Sophism sonnet・69,12-06
ロウ&ロウ
大前研一老師がよほど焦げて燥いでいるのか、二度同じようなことをチガッタかたちではあるが、『president』に書いている。しかしこれでロ×ウ戦争を量子ビットfunctionすると、すこぶるオモシロイ世界が現れる。大前老師の作用素(function)も重ねてロ×ウ戦争をもう一つの物語で読んでみる。
1, ゼレンスキーという男は大統領コントのコメディアンであった。
2, ウクライナの国民性は勤勉で理工系だが、それはウクライナというところから他の国へ出て行くのに最良の方法論だからある。
3, つまり、愛国心が強いというのはアヤシイのだ。
4, ゼレンスキーの大統領就任時、支持率は20%しかなかった。
5, 支持率を上げるためにbrainたちとかんがえたのが、ウクライナのEUとNATO加盟である。
6, そうすれば、ウクライナの勤勉理工系は、わざわざ欧州に出向くのにパスポートを必要としないし、出て行かずともよくなる。
7, ロシアのプーチンはウクライナなど、ロシアの子分程度にかんえていた。よく似た関係がベラルーシである。
8, ところが、ゼレンスキーはウクライナのロシアに対する歴史的怨恨を身に沁みて識っていた。
9, もう隷属は御免だ。だって、僕は大統領なんだから。と、EU&NATO加盟の旗を上げると支持率はドドンと上がった。
10,しかし、プーチンの怒りも上昇した。何かんがえとんねん、である。
11,アメリカは新兵器をたくさん持っていたが、試演習するところがナイ。ゼレンスキーの乱を聞いたアメリカは、ほんなら、新兵器ヤルさかいに、使ってみて。ともかく戦場という現場で新兵器が演習でなく使用出来るのだ。NATOも、ワルシャワ条約機構が1991年に解散してから、特にスルこともなし、その存在の必要性もアヤシクなっていた。
12,そこにゼレンスキーの乱だ。いまこそ結束すべし。
13,プーチンは数多の核を持て余していたが、使いようもない。さらにアメリカやNATOの通常兵器の性能効力もよくわからないでいた。おまけにロシアは台頭する中華帝国を前に影は薄くなっていた。プーチンの頭髪など薄くなるどころか、完全に消えてハゲになってしまっていた。
14,そこへきてゼレンスキーだ。プーチンはいったよなあ。「これしか選択肢はなかった」。なんの選択肢なのかここんところはずっとワカラナカッタが、そうか、こういう重ね方をすると、プーチンが何を選択したのかよくワカル。自国の資源、軍事力と核の用い方のtimingだ。
15,かくて、ロシアのウクライナ侵攻は始まった。そうして、英雄ゼレンスキーと、極悪人プーチンの構図が宣伝戦(情報戦)によって世界に行き渡った。
16,結果、世界は自然を含め暗黒の時代を迎える。
ロ×ウ戦争はそういうことになる。この戦争において、ロシアが「戦術核」のうちの「戦場核」すら使わないことは目に見えている。それではロシア通常兵器の戦力が、アメリカ・NATOとどこまで渡り合えるかの判断は下せない。アメリカはそれを充分承知で、ウクライナを支援している。アメリカ自国において銃乱射死傷事件が急激に多発しているのは、war Hysterieとしかおもえない。中華大国は国民に喧伝する。「これが自由主義の成れの果てだ」たしかに、これもアタリだろう。治安は中華大国のほうが断然いいらしい。イマジン、想像してごらん。すれ違いに道行く人々がそれぞれみな懐に銃を呑んでいるのを。
何れにしても、なんて哀しいのだろう。恐ろしいのではナイ、哀しいのだ。「オレ(主筆)なんかもう、こんな世界にゃ生き厭いた」と、主筆の鬱疾患の自殺念慮も悪化したのであった。
「はやぶさ」がアミノ酸を持ち帰ったことがワカッタ。しかしな、アミノ酸からタンパク質(生命体のみなもと)を合成させるのがとっても難しいのだ。「味の素」からどうやって原始生命体が出来るのか。そういうことですよ。
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