無料ブログはココログ
フォト

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »

2023年9月

2023年9月16日 (土)

時世録・39

3月7日、英国の公共放送BBCがドキュメンタリー「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」を英国内で放送。日本のタレント事務所であるジャニーズ事務所の創設者、故・ジャニー喜多川氏が生前にタレント志望の少年たちへ性的加害を繰り返していたと報じた。
このひとりの性嗜好異常者(パラフィリア)が巻き起こした事件(「グルーミング(性的加害を意図する大人が未成年を手なずける行為)」は、日本の芸能史に残るだけでなく(残るもへったくれも、現在進行形なんだからナ)芸能界、放送界、メディアに対して、または、その行為を暗黙のうちに見過ごしてきた(つまり、「噂としては聞いていた」とか、「この世界の慣例的なもので、黙って観ているしかなかった」)それぞれの大物タレント、歌手、俳優たちにも、おそらくほんとうは心臓を抉る如き衝撃だったにチガイナイ。
そういや私だって少なからずだがその類に含まれるだろうな。もちろん、芸能界のスタッフとしてジャニーズタレントの舞台のホンを書き、糊口を得ているというような理由ではなく、知らず知らずのうちに、「へーえ、この方たちもジャニーズなのか」から『必殺仕事人』東山シリーズの大ファンだったし、いずれこの事務所は解体するか倒産するしかナイだろうなと、おもえるからだ。
そりゃそうだろう。放送業界だけでなく、行政までが、この事務所のタレントの扱いに対しててんやわんやだ。新社長はどういう神経しているのか、突然「タレント辞めます」とこれまた後継の問題の迷惑省みず、勝手にいいだして、それで関係者がどんな苦労、負担の駆けずり回りになるのか「シラッ」ないでいる。こういう体質だからアカンかったのではなかったか。600兆円産業が消失するのだ。損害が何処にどれだけ波及していくやら、事はこの事務所所属、あるいは関係きタレントの失業だけではすまないだろう。
ところで、ここで私が疑問におもうのは、民法はともかく昨今「公共放送」から「公共メディア」に変わり身したエネーチケーが、英国の公共放送BBCがドキュメンタリーまでして取り上げている「問題」に民法と同じように忖度だかなんだか知らないが「知らぬ顔の半兵衛」し続けててきたことだ。どんな声明文を発しようがこの「公共メディア」対して投げかけるのは一言だけで済む。曰く/「卑怯者っ」/。「公共放送」の皮を被り、1万人の社員従業員を受信料たる国民の「負担金」で食わせてきた治外法権独立放送局の正体が、此度の事象で、図らずも発覚、露呈したことだけは、確かなことだ。
当事件同様、エネーチケーの業務態勢は「(まだ立証はされていないが申し立てられている)疑惑(allegation)」ではなく「噂(rumour)」扱い」でもなく、歴然とした事実だとおもうことにした。(どんな「疑惑」でどんな「噂」か知らんけど)

で、次回は「小児性愛(ペドフィリア)」についての経験、体験を述べてみる(つもりやけど)

2023年9月 9日 (土)

