無料ブログはココログ
フォト

« 2022年3月 | トップページ | 2022年5月 »

2022年4月

2022年4月27日 (水)

Sophism sonnet・69,10-18

北かチョーセン、待ってたドン

なんだか軍事パレードをひさしぶりにやったらしいが、北朝鮮の通常兵器はロシアのお下がりばかりで、とても韓国、日本と闘えるものではナイ。よって、いきなり戦術核ということになる。まずは戦場核、つづいて戦域核、と、この辺りまででもうヒロシマ・ナガサキ-クラスだから、使ったらこれはジェノサイドがどうのこうのといっているような状況ではナイ。ウクライナで忙しいロシアが通常兵器で加担出来る余裕もなく、中華大国は、台湾と北朝鮮を秤にかけりゃ、てんで重みがチガッテくる。放っておくか、ついでに日本列島もという要害も戴くということになれば、米国が許さないだろう。(別に日本国民を守ってくれるというワケではナイのだけれど)。といって、イージス艦からの迎撃とパトリオット、THAADミサイル(中華大国は自衛隊のTHAADミサイル配備にはあからさまに反対していない。おそらく射程距離の問題だとおもわれるが、最新鋭のレーダー搭載のものとなると、なんともいえない。ちなみに、弾道ミサイルを迎撃するタイミングには、大きく分けて3つの分類がある。ひとつ目は、弾道ミサイルが発射された直後の「ブースト段階」、ふたつ目が「ミッドコース段階」。これは、発射された弾道ミサイルが大気圏外に到達後に弾頭を投射、そこから徐々に高度を落としていくときの迎撃、そして3つ目は、弾道ミサイルが目標に向かって落下していく「ターミナル段階」。イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM-3」はミッドコース段階、地対空パトリオットはターミナル段階での迎撃をそれぞれ担当している。「THAAD」はPAC-3(パトリオット)と同じくターミナル段階での迎撃になるが、PAC-3よりも高い高度で弾道ミサイルを迎撃出来る。つまり「THAAD」はイージス艦とPAC-3の中間にあたる迎撃を受け持つ存在になる)。
イージスショア配備が撤回された今日においては、THAADミサイル配備ということになるが、こういう迎撃防衛タイプのものは、より性能の良いミサイルの前には無力化されるゆえ、さらに高精度のレーダーが搭載される。
北朝鮮にはいつもhystericな「戦争ごっこ」を感じるが、国民の飢餓や国内の混乱混迷錯綜をものともせず、ひたすら「核」に突っ走る姿勢には、プーチン・ロシアよりも強い「狂想曲」しか聞こえてこず、外交もへったくれもあったものじゃナイだろう。といって、現状世界№1を誇るサイバー部隊にサイバー攻撃が通用するともおもえない。おそらく、米国の作戦では、まず地中貫通爆弾( Bunker Buster:バンカーバスター)で、北挑戦のサイバー地下基地を破壊から始めるのだろうけど、こういう兵器を専守防衛の日本防衛省自衛隊は所有していない。それでイイとおもう。敵基地攻撃やら、核シェアなんて議論するより、やはり電磁波(マイクロウェーブ)EMPによる防衛戦略の推進だとおもいますがネ。

:一向一揆には浄土系の宗教があったけど、北朝鮮は、金三代目が生き神さまだからね。こういうとき、神無き国は怖いナア。

2022年4月24日 (日)

Sophism sonnet・69,10-17

ルペン氏勝利の場合

プーチン・ロシアにとっては願ってもナイことで、ひょっとするとプーチンは予想より早めに引き際をみて、鉾を納めるかも知れない。ルペン氏は〈極右〉ということだが、発言、政策、主張をそのまんま聞いていると、かなりの妄想的理想主義romanticistで、EUとNATOを混乱に導くだろうが、当人はそうはおもわないだろう。ロシアと「和平」することによって、ロ×ウ停戦させ、欧州に平和をもたらした女神のような気分で、背中に羽根でも生えたような気分になるのじゃナイかな。ともかく、プーチン・ロシアは欧州が混迷しているあいだは一服休憩出来ることだし、疲軍を建て直して第二次ロ×ウ戦争(軍事作戦)に臨むことが出来る。それはウクライナ・ゼレンスキーにとっても同じことだから、こちらは戦略の立て直しをすることが出来る。ともかく、最貧国にして人道主義的協力の高いモルドバを如何に守るか、ゼレンスキー番長の仁義の示しどころだと、私なんかおもっているのだけど。
来月あたりから、経済制裁の圧力は世界の大衆の家計にまで降りてくる。私が毎日、必ず食材の買い物に行くのは伊達ではナイ。そこいらの(たとえば帝京大あたりの某教授の)経済学を拝聴しているより、スーパー・マーケットに通ったほうが経済などすぐに理解出来る。けれども、光熱費ばかりはワカラナイ。風呂の湯(水)を変えるのは毎日から二日に一度に節約しているが、ガス・電気代はそうはいかない。身近な値上げなら、たとえば百均ショップが百均ではなくなったこと、100円ライターがなくなったこと120円ライターの中身のガスが減ったこと、1000円カットが1200円になったこと、銭湯など、風呂嫌いの私なんかはまず行かないのだが、ちょっと内湯に厭きて銭湯にでもと、番台の暖簾をくぐろうものなら、昭和60年(1985)に大人260円だったものが現在は460円だから30年間で77%もの上昇率で、えっええっ、えええっ、と、ただもう驚くだけだ。今後、燃費の値上がりで、600円くらいにはなるだろう。
プロパンガスは都市ガスより高いのだが、例えば中華料理の店などは、味をみる前に燃料に都市ガスとプロパンのどちらを使っているかで、たいていレベルがワカル。プロパンの火力は強いのだ。
ロシアは天然ガスを造っているのではナイ。掘れば出るから売っているだけで、採掘とパイプラインの費用で済む。自然の遺産の墓荒らしみたいなもんだナ。ついぞ話題に出なくなったが、日本海近海のシェールガスの採掘はどうなったんだろうな。ツナギはツナギとして、プラズマ水素発電(核融合発電のことだが、こんなふうに名付けないと日本人はまた杞憂に走るからナ)はここ10年というところで、日本の法人も投資、開発に参加しているが、全てを一国が造るワケではナイのだから、これは加速するとおもう。
ロ×ウ戦争は長引くだろう。ロシアも簡単に戦場核すら使えない情況だ。戦争の異常心理状態とはいえ、市民を弄ぶように殺すのは大失策だったからだ。なにはともあれ、マチガイナク苦しくなるのは大衆の台所だけだ。

