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2022年4月 8日 (金)

Sophism sonnet・69,10-3

針の穴を駱駝が通る

私は軍事評論家でも、経済評論家でもナイ。そもそも世相の評論など殆どアテにはしていないのだが、メディアを含めた情報をsamplingして、リミックスしていくしかロシアとウクライナ戦争(俗称プーチン戦争)の先行きについて何もいえない。何もいえないことほど歯痒く、また、知らぬあいだに核ミサイルで蒸発死するのも味が悪過ぎる。
私は私のegoismで、残った舞台上演がやれれば戦術核の炎に焼かれて炭素になったってどうでもイイのだが、机上に置かれた次々公演の出演者profileを観つつ「やりたいよなあ」と溜め息交じりのコトバを毎日吐いている。
とりあえず、素人なりのresearchの限りで、私なりの此度の狂乱についての先行きを述べておく。まさにsonnetだ。
〇まず、ロシア(プーチン)が(ウクライナに対して)求めているものは何かというと、NATO、EUとは無関係の(これをプーチンのコトバでいうと非武装中立になるのだが)状態に戻れということ。もう一つは、その監視として、東部に設立した親露派の二つの「国家」を認めよということとこれだけで、ウクライナにロシアの傀儡政権を樹立させようなどとは考えていない。求めているのは、NATOに対するウクライナという「緩衝材」なのだ。
〇これに対してウクライナ(ゼレンスキー)は、非武装中立の代替として「新しい防衛組織」の設立と、東部の二国は将来の危険を見越して国家として認めない、ということだ。
〇ゼレンスキーのいう「新しい防衛組織」は、要するにNATOの代りだから、結局はNATO加盟と殆ど変わらない。東部親露西亜政権を認めてしまったら、いつまた侵略があるかワカラナイ。前述のようにこれは譲れるワケがナイ。
〇未だに進行中の停戦交渉は誹謗中傷、非難、罵り合いらしいが、そんなことはいまに始まったことではナイ。いつもやらかしていることをメディアがtimingをみて取り上げているだけのことだ。
〇さらに現状を述べていくと、西側の経済制裁は報道のおそらく半分程度しか効果はナイとおもわれる。具体的にいえば、ルーブルが通用する国はまだ多く存在するのだ。だから、プーチンは油やガス代はルーブルで払えと強気なのだ。ロシアは軍事ではアメリカに次ぐ大国だが、経済的には貧困国家だ。マーケットには商品はナイが、ひとびとは、それぞれの農園を持って自給している。北朝鮮のように餓死者が出るなどということはナイ。ロシアン・マフィアの立ち位置もまったくワカラナイ。この辺りで国家的経済破綻ということは、もしあったとしてもかなり先のことになる。
〇「ゴルゴ13がいてくれたらねえ」という冗談だか本気だかの弁舌を聞くことがあるが、週刊現代の情報では、プーチン暗殺は、すぐに「死の手」と呼ばれる大陸間核弾頭にAIでスイッチが入るようになっている。これは半ばフェイクのような気がするが、元陸将の談話でも、そういうautomaticは存在するらしい。これがどういう仕組み、仕掛けになっているのかワカラナイが、EMP防衛が西側(米国)でどの程度開発、実戦用意されているのかがワカラナイので、それが存在しないとなると、迎撃手段はナイ。およそ400発「死の手」の発射は可能で、このうち10発が米国防衛網を抜けてアメリカ本土に飛来すれば、アメリカの主要都市は壊滅する。もちろん、このシリーズでも前述したごとく、セカンド・ストライクの交戦を含んだ核戦争の始まりとなる。
〇ウクライナ東部を占領したら、再度のキーウ攻略はありうる。今度は通常兵器ではなく、戦術核が使用されるだろうから、抜け目なくウクライナはIT部隊を組織し始めている。このあたりは、敵基地攻撃、などといっている日本は見倣ったほうがイイ。
〇日本への攻撃は、短距離、中距離戦術核で充分間に合う。米軍基地と主要都市は残念ながら防衛不可能で、ほぼ3分で、東京、大阪をはじめとする主要都市と基地は壊滅、原発も被弾瓦解するから、生き残れる人間はゲサクとキョウコくらいだろう。
〇もし、NATOが開戦するとしても、ロシアの戦術核に対してNATOは世界大戦から核戦争への道程を避けるために通常兵器でしか闘わない。それでも、充分に闘えるが、ここまで来るともう人類に未来はほぼ無いとおもったほうがイイ。
〇さらに書いてもいいが、書くのも生理的に辛いので、ともかく私は、自身のegoismでアト幾つかの舞台が成立すれば、それでイイ。ほんとうはイイことはナイのだ。何故ならこれは一個人の死滅ではナイからだ。ただただ、癪に障るが、「できたらイイね」と、机上のprofile写真に語りかけるしか私に出来ることはナイ。(と、いいつつ、新しい戯曲を書いてはいるんだから、もうゾンビのような意地である)
〇此度の戦争の締め処、落とし処は、プーチンにしかワカラナイ。せめて第一次軍事作戦終了とでもいってもらいたいものだ。ここ、数ヶ月が一つのclimaxになるだろうと、私は観ている。
以上、素人の考察である。
〇アト一つ付け足せば、中国の出方次第。これは重要なところだが、習コンペイ親分も判断が微妙で難解なことに苦しんでいるにチガイナイ。

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