつうか、下手に生き残るより。(「ゴールデンボンバー」という音楽グループは〈紅白でのとある演出--裸の肉襦袢を着用だったかな--〉で゛以降紅白出演禁止グループ指定になったようです。彼らは『もう紅白に出してくれない』というCDを出しています)。民主主義はけっきょく駄目です。亜米利加の旧西部劇などを観ると(ジョン・フォード、ジョン・ウェイン時代)、民主主義が駄目なのはやはりキリスト教が主因だとおもわれます。キリスト教における神の国は、民主主義ではアリマセン。一神独裁です。ヒトが真似たがるのも無理アリマセン。ヒンドゥー教にしたって一神教です。多くの神々は全てトップの神の化身ということになっていますから(ブッダも交じっています)。〈解脱--げだつ〉はヒンドゥー教の教義で、仏教の専売特許ではアリマセン。〈悟り〉と混同されることが多いのですが、私は関係ないとおもいます。
/フィンランドのマリン首相は13日、スウェーデンで同国のアンデション首相と共同記者会見を開き、北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請について「今後数週間以内」に決めると述べた。アンデション氏もロシアのウクライナ侵攻により「安全保障環境は完全に変わった」と語り、加盟申請に含みを持たせた。これに対しロシアの国家安全保障会議副議長、メドベージェフ前首相は14日、「バルト海の非核化はこれ以上議論できない」と警告し、両国が加盟した場合、バルト海周辺に核兵器を配備する可能性を示唆した。/~古いメモですから時差はあります。加盟は終わっていますが、核兵器が配備されたのかどうかはワカリマセン。

2025年7月11日 (金)

Sisyphus descending from the summit-18

/ウクライナは滅びず 原田義也氏訳
(原詞の1番に当たる部分を抜粋)
ウクライナの栄光も自由も未(いま)だ死なず
若き兄弟たちよ
運命はきっと我らに微笑むだろう
我らの敵は日の下の露の如く滅びるだろう
兄弟たちよ
我らは我らの地を治めよう
我ら自由のために心と体を捧(ささ)げ示そう
兄弟たちよ
我らコサックの一族であることを/
~と、なにゆえにこのメモを、という理由がワカラナイのはいつもと同様。これはおそらくロ×ウ戦争が始まって半年~1年あたりのものでしょう。で、その戦争はいまも続いている。ウクライナだって戦争なんかヤメタイ。露西亜もプーチン(とその側近)以外はヤル気などあまり無い。だいたいあるスジの情報を信用すれば、戦争していることなど知らないか、たいしたことだとおもっていない。露西亜の産業といえば軍事産業くらいしかナイので、まあ、経済的には制裁くらったってなんとか持ち堪えられる。ウクライナの場合は他国の援助が無ければ即敗戦なのですが、ウクライナが負けて露西亜の侵攻が終わるという保証はナイ、というのがこの戦争の特殊なところ。すでに西欧(ユーロ圏)との戦争は初戦状態とみなければならないでしょう。で、ここぞとばかりにイスラエルも 抜け駆けの汚れ仕事(こんなふうに云われるところからして、もう暴力団の抗争と、何の替わりもナイ)。イラン(の核戦力推進)さへ食い止められれば中東はイスラエル(すでに核保有)の独壇場(どくせんじょう、が正しい読み方)。亜米利加は強敵中華共産党帝国との闘争中。中華の世界への影響をなんとか抑えたいがその軍事力がいまは夢の如し。(自民党の根本的に駄目なところは未だに亜米利加の軍事力を信じているところですね)。関税にせよ何にせよ、亜米利加のほんとうの敵は中華です。(中華そばというものは中華にはアリマセン。ナポリタン・スパゲティもイタリアにはアリマセン。台湾ラーメンも台湾にはアリマセン。ついでに書くなら、世界各国の寿司の殆どは日本の寿司とはまったくチガイマス)。だいたい日本国内で「米」の需給が上手くいっていない(足らない)というのはほんとうは日本の最大の問題というより、最もワカリヤスイ日本食料経済の欠陥です。ある意味それが日本のいまを抽象的に露出させています。石破総理は他の総理よりちょっとはマシなのだけど(ともかくもスジは通す)、陰謀論みたいにいえば、他の誰かさんがメディア操作で追い落しを計っているのは、researchしなくてもすぐにワカル。もう余命が少ない私ではありますが、せめて亜米利加の瓦解、有終の醜態を観てから死にたいですね。
/北村想の54%は勇気で出来ています
北村想の31%は雪の結晶で出来ています
北村想の5%は濃硫酸で出来ています
北村想の5%はお菓子で出来ています
北村想の5%は苦労で出来ています/~これは、そういうアプリがあって、戯れにいろいろな御仁を試しております。何かの指針にしているワケではアリマセンが、けっこうオモシロイ。なるほどなあ、と、ついつい苦笑してしまいます。
/イエメン産 モカコーヒーの産地は主にイエメンとエチオピアですが、その中でもイエメン産のコーヒー豆は「モカ・マタリ」と呼ばれ「コーヒーの女王」といわれています。さわやかな香りと強い酸味のある味わいが特徴で、日本は「コーヒールンバ」という歌に出てきたため、とても人気が高い品種です。エチオピア産のモカコーヒーは、エチオピアの収穫地名をつけて販売されることが多いです。苦味が少なく、酸味の強いフルーティーな香りが特徴。苦味が少ないことから、苦味の強いコーヒー豆とブレンドされて販売されています。
/バインミー(ベトナムサンドイッチ)フランスの統治下(植民地)にあっただけあり、フランスパンを使うのがベトナムのサンドイッチです。ここに野菜や肉を挟み、小魚から作り上げたヌクマムという魚醤をドレッシングのように振りかけます。細切りに切られた人参、きゅうり、大根やレタス、パクチーなどを入れ、ビーフの薄切りが何枚か入っています。とてもアジアな中身と西洋の味のコンビネーションが絶妙に合います。/~最近、ベトナム料理とコーヒーが嗜好品になったので、これを機会に記しておきます。ベトナム料理は行きつけが二軒。どちらも「フォー」ベトナム麺ですが、野性(生)的で美味い。~ではでは。