時世録・38

「何か、なんでもイイということはナイんだけど、ともかく世間の重大事を探(捜)せっ。いま国家やわれわれがタイヘンなときだってワカルだろ。マイナカードと保険証の紐つけのミス、エラーでデジタルへの信頼失墜、原発の汚染希釈水の海洋放流で地元との繫がりが危うい、そいつをこともあろうに、習ヒンピンの中華共産党が内政建て直しの口実に利用しやがって、貿易中止で自国経済破綻の党批判を外に向けようとしている。さらに、まあキリがナイんだが此度のもろもろは、えーっ、防衛費のアップまでサヨクからクレームって、それは想定内なんだけど、盛り過ぎときた。少子化、子供生まれない。結婚できない。生活出来ない、養育費出ない。あれだけ銭出して援助するといってんのに、どうせタワマンの何とかカップルなんか、何ぃ、あっちのカップルのほうが子供たくさんつくってるって、そりゃあ、銭があれば、いや、メデタイ。いや、えっ、今日の国会議員食道の食材が届かないって、そんなもの、余所の県じゃ業者がバックレやがって給食が休食になってんだから、外食にしろ。だから、こういう数多の〈どん底〉状況を抑えて余りあるネタだっての。精神病院の虐待、退院遅延、常識じゃないか。キ印は野に放たなくてよろしい。生活保護者からの搾取、無いことにしておけ。アベ暗殺の真犯人、陰謀論だ。あのな、大物俳優の大麻や覚醒剤くらいじゃ駄目なの。国民の文化経済効果を左右しているくらいのもの。北朝鮮の潜水艦ミサイル程度じゃ駄目。ああいう自衛隊が相手に出来る程度じゃアカン。いいですか、特大のナラティブですよ、首都直下も南海トラフも地震学者の予算要求だとバレ始めているから、あのな、どうせなら、ロシアが突然核攻撃で攻めてくるくらいのみつけて来いと、
/岸田草履、ありました/
おっ、いま草履って聞こえたけど、まあいいか。いいネタ探してきたんだな。中古車屋が除草剤まいたとか、駄目だぞ。エコ議員が馬に狂って賄賂も駄目、小さすぎるの。だめ、ナニ、で、なんだって、ええっそんなこと今になってヤルってか。そりゃちょっと、いやいやいやいや、待て、待てぃ。それはかえって好都合かもしれないな。国民の誰もが、マス・メディアすらが、ネット参入のエネーチケーすらが、知ってて知らんふりを決め込んで数十年、それだけ染み渡っていると、寝耳に水よりかえって効果があるかも。日本人の国民性の余裕の他人事ってヤツだな。ヤツだよ。「ヤツ」というのはここの主筆なんかめったに使わないコトバだけどな。「奴」だからな。でもイイ、それイイかも知れない。まず、事件の焦点がボヤケル。犯罪者当人と思しき人物は故人だから、何にも云わない。死人に口なし。で、どこもかしこも〈痛くも無い腹〉でなくて、〈痛い腹〉ばかりだから、深堀りはしない、適宜、どこもかしこも連帯責任、要するに〈河原もの〉どうしの土壇場、修羅場から愁嘆場になって、しかしながら、文化的経済効果だけをかんがえるに、これほどの大事件はナイ。ウヨクもサヨクも無い。国民的アイドルばかりだからな。芸能界という魔界だからな。魔界転生するんだ、これぞ〈ナラティブ〉ですよ。フィクションでなし、ノンフィクションでなし、国民の物語(共同幻想)だ。
/よろしいでしょうか、総理/
よし、此度の国家の大事を覆い隠す、国民の興味を太陽の重力で光が曲げられる如くひん曲げる、それに決定。年始のショー・イベントな、あれ、フジはもうヤランだろうから、テレビ東京にまわすように。あそこなら1/10の予算でヤルだろうから。んで、あぶれたタレントもテレ東にまわせ。んでな、会社の名前な、『テレビ東山京じゃ、ニーズ(needs)』でどうだ」
/その会社名はちょっと、いえっ、草履のsensibilityでgoodです/

主筆見解:今年の夏の湿度で、汗疹にやられて、痒さに七転八倒。掻きかき書きで、通俗的になってしまったナア。しかし、『必殺仕事人』のいまのシリーズ、もうなくなっちゃうのか。惜しいなあ。

2023年9月 2日 (土)

