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2023年12月

2023年12月31日 (日)

時世録・50

2023年は本日終わるのだが、終わってどうなる、どうにもなりゃしねえナ、という空気が膨満しているのは、世情(世界・世間の情勢)が、あいも変わらずだからで、前述したように、まったくのQue sera sera 「起こりうることは起こるべくして起こる」(ヒッチコック監督の『知りすぎた男』でドリス・ディの歌う「成るようになる」は、このコトバの初出ではアリマセン。もちろん、ほんとうの意味でもありません。Que sera sera「 起こりうることは起こるべくして起こる」というコトバを家訓としているサスペンス映画が、わりと有名なのがあったんだけど、タイトルがおもい出せない。グクッてもこないだは出てきたんだけど、出てこない。ウーン、苛々するなあ)。よって、私は世界大戦はここ数年のうちに起こるか、それともまったくチガッタ世界地勢図が出現するかの何れかで、何れにせよ、世情が良くなることはナイと踏んでいる。
「僕の座右の銘は、『ギブミー・チョコレート』だよ」(高田純次)と、これはいまほぼ誰もが待ち望んでいるかのような一言で、別に敗戦当時の日米情勢とは関係ナイ。そうなのだ。私たちはそのチョコレートが欲しいのだ。そのチョコレートというのはもちろんmetaphorなのだけれど、いったい何なのかがワカラナイ。こんなときに岸田政権のヘマばかり責めても始まらないンだぜ。これは私の「スティグマ」(根拠のない思い込み)なのだけれど、もう、むかしのこと、むかしのceremonyやeventは忘却して、チョコレートを探し出すしかナイ。「求めよ、されど耐えられぬ」バテレンの秘術はそう引っ繰り返るのだけれど、「人生は素晴らしい出逢いを待つ、ウエイティングゲーム(waiting game)なのだから、よき仲間を得ることは、聖なる道のすべてを得ることであるのだ」と、仏陀も弟子のアーナンダに語っている。チョコレートとはソレなのだけれど、さて、果報を寝てまっていた犬も歩かねばならない。たとえ棒に殴り殺されるようなことになっても、未だ後期高齢者でナイうちは、交霊者としてでも、ソレを見つけ出すことだ。
旅はまだ終わらない。瓦礫の中に花一輪、の、幻想を単なるロマンだと諦めはすまい。

2023年12月24日 (日)

時世録・49

なんだか、「出揃ったナア」という賑わいが地球を覆っている。ここにきて、脳梅毒の妄想で垣間見たニーチェの〈虚無〉は、心底見事に花開いた如くの様相だ。これだけ出揃ってしまうと、勝つも負けるもなんにもナイ。私たちはどうかんがえても悪性の精神異常をきたしている総理大臣閣下の手にある一冊の手帖に描かれたパラパラマンガのポン知恵(これでイイんてすよポンチ絵ではなくて)に「おい、大丈夫かい」などといっている暇も間もなく、特攻隊となった人生に終止符を打たねばならない。
と、これは悲観でも悲嘆でもナイ。『魔の山』のラストシーンを飾るハンス・カストルプの大滑降を『ペスト』の医師リウーの眼差しでやりぬくchanceだとおもえばイイ。怖いもの、恐ろしいものはもう出揃ったのだから。やっと「そうか、ここが地獄だったのか」という実感を覚悟して受け止めるべく、「そんならそれで、やらざるべきものなどナイ」とハムレットのdilemmaも解消するというところだ。終末のヨハネ黙示録の喇叭に間に合ったのだ。「おおっ、蕎麦屋かっ」と俵星玄蕃の如く、槍を翳して仁王立ちですよ。
病んでも生きた甲斐はあったなあ。
さて、蕪を煮てこよう。今夜は農園の蕪とほうれん草の煮物と、なんだか知らんけど、輸入ものの、鳥の足の燻製だ。メリークリスマス。

2023年12月13日 (水)