2022年4月23日 (土)

Sophism sonnet・69,10-16

ヤクザ(ここでは暴力団)の縄張りについて

ヤクザにとっては「縄張り」という領地(支配地・管轄地盤)を所有している他組の「縄張り」に勝手に(無許可に)侵入すると「縄張り荒らし」ということになる。では、この「縄張り」はドウヤって決める(決まった)ものなのだろうか。問われてみると「そういえばそうだな。ナンデだろうな」の部類に入る。これは、簡単な答えがある。ウソみたいなのだがほんとうのハナシで「縄張り」というのはコトバどおり「縄を張る」ことだ。簡単にいうと、例えば新興地などが出来たとする。そこにイチバンに駆けつけフラッグを立て「ここは、ここからあそこまできょうから俺の組のもの」と縄を、あたかも櫻の花見の例のシート敷きのように張った組の「縄張り」になるのだ。もちろん、これは力によって覆すことも出来る。「バカヤロッ、こんだけ寄越せ」だ。あるいは「そんなところをてめえのところの縄張りにされたら、うちのシノギはどうなるんだ。野郎ども奪って来い」
と、なんでそんなことをふとかんがえたかというと、ロ×ウ戦争というのは、けっきょくのところロシアとNATOの「縄張り争い」でしかナイのではないか、とおもったからだ。つまり、キューバ危機というかつての核戦争秒読みの世界をおもいだしたと、格好良く云ってもいいのだが、それより「縄張り」といったほうが簡単明瞭だとおもう。
ソ連は解体して冷戦は終わった。ロシアは(というかワルシャワ条約機構)は敗北した。プーチンはカーゲーベーから政治家に身を立てて、大統領にまで上り詰めた「いま太閤」なのだが、オモシロイワケがナイ。どころか、それまでのスターリンからのやり口で、すっかり東側は専制政治、独裁政治に懲りている。で、そこにNATOが在った。そんならNATOの縄張りに入れておくんなせえと、自国の縄張りを譲った。プーチンは慌てる。ちょっと待て、昨日までうちの縄張りだったのが、相手の組のものになり、おまけにミサイルの方向までロシアに向いてきた。さらに、ゼレンスキー大統領が「僕は大統領」とばかりに、NATO加盟を云いだした。スターリンはウクライナを食い物にはしてきた。そりゃあ、ひでえことをしてきた。それはそれだ。プーチンはバイデンに「いくらなんでも、NATO拡大はやめてくれ。うちの縄張りに手を出さないでくれ」と、これははっきり対面会談で述べているのだ。バイデンはいつものの滑る口で「そんなもん自由やさかいになあ」とかなんとか云ったんだろ。そこへきて、ゼレンスキーの「NATOに入れて、僕、大統領」だ。冗談じゃナイ。プーチンにとっては、キューバ危機のあの時代のケネディと同じ心境だろう。これでは、次々とNATO加入国は増えていく。「ちくしょう、ドイツもこいつもみんな縄張り荒らしばかりじゃねえか」だいたい、キーウからモスクワまでは東京=大阪くらいの距離感だ。ロシアは核大国とはいえ、通常兵器や軍事費では圧倒的にNATOに劣る。そこへきて、国境ラインの国々がNATOだのEUだの縄張りを広げていったら、ロシアはどうなる。かくて、ロシア組プーチン貸元は(ノイローゼになるほどヤワではナイので)ウクライナという、ロシアにしてみれば縄張り荒らしなのだが、もともとそこは自分の組の縄張りだ、ここは返してもらうぜといきり立った。私もテキ屋のバイトをしていたことがあって、祭のことは「タカマチ」というのだが、ここで露天が出る。そこいら中から露天商、テキ屋、大道芸が集まって来る。このときの場所割り(これを「地わり」というのだが)を、経験、露天の種類、相手の地位、どこからも文句が出ないように、さらに自分たちの組(テキ屋は親分も露天を出して、仕事する)も儲かるように「割る」のが、ご当地親分の手腕だ。かつてはブームもあって、何にも知らないお嬢さんたちが、自作のブローチとか装飾品を並べて(これは三寸というのだが)、ご当地の三下から「おいおい、お嬢さん、そいつはヤっちゃイケナイんだ」と叱られていることがあったけど、いまはみかけないネ。
ともかくも、なるほど、ロ×ウ戦争というのは、つまるところ入り口としては「縄張り」の問題か、「地わり」の親分がいないんだなあと、本日はふとおもった次第。出口がどこにあるのか、そいつはワカラナイけどねえ。