2025年7月 9日 (水)

Sisyphus descending from the summit-17

/「CHAMP」P=α・ε“・E2 Pは単位体積あたりに与えるエネルギー (W/㎥)です。αは定数、ε“は誘電損失係数と呼ばれて物質固有の値となります。Eは電界強度(V/m)と呼ばれるもので、マイクロ波によって反応器空間(反応場)につくられる電界の強さです。この兵器は「CHAMP」と呼ばれ、電子レンジなどに使われるマイクロ波を利用。空中発射巡航ミサイルに搭載して、爆撃機から発射する。CHAMPを使えば敵側の人命を失うことなく攻撃を実行できる。2017.12.08 敵地の領空に低い高度で撃ち込むと、強力な電磁波を放出し、敵の電子制御システムを妨害する。/~最初の記号式は、Pの持つエネルギーの大きさ(強さ)を求めるものですね。こういう数式、方程式を目の当たりにすると何も読まずに素通り(逃避)するヒトが多いのですが、説明は日本語で書かれているのですから、たいていのことはワカルのです。たいていのことしかワカランのでもあります。専門家じゃないんですから。この式はからワカルことはつまり、敵の電子関連装置搭載の兵器を無効化する方法ということです。ですけど数式はとても簡単なものです(嫁葉は刈る、です)。へーえ、これでパーッにする(出来る)のかよ、とおもうくらいです。いつでしたか、ダム屋(ダム建築設計技師)の知己と二人、核弾頭ミサイル(ICBM)に対抗する兵器は出来ないかなあ、と茶請け話をしていたときにおもいついたのが「より強いものというより、簡単に核弾頭ミサイルを無効化できるもの」でしたが、すでに研究開発されているようでした。実用化まで何が問題になるのかは、私どもでは判明しませんでした。少々古い記事メモになりますが、こういうのもあります。
/自民党の総裁選が最終段階に入っている。安全保障に関する主張で一番積極的な主張を展開したのは明らかに高市早苗議員であった。しかし、高市議員の発言で気になったのは、「敵基地を一刻も早く無力化した方が勝ちだ。使えるツールは電磁波や衛星ということになる」という発言だ。/~これなんかはあきらかに「CHAMP」のことでしょう。衛星からそうい兵器は発射したり出来ませんから。タイトルは忘却しましたが、女子高生がひとりで、学校を襲うテロの武装軍と闘うというコミック(原作あり)がありましたが、彼女が用いたのは学校の理科室にある道具でしたね。それで簡易「CHAMP」をこしらえたのです。それだけ簡単な原理なのです。いまだとドローンに搭載なのかな。速度の点でそれは無理か。しかし、弾頭ミサイルではなく基地攻撃なら出来るでしょう。
/第1電子隊(だいいちでんしたい、JGSDF 1st Electric Warfare Unit)とは、北海道千歳市の東千歳駐屯地に駐屯する北部方面隊直轄の通信科部隊である。電子戦のうち通信電子情報活動及び通信電子攻撃を主要な任務とする/~というところで、これですが、いまのところ「通信科部隊」です。が、さらにいまのところ、どうなっているのかは知りません。って、そういうのは機密で明らかにされないでしょう。
/SAS 特殊空挺部隊(とくしゅくうていぶたい)Special Air Service:SAS)は、イギリス陸軍の部隊で、第二次世界大戦中に空挺作戦による敵陣への進入を想定して生まれた名称である。スローガンは「Who Dares Wins(恐れぬ者に勝利あり/危険を冒す者が勝利する/敢えて挑んだ者が勝つ)」/~浦沢 直樹 (著), 勝鹿 北星,長崎 尚志(Writer)の名作コミック『マスター・キートン』では/日本人の父とイギリス人の母を持つ、平賀=KEATON・太一は、大学で考古学の講師をしながら、保険のオプ(調査員)をしている。また、英国軍のSAS(英国特殊空挺部隊)で、サバイバル術の教官をしていたという経歴を持つ。/ということになっています。SAS(英国特殊空挺部隊)は世界の特殊部隊の中でも№,1の最強部隊です。ウクライナのゼレンスキー大統領の護衛にあたっているといわれています。
/宇宙兵器は宇宙戦争で使用される武器です。それらには、軌道上の宇宙システムを攻撃したり、宇宙から地球上のターゲットを攻撃したり、宇宙を移動するミサイルを無効にしたりできる武器が含まれています。/~もともとはレーガン元大統領のスター・ウォーズ計画が有名でしたが、予算が膨大なので見送られています。現在再びトランプ大統領において、この計画は再考されていますネ。日本も参画するそうてす。問題はやはり電力だとおもいます。光のエネルギーが使えるようになればそれも解決するようですが。核融合発電エネルギーの活用と、どちらが早いか、競争です。ともかく戦争は科学のスピードだけは早めるようです。殺気、千里を走る、です。

