アト千と一夜の晩飯 第十四夜 ワクチン半チクワ
接種券(5回目)がきたので、予約の電話を入れた。これまでに接種したところ二院が立て続けに「今回はどうなるかワカリマセン」「インフルと重なっているので今回はやんないノ」
ありゃ、そこで近所の新築病院へインターネットしたがほぼ年内は無理みたい。3ヶ月にスタンス縮めた意味ナイじゃん。接種者が減少しておるぞってメディアがまたガナってるんだけど、あいも変わらず遠方の遠方の大集団会場まで行け、では、接種動員が伸びないのはアタリマエなんだけど、このあたりが現状日本の政府の限界だから半チクワなのである。(半チクワとは、声かけや広報宣伝、推奨はうるさいほどヤルのだが、たとえば、Jアラートが「頑丈な建物か地下に避難して下さい」と北のミサイルからの攻撃(空発射)を報せても、東北のあの県辺りには田んぼが広がり、長閑な田園都市はあっても、ミサイル避けの地下施設とか頑丈な建物のようなものはあったかなと、こちとら名古屋に住んでいるから、首をチクワのように傾げるワケ。つまり真ん中が空洞状態でクネっといくそういう情況のことを云う)。
そこで、昔お世話になっていた、うちの芝居にも足を運び看護師さんも運んで戴いた、ご無沙汰の医院に電話。「接種券が届いたので予約したいのですが、いつごろなら、」と云うと「今すぐなら出来ますけど」という返答。「えっ、ええっ」と、洗濯半ばで自転車に跨がって即行。注射も即行。受付1分、注射三秒。15分の安静時間にスマホ観ると、まだアラートのニュースやってる。町のひとの声を聞いている。年寄りの婆さん(重複だな)「逃げろったって、何処に逃げたらいいのかわからんもんでね、じっとしてた」、若者「風呂入ってたんで、ともかくパンツ履いた。裸のままで死んで転がっているのってイヤだからな」、老人と海ふうの漁師さん「どうせもうすぐ戦争なんだろ」、政府の記者に対するいつもの談話「命と財産を断固守る」とは云うけど、「どうヤって」はまったく応えず、の半クチワ。なんでいつも迎撃しないのかについては要するに迎撃手段が地対空、空対空においても準備出来ていない証拠。2030年あたりを目指す加速検討でトマホークとか配備だって。アメリカの最新ステルス戦闘機も加速検討中。遅せーよ。加速が電動自転車並みじゃん。鮮魚がチクワになっているよ。
還り道、すれ違うのは老夫婦、アルバイト・ヘルパーさんと利用者さんの連れ歩き。たまに若いひとがいるけどたぶん失業者、中華帝国失業率40%よりゃマシか。台湾奪還は失業率の改善が目的なんじゃないの。
演劇の状況。聞いただけではどこもガラガラ。まんず、この世情だからなあ。銭は銀行に預けなきゃなあ。その銭も円安で銀行に置いておいてもどんどん価値が下がるだけなんだけどねえ。とはいうものの、お芝居観に行く気にはなれないだろうなあ。まして、ヤル気にも。名古屋なんかじゃ役者で飯食えないから、そういう願望はもう演劇を始めるときに棄てて、銭湯演劇(私はそう称しますが、格好良くいうならcommunication play)で、おっ、きょうはここですか、明日は別の「湯にっと」ですか、と、あちこち掛け持ちで忙しいってんだから、不思議とヤルひとは増えているらしい。
どこもかしこも半チクワな今日この頃です。
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