2022年4月21日 (木)

Sophism sonnet・69,10-15

承前

〇太平洋(大東亜)戦争敗戦(終戦)を迎えて、本土決戦(玉砕戦)を主張する陸軍参謀本部と降伏を認めんとする海軍司令部、要するに「大本営」は最後となる御前会議に臨む前に論議はしたが、この辺りは岡本喜八監督の『日本のいちばん長い日』でfictionであるにせよ、おおまかにはnonfictionとして観てとることは出来る。問題は「天皇」における「負け方」の方策に尽きるといえた。
〇囲碁にも「負け方」にはおおまかに二種類ある。「投了」、つまり中押し負け、もう一つは盤面コミ含めて半目~一目どうしても足らぬ場合、負け側が負けのカタチを盤面で創っていくためにさいごまで盤面勝負を続ける。粘っているワケではナイ。
〇日本はかつて「負けた」経験を持つ国だ。かつ無条件降伏だ。もちろん、総力戦であったから、ヒロシマ、ナガサキに原爆を一発ずつ落とされ、主要都市は「焼夷弾」という特殊爆弾(これは爆発しないで日本家屋に火災をおこさせる)で焼き尽くされて、ジェノサイドもへったくれもナイ。その後、極東軍事裁判で裁かれたのは敗戦国のほうだ。
〇それでも、東京銀座ではサンダルのお嬢さんが闊歩していたし、ヤミの飯屋ではカレーライスが食えた。
〇私たちはほんとうにワカラナクされている。ロ×ウの「情報戦」で、流されるニュースの真贋はつきにくい。ウクライナは世界に向けてロシアの非道を発信し、ロシアは国内に向けて自国の正当を流す。「ヤラセ」と「演出」の錯綜。いつまでたってもマウリポリの少数ウクライナ軍がロシアの大隊の前に降伏も全滅もしない。NATO(おもに米国)はウクライナに重火器の援送を始める。ゼレンスキーは徹底抗戦を云うかとおもうと、米国は人道支援をしないで武器ばかり送ってくると非難もする。
〇いったい誰がこの戦争の勝敗を決めるのか。~何処までつづく泥濘ぞ~。戦死者はロシア側があっとうてきに多く、少年兵までかりだされている。
〇ロ×ウ戦争の最高責任当事者は、つまり、プーチンとゼレンスキーは「どうしたら戦争を終わらせることが出来るのか」「何が勝ちで何が負け」なのか、ハッキリと宣言したほうがイイ。
〇同様に、EU、NATOも、さらには、G20の国々も、明確な応答を世界に向けて発信すべきではナイのか。増えるのは、昨日まで庭でお茶していた無辜の民の死者ばかり。戦争とはそういうものだから、ヤっちゃあアカンとはおもいつつ哀しくてやり切れんワ。

:No Time to Die.

2022年4月20日 (水)

Sophism sonnet・69,10-14

承前

〇世間、あるいは、もちっと賢い人たちは「プーチンの誤算」とかいう類の論説を表に出す。あるいはそれらはメディアの計算かも知れないのだか、私はこの「プーチンの誤算」傾倒、傾向の論理は全部ハズレているとかんがえている。ハッキリ云ってしまえば、此度のロ×ウ戦争は旧式の「クラウゼヴィッツ戦争論」に則していたのではないか。クラウゼヴィッツの『戦争論』の冒頭にある、〈戦争とは、暴力によって、我がほうの意思を、相手に押しつける〉という公式が「核」の時代ではもう「実行不可能」になったという現代戦の〈常識〉を、プーチンは見事に引っ繰り返した。さらにいうならば、「戦争は外交政治の延長である」をすっ飛ばした。「選択肢はこれしかなかった」というプーチンのコトバを侮ってはいけない。これは倫理の問題(人道的問題)をエポケーしていえば、プーチンは「核の時代」にクラウゼヴィッツの『戦争論』での戦争を選択して、みごとに成功させた。やり方が仁義にハズレているだの汚いだの、卑劣だの残酷だの、そんなことはどうでもよろしい。戦争とはそういうものじゃないか。
〇これは現行、NATOにとっては先行理論「EDT」(一種のシステム結合論)が先行し過ぎて(囚われすぎて)、してやられたといったところだろう。また中華大国は、その辺りをかなり深く吟味しつつ高みの分析をしていたにチガイナイ。中華大国の驚きは、米欧(NATO・EU)の結束もあっただろうが、プーチンの〈『テネット』・逆行銃弾〉のほうが大きかったのではなかろうか。クラウゼヴィッツはまだ生きているのだ。
〇そこで日本。「なんやワカランけどとにかく追従せなアカンで」の阿呆政治家の国。北海道(北方領土)をロシアに、日本海を北朝鮮に、南の海を中華大国にと、三正面は敵だらけ、と目覚めただけでもまだイイのだ。欧州最貧国モルドバが、ウクライナ難民を多く受け入れ食料を分け合っているときに、もういいかげん老害アソウ太郎をなんとかしろ、関係ねえけど。
〇日本は島国、列島国だ。その最南端が台湾だとおもったほうがイイ。だから中華大国との外交を重要、重視、充実させていくべきだ。アメリカとは軍事的には手をきったほうがイイ。あるいは五分の盃にしたほうがイイ。
〇政権政党は次期選挙のことなどミミチイことをかんがえないで、3年くぎりぐらいで30年の計を立てたほうがイイ。そこに「核防衛」と「次世代エネルギー」を放り込む。再生エネルギーなんてツナギだぞ。
〇北朝鮮などには、「あんまりミサイル撃つとね、うちは防衛費をGDPの10%にしますよ。イージス艦の高高度ミサイルに高電圧発生装置とマグネトロンのフィラメント発生装置つけて、そっちの基地に撃挙げますよ」と、逆にカツアゲすればイイのだ。