時世録・48

ニュース電子番から幾つかひろって、コメントする。
/ゼレンスキー大統領は12日、米首都ワシントンで野党・共和党の下院トップであるジョンソン議長と会談し、追加支援の重要性を直訴した。ジョンソン氏は会談後、追加予算案を認めるには国境警備の強化策と対ロシア戦争で勝つ戦略を米政府が提示するのが条件になるとの認識を示した。追加予算案を容認するには米政府が①米国境警備の強化策②ウクライナが対ロシア戦争で勝利する詳細な戦略――を提示する必要があると表明した。ウクライナへの追加予算を巡る与野党の溝は深い。共和では保守強硬派を中心に国内の国境対策などに予算を回すべきだとの声が根強い。遠い外国に巨額の資金を送るなら米国民に還元すべきだとの共和支持層の不満が背景にあり、国境対策の強化を賛成する条件に据える/。
「ウクライナが対ロシア戦争で勝利する詳細な戦略」を米政府が立てることが出来なければ、銭は出せない。要するに「銭は出せない」といっているに過ぎない。次期大統領選挙でトランプが返り咲きば、ここまでロシアという大国を相手に闘えた(闘わせた)すべての責任は、米国とNATO、EUにある。第三次大戦と核はヤだもんで、ズルズル。ウクライナにしても「勝てるワケがねえ」の内乱、あるいは政府内汚職で混濁。メディアのフェイク応援でここまで来たが、負け戦ほど惨めなものはナイ。そんなことは敗戦国である日本は身に沁みて知っている(はずなんだけど、忘れている)。今後は領土割譲、その後の遊撃戦(ゲリラ戦)で闘っていくしかナイが、その結果がどうなるかは、まるで茶番の如くハマスとイスラエルの闘いが絵に描いてしまっている。勝ちのみえている戦争にロシアが核など使うワケはなく、第三次大戦も起こらない。在るのはウクライナの勇敢なる闘いの一コマの歴史だけだ。
/岸田文雄首相は12日、現行の健康保険証を予定通り2024年秋に廃止すると表明した。マイナンバーカードと一体にしたマイナ保険証に移行する。マイナ保険証を持たない人には保険資格を証明するための「資格確認書」を発行する。東日本のある市の担当者は「事前調査で『おかしい』となった部分だけを詳細に調べただけで『総点検』と言えるのか。国が『やっている感』を出しているだけだ」と冷めた見方をする。全国でも10月時点で4・49%にとどまるマイナ保険証の利用率 東京都千代田区の「グローバルヘルスケアクリニック」の水野泰孝院長は「患者さんと口頭でやり取りできるので今のところメリットは感じていない」と明かす/。
私は、紙(「資格確認書」)でやります。マイナカードの医療データについては、口頭のほうが診療費用を課金されたとしても知れてますから。マイナ保険証で医師の資料はワカリマセン。力量も。顔認証のものも発行されるそうですが、そういうのは指紋でも何でもイイんです。マイナポータルは利用出来るんですから、マイナ保険証による個人医療データより、医師との口頭です。医者が阿呆では安心して命預けられない、ただこれだけの理由です。医者の阿呆さ加減は、今日にいたるまで、風邪といえば抗生剤で、抗生剤がヤバイとなるとピタッとやめた。医薬品不足の一端は抗生剤が売れなくなった製薬会社の台所事情というのもあるんじゃナイでしょうか。そこで今度は鎮痛薬、向精神薬をバカバカ売る。オピオイドによる死者の増加は米国ではうなぎ登り。日本で問題化されるのはすぐです。「医療麻薬」なんてよくもいう。クスリというのは全て麻薬と同格ですよ。私は「反ワクチン派」ではナイ。7回接種してます。メッセンジャー、免疫、抗体などもいくらか勉強しました。西洋医学には、中医学(漢方)における一対一対応のかんがえがスッポリ抜けている。逆に漢方は未だに中国のクスリだとおもわれている。生薬と混同されている。エビデンスが無いとすらおもれている。即効性が無いとも。どういうワケか漢方医は安倍清明あたりの神秘性まで行きたがる。
ともかく、医師は薬理学をもっと学ぶべきです。

2023年12月 7日 (木)

