nostalgic narrative 9
/みずほリサーチ&テクノロジーズの調査では「インターネット上で自身が受け取る情報のうち、何が正しいのか、何が間違っているのかを判断するのは難しい」と考える人が日本で70%に達した。「あふれる情報にどう接すればよいかわからない姿の表れではないか」と中志津馬上席主任コンサルタントは分析する。
国際大学の山口真一准教授は「誰もがだまされるという前提で情報に接する必要がある」と指摘する。ネット上などで話題になっている情報もうのみにせず、信頼性の高いソースに当たって判断することの重要性が増している。/
オープンAIでのフェイク映像、文章mission(入力)すれば1分間の映像がつくれる、の映像が公開された、日経電子版で「雨の後の新宿の街を歩く女性」だ。一度や二度ではフェイク映像だということはまったくワカラナイ。こと、観察にかけては慎重なほうなのだが、(ロールシャッハ試験で1枚だけ左右がほんの少し異なっていることを発見したことがある)、三度目の一分間で、フェイクだということがヤっと見抜けた。見抜いてしまえば簡単な理屈なのだが、とかくこういうものは、その精緻たるところに最初は驚愕して見入ってしまうため、単純なマチガイを見落とす。そいつを発見したのだけど、しかし、こりゃあ、『禁断の惑星』並に怖いものと今後私たちは付き合わねばならないことになる、ということを物語っている。これで、「女性」を固有にすれば、映画やドラマは時間的にまだ無理でも、現状、CM程度ならすぐにつくれる。生成AIは脚本も書くらしいから、のっけから、脚本、演出、映像、出演すべてAIという作品が出来るのも、こっちも時間の問題だろう。
こちとら舞台(演劇)で良かった。と、対岸の火事のように安心している場合ではナイ。
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