:いつまでも「核脅し」に負けていてはダメだ。

この項、つづく。

2022年4月19日 (火)

Sophism sonnet・69,10-13

高みの見物・4

/朝早よ起きて~東の山みれば~猿のケツ真っ赤っか
一番星顔出して~西の空観れば~猿のケツ真っ赤っか/
これは作詞作曲もちろん不詳、幼い頃から高校生の頃まで私を乳母代わりにみてくれた文字も読めない(自身の名前は「慈雨(じう)」だったが、近隣からは「おじゅーさん」と称されていた)女性がよく口にしていた歌だ。
ロ×ウ戦争を高みの見物(とはいえあちこちリサーチ)しつつ、私の頭の中や口から出るのはこの歌だった。理由はワカラナイ。
ワカラナイ、ワカラナイと云いつつも、終わるとなんだか愉しいの、と、キャストもお客もそういいつつシス・カン公演の『奇蹟 miracle one- way ticket』は大阪で大千穐楽(千秋楽とも書くのだが「秋」の字には「火」が含まれるので、火事予防にこう書くのが正しい)。ともかく一週間の開演延期を乗り切って、めでたし、めでたし。(COVID-19陽性キャストが出ても「コロナと闘う」という阿呆なスローガンで公演を強行したところもあったそうだ)。
さて、ほんとにもうワカラナイのはロ×ウ戦争で、これはメディアの裏付けの希薄な垂れ流し報道の責任だとおもう。事は単純なのだ。しかし単純なものほど難解なものはナイ。私もあんまり長くこういう殺し合いに付き合っているのは鬱陶しい。明日は我が身という不確定要素もあるので幾つかいまの〈おもい〉をまとめておく。

〇戦争だけは〈絶対〉にやっちゃいけない。意味なく価値あるヒトがただの〈数〉となって死ぬからだ。昨日開店したばかりのケーキ屋や花屋が突如爆発炎上して、いっぺんに妻と子供を失った若い店の主人が呆然と立ちすくんでいることも多かったろう。しかし殺したほうと殺されたほうには面識ひとつナイ。こんな世界が存在してイイわけがナイ。
〇戦争は突然にヤってくる(ように私たちにはおもえる。ほんとうはジワジワと迫りくるカタストロフなのだけど)。戦争になったら「殺されるか」「逃げるか」「虜囚となるか」「闘うか」しか道はナイ。そうして「勝つ」か「引き分けるか」しなければ〈負け〉は最悪の情況でしかナイ。
〇私は名古屋に出てきてから50年、「演劇」という他愛のない闘いをヤってきたが、何をやるにせよ「ともかく引き分け」でヨシとしてきた。ロ×ウ戦争もそれがイチバン良いとおもっている。
〇此度のロ×ウ戦争は「核」がまさに〈核〉だった。そのためにNATOはロシアに動きを封じられた。アメリカはのっけから第三次大戦を防ぎつつギリギリの闘いを支援するという矛盾に苛まれた。つまり「核抑止力」が「核脅し力」として作動した。
〇ともかく日本も含めて、現在、世界は大戦ではナイとはいうものの、「戦時下」に入った。
〇特に驚くことではナイが、「核共有」を論議すべしという風潮は民意にも政治家にも評論家にも高まるにチガイナイ。「持ち込む」ことくらいはイイのではナイかと、そういうあやふやなところで、論議が収束するならば、それこそが「負け」なのだ。
〇「引き分け」の方法は二つある。「核脅し」に対しては「核抑止」ではなく「非核」による防衛で、「核」を無効化する手立ての考案と、新しいエネルギーの創出、殺し合うことなく、一人も犠牲者を出さず、泰然毅然と生きられることを求めるべきだ。そのような夢のようなideaはあるのか。
〇ロ×ウ戦争で驚くのは第一に宣戦布告もなく(ロシアは「戦争」とは述べていない。よって戦争法的には出鱈目に近い)。さらにそのパターンは1世紀前の戦闘に近似して、たまたまクラスター弾のようなものが出てくる程度の旧態戦争だ。サイバー戦は情報戦程度のもので、電子(電磁波)戦、無人ロボット戦、宇宙戦、次世代兵器といったこれからの戦争(兵器)はほぼ顔をみせていない。とどのつまりは非核ミサイルと戦車戦なのだ。