時世録・37

アナログやデジタルという単語が使い始められた頃。もちろん当方にはなんのことかぜんぜんワカラナイ。そんな頃。ある対談を読んで(といって、誰と誰の対談だったかも忘却している)、その片割れが「アナログというのは〈耳〉でデジタルというのは〈眼〉だと私は理解しているんだ。それだと簡単なんだ」と片割れに解説し始めた。つまり、対談などを雑誌でおやりになる方でもアナ・デジの区別というか、自体が何なのか知識がなかったという、そんな頃だ。これはなるほど理解が納得するいい解説だった。だからひょっとしたら解説したのは養老老師かもしれない。
「つまり耳、音楽なんかはアナログだ。つづけて聞かないことにはワケがワカラン。しかし、絵画とか写真は眼で、パッと観ればワカル。これがデジタルだ」
まるで、クマとご隠居みたいな問答だが、なるほどそうだな。眼とはいえ、写真と映画とでは前者はデジタルで後者はアナログということになる。マンガ(コミック)なんかになると、アナ・デジの融和だ。文学となると、小説と戯曲とでは前者はアナログではあるが、眼で読むのだから、読み方によってはかなりデジタル寄りになる。戯曲はせりふ一行ではまったく解読不能なので、アナログなのだが、イメージとしては舞台における光景を読み取らねばならないので、ここはデジタルということになる。双方とも合成ベクトルみたいなもんですな。最近の若い人(四十代含む)は小説を読むのが苦手なのだそうで、それはアナログをデジタル変換するアルゴリズムに問題があるのだろう。これは音楽にもいえる。スコアを観て音を脳裏で創って歌うということがかなり苦手なそうだ。簡単にいうとスコアが読めない。変換機能、量子力学でいう作用素の働きがうまくいっていない。
さて、音楽が出てきたので、それでハナシをつづける。まず音符を一つ、音階はなんでもいい四分音符でも二分音符でもイイ。これ一つでは、〈音〉ではあるが、音楽でも音曲でも最近よく耳にする楽曲でも、無い。単なる音。単音だ。しかし、この音符の数が増えていくと音階は同じでも単なる音ではない。ドドドドドドと音がつづいても音曲だ。ドッドドドドドドドドッドドド。音符の長さ、音階が決まって来ると、ドッドドドドドドドドッドドドは『風の又三郎』のテーマに近づく。あの導入の部分だ。
さて、これ、何かに相似しているなとふとおう。待てよ。コンピュータのビットやバイトなんかと似ている。普通のコンピュータ(スーパーコンピュータでもイイのだが)ビット数を増やし、バイト量を増やしていく。1バイトでは駄目だが、キロバイトでは音曲、音楽になる感じがする。しかし、これだとまだデジタルとはいわない。アナログの範疇という感覚だ。並びの〈順序〉があるからだ。ところが、これを一枚の五線譜に一度に描いてみる。たしかに音の順番とシンフォニーなら重なりだけだから、まだアナログの範疇ともいえる。しかし、この一枚の五線譜をいっぺんに眼で観てワカルのが、音楽家のプロだとすると、その方々の脳髄はデジタルになっている。そうして、これを拡張解釈すると、量子コンピュータの仕組みになる。量子コンピュータはスパコンのようにビットの組み合わせとその重ね合わせをデータ化するのではなく、数千、数万、数十万枚の五線譜をいっぺんに読む(それにつかわれるのが量子ビットという状態ベクトル(波)の重ね合わせだ)。もう時間という概念が吹っ飛んでしまう。スパコンで1万年かかる計算を数分だからな。
こういうふうなモノを戯曲で書いてみると(すべてを書くワケではなく部分的にそうしてみるだけだが)、むかしっからご一緒に私の舞台をヤってきた役者さんたちは、何の抵抗もなくそれを演じる。要するに作用素がチガウ。ところが、最近芸能界で飯を食っているので、そこでそういうことをすると、必ず「難しい」「ワカラナイ」という苦言、クレームが俳優から出てくる。飯のタネ、食うための演劇なので、それはそれで黙認、追従するしかナイ。
さて、結論めいたことをいってしまおう。
そうか、私(たち)はアナログとデジタルの融和した、あるいはその先の、量子ビットによるスコアで芝居をヤっていたんだなあ。けれど、未だに芸能界の方々はアナログなんだなあと(それが悪いといっているのではアリマセン。感覚、直感、で片づけられるところを理屈でねじ込もうとされる。まあ、新劇も伝統芸能の尾っぽですからしょうがアリマセン)と、昨今理解が深まってきたのに秋はぜんぜん深まらない夏の暑さかな、なのである。

2023年9月 1日 (金)

