Sophism sonnet・69,10-5
一人キテ 65億の 運命峠
もちろん、柴田錬三郎さんの(あんまり名作とはいえないけど)、熱烈な田村正和(故人)さんファンから頂戴したDVDのパロで、本歌のほうは「一人来て 二人連れ立つ 運命峠」なのだが、だから「一人キテ」の「キテ」は「頭のほうに狂いがキテ」なんだけど。きょう乾燥の待ち時間、ファミマの100円コーヒー飲みつつスマホでニュースをみていたら、プーチンが盟友の弔問に訪れたとかいう内容で、護衛二人の一人が小さな鞄を片手にしている。ニュースの貼り出し(title)は「核カバン」なので、ああ、あれが核ボタンの入っているカバンなのだなと、ワザワザ赤丸マークなんか画面に入れてくれなくてもワカルのだが、まずそれがフェイクもんであることにマチガイはナイ。つまり威嚇的見せ物ですナ。
ニュースには、他に「人道的」にとても「見せ物」に出来ないものも含まれていて、報道のほうでもまず注意書き程度以上の「忠告」と「対処」のコメントを入れている。要点をいえば、昨今の惨殺ニュースを観て、具合、容態、症状の悪化するひと、吐くひと、失神、悪寒の方々があって、そういう類の方々への対応の方法がけっこう細かにコメントされている。こっちのほうはフェイクではナイ。私の通院している幾つかの医院の一つ、最も大きな病院で、けっこう親しいdoctorと月一回ちょっと検診と談話を交わすのだが、doctorも苦笑しつつ、いや、「笑」はナイな。困惑かな。ウクライナ侵攻からこっち、そういう患者さんが増えてきているのは事実だそうだ。私も当初は気分が悪くなって、鬱疾患は酷くなるし、そのぶん、記憶障害も足並み揃えて増えるし、何より(私はコトバが商売なので、喋るほうも得意だろうとおもわれているのだが、それは、喋ることが決まっている講義や笑話の類だけで)日常会話は下手くそなので、一所懸命、相手にワカルように喋っているつもりなのだが、潜在吃音のような、いいたいコトバの前後が不覚になったり、伝わるように気にするあまり、いたって冷静を保とうとすると、今度は冷淡、親身になっていないような語りに聞こえるらしく、そのうち相手方の表情と同化から、ああ、Hysterie起こすか泣いたりするんだろうな、とはおもえど、で、そうなるのだが、幼童のときからのDVへの対応手段で身につけた諦念で拳固の代りに枕が飛んできても我慢する準備をしているだけだ。
世相のほうは飛んでくるのは核弾頭ミサイルだから、プーチンを暗殺しても、核カバンを撃ち壊しても、automaticにミサイルは発射される。こちとらも昨今は悪寒や吐き気や不整脈など通り越して、北海道の知己(こやつならなんとか調達してくれそうだから)に連絡して、スコープ・ライフルを準備してもらって、もし、北海道にロシア兵が侵攻してきたら、北海道まで義勇して、台座の足を土に埋め込んで固定出来るようにし、そうしないと反動で肩がヤラれるので、敵手を一人ずつ、頭蓋は致命傷になるし、命中率が落ちるので、最も人体で広い部分の肩から背中を狙って倒していく。というような妄想の中にいることが多い。私はあの自動小銃や機関銃がキライなのだ。確実に自分が撃ち倒したという自覚がナイとダメだ。アトはこれも盟友に頼んである長さ1尺二寸の短い剣で接近戦に備える準備かな。これは逆手に持つと、ちょうど腕の裏に隠せるので、逆袈裟で座骨神経(この神経は人体の神経の中で最も大きく斬りやすい)を狙うかな。
こういうことでもぼんやり漠然とかんがえたりしないと、神経が持たない。そのアトは、飯の支度にともかく何か包丁で切る。それでやっと気分が鎮まる。
:しかしワカラナイのは、プーチンの戦略だ。ナチスとスターリンを足したような作戦で、かなり残虐なことをヤっている。これだとどうしてもNATOを挑発しているようにしかおもえない。やりたいのかね、世界大戦。しかしそうするためには現在、軍事が不十分なので、ともかく黒海の制海権は奪るつもりなのかなあ。近々始まるだろう露西亜×ウクライナ戦は、黒海の制海権争いだとはおもうけど。
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