:この項、つづく 

2022年4月18日 (月)

Sophism sonnet・69,10-12

高みの見物・3

以前このブログにも記したが、たとえば、プーチンが暗殺されるとする。死(心臓停止)を確認すると信号弾が発射され、AIが感知、400~1000発のICBMが世界に飛び、人類は(シェルターにいるひと以外)全滅する。と、いうことになっている。
この記事は、ネットでも読める。読むと幾つかの点でいつも腑に落ちない。当初は軍事機密だからスキップされた情報しか掲載されていないのだろうとかんがえていたが、それでも、納得出来ない。その信号弾は誰によって発射され、それが信号弾でない何かの送信装置だとしても、地下深くの発射基地にあるAIがプーチンの心臓停止をどうやって感知するのか。それが暗殺によるものか自然死、事故死とどう判別するのか。
いろいろresearchをかけたが、それについて紹介しているもの、具体的に解説しているものは皆無だ。AIは「人口知能」と称されているが人間の脳より優れているのは確率計算だけだ。けっきょくは「計算機」でしかナイ。広大なロシアにいったいどれだけの受信アンテナが設定されているというのだろうか。/これがほんとなら、中華大国なんかは、けったいなことにまず、ロシアのミサイル発射基地に向けて先制核攻撃かEMP攻撃をやんなきゃならなくなってくる。隣国で少なくとも近いからネ。/
ともかく記事には世界破滅、人類滅亡の具体性は記されている(どのような威力の弾頭で東京での死者の規模とか)。しかし、そういうものは二度も「核」害を被っている日本人には、他国のヒトよりゲノムが身に沁みて知っている(これは副詞的表現)。ヒロシマ・ナガサキのチープな被災人形館に入らなくとも、資料館の展示物と写真でひしひしとワカル。
高校の修学旅行で長崎を訪れたとき、(昼食をとる資料館ビルの三階あたりだったと記憶している)貧しくも不味い一皿の中華飯の昼食が始まった途端、生徒の一人が窓の外を観て「あっ人命救助だっ」と叫んだ。殆どの生徒は飯に手をつけず、窓の外を観た。緑色をした海からの河川があって、モーターボートが一台停泊していたが、いま止めたばかりの後部エンジン部分付近からは血が沸き上がり緑の河の水に生き物のように動いていた。なるほど人命救助、ボートの上から男がひとり、エンジンプロペラで頭蓋か頸動脈をやられたらしい河の中の男性の襟首を掴んでいる。教師たちは「観るなっ、観てはいけないっ」と叫んでいる。私はずっと観ていたし飯も完食した。教師たちが何故hystericに「観るなっ」と声を荒らげていた理由はワカラナイ。観ると食欲が無くなるからなのかも知れないが、たしかに浮かぶ死体を観た女生徒たちは誰も一口も食べなかった。食えなかったろうとおもう(ほんとは食った者ももちろんいたんだよな)。その直後、資料館で悲惨な核の遺留物を観たが、どうしても「人命救助」の光景と重なって、脳内時間は被爆当時のものとなり、河川は血に染まってあのような死体がおびただしく重なるように浮いていたのだなという妄想にとらわれた。
プーチンのガードマンがぶら下げている黒い核カバンは威嚇のためのダミーだろうということは素人でもすぐにワカル。さすれば、暗殺=核弾頭ミサイル発射もフェイクなのだろうか。戦術核使用攻撃から、段階的に大陸間弾道弾への道筋は意外に緻密に司令部で軍議が繰り返されたようだ。ロシアといえど、人類に代りは無い。
ウクライナのS300ミサイル基地爆破のロシア発表をラジオで聴いていて、そいつは単なる囮だなとおもっていたが、案の定、ロシアの旗艦巡洋艦がウクライナのS300で撃沈された。旗艦は司令系統戦艦だ。黒海の展開は微妙になった。そこにきて、ロシアはNATOからのウクライナへの武器供与を警告した。供与を戦術核の使用の口実に用いることの確率が高くなってきた。米国のウクライナ供与分の武器弾薬は底をついたらしい(ほんとかどうかはワカラナイが)。今度は重火器の提供が始まろうとしている。ここにきてゼレンスキー指導部(司令部)のアメリカ(を含むNATO)への姿勢が反撥的に変化してきた。マクロンを追うルペンの足音も不気味に響く。極右は欧州、フランスの厭戦につけ込んでいる。

:要するにメディアのニュース、ニュースソースの真贋が極めて定めにくいというのが現状だ。まるでデータまでもが錯綜している臨床医学の理屈のようだ。

2022年4月17日 (日)