時世録・番外

将棋、王座戦第一局は予想どおり永瀬王座の勝ちでした。(誰の予想や、そんなん、わての予想に決まってるやないか。何で予想やのに先に書かんのか。はずれたらかっこ悪いしな)。ということで、そんならざっと今後を予想しておきましょう。
勝負は第五局(最終戦)まで、つまり二勝二敗で、もつれこみます。この場合、/永瀬⇒藤井⇒藤井/という勝者であれば、最終局は藤井くんの勝利です。/藤井⇒永瀬⇒藤井/なら、藤井くん勝利。/藤井⇒藤井⇒永瀬/の場合は不明、ワカランです。永瀬有利なんですが、有利が常に勝つとは限りません。土壇場逆転劇となるかも知れません。それくらい藤井くんの〈運〉は強いのです。〈運〉は自然のものですから、AIのアルゴリズム、データにも無いでしょう。AIの泣きどころは「自然」というデータが無いというところですから。老荘思想なんかはデータ化出来ません。
なお、この予想がアタルかどうかの予想は確率50%です。

時世録・36

ゲームセンター(などとはいまではいわないのだが)、呼称が変わってからもそれ以前も、それほど私の需要にはなっていなくて、パチンコが無駄に眩しく煩くなってきた頃にスロットもやめた。その頃はもうゲーセンでも遊ぶ興味も余裕もなかった。かなりむかしだな。
ところで、魔がさして、戯れにクレーンゲームをやってみたことがある。こういうものは力学的に取れないように作動するものだとかんがえていたので、銭ドブの感が強かった。のだが、なんとまあ、連続でゴリラのぬいぐるみを三個も落とすことが出来た。機種によりけりなのか、あんまりこういうところで運を使うのもなんだから、三個でやめたが、最近このクレーンゲームの仕組みを知った。
実はクレーンゲームには大きく分けて「確率機」と「実力機」という2つの種類がある(のだってさ。知らんかったワ)。
実力機は、実力がナイと景品がゲットできない機種だ。普通はクレーンゲームと言ったら誰でもこれをおもい浮かべる。こういうのにも達人がいるとすれば、店からすると、もしその達人が次々と景品を持って行ってしまったら、大幅に損をする機種ということになる。
そこで登場するのが確率機という類で私がゴリラを取ったのもこれだ。確率機は、一定以上の金額を入れないとクレーンのアームの力が弱く、普通に景品を掴んで穴まで運ぶということがまず出来ないように設定されている。従って入れた金額が一定数に達すると、アームのパワーが最大になり上手にやれば景品がゲットできる。もちろん、景品ゲットに成功したらリセットされてアームの力が弱くなる。
確率機の設定は、設置した店側が自由にいじることができる。アームパワーが最大になるまでに必要な回数などを変更すれば、店側は必要な儲けを出すことができる。/たとえば1回200円のクレーンゲームで、景品の平均仕入価格が500円、原価率を25%以下に抑えたい場合は、少なくとも10回遊ぶ(つまり2,000円投入する)まではアームパワーを弱にしておき、そこを超えたらアームパワーが最大になるようにしておけばよい/
このような仕様は、機械を購入した店側にはきちんと説明書として手渡されている。
/ちなみに、日本のクレーンゲームで確率機と実力機を大ざっぱに見分けるシンプルな方法は、アームの数が3本だったら確率機、2本だったら実力機の可能性が高いというのが通説/(だ、そうです)

最近Quoraからひろってきたネタを経験に合わせて編集、引用。
なるほどねえ、あんな単純なものもテジタルマシーンだったのか。まったく気がつかなかった。運と腕だとばかりおもっていた。最近「デジタル社会」とかをアナログな政治屋がさかんに/いうだけは/いっていて、どう営為すれはいいのかワカランでいるようで、なんだか、原発の処理水問題もマイナカード問題も、もちっとその問題自体をデジタルにかんがえられないのかなあ。と、では、デジタルとはなんぞや。これは次の機会に。
ゴリラKぬいぐるみ三個。どうしたかな。別々の女にあげましたなきっと。(だいぶんにむかしだもんなあ)。

« 2023年8月 | トップページ | 2023年10月 »