nostalgic narrative 42
/2024年のノーベル化学賞を受賞することが決まった米グーグルの人工知能(AI)開発部門、グーグルディープマインドのデミス・ハサビス氏とジョン・ジャンパー氏が9日、オンライン会見を開き 人工知能(AI)が科学の発見を加速させる究極のツールになる可能性があると指摘した。ハサビス氏は幼少期には「天才チェス少年」として名をはせ、自分の思考について考えることをきっかけにAIの世界に入った神経科学者でもあり、人間の脳をまねた情報処理手法を研究した。ハサビス氏は「これからは逆で、数年のうちに神経科学の分析に人工知能(AI)が使われる黄金時代がやってくるだろう。人工知能(AI)は人間の心や脳の機能を理解するのに役立つ」と話した。/
というワケなのだが、これなどはまさに脳→人工知能(AI)→脳、つまり脳を転写、写像、模写してこさえた、いってみれば脳のコピーから脳自体の成相を探ってみようという魂胆なのだが、それはつまるところ、「ココロ」「意識」(魂でもいいんですけど)がナニなのかを探る あたかも『アルゴー探検隊(ギリシャ神話)』、はてまた『宇宙船ビーグル号の冒険』(1950年 ヴァン・ヴォークト、ここでは'Nexialism' (ネクシャリズム)と名付けた総合科学的学問という分析学者が登場する。総合科学と訳されているが、これはいまでいう情報科学にあたる。またSF小説のパイオニア、ヴォークトの『非Aの世界』も有名で「非A(Null-A、なる・えー)」の「A」は「アリストテレス」の略であり、一般意味論の別名「非アリストテレス的論理」を意味し、再帰的かつ条件付きの演繹的推論よりも、直観的な帰納的推論を重視し、それを実践するための能力の開発を唱えたものである) と、まあ、 私にとってみれば ちょっとした探検になる。
この探検で私が得たいものは前述したように
① 人工知能(AI)は「ココロ、意識」を持つのか(生じるのか)
なのはアタリマエなのだが、もう一歩進んで
② 人工知能(AI)に「ココロ、意識」は必要なのか
という問いの答に近いものだ。
もし①で、yesという答が出るとしたら、当然 人工知能(AI)は 感情も所有することになる。感情は喜怒哀楽だから機嫌の良さ悪さというものも当然生成されることになる。くだいていえば、機嫌の悪いときは人工知能(AI)は「ふん」「プイ」で、何も返答、応答してくれないかも知れない。そうなると当然ながら〈敵意〉もまた生成されよう。
大真面目にもう少し深入りした設問をたててみよう。
③ 人工知能(AI)は『般若心経』を〈読める=読解出来る〉のか
④ 人工知能(AI)は「夢」をみることが出来るのか
これは〈将来的〉にでもイイ。そこまでの進化が期待できるのかでもイイ。(それくらいの進化がなければ、〈脳〉からはほど遠い存在でしかナイことになる)。
そのまえにもう一つ話題のコンピュータ、量子コンピュータについてresearchしてみる。なんでならば、量子コンピュータは「よくマチガイを起こす」からなのだが、この「マチガイ」というワードは、かなり重要なkey wordだとおもわれる。
~つづく
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