Sophism sonnet・69,10-11

高みの見物・2

フランス大統領決戦投票、マクロンさん苦戦のようですが、ルペンさん、一度ヤってみるとイイ。お手並み拝見、といっても底は知れているし、だいたい、このヒト、銭持ってナイんじゃないのかな。NATO離脱だと吠えているけど、トランプが似たようなこといったときとはぜんぜんチガウ気がする。トランプが大統領だったらロ×ウ戦争は回避出来たって論説していたのは佐藤優さんだったか、つまりそれはNATOを巻き込むことはしなかったから、というのが基本だからだ。基本的にルペンはんは親露派なので、要するのっけからロシアに降参といっているようなものなのだけど、そうするとフランスのウクライナ避難民は、おそらくみんなシベリア直行だナ。ルペンの夢(プラン)はワカル。ロシアと和平条約(協定)とかいっているからナ。しかしコンテンツは軍事条約ですナ。ロシアと共に欧州を制覇したいんでしょうけど、これは無理だとおもいます。雀躍しているのはプーチンだけだろう。
先述したが、ここまでのウクライナ戦をみていると、ロシアの通常兵器はあまり役に立たないようで、ともかくなんでも「核」を持ち出す。経済制裁とやらは少なくともロシア国民には効果がナイようだ。ハナっから自給自足の貧困国なのだからネ。デフォルトなんかになったら、もうそれこそほんとに戦術核の出番ですナ。この場合の戦術方針は幾通りかあって、いきなり敵基地攻撃とはならない。核戦争の恐ろしさはロシアだって充分理解しているから、最大限危険を承知でならウクライナ内地に一発「戦場核」を撃つことになる。いきなりキーウに撃つようなことは有り得ない。そいつをヤルとロシアは中国を敵に回さなければならない仕組みになっちゃっているから。小型「戦場核」にせよ「戦域核」にせよ通常兵器にせよ、キーウ本格攻撃は当分無いだろう。停戦のポイント(今度は核だぞ)として残しておかねばならない都市だからだ。停戦か核戦争かなら停戦を選ぶのはアタリマエだから、東の黒海争奪戦と、北のベラルーシ政情如何によって、もう一度協議は始まる(現状止まっているけど、講和会議でもナンデモ、やるとおもいますよ)。ここんところゼレンスキーの演説も「武器を寄越せっ」一辺倒になってきたから、キツイのはどっちも同じ。似たような環境にある韓国に「武器をっ」って演説したけど、韓国の新政権はあまりアテになりません。ゼレンスキーが武器供与を求めたんだから、そうすれば良かった。もちろん、アメリカから提供してもらって、地対空、地対地ミサイルの半分は対北のために自国に残してですが。北はいよいよ、兄貴はアメリカを、妹が韓国を相手に「核脅し力」を仕掛けてきた。でも、アメリカは日本や韓国の国民を守りません。地勢学的に、要害として韓国、日本の領土を守るだけです。ヒロシマ、ナガサキ、東京大空襲、あれだけのジェノサイドをヤってきた国がいまさらどの口で「genocide」などというのですかネ。自軍の武器もだいぶんに減ったようだし、仕入れには10年かかるとか(ほんとかどうかはワカリマセン)。
ともかく情報戦とかいうけれど、此度の戦争は「ほんとかどうかワカリマセン」が多すぎるのだ。日本のメディアもひどい。日本海におけるロシアの潜水艦発射ミサイルは演習として事前通告があったものだ。でないと、日本海で展開している自衛隊と米艦隊から叩かれます。それを、あたかもいきなり撃ったように報道して、国民を恐がらせている。立派なフェイクニュースじゃないか。エネーチケーなんて報道すらしなかったナ。毎日電子版はロシア製作のフェイクニュース(ウクライナ兵の泣き言)をそのまままともに受けて論説しているし。
インドのように「ロ×ウ戦争は欧州の戦争だから」と、ロシアの原油を割引購入しているほうがかえってワカリヤスイ。(といってもインドの年間原油消費量は欧州の一ヶ月分だそうですが)。なもんで、G20がまとめられなくて、困ってる。ロシアはいま懸命に油の売り先を中東、アフリカにシフトしているらしいけど、なるほど「油を売る」という諺はこの辺りからきているのだなあ。

:ほんとにウソとほんとが入り乱れて、よくワカラン戦争です。

2022年4月16日 (土)

