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2023年5月17日 (水)

時世録・12

オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」
近頃、都に流行るもの、というかメディアが食いついているもの。この前まではウ×ロ戦争にコロナだったのが、昨今はタイトルにしたためてみたチャットGPTということになる。なんだか毎日といっていい程ニュースになっている。ものすご~く便利だが、きわめて危険なシロモノという扱いで、人類存亡の危機に直面しているかのようだ。『アトム・ザ・ビギニング』(カサハラテツロー・小学館)は当初から予想どおり原作でちょいちょい出てきた〈オメガ因子〉における展開で進行しているのだが、奇しくも現在(現実)のほうが追い抜いてしまった感が強い。
いつものようにrandomに 毎日新聞電子版ニュース記事から拾ってみる。
/チャットGPTの「答え」は確率と統計に基づくものである限り、正しさについては今後も保証されることはない/。これは(このアトも)新井紀子・国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授、2023年4月18日毎日電子版のコメントからだが、どこだかの大学教授が今後学生が、チャットGPTを使って試験、宿題の小論を書いてくるだろうと予測、いっぺん自分でもヤってみるかと問題をかんがえ、やらせてみたところ及第はまるで無く、ランクを下げてもっぺんヤったがそれも及第はなかった(つまりはまったくマチガッテいた)らしい。とはいえ、大学の専門課程であるから私たちが読んでも、何処がどうマチガッテいるのかすらワカラナイ。つまりはどうでもイイことなのだが、本日のほうれん草の価格はとかだったらすぐにワカルんだけども。
で、新井センセイにもどるが、なるほど、そりゃまあそうだろう。それくらいは最近の将棋戦のライブ配信によるAI予想を観ていればなんとなくワカル。
/自分がよく知っていることに関する下書きにはチャットGPTは使える。専門知識があればチャットGPTの答えに間違いがあるかどうかはすぐにわかる/。と、これがその裏付けのようなもので、名人戦では藤井王将も、渡辺名人もAI予想は参考にはして研究はしてきたのだろうが、アテにはしていない。だから/自分がよく知らないことには使わない方がいい。高い安全性や信頼性、真実性が必要なことには使ってはいけない/。ということになる。
/自分も含めてAIの研究者は、「こちらの言っていることの意味をわかっているようにみえても、理解しているわけではない」と説明してきました。しかし、「理解する」ということがどういうことなのかが問い直されていると感じます/。ここは胆だろう。しかし、
/対話が事実上、ほぼ成立しています。我々は意味を理解しないと対話は成立しないと考えてきましたが、そのことを真剣に問い直さなければなりません。人間と同じようには理解はしていない。しかし、機械なりに理解していると考えたほうが、もう自然ではないでしょうか/。となると、ここで、むむんとなるのは、相手にしているのがマシンではなく他人だって(ヒトだって)同じじゃないのかなと、ふと立ち止まってしまうからだ。
「おはよう」「こんちは」「いってらっしい」「ただいま」程度なら〈理解〉という難しいことは必要ナイ。しかしごみ出しの日、そこには三つの段階の〈理解〉が必要になってくる。マナー(常識)、モラル(個人的規範)ルール(コンプライアンス・共同規範、暗黙の規則)。こいつをワカッテナイのか、ワカッテいるけど無視しているのか、あるいはカラスの味方なのか、ともかく。〈理解〉というものを識知していない輩が存在する。その方々はつまりはAI、チャットGPTのレベルということで、逆にいうと、そういう方々の仕様をみていると、チャットGPTというものはこういうものなのだと逆に〈理解〉出来る。
/このまま多くの人がチャットGPTを自分の知らないことを知るために使うと、世の中が混乱して、元通りにするためには膨大なコストがかかるかもしれない。よく考えて使ってほしい/。すでに世の中、世間は混乱している。生活している感覚がこの30年ばかりでかなりチガッテきたと肌で感じているひとは私以外にもけっこういるはずだ。
リテラシーの楽しさを知らずに、さらに文章(散文、小説、戯曲、詩)を読んでもそれを脳裏に仄かにイメージすら出来ないチャットGPT人類が増えている。チャットGPTを何の躊躇いもなく受け入れてしまうのはそういう理由もあるんじゃないのかナ。

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