2025年7月 7日 (月)

Sisyphus descending from the summit-16

/此岸(しがん)は、仏教において彼岸に対比される世界をいい、私たちが住んでいる現世(げんぜ)のこと/~かの有名な『般若心経』の結びは「羯諦(ぎゃてい)羯諦(ぎゃてい)波羅羯諦(はらぎゃてい)波羅僧羯諦(はらそうぎゃてい)菩提薩婆訶(ぼじそわか)般若心経」ですが、和訳すると、「彼岸へとまったく彼岸へと往けしものよ汝に幸あれ」です。『般若心経』は菩薩行を認めない(必要としない)浄土宗派では唱えません。私などは信心はありませんが、シッダールタの追っかけ(ファン・sympathizer)ですし、この経文とは長く格闘しましたから(だって、なにもかも「空」なら般若心経も「空」になってしまう矛盾をはらむからですが、これはひとつの疎外です。ですから「物象化」で解決できます。物象化については以前書きました)。短い経文でが、その重要部分をサンプリングして他のブッダの重要文言とリミックスし、ほぼ毎日、先行逝去者に対して線香をくゆらし唱えております。祖母が被差別部落出身者であるため、自分の過去を抹消していますから、私にはご先祖についての情報がありませんので、先祖供養はアリマセン。あくまで、先に逝去した同時代の者たちへの供養(というより、妬みが半分かな)です。
/『戦争論』クラウゼヴィッツ/~この方の理論は極めて有名でさまざまな研究論文が後続しております。だいたいの総論ですが、時代背景としてはWW1(第一次世界大戦)あたりが中心になっているようです。WW2においてジェ・カイヨワ『戦争論』になりますと、ともかくこいつは対日本戦闘を含みますので、サラっとでも読んでおくと亜米利加の用意周到な徹底戦争(総力戦の先にあるもの)の阿鼻叫喚路線がよくワカリマス。東京大空襲においてもただB29からバラバラと爆弾を投下するだけでなく、これに焼夷弾というベトナム戦争のナパーム兵器が用いられた理由が知れて怖気断ちます。焼夷弾というのはまったく日本家屋用に開発されたもので、軍関係の在り処を攻撃するためのものではなく、いわばジェノサイド兵器なワケです。民家攻撃焼却殲滅兵器です。炸裂爆発することはありません。日本家屋の瓦を突き破って畳に突き刺さり、パカッと割れて特殊溶液を流しだしこれに火をつけて火災を起こして焼き払うという兵器です。このジェノサイド兵器によって一晩に十万人の命を炭と化した東京大空襲の記録は日本では公的に収拾、収集されていません。研究展示もナシ。民間がファンドでヤっています。ちなみに、日本政府においては戦没者(兵役者)の慰霊碑や奉納神社は多々あるのですが、民間に対するそういったものは皆無です。調べてみて下さい。私も知りませんでした。カイヨワ大先生は日本のほうから勲章なんてもらっています。なんでっ、はい、調べてみて下さい。やがてワカルのは「戦争に負けるとはどういうことか」「勝つためにはどうするか」です。これぞカイヨワ『戦争論』の真骨頂。「どうして日本は亜米利加のいうことを聞くのだ」と、若いヒトが憤ったら「戦争に負けたから」この一言でオワコンです。
/インスタレーション アート(installation art) は、1970年代以降一般化した、絵画・彫刻・映像・写真などと並ぶ現代美術における表現手法・ジャンルの一つ。インスタレーションの語源はインストールです。インストール=設置と訳しますね。つまり、作品が設置された空間そのものがアート=インスタレーションなのです。言い換えると、絵画や彫刻といった具体的な作品のみならず、アートによって成り立つ空間も作品として捉える。ということです。/~演劇ではミザンセーヌ(略してミザンス)と称されるものと同じです。おもには舞台美術のことをいうのですが、昨今は、役者の立ち位置の位相を考えることもそういう捉え方をするので、そういったことの専門職が米欧では存在しますし、日本でも多くなっています。その方々は場面と場面の〈繋ぎ〉もつくります。ちょうど、小津映画にときどき入り込む何処とない風景静物のようなもの、ですね。私などは、空間の呆感とした感覚が好みなので、舞台美術を作り込むことはありません。逆に〈つなぎ〉の、空間から時間←→時間から空間へのポカンはワザとつくったりします。日常でいう「ぼーっとしている時間、空間」のことです。ではでは、