Sophism sonnet・69,10-10

高みの見物・1

「高見」ではなくて「高み」なんだよな。その理由は各自お調べ願うとして、こちらの高みは、「高いところから」ということではなく、いうなればロ×ウ戦争を「いい加減」に観ることだ。方法は「量子ビットアルゴリズム的思考」を使う。
ここで、数少ない読者に投げられても困るので、かえって面倒になるかもワカラナイが、とりあえず「量子ビットアルゴリズム」とはどういうことかという解説を少しだけしておく。私自身、簡単にしか出来ないので簡単な説明になる。
まず「アルゴリズム」というのはけっこう汎用されているので、ウイキの取り扱い説明をコピペしてみると、/「計算可能」なことを計算する、形式的な(formalな)手続きのこと、あるいはそれを形式的に表現したもの/。よって、ともかく計算(算術的思考)の方法論、手順、ファンクション(function・機能、効用、役割、職務、関数、写像)だ。その手続きを「量子ビット」でヤル。「ビット」とは、コンピュータのビット(情報量の最小単位)のことを云う。ふつうのコンピュータは単に「ビット」なのだが、スパコンでも1万年かかる計算をわずか1秒でヤってしまう量子コンピュータのビットは特に「量子ビット」と呼ばれる。何処がチガウのかというと、コンピュータの「ビット」は「0と1」の二つ。並べると「0.0」「0.1」「1.0」「1.1」(これを1バイトという)なのだが、量子ビットは「0と1の重ね合わせ」だからほぼ無限になる。ここんところをもう少し説明しておく。
重ね合わすことの出来るもの、というのは「波(波動)」がそうだ。波は重ね合わせることによって強弱を生ずる。形状を整える。似たものを数学でさがせばVektorの合成とよく似ているところから量子力学では「状態ベクトル」と称されている。
ともかくは「重ね合わせてかんがえる(計算する)」のが量子ビットコンピュータの特筆なのだ。私たちは、この「重ね合わせてかんがえる」というところだけをサンプリングして、リミックスするという思考方法だけを活用する。たとえば、プーチンとゼレンスキーを思考の上で「重ね合わせる」ということもヤってしまう。何処をどう重ねるのだ。と憤ることなかれ。二人とも「男性」だ。「家族がある」「大統領だ・・・n。いくらでも重ねることが出来る。
ロ×ウ戦争突発の理由は何か。これはロシアの理由なき侵攻と極端なことをいわれることもある。そこで、「お伽話」/むかしあるところに大きな連邦国家がありました。年月が経って、連邦はバラバラになりました。ロ国はイチバン大きな国として残りましたがけして豊かではありません。ウ国は日本の約1,5倍の大きさでしたが、産物も多く、原発もあり、核兵器もあり、機械化も進み、豊かでした。ロ国はウ国に~核兵器だけはヤメてくれ~と申し入れ、ウ国は核兵器を全廃しました。ロ国は貿易に便利な港がなかったので、クリ半島を貰う、ということになりました。世界は次第にロ国とは主義を違える国が周囲に増えていく様相をみせてきました。権威専制国家が民主主義という幻想に惑わされて壊れていきました。ロ国とはお隣のウ国も大統領が変わりました。ウ国のゼ大統領は政治家経験のナイ若ものでしたが、「核兵器」も撤収され、港も持っていかれ、これは不公平ではナイだろうか。〈危険になったら危ない〉とおもっていましたが、あいにく名もないヒトでしたから支持率が20%しかありません。そこで、民主主義の納豆軍事同盟に入ろうと申し出ました。実現できれば、支持率だってupするはずです。驚いたのはロ国のプ大統領です。そんな物騒なことをゆるしてたまるか。ウ国にはロ国シンパが大勢いるんだぞ。おまえ、ヤル気なのか/とまあ、こんなふうになります。
此度のロ×ウ戦争はゼ×プ大統領の互いの杞憂の重ね合わせから始まっているのです。

:いまから直接対談なんてできませんよ。そういうことは侵攻以前にするべきだったでしょう。

2022年4月15日 (金)

Sophism sonnet・69,10-9

私には私の風が吹く~

「核抑止力」はまったく屁のように霧散し「核脅し力」になったので、これからは「核防衛力」の演習と実戦配備が進むのだろう。プーチンの核ボタンもそれほど長持ちしないかも知れない。
で、けっきょく、私はどうすればいいのか、と、この世界の転換と風向き、変貌を目覚めてから眠るまで、ここんとこ殆どずっとかんがえてきたのだろう。しかし、もう疲れたし、呆れて厭きてきたナ。
そのあいだに、世界の〈風〉はいろいろと吹いている。
/フィンランドのマリン首相は13日、スウェーデンのアンデション首相と共同記者会見を開き、北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請について「今後数週間以内」に決めると述べた。また、アンデション氏もロシアのウクライナ侵攻により「安全保障環境は完全に変わった」と加盟申請に含みを持たせた/
これは、ルペン候補者の恭順と野望より現実的に打撃力の強いプーチンの失敗(失策)だ。NATOの驚異を問題にしてウクライナに侵攻したプーチン・ロシアは、前時代的戦闘戦略において、つまりトップ・ダウンという戦い方なんだけど、ウクライナのキーウを陥落させられなかった。おまけに、さらなるNATOの驚異を呼び込んでしまった。これはおそらく「残虐行為」に因するものとおもわれる。(とはいえロシア国民の大多数は「軍事作戦」の何たるかを、兵士を含めてもよくワカラナイでいる)。
/これに対しロシアの国家安全保障会議副議長、メドベージェフ前首相は14日、両国が加盟した場合、バルト海周辺に核兵器を配備する可能性を示唆した/
と、ここでもロシアは「核」しかナイのだ。ようするにロシアの通常兵器はダメだとあからさまにいっているようなものだ。戦術核にも「戦場タイプ」と「戦域タイプ」があり、前者は二百三高地くらいは吹っ飛ばすが、後者はヒロシマ・クラスだ。中華大国はモゴモゴとなんだか云いながらロ×ウ戦争を分析している。近未来的兵器(宇宙兵器・電子兵器)を如何に実戦で使えるようにするかなんだけれど、問題は「一人っ子政策」によって生じた「昼寝する若者」が兵士として役に立つかどうかだろう。日本も自衛隊は隊員数が減少していたのだが、最近の災害地での健闘、活躍や、就職難などから、銭がもらえてヒトを殺しても罪にならないということで解散させられた暴力団や半グレなんかが、けっこう入隊、鍛えられているらしい(これはフェイクかもしれない)。
私は戦時下生活に不慣れ(というか初体験)なので、こういった〈世界〉に対してどうすればいいのかワカラナイでいる。で、「ままよ、高みの見物だ」と、核ミサイルが飛んでくるまで不貞腐れているしかないなと、これだって、仏教でいう諦念の境地と嘯くことにした。もうすぐ古希だが、有終の美にはならなかったなあと、溜め息の中にこめて。

