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2023年7月30日 (日)

時世録・27

マイナカードは持っていてよい。「返納」したい方はそうしてもイイが、役所の人件業務が増えるだけで、連日の残業。コロナの次はこれかよと悲鳴をあげて鬱病になるのは係のものだけだ。
マイナカードとマイナンバーとはチガウ。これは河野デジタルの云い方がワカラナイだけだ。マイナンバーは国民個人番号であり、マイナカードに入っている情報などはこれ以外は微々たるもので、チップに個人情報などは無い。その微々たる情報だけで紐つけが出来ることをやろうとしているのだが、当初(いまでもサイトを読むとそうなんだけど)カードで保険証が一本化出来ます、とても便利っ。てなことが、いつの間にかどういうワケか、保険証が無くなる、カードは義務化されるというまるで詐術のような事態に誰が誘導したのか、いまだに官僚や与野党もワカッテいないようだ。河野デジタルも「私ではありません」と明言している。じゃあ、誰なんだ。
とはいえ、掲載されているマイナンバーは国民の個人番号だから、たとえば量子コンピュータを用いればたちどころに個々人の(資産)情報など1億人分並べられる。これはコンプライアンス違反になるので、よって、この紐つけには四桁の暗証番号が必要になった。たった四個でいいのかというと、それでイイらしい。この操作を三回間違えれば、24時間ガード(停止)するような仕組みになっている。いくらなんでも三回の組み合わせで一発当てることは量子ビットでも無理だ。
政府がやろうとしているデジタル化は、理念としてはマチガイではナイ。こいつをヤっておかないと、たぶん30年後あたりで日本社会は労働力不足で壊滅する。生成AIがうるさくいわれているのはその危険性だけではナイ。便利なものはなんでもキケンなのだが、こいつは将来の国家盛衰に関わるからだ。冷凍冷蔵庫と電子レンジと洗濯機と炊飯器によって、暮らしがどれだけ楽になったか、ちょっとかんがえてみればイイのだ。コンビニストアとアマゾンでどれだけ老人の寿命が伸びたか、だ。
さて、広末不倫も、ビッグモーターも屁のようなもので、そんなものに関わっているヒマはほんとうはナイのだ。現状、世界気温はここ十二万年のあいだで最高を記録している。北半球のほうかなり酷いようだ。北極の氷はアト30年といわれていたが、加速的にそんなに持たないだろう。海面の上昇は無いにしても、北極海の氷の下に眠っていた太古の炭疽菌(これはもう4人の死者を出している)や、毒性バクテリア、COVID-19のような未知のウイルスなどが次々にパンデミックの再来を予想させる。あのね、COVID-19はまだ終わってナイのよ。そこへきて、熱中症なんだからね。昼間(朝も夜も)人通りが無いのよ。
さてロシアの永久凍土は溶け、穀倉地帯は壊滅するだろう。中国共産党は先を読んだのか、COVID-19パンデミック直前に、カナダをはじめ、あちこちから家畜の飼料の爆買いを始めた。そのため、鳥インフルが解消出来ても(ワクチンはあるんです。しかし、ワクチンを打った鳥のウイルスがヒトにどんな作用を及ぼすかがワカッテないんです)日本の鶏卵も元の価格にもどることは無い。一日一食を20円のうどんに河岸の雑草を煮込んで食っていた母子のハナシもすぐに特異な出来事ではなくなるだろう。(すでに20円のうどんはここ半年で50円になった)。
こちとらは「栄養失調」も知っているし、40℃の暑さの中での作業もトタン屋根の下の稽古場で経験してきた。いまや身をもって知っていることだけが事実というより他はナイ。メディアに引っ張られないようにだけ、メディアを活用するべきだということをお忘れなく。メディアもインテリ芸人のマイナカード攻撃も、コロナワクチンのときのように、何処か何か科学的なことをスルーしたままで、拳を挙げている気がするのだ。
『きみたちはどう生きるか』じゃアリマセン。『きみたちはどう生き残るか』という人新世が始まっている。おいらなんか、盆には近隣のホルに宿泊して、美味いものを友人夫婦とともに食う。盆と正月が来るのももうナイかも知れないからな。でと、UNICEFと国境なき医師団とカタリバには同程度の寄付をして、浄財とする。とりあえず今夜の飯は豚の生姜焼きだ。いつまで食えるのか豚肉よ。有終の美であれ地球よ。憂醜の尾なんかで死んでたまるか、だ。泣くぞもう。

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