2025年7月 6日 (日)

Sisyphus descending from the summit-15

/オピオイド(麻薬性)鎮痛剤の依存症 (opioid)とは、麻薬性鎮痛薬やその関連合成鎮痛薬などのアルカロイドおよびモルヒネ様活性を有する内因性または合成ペプチド類の総称である。“麻薬=オピオイド”というわけではありません※1 ※2。オピオイドとは「中枢神経や末梢神経に存在する特異的受容体(オピオイド受容体)への結合を介してモルヒネに類似した作用を示す物質の総称」で、植物由来の天然のオピオイド、化学的に合成・半合成されたオピオイド、体内で産生される内因性オピオイド※3があります。(「非麻薬性オピオイド(鎮痛薬)」※4という合成オピオイドもあります。混乱しないように注意してください。)/~これはもう混乱しますね。するよっ。さて、私が頸椎狭窄症関連の沈痛に連服している「トアラセット(トラムセットのジェネリック)」は医師(麻酔医)から処方箋により連用していますから麻薬ではナイということになっています。ただし「麻薬ではナイが、離脱作用をしょうずることもある」というメーカー側のイイワケも、服用注意の項目には記されています。通常服用は25㎎を一日4回ですが(6回まで可能らしい)、私は3回にしています。最初一カ月ほどこれを服用したところで、一度止めようかとおもいました。ところが、かなり酷い(デパスなんかの程度ではナイ)離脱作用で、死ぬかとおもいましたネ。そこで断薬を試みたのです。私の場合、向精神薬を三種類断薬していまして、そのうち一種は滅多に断薬に成功しないってので、精神科医も驚いていましたが、デパスのときは2年半のところ、その一種は一回の失敗を挟んで7~8年かかりましたからねえ。ところで、何故「セット」なのかというとね、オピオイド(トラマドール塩酸塩)とアセトアミノフェンのセットだからでして、オピオイドというのはこのセットでは、セロトニンとノルアドレナリンです。沈痛はアセトアミノフェンに任せて、セロトニンにノルアドレナリンで気分(気持ち)良くしての、というからには、つまりこれは麻薬ですネ。で、鎮痛剤なものですから、減らすと痛い。けっきょく、一日2回まで減薬しましたが、やはり痛い。よって3回。さらにセロトニン取り込み阻害効果のあるクスリも併用しています。亜米利加のスーパー歌手プリンスさんはこのクスリの過剰服用で亡くなりました(という噂です)。デパスなんかは内科医も処方箋書きますから、どんどん中毒(いまは依存という)が増えています。ともかくこのセットはキケンですネ。離脱症状は一人称ではスミマセンから。クスリが品薄になろうものなら、家人、隣人に危害が及ぶ前に首を吊らなきゃナリマセン。もろんメディアはこのキケンな問題からは逃げています。私の場合、減らしてますので、ロキソニンと併用しています。それは大丈夫なんです。ロキソニンは鎮痛剤ではなく抗炎症剤です。それによって沈痛効果がある。受け皿が違います。で、一緒に飲む。アトアトresearchしましたが、やはり大丈夫なようで、それどころか推奨してました。ということで、今回はこれ一項になってしまいましたが、では。

