無料ブログはココログ
フォト

« 時世録・1 | トップページ | 時世録・3 »

2023年4月 3日 (月)

時世録・2

『子連れ狼 (北大路欣也版)』は2002年から2004年にかけて三部作に分けて、テレビ朝日で月曜日19時台に放映された(ウイキ・私は月額1800円の寄附をしておりますが、寄附ではなく資料・取材費としての経費だと認識しています)要するにご存知の時代劇ですが、若山富三郎さん(勝プロ・映画)も全部二度観ておりますし、萬屋錦之介版(日本テレビ系)も中断された後のものは観ています。残念というのでしょうか、運命というのでしょうか、/損(そん)なもんだぜ人生は/というのでしょうか、このときの大五郎くん(第一部と二部に出演)は殺人罪で無期懲役になられまして、未だ10年はムショ暮らしだろうってんで、再放送は出来ないようです。
そんなことはどうでもイイんですが、『子連れ狼 (北大路欣也版)』は武芸者の盟友からギフトされた『時代劇チャンネル』のDVDで現在観ています。
これは、ちょっと驚きました、武芸者の右近どのも、この作品を観るまでは北大路欣也に対しては特に興味はなかったんだけど、これでビックリ、いっぺんに注目、ということだったんですが、私も同じでして、若富さん、萬屋さんは、その演技は「怨念、悲愴」まさに冥府魔道のソレだったんですが、北大路さんの拝一刀はまったくチガウcharacterで演じています。冥府魔道というよりも、冥府麻婆豆腐という感じで、ピリッと辛いのですが、豆腐の味もしっかりしている。けして怨念と遺恨だけではナイ、これは全編を通して数人の脚本家と監督がコンセプトを「親子の愛情と悲哀」から逸脱することなく、見事なホンを書き、演出をしているからですナ。柳生との死闘も東映剣会のあった頃ですから凄いときている。大五郎くんがまたイイ。武芸者によりますと、撮影現場では、この大五郎くんは「先生」とスタッフから呼ばれていたそうです。この方は幸いにして、ふつうの大人になって、俳優業ではありません。
脚本家の方々も監督さんも、私、ぜんぜん識らないんですが、競い合ってか、ともかく上手い。役者さんたちがこれまた負けてなるかとの名演技。私なんざ毎度(一日一話観ていますが)泣いています。(半分は悔し泣きです。クソっ、おれより上手いホン書きやがって)。
運悪く、私、鬱病の現象(症状)中であったにかかわらず、再来年のシス・カンの本を書いていたのですが、ぜんぜん上手くいかない。何度書き直しても通俗。三流。
時代劇というものに「時代考証・監修」なんてのがたいていはあるんですが、私見ではありますが、あんなのは/まったく必要無い/です。/あっても意味無い/です。だいたい、時代劇なんてのはチャンバラ(剣戟)なんですから、片目片腕の「しぇいは丹下、名はしゃぜん」なんかが出てきたところで、何が「時代考証」やねん、アホラシイ。
その点、原作者の小池一雄さんなんかは「公儀介錯人」なんてありもしない役職を創作したりして、あるいは「十手もん」なんてのもそうなんですが、そういうのはfictionなんだから、どうでもイイの。観ているほうが納得すればイイstanceですから、立派。
私なんざ、毎日『子連れ狼 (北大路欣也版)』が観られるので生き延びる努力をしているような按配で生きています。

« 時世録・1 | トップページ | 時世録・3 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事