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2024年10月11日 (金)

nostalgic narrative 36

松屋は何に失敗したのだろう。最後に食ったのはもう半年以上前で食いたいメニューではなかったが、それにしてもとても美味いとはいえなかった。客がまばらになると、夜の灯も薄暗く感じられる。さらに店員の顔色さへも。
松屋の失墜についてはナニか気がついたときに述べるとして、最近の騒動はどうしたって「人工知能 AI」につきるだろう。と、いきなり飯屋から最先端電子計算機に話題を移すのだが、こういうところが他者をして「サヴァン症候群」などと誤解されるところなんでしょうが、さほどの天才 異才ならば もちっと銭になる仕事をしているわ。
「人工知能 AI」についてはなんやかんやと話題にはなっていたが、/2024年のノーベル物理学賞を米プリンストン大学のジョン・ホップフィールド教授とカナダのトロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授が受賞/というニュースが例年のノーベル賞発表の一番手で入ってくると、それに続いて、/2024年のノーベル化学賞を受賞することが決まった米グーグルの人工知能(AI)開発部門、グーグルディープマインドのデミス・ハサビス氏とジョン・ジャンパー氏が9日、オンライン会見を開いた。AIが科学の発見を加速させる究極のツールになる可能性があると指摘した。ハサビス氏は幼少期には「天才チェス少年」として名をはせ、自分の思考について考えることをきっかけにAIの世界に入った。神経科学者でもあり、人間の脳をまねた情報処理手法を研究した。ハサビス氏は「これからは逆で、数年のうちに神経科学の分析にAIが使われる黄金時代がやってくるだろう。AIは人間の心や脳の機能を理解するのに役立つ」と話した/と、同じノーベル賞ニュースが電子版を飾る。
さらにこれでもかというふうに、/全盲でも周囲が「わかる」ウエアラブル端末、高松で開発(LBS)/が映像ニュースで飛び込んで、この開発にはAIがかかせないとのナレーション。
とどめの一発はノーベル賞ではナイが、/生成AI(人工知能)が日々進化している。1年ほど前、友人でベネッセ教育総合研究所教育イノベーションセンター長の小村俊平さんが「応答型志望理由書作成システム」のようなものを個人的に作ってみたというので見せてもらった。志望大学のアドミッションポリシーに則してAIが問いかけてくる。そこに自分の意見で答えていくと、志望理由書に仕上がる。「小論文の添削をお願いできるか」とAIに聞いてみたところ、「喜んでお手伝いいたします」「高度な言語モデルであり、文法、語彙、論理構造、文章の流れなど、小論文の様々な側面を評価できます」と自信満々な答え。添削にあたりテーマや字数、読み手は誰かなどの要件も示してくれる。なかなか頼もしい。試しに私自身、ある記事の草稿を添削してもらった。よりわかりやすくするための要点を具体的に指導してくれ、最後には草稿を書き改めてくれた。
メディアや情報に詳しい奈良女子大学付属中等教育学校国語科の二田貴広さんは「小論文の指導は生徒に合わせるため時間と労力がかかる。AIに要件整理や表現の添削を任せれば、教員は生徒が考えて書くための支援に集中できる」と指摘する。生成AIの進化で小論文指導が変わる。教員は専門性を生かし、「何を書くか」の指導に注力できる。この変化を、多忙な教員の負担減にもつなげたい/これは日本のニュース。ついに人類は黄金の未来、千年王国に突入したのか。
いや、待てよ『禁断の惑星』ということもある。そこはひねくれ者の主筆、「鈍工愚能」でもって人工知能AIをリサーチすることにした。「ともかく〈量子生物学〉をかじってみるか」と、ここでもあらぬ方向に疑似「サヴァン症候群」が作動した。
~つづく

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