2025年7月 5日 (土)

Sisyphus descending from the summit-14

/通常いかなる命題(判断)も真か偽のいずれかであると考えられている。/~「命題」というコトバはかなり間違った使われ方をしています(至上命題とかネ)。ここに括弧書きされているように〈判断〉あたりでイイとおもいます (命題 めいだい〈英語: proposition〉は、論理学において判断を言語で表したもので、真または偽という性質(真理値)をもつもの)~ですね。従ってその「文」「論理」「判断」が正しいかどうかは検証しなければなりません。リサーチ(調査)でもイイとおもいます。たとえば「正しい睡眠の仕方は」などの命題はあふれるほど誌上に登場します。みな仮説でしかありません。似たものに「正しい枕選びとは」とかね。同じレベルです。どちらもたいてい当てはまりません。こういうのは主語を必要とします。たとえばどんなに「いい女」でもあなたにとってはどないかな、です。相性ですね。「割れ鍋に綴じ蓋」です。これはかなり難しいのです。主語にもうひとつ条件が加わるからです。「あなたとのsexにとって」「あなたとの経済生活にとって」「仕事のpartnerとして」「あなたとの子供にとって」「あなたの老後の相手として」とまあ、クサルほど出てきやがるからです。もちろん若いとき(デキルとき、ヤレルとき)は迷うことなく「sex」をとったほうがイイでしょう。西欧の女性は日本人男性が性営為において「つまらない」とこぼすことが多いそうですが、日本人だって『古事記』の時代、弥生・縄文の頃はおおらかであったようですが。『古事記』なんざ読んでみると、女⇒観る⇒ヤル、だけですネ。でなきゃ、ヤマト民族は増えていません。
/カーゲーベー【KGB】ソ連邦の政治警察。 Komitet gosudarstvennoi bezopasnostiの略称で,国家保安委員会と訳す。/現在は呼称も名称も変わっていますが、現在のプーチン氏の側近はみなここの出身らしいですね。どうも専制国家は諜報国家に傾倒していくようです。まことしやかな言説(ディスクール)をバラマキます。プーチン氏を暗殺すると、核兵器(大陸弾道弾)の発射スイッチが入る、とか。プーチン氏の護衛は常に黒い鞄(ここにICBMのスイッチが入っている)を手にしているとか。そんなふうに装っていますけど。そうです、リアルな戦争に初めてそいつを使ったのはやはりプーチン氏です。対ウクライナです。ウソみたいですけど、ウクライナ侵攻が始まったときは、その戦術は効果があったようです。著名なエンタメ作家さんなんかは本気で日本を脱出したそうですけど。私なんかは「核戦争があるなら老後のことを心配しなくていいから楽なのに」とNHKで喋ったものですから、対談の相手方の評論家氏は冷や汗ダラダラでした。いやいや、リハーサルだとおもっていただけなんですけどネ。
/「連邦の衰退は明らかだった」プーチンは彼が国外で任務にあたっていた当時をそう振り返った。「そして機能不全という状況の下、終末期もしくは不治の病いにかかっていた。国家権力の機能不全だ」/~と、これがウクライナ侵略の動機になっているそうです。そういう意味ではプーチン氏も愛国者だったワケです。と同時にジュードーの有段者ですので、「返し技」を知っています。ここらへんも彼の対NATO戦略のひとつでしょう。
/「エピステーメー」(〈ギリシャ〉epistēmē) 知識。ドクサ(臆見(おっけん)。根拠のない主観的信念)に対して、学問的に得られる知識。フランスの哲学者フーコーの用語。各時代の基盤にある、知の総体的な枠組み。マルクス経済学もフーコーさんにいわせると、ある時代のエピステーメーということになります。前述のディスクール(言説)は、その時代に特有の言語活動です。このエピステーメーは積み立て重ねディスクなのですが、それを錐で垂直に貫くのが網野歴史観です。ジブリの宮崎駿さんなどは、網野善彦史観から『もののけ姫』を製作しました。網野史観は簡単にいえば、「中世の職人や芸能民など、農民以外の非定住の人々である漂泊民の世界を明らかにし、天皇を頂点とする農耕民の均質な国家とされてきたそれまでの日本像に疑問を投げかけ、日本中世史研究に影響を与えた。また、中世から近世にかけての歴史的な百姓身分に属した者たちが、決して農民だけではなく商業や手工業などの多様な生業の従事者であったと主張」になるのですが、オモシロイのは、「アジール」です。「アジール(Asyl)とは、一般的に、世俗的な権力や法規制が及ばない、あるいはその影響が少ない自由な空間、聖域、避難所、無縁所などを指す言葉」。いま、「演劇」が「アジール」として見直されています。といっても東京演劇ではアリマセン。地方に分散し、年齢的にも多様化され、固有値を持った才能と、SNSの空虚さ陰険さ浅薄さに対して「身体性」を持ったアンチ虚無表現として、スマホゲームの対極にある演劇です。そいつはまさに現代社会(世間からの)「アジール(避難所)」かもです。中沢新一さんの新書本『僕の叔父さん 網野善彦』は入り口として最適です。私もここからです。どうぞ、試行あれ。

