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2024年10月20日 (日)

nostalgic narrative 38

承前。
世間のAI騒動のメディア狂奏曲(音楽用語 狂想曲-ラプソディ の洒落的表現)を眺めていると、ふと「なんだかこういうことが以前にもあったよナ」とおもいあたるのだが、そうそう、パソコンというものがやはり世間に「商品」として出現したアレだ。なんだかスゴイものが出現したらしいということは、やはりメディア協奏曲でかき鳴らされていた。庶民大衆はこれはナニに使えばいいのだろうかと、電化製品売り場(当時はPC専用売り場-フロア-はなかった記憶がある)の店員さんに「これは何が出来るのですか」と訊ねるひとも多く、そりゃそうだよナ 炊飯器は飯を炊き、洗濯機は洗濯をしてトースターはパンを焼くのだから、このパソコンとかがナニをするのかは 誰もが質問する最大値だろう。ところで店員はみな苦笑いして「お客様はこれでナニがしたいのですか」と応えたというのがもっぱらのマスコミ、メディアの小ネタになっていた。この苦笑いというのは「素人は困ったもんだ」という嘲笑でもある。
似たようなことなら現在も時折目撃する。「今年の十二月で健康保険証は使えなくなります。本日お忘れの方は次からマイナカード保険証をお持ちください」という厚労省の貼り紙が医院の受付窓口に貼られるようになって(これ、ほんとは ほぼ詐欺、キツクいうと恫喝 なのだけど)、私など七つの医院病院を通院しているものは、待ち時間に受付窓口でどれだけの患者さんがマイナ保険証を使うのかとじっとみている。で、ごくたまにいらっしゃるのだ。マイナカード保険証の方がたまにだ。使い慣れているひともある。使い慣れるほど病院 医院には行きたくナイもんだが。ところが多くは受付窓口事務員さんの「反応しませんね」のコトバになって、その事務の方がいろいろマシンをいじって「おかしいな」とやってらっしゃる。「どれどれ」と、たいてい二人がかりになるから人手不足に輪をかけるとはこのことだ。そいで「マイナの手続きはお済みですよね」と事務の方から訊ねられると 患者さんは「えっ、手続きってナンですか それ」となる。これ以上は書かない。そういうことは日常茶飯の光景だといいたいだけだ。
こういう事象で庶民大衆をバカにしないでもらいたい。多くのヒトがマイナポータルが何であるかなんて知らない (ここで何をいわれているのかもワカラナイ〈私〉のようなヒトが多いということで、それに関連した統計データにおいて書いているのではナイ)。
ハナシをもどすと、パソコンが商品になって大々的に宣伝されたときと AI騒動はよく似ているということなのだが、もう一つAI関連でノーベル経済学賞に輝いた一人、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のダロン・アセモグル教授はインタビューでらしいが、
/社会制度のあり方が国の繁栄に重大な影響を与えると論じてきた。一連の議論は経済政策にも影響を与えている。最近は人工知能(AI)が経済に与える影響について慎重な見方を示す。自身の研究によればAIにより消滅したり大きく影響を受けたりする仕事は5%に過ぎず、生産性を高める効果も期待ほどではないとし、AIブームに一石を投じる/と語った記事もあった。
5%なんかすぐに「倍バイゲーム」していく気がするんだけどねえ。だってそのての企業(アマゾンとかさぁ)は、小型原発建設推進などに多大な銭を出してるからな。ともかく人工知能(AI)は電気を食うらしいから。
他にもなにしろ〈騒動〉だからまだまあるのだが、とりあえず並行して量子生物学はかじり終えたので(何故そういう学問がここで必要かはこのアトのブログを読んでもらうしかナイのだが)ぼちぼちと、あくまで私のワカル範囲でそもそもAIとはどういうモノなのかにススム。
~つづく

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