時世録・39
3月7日、英国の公共放送BBCがドキュメンタリー「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」を英国内で放送。日本のタレント事務所であるジャニーズ事務所の創設者、故・ジャニー喜多川氏が生前にタレント志望の少年たちへ性的加害を繰り返していたと報じた。
このひとりの性嗜好異常者(パラフィリア)が巻き起こした事件(「グルーミング(性的加害を意図する大人が未成年を手なずける行為)」は、日本の芸能史に残るだけでなく(残るもへったくれも、現在進行形なんだからナ)芸能界、放送界、メディアに対して、または、その行為を暗黙のうちに見過ごしてきた(つまり、「噂としては聞いていた」とか、「この世界の慣例的なもので、黙って観ているしかなかった」)それぞれの大物タレント、歌手、俳優たちにも、おそらくほんとうは心臓を抉る如き衝撃だったにチガイナイ。
そういや私だって少なからずだがその類に含まれるだろうな。もちろん、芸能界のスタッフとしてジャニーズタレントの舞台のホンを書き、糊口を得ているというような理由ではなく、知らず知らずのうちに、「へーえ、この方たちもジャニーズなのか」から『必殺仕事人』東山シリーズの大ファンだったし、いずれこの事務所は解体するか倒産するしかナイだろうなと、おもえるからだ。
そりゃそうだろう。放送業界だけでなく、行政までが、この事務所のタレントの扱いに対しててんやわんやだ。新社長はどういう神経しているのか、突然「タレント辞めます」とこれまた後継の問題の迷惑省みず、勝手にいいだして、それで関係者がどんな苦労、負担の駆けずり回りになるのか「シラッ」ないでいる。こういう体質だからアカンかったのではなかったか。600兆円産業が消失するのだ。損害が何処にどれだけ波及していくやら、事はこの事務所所属、あるいは関係きタレントの失業だけではすまないだろう。
ところで、ここで私が疑問におもうのは、民法はともかく昨今「公共放送」から「公共メディア」に変わり身したエネーチケーが、英国の公共放送BBCがドキュメンタリーまでして取り上げている「問題」に民法と同じように忖度だかなんだか知らないが「知らぬ顔の半兵衛」し続けててきたことだ。どんな声明文を発しようがこの「公共メディア」対して投げかけるのは一言だけで済む。曰く/「卑怯者っ」/。「公共放送」の皮を被り、1万人の社員従業員を受信料たる国民の「負担金」で食わせてきた治外法権独立放送局の正体が、此度の事象で、図らずも発覚、露呈したことだけは、確かなことだ。
当事件同様、エネーチケーの業務態勢は「(まだ立証はされていないが申し立てられている)疑惑(allegation)」ではなく「噂(rumour)」扱い」でもなく、歴然とした事実だとおもうことにした。(どんな「疑惑」でどんな「噂」か知らんけど)
で、次回は「小児性愛(ペドフィリア)」についての経験、体験を述べてみる(つもりやけど)