2025年7月 4日 (金)

Sisyphus descending from the summit-13

/「浮利(ふり・額に汗しないで得られるような利益)は追わない」稲盛和夫/~このコトバより、稲盛和夫さん自身のほうがヒトを引きつける重力は強いので、ウィキペディアでリサーチしてみて下さい。仏教徒としては禅宗のひとですが、当初、啓蒙されたのは「生長の家」の『生命の実相』だそうです。この書はGLA祖師高橋信次老師も評価されています。大長編なので読むのがたいへんのようで、私も未読ですけど。GLAは現在長女の高橋佳子さんが継いでらっしゃいます。信者数は少ないのですが、経営に宗教を関連させていないところが特異なところです(コンピュータ関連の会社です)。高橋佳子さんの書物はわりと簡単に読めます。信者、信心は特に無く、他には関心はありません。おっとっと、〈幸福の科学〉の創始者大川 隆法氏も、ここから出た御仁だったと記憶しています(元信者だったのか、野次馬だったのかは知りません)。
/シンギュラリティ (singularity) とは、技術哲学・科学哲学・未来学などにおける人工知能(AI)の進歩の概念。人工知能自身の自己フィードバックで改良・高度化された技術や知能が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点を指す。ただし情報科学・情報工学・社会情報科学などでは、「第四次産業革命」という概念の方がより注目されている。/~これはAIがいまほど煩くいわれるよりかなり以前のメモなのですが、さらにそれよりむかし、こういうのをフランケンシュタイン・コンプレックスといいました。『フランケンシュタイン』はイギリスの小説家、メアリー・シェリーが1818年に出版したゴシック小説です(原題は異なります)が、これが英語において「フランケンシュタイン」は「自ら創造したものに滅ぼされる者」「自ら撒いてしまった呪い、または災いの種」といった意味の慣用句としても使われているため、かつ、1931年にユニバーサル・ピクチャーズが製作した映画『フランケンシュタイン』において描かれたのは映画ビジュアル重視のために怪物で、不気味な大男、全身の皮膚に人造人間であることを意味する縫い目あり、特徴的な四角形の頭部であったため、これが後世に典型的イメージとして広く定着しました。私もこの映画のほうしか観ていないのですが。本来は「フランケンシュタイン(これは博士の名)による怪物」であるはずが、いつのまにか怪物自身を指して「フランケンシュタイン」と呼称されるようになったことはわりと知られています。「AI」については再登場(2025/06中部ペンクラブの講演において、ちょっと勉強しましたので、そのときのメモが後ほど出てきます)いたします。私の感想ではAIがフランケンシュタインになるかどうか、そりゃあんた、造った人間次第だろうですが(アタリマエ)、コンピュータであることに変わりアリマセン(ずいぶん便利なんですが、その程度のキケン(疎外)性はあるようです)。
/フレキシブル 柔軟性があり、しなやかなさを意味する表現。あるいは、制度や規則等の融通が利くさま。/~ひじょうに簡易な「おコトバ」ではありますが、現在のリアルにとっては夢のようなsituationであります。現在のリアルは、こいつが悪意に転ずることの多い世間です。一見しなやか、制度、規則に融通、ですが、真綿で首を締められているような制度、規則なんかは無視が多いです。これはメディアが悪いに決まっています。反省すらしないメディアが。上から目線のメディアが。メディアとは常に安全圏にいる悪魔主義者のこと(と、これは芥川『侏儒の言葉』のマネ)です。
/安全保障 軍事の世界でもインテリジェンスが登場します。この分野におけるインテリジェンスは、敵や国際情勢などに関する「情報収集」や「情報分析」の意味をもつものです。軍事の世界では情報は終焉しています。軍事の世界を席巻しているのは、もはや「情報」ではなく「偽情報(フェイク)」です。「誤」ではなく「偽」「擬」「錯」です。軍事の場合は情報ではなく諜報になります。イスラエルのイラン攻撃が成功したのは、モサド暗躍(活躍)の成果です(そんなことは私のような素人にも察しがつきます)。亜米利加のバンカー・バーストの成果が嘘だとするならば、事前にウラン運び出しを指導したどこかの諜報グループの政治的成果でしょう。
/「台湾は、別に中国に帰属してはいない。だから独立じゃなくて建国なの」/というのが、台湾の台湾派の心根です。台湾からすれば、大陸のほうが離れて中国共産党国家を成立させたのですから、ありゃあ、中国じゃネエべにもなります。そんなら、こっちはこっちで建国しナオスべ、です。台湾は有名大学には日本語学科があります。競っています。日本語を学ぶ学生諸君は多く熱心です。と記すのも、私の戯曲をその学科の卒業学業過程として上演されるので、観劇と講評を非公式に乞うということで、招かれて出向いたことがあるからです。政治的なことを抜きに出来ませんが、心情的には私は台湾を中国共産党諜報国家に帰属させたくはありません。拠って、有事の際はスナイパー部隊に、と夢みているワケです。では、では、

