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2025年6月22日 (日)

Sisyphus descending from the summit-5

私は七十歳まで生きられるとはおもっていませんでした。しかし、生き延びてしまった。死に損なってというほうが正しいのですが、この年齢になってしまうとハムレットのように「生きるべきか死ぬべきか」などといっている余裕はアリマセン。具体的にいいますと、七十歳よりアトの生き方をかんがえていませんでしたから、かなり動揺しましたネ。従って私財の枯渇と心身状態の衰弱から、前期高齢者を生ききればオワリということで覚悟しています。それまでは仕事がしたいのですが、ここにきて仕事がナイ(予定してないんだからしょうがナイ)。生活保護はゴメン被りますし(親以外、世話になったことはナイ)、青天井で生きる体力も気力もナシですから、/Sisyphus descending from the summit/は、人生のおまけのつもりで、拾い集めた雑な知識と情報を、ぼちぼちと書いていくつもりです。酔狂な方はお付き合いあれば僥倖というところ。
ではまず、前書き、前説を少々~
劇作家という職業で、舞台脚本を書くことの禄(この場合は現代風な価値交換)で食んできましたが、ほんとうは小説が書きたかった。ところが、これは挫折した。といってもそれが最初の挫折ではなく、職業的な挫折なら、まずマンガ家になろうとおもったところです。これ、狙いは良かったとおもっています。漫画雑誌に応募したりしていたのですが、どうも入選の他者のほうが圧倒的に絵が上手い。そこで、紙とペンは諦めてアニメーターの道に進み換えた。狙いはいいでしょ。これからはきっとアニメの時代が来ると読んだワケですから。で、通信教育でアニメの勉強を始めた。一年ばかりの期間なのですが、月に数枚、課題を出さなければなりませんでした。これが全て不合格。なるほど、好きこそものの上手なれ、とはいいますが、そうは問屋の白袴を紺屋が卸さない。アニメも駄目か。じゃあ、コペルニクス的に転換しちまえってんで、これからはコンピュータの時代だと、フォトラン・プログラム言語なんてのを、日本放送協会の教育テレビで勉強し始めた。まだパンチカードの時代です。ビデオなんてのは無い。裏番組で『妖術武芸帳』が放映されていました。どうしてもそっちを観てしまう。(こいつは後にボックスが発売されて買いましたけどね)。夜中には『プリズナー№6』を観る。高校生の頃に『百億の昼と千億の夜』を読んだ。筒井康隆さんの処女作『東海道戦争』も読んだ。海外ではアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』だ。と、まあこの辺りで(ワカルひとにはワカルでしょうが)生きることにはもう挫折しているのです。中学生の頃から週に一度は京阪電車で京都に行って裏京都で舞子遊び、はしなかったけど、ともかく家の近所(自転車移動)に三館あった映画館は日活と東宝と東映だったから、洋画を観るなら京都まで、あるいは何方か映画ファンが任されている公共ホールでその方の選択が良かったのでしょう、観たのがマカロニ・ウエスタンときている。『火星着陸第一号』も観たナ。ピンク映画にあまり興味はなかった。ポスター観るのは好きだったけど。それで充分でした。裸女には興味津々でしたが、性交というのが何か識らなかったのですナ。なんとまあ奥手なことでしょう。ピンク映画の男女が何をするのかを存じあげませんでした。ともかくポスターのほうが煽情的で良かった。逆がロマン・ポルノ。ポスターはセンスが無いんだけど、「本編」といわれるだけあって、オール・カラーはなかなかのものでした。洋ピンと称されるポルノを初めて観たときの感想は「外人さんもヤルことは同じなんだなあ」と笑いましたネ。(私はホラー映画でも笑う)。小学生の頃はワケあって、独り遊び。これはですね、夕方5時になると風呂焚きをしなければならなかったので。ただ、焚くだけではなく、バケツで風呂に水を張るところからですからね。いっとう困ったのは時計がまだ読めない。文字は読めるのに。近所に住んでいる乳母代わりのオバさんに頼んで時刻を教えてもらった。台所の柱時計をよんでもらうの。このときの柱時計は記念にまだとってあります。ローマ数字の振り子時計です。私の物体的というか物質的過去(むかし)はいまのところこの柱時計だけです。アトはみんな消失してしまった。そういう過去(むかし)は私を消し去ってしまった。ですから、還るところも往くところも無い私は、いま、時間(時代)の何処を生きているのかよくワカラナイ。/ですので/、というコトバで文脈が繋がるかどうか、ともかくここ数年の、memoと、それについての未熟なコメントを記していくことにします。売り物ではアリマセンので、誰がいつ述べたことか著作権上のことはいちおう取り沙汰しないことにします。では~

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