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2025年6月 4日 (水)

Sisyphus descending from the summit-3

/ホーンベック氏によると、子どものおもちゃの好みも変化しているという。パズルや木製の積み木など、根気や正確さを必要とするおもちゃは、簡単にくっつくマグネット式のタイルに取って代わられている。
また、ホーンベック氏が観察した4クラスのうち3クラスでは、3時間の間に誰ひとり読書エリアに行こうとしなかったという。「これは非常に大きな変化です」と氏は言う。「誰も本を読みに行こうとしないなんて、過去には一度もありませんでした」
米調査会社ピュー・リサーチ・センターのデータによると、こうした状況は、娯楽のための読書が米国の子どもたちの間で大幅に減ってきているという全般的な傾向を反映している/。
主筆「あたしゃ、積み木で遊んだという記憶、思い出はござんせんね。
駄筆「そうなんですか。何か理由でも。
主筆「単純にキライだったからです。パズルも好きではアリマセンでした。だからなのか、私のオモチャ箱にはそういったものは一つも無かったです。レゴとかいうのはけっこうオモシロカッタけど、レゴの遊び方に掲載されているような遊び方ではなかったとおもいます。外に出て、適当な小粒の石を幾つか拾ってきて、それぞれに名前をつけて闘わせるという山田風太郎さんとか伊賀の影丸とかの忍者ゴッコ、それがイチバン好きでした。近所の貧乏長屋に住んでいた年上のおあにいさんなんかは、電池でそいつをおやりになっていました。彼は鉄人28号ゴッコでしたけど。
/本のページをめくるのは、たいした作業ではないように思えるかもしれない。だが、読書によって養われる「集中して手順に従う」というもっと幅広い能力は、上着のファスナーを開け閉めする、靴ひもを結ぶといった動きに不可欠なものだとホーンベック氏は指摘する。読書の減少は読み書きの能力に影響するだけでなく、注意の持続時間や集中力など、微細運動能力の発達に不可欠なスキルにも波及する。「単純な作業に対するフラストレーションのレベルが実に高くなってきています」とホーンベック氏は言う。「そのため子どもはすぐ『もうやめた、もうやらない』となります。/
主筆「子供や幼児が飽き性なのはアタリマエのことです。つぎから次へと好奇心が動きますから。小学六年生の家庭科の時間に、リンゴの皮むきが出来ない同級生はけっこういましたね。卵が割れないというのも。くだものナイフなんてのがあるということを私は知りませんでしたし、ふつうの万能包丁で剝くほうが剝きやすかったナ。途切れることなくまるっと剝くの。靴紐は結び方がチガウと何度も注意されましたが(いろんな御仁から)別に不自由しなかったしなあ。
/また、バーネット氏によると、作業に対する集中力、とりわけ努力が必要な作業に対する集中力の低下は、微細運動能力の低下の大きな要因の1つだという。パズルを例に取ってみよう。パズルを完成させるには、戦略を立て、ピースの向きを変え、試行錯誤する必要がある。しかし、ホーンベック氏は「多くの子どもは『無理』といった反応をします。コンピューターゲームでは、コンピュータがピースを回転させてくれるので、それに慣れているのです」と語る。「それに、タブレット端末は、現実世界とは比べものにならない速さで手助けしてくれますから」/
主筆「戦略を立て、ピースの向きを変え、試行錯誤する必要があるゲームってコンピューターゲームにだって数あるのじゃナイのですかね。知りませんが。やらないから。タブレット端末というのは、手助けのためのマシンじゃナイの。そのうち、AI端末も出てくるから、要するに世の中は「〇〇とマシンは使いよう」になるだけのことじゃナイのかナ。

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