2025年7月 3日 (木)

Sisyphus descending from the summit-12

/維摩経 内容として特徴的なのは、不二法門(ふにのほうもん)といわれるものである。不二法門とは互いに相反する二つのものが、実は別々に存在するものではない、ということを説いている。例を挙げると、生と滅、垢と浄、善と不善、罪と福、有漏(うろ)と無漏(むろ)、世間と出世間、我と無我、生死(しょうじ)と涅槃、煩悩と菩提などは、みな相反する概念であるが、それらはもともと二つに分かれたものではなく、一つのものであるという。/~私が数少なく読んだ経文の一つです。他に特徴的なのは「空」についての解説を、戯曲的にブッダの弟子との問答によってヤってくれます。それよりも具体性をもって役立つ、この「分けない」というかんがえ方は西洋の「分析」とはまったく反対の思考法です。道元「曹洞宗」の禅による「只管打坐(しかんたざ)」はここからきていると推測できます。「ただ座れ」という意味ですが、本意は「ブッダとて最初はただ座った」からきています。つまり、ブッダの営為と自分の営為を「分けるな」ということです。仏教の「慈悲」は「あなたが悲しいとき、菩薩もまた悲.しい」ですが、これも「分けるな」です。私=あなた=菩薩なワケです。みな修行者として同じです。宮澤賢治『セロ弾きのゴーシュ』に登場する動物たちもみな〈菩薩〉として読むと、作品の味わい方がかわります。簡単なことのようですが、仏教は難しいのです。それが理由で、ヒンズー教ほど印度の大衆に広まらなかったという説もあります。しかし、道元の著作『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の難解さに比較すれば、まだなんとかなりそうであります。
/サブスクリプション(サブスク)とは「定期購読、継続購入」を意味し、商品やサービスなどのコンテンツを所有・購入するのではなく、一定期間利用できる権利に対して料金を支払うビジネスモデルを指します。 英語圏では新聞、雑誌の定期購読などで古くから用いられている言葉です/~サブスクと略していいます。そういうふうに略するなら、「定期購読、継続購入」でいいのに。「そのホンはサブスクですか」と問われて「いえ、日本の雑誌です」と応えて、笑われたりしてね。阿呆と莫迦の一騎討ちの世間です。
/「イノベーションの源泉」として3つの要素を示している。それが、「哲学(Philosophy)」「人材(People)」「プロセス(Process)」の3Pである。この3つのPとDXを組み合わせ、「イノベーションの源泉」として3つの要素を示している。それが、「哲学(Philosophy)」「人材(People)」「プロセス(Process)」の3Pである。この3つのPとDXを組み合わせ、DXに強い人と組織を作るためのアプローチを、「DX×3P経営」と呼んでいる。「戦略が二流でも、実践が一流であればいい」という言葉は、DXを推進するうえでも示唆にあふれている。きれいな事業戦略を描ききれなくても、それを実行する人と組織が強ければ、必ず成功に向かって進んでいくことができるだろう。DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略で、デジタル技術を用いてビジネスモデルや業務プロセスを根本的に変革し、競争上の優位性を確立することを指します。単にデジタル化を進めるだけでなく、企業文化や組織全体を変革する取り組みです。/~一見、簡単そうにみえるのですが、このリアルな失敗(といわないまでも与しにくさ)は、マイナカ―ドの紐付けで実証されたといっても過言ではナイようです(詳細は、再度、後述いたします)。私自身、マイナカードは公共の仕事のとき、あるいは仕事先から提示を求められたときにしか使っていません。マイナカードはかなり早めにつくったので、コードを忘却していますし、半世紀近く電子関連で仕事(原稿仕事が主ですが)をしていますので、ヒトが電子などをまともに相手出来ない(扱えない)ことは充分承知していて、他では電子関連機器は用いません。と、いうことで

