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2024年10月23日 (水)

nostalgic narrative 40

承前。
/ニューラルネットワークアーキテクチャの背後でインスピレーションを与えているのは人間の脳です。/
かんがえる前に舌を噛む。とりあえず ニューラルネットワークが脳のニューロンの働きを模倣したネットワークだということはワカッテいるので「アーキテクチャ」を解釈すればイイ。もともとは建築用語とあるが(いわゆる〈結構〉もそうだ)さまざまに使われるともある。さまざまであるなら、中でも汎用の効きそうな「構想」と「構造」をチョイスして置き換えることにした。結構はもういまでは別の意味のほうが多いからナ。つまりニューラルネットワークアーキテクチャとは、脳に模したシステムネットワークの構想、構造ということになる。
/その背後でインスピレーションを与えているのは人間の脳である。/
ここでは、〈どうやって与えて〉いるのかだけが疑義になる。与えているのが人間だということは自明で チンパンジー(ヒト科)でも猫でもナイ。ということで続ける。
/ニューロンと呼ばれる人間の脳細胞は、複雑で高度に相互接続されたネットワークを形成し、人間が情報を処理するのを助けるために互いに電気信号を送り合っています/。
なっ、そうだろ。やっぱり伝達システムだ。ここで注意しておくことは、それが互いの電気信号だということだ。電気信号がどうにかして〈与えて〉いるのだ。
/その伝達と同様に人工ニューラルネットワークでは、問題を解決するために連携して機能する人工ニューロンで構成されています。人工ニューロンはノードと呼ばれるソフトウェアモジュールであり、人工ニューラルネットワークはソフトウェアプログラムまたはアルゴリズムであり、その中心でコンピューティングシステムを使用して数学的な計算を解決しています。/
たくさん出てきたカタカナに振り回されていてはいけない。電気信号ならばコンピュータ(要するにここでいわれている人工ニューロン)で可能だ。その人工ニューロンは
/ノードと呼ばれるソフトウェアモジュールであり、人工ニューラルネットワークはソフトウェアプログラムまたはアルゴリズムである/
わけだ。どういうことか。この微分方程式めいた綴り方教室に線引きしていくと、まず〈ノード〉と呼ばれる〈モジュール〉がソフトウェアになっているということがワカル。ノードというのは「穴」のことだが、別のコトバになおすと「結節点」、うーん、ムツカシイがちょっと我慢しよう。〈モジュール〉というのは何か大きなものを造作するときのそれを構成する部分(構造)だったと記憶している。
そうするとここではこの「穴」「結節点」の微分方程式をグラフにしたような結び付きが集まって、ある一つのソフトになっていると解してもいいんじゃないか。書き直すと「穴(ノード)」と「穴」(穴というのがいま一つなら、結節点の点(●)としてもイイ。それを結びつけたいくつものネットワークからなるソフトウェア、それが「ニューラルネットワーク」だということになる。
/基本的なニューラルネットワークは、次の三つのレイヤーで人工ニューロンを相互接続しています。/
おっとどうだ、それで合っているじゃないか。〈レイヤー〉というのは「穴(●)」に対する「線」のことだ。その線が相互に接続しているということだ。つまりこんなふうかな(●-●-●)。この辺りが脳の模倣(転写、コピペなのだ。つまりヒトの脳もそういうネットワークだよ、ということだ。脳の転写だから、そうなるワケだ。では、次の三つのレイヤーとは。
~つづく

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