時世録・47

てんてこまいの小忙しい日々で、疲れも蓄積され、これがまたなかなか抜けてくれない。鬱病と頸椎狭窄、関節炎の三正面攻撃でもう身体はボロボロ。これに加齢を文字どおり加えると、よくもまあ(よくぞまあ)生きているなと感嘆してしまうのだが、これで炊事、洗濯はかかさずヤっているのだから、もういいだろうという声(内観)もしきりと在る。
さて、では世相はというと、どうしようもナイのが、岸田政権(日本政治)の「体たらく」というか幼稚さだ。岸田という御方はほんとうに莫迦ではナイのかと、うすうすおもっていたことが次第にほんものの疑惑になる。
/「○○君を励ます会」「桜を見る会」国会議員は歳費やボーナス、文書通信交通滞在費(文通費。調査研究広報滞在費に名称変更)、立法事務費などで6000万円を超す収入を得ているとされる。秘書給与も3人までは公費で賄われる。それでも資金繰りは厳しいとの見方はある。自民党内からはキックバック分の使途について「私設秘書などの給与にあてている」との証言があがる。このほか、政治家同士の飲食や贈答品代などにも使われている模様だ。/
とは、ニュース・メディアからの拾い込みだが、この事態に対する、岸田の答弁らしいものが、「とうぶんのあいだは、忘年会、新年会など、パーティーは慎むようにしたい」と、何なのだろうかこの「聞く力」は。こういうのを「お門違いの百花繚乱」という。
この問題がどうなるかは、ジャニーズ事変と構造を同じくするにチガイナイ。追求する野党とやらも政治家さんだし、同じ穴のムジナだ。突つきようがナイ。共産党はチガウよって、そりゃあ、あんた、彼らの望むものは、社会の引っ繰り返しなんだからアタリマエだ。
このパー券騒動が共産党からのresearchで明るみに出たのはアタリマエなのだ。ソフト・スターリズム主義でも、こういうのはたぶん、絞首刑、銃殺だろうな。スターリンは1000万人、毛沢東は1500~2000万人をヤっている。「連合」の会長芳野友子氏が「共産党だけはダメ」と毛嫌いするのは、「共産主義はダメ」ではナイ。「日本共産党はダメ」なのであって、ここは間違いやすいので注意。統一教会も勝共連ももともとのお題目では共産主義は正しいが人間がそれを成すのは無理という考え方で、それがいつの間に壷売りになったのかは、貧相なハゲ教祖が故人なので、よくワカラナイ。
勝共連といえば、ここのトップと岸田は同じ会合に出席しているのだが、断固認めずの姿勢を貫いている。そういう毅然とした姿勢で政治のほうをヤってくれれば、もうちっとは生活も楽になるのではないかなあ、なんて、甘いことかんがえている大衆は、すなわち私なんだよな。
政権(自民党・為政者)にとっての難題、課題が山積みしているのだけれど、野党も阿呆、莫迦のボンボンだから、衆愚は山本太郎なんかに同調していたりして、いいのかよ。
農林水産省の大臣が、農家に対して「芋をつくれ」といいだしたらしい。要するに、近いうちに食料危機(問題ではナイ、危機なのだ)がヤってくることにいまやっと腰をあげたというワケだ。来年の今頃は私たちは芋を齧りながら晦日を過ごすのかも知れない。けれども日本が「ほんとうに食料自給率三割なのか」を問うまえに「自給率」とは何なのかを問題にしたほうがイイ。この「自給率」(という割合)でいくと、農家などがいくら頑張っても3割程度になる。ただし、日本が用いている「自給率」を他のどこの国が用いているのかを捜せば、何処にも無いのだ。この「自給率」(カロリー計算なのだが)は実は日本だけの計算方法なのだ、ということくらいはおぼえておいて損はナイ。では、どれだけ私たちは食えるのか。そんなものは、「買い物に行け」、毎日買い物(もちろん食料のだ)にスーパー、マーケット、市場、コンビニ、何処でもイイが、その目で確かめてみればイイ。
その物価より賃金が低い。ほんとうの問題はこれですよ。ワカってんのか岸田。ワカッテいるのだこの総理は。ただ、打つ手がすこぶるに政治家としては落第なだけだ。減税がどうのじゃナイと私はおもいますがネ。ともかく趣味は料亭で一杯というのをまずヤメましょ.う、岸田。

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