2025年7月 2日 (水)

Sisyphus descending from the summit-11

/デンジャラス【dangerous】危険なさま。危ないさま。/~森の木陰でデンジャラス、と歌われているように西欧では〈森〉はキケンな場所になっています。日本でキケンなのは森ではなく〈山〉です。最近では里山なんかもキケンらしい。グリムなんかでは圧倒的に〈森〉ですが、日本の〈山〉は神秘的、宗教的な場所です。行者なんかがほら貝吹いて歩き回って、まあ、修行をやっています。宗派が何であるのかいつものように忘れましたが「千日行」とかもあります。これをほぼ七年かけて達成すると「阿闍梨(あじゃり)」という、おっとAIで調べたところ「天台宗では、大阿闍梨になるために「千日回峰行」という過酷な修行を行います」と出ました。天台宗です。空海ですね。密教です。七年かけて千日の行を続けます。途中で辞めたら自刀します。しかし、これを達成した高僧が尼僧相手にセクハラ問題(不同意性交)を起こしたという事件がありましたが、その後のことはワカリマセン。宗教上、門外不出になったのでしょう。修行のうちかも知れません。千人切りとかいいますが、それは女性の営為だったはずですが、ともかくセクハラに関しては密教より、タレントの密通のほうが風当たりはキビシイようです。
/AFF コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future/~私はこの関係者に銭を貸して200万円、損をしました。詳しいことは書けません。なんだかワカラナイもんですから。私の損害などまだマシなほうで、その3~5倍の被害を出した演劇人もけっこういたようです。なんだかワカランですが、詐欺ではなく、どちらかというと小劇団から税金をとるための〈罠〉のような感触だったなあという記憶がぼんやりと残っているだけです。こんなこと、参院選の立候補者で知っている方は皆無でしょう。税金のことが問題(公約)になっていますが、飯税ばかりで、活税じゃナイですからネ。そんなもの、亜米利加次第なのに。「オレは亜米利加とは、もう一度ヤってもイイとおもっているんだ」(石原莞爾) 「僕の座右の銘は、ギブ ミー チョコレート」(高田純次)
/「トランス・サイエンス問題」科学に分かることには限界があり、科学者だけでは解決できない問題がある。これを「トランス・サイエンス問題」と呼び、1970年代に提唱された。例えば「原発はどこまで安全対策を講じるべきか」という問題は、原子力の研究者だけでは決められない。/~これは「科学」を「医学」に置き換えると、そうよねえと首肯される方も多いでしょう。つまり〈医学に分かることには限界があり、医師、医療関係者だけでは解決できない問題がある。これを「医療の闇・問題」と呼び、最近提唱されたようにみえるが、過去から云われていたことである。例えば「ワクチンはどこまで安全対策を講じるべきか」という問題は、ワクチンの研究者だけでは決められない。〉いやもう、未だに反ワクチン運動からワクチン陰謀論まで、罷り通っています。亜米利加では、とうとう、政府ガバメントの医療トップが反ワクチン派の急進者になったので、今後、感染症は蔓延して、麻薬カルテルどころの問題ではなくなるだろう、と、警鐘を鳴らすかとおもったら、もう鐘自体が外されていたという。どうするのかな。コルト・ガバメントだとカッコイイのですけどね。名銃ですよ。この国のガバメントはねえ。ちなみに、トランプ政策による発展途上国援助の取り止めで、1年でアフリカ4000万人の子供にワクチンが行き渡らず、死んじゃうそうです。私が死ぬのはどうでもイイけど、子供が死ぬのは、ヤだね。
/『連合』- 立民傾倒 今日に至るまで、民進党(旧民主党)や社民党(旧社会党)を支持する。連合vs共産党系の全労連というように、ナショナルセンターは分かれているのです。労働のことで困ったらなんでもお電話ください〜!Tel0120-154-052/~このメモの情報は如何にも古いです。新しい情報ではラサール・石井さんが、参院選(2025)に社民党から立候補されたそうです。
/「経団連」一般社団法人日本経済団体連合会(にっぽん けいざいだんたい れんごうかい。Japan Business Federation)は、日本の大手企業を中心に構成された利益団体である。自由民主党に政治献金を行い、政界・経済界に大きな影響力を持った組織と言われている。AFFはこの中の組織。/~ん、なんだそうだったのか。

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