:行きつけのThe Beatles onlyの喫茶店のマスターは昨今『イマジン』は流さない。「なんだか音楽の虚しさを感じるもんだから」とのこと。

2022年4月14日 (木)

Sophism sonnet・69,10-8

曇天の辟易

フランスの大統領決戦投票を前にして、マクロン現職に対してルペン氏は「大統領になったら、NATOをやめちゃう」という公約を発表した。マクロン現職との差は2ポイントで極めて接戦、微妙なところで、そこにきてこれだから青天の霹靂のまったく反対となる。この公約にはオマケがついている。「そのアトでロシアと和平協定(条約だったかも知れないが同じことだ)を結ぶ」つまり事実上の降参だ。
で、そうなると(ルペン勝利となると)どうなるか。ロシアはすぐにでも和平条約でも協定でも結ぶだろう。これがあながち虚偽ではナイ。これは和平ではなく「軍事条約」だからだ。よって同じことだと書いた。NATOはロシアと脱フランスとに挟まれた状態になる。ルペン氏は極右なので、ロシアと「ご一緒」してじわじわと欧州制覇を狙う。中華にはアジアと中東はくれてやるから、中華とはロシアと脱フランスで欧州帝国として友好条約を結ぶ。まるでアレキサンダー大王の広大な領土か、ローマ帝国の再来だ。今後の世界史地図が変わる。
私は冷戦時代、『ザ・シェルター』という家庭用シェルターをsituationにした戯曲を書き、上演された。ところで、このとき私はほんとうにそんなものがあるとは知らなかった。稽古の最中に(私は兼演出)新聞の記事をプロデューサーがみせてくれて驚いた。そのシェルターに避難した家族はどんな気持ちで出入り口の蓋を開けるのだろう、とおもったことだけは記憶にある。瓦礫になった街に風が灰とともに吹いている。生き残ってさてどうすればいいのか。
ウクライナには殆どの家にシェルターがある。また地下鉄は、いうなれば小ぶりの地下街になっている。人々は夜、そこに避難して毛布にくるまり、朝、まだ食料の残っているマーケットに買い物に行く。それも長くは続かない。核戦争は数時間で終わるが、ロシアとの戦闘はこれからまだ続く。もし、ロシアが負けるなんてことがあったら、プーチンは最後のカード「死の手」を切る。けっきょく同じだ。 
こうなると、毎日が処刑を待つ死刑囚と同じになってくる。毎度の飯をありがたく食べるしか出来ることがナイと私が書いたのはそういうことだ。ならば、維新の会の事実上のbossである橋本のいうように「早いところ負けろ」がいいのか。戦争というものは絶対にヤルものではナイ(プーチンはそれを簡単にヤってしまっかたが)。しかしヤルとなったら勝つか分けるかしなければならない。ウクライナの市民、兵士が白旗を挙げる。みんな揃ってシベリア直行だ。日本は前述したように戦術核でカタがつく。小型、中型戦術核といえど、ヒロシマ、ナガサキと同じ破壊力は持っている。
私は先に逝った盟友、知己の遺品や写真を夜毎みつめる。そこに奇妙な優越感の存在というものを感じる。核戦争だろうが、心不全だろうが、どうしたってヒトは死ぬのだが、ヒトの「死」には生物学的必然の理由がある。大絶滅の防止だ。キリスト教には復活というものがあって火葬はしない。しかし、それもままならぬだろう。要するに「火葬」される手間だけが省かれる。
きょう、鍼灸師のところで、三週間に一回の鍼を打ってもらった。鍼灸師は、いつものように私の手首の脈をとりながら「あなたの脈は強いんです。元気な証拠ともいえますが、いつも何かかんがえごとをしてらっしゃいますね」。確かにそいつは私の思考癖というものだ。「虎に我が身を食わせる方法」そればかりをかんがえている。アルバイトのレジのお嬢さんのことをかんがえることもあるけれど。マスカラが濃いなあとか。これは私がスケベだからで思考癖とは関係ナイ
朝、青空を観るのが好きだ。きょうも生きて目を覚ましたな、とおもいつつ。

Sophism sonnet・69,10-7

床屋の政談ばっかり

ロ×ウ戦争がどうなるか、どんなふうに終わるのか。については、さまざまな専門家(軍事、政治、経済)が、メディアで述べていることは、私がひとりの大衆として、このブログに記述していることと大差ナイ。ひどいのになるとロシアのフェイク情報をまんま掲載しているメディアもある。(頷いて読めるのは佐藤優さんの記事くらいやナ)。私は演劇のほうが専門だから、そっちからの知識を多少は披瀝することはある。要するに数学でいう「位相幾何学」的に、当事者たちの近傍のコトバから演繹して、中心に迫っていくといういわば「舞台(軍事)幾何学」をやっていることになるが、たかが、素人(大衆)のドクサに過ぎないことは承知している。だから、「とんでも」も突飛もおもいのままに書いているし、書いているときは自身のストレスも落ち着くので今後もそうするつもりだ。とはいうものの打率は3割くらいあると自画自賛。
inspirationというのは劇作家としても役者としても演出としてもタイセツなことなので、ごく最近のそれについて書いてみる。疑問におもったり引っ掛かる近傍を結んでいくと、ちょっとオモシロイ位相が出来る。たとえば、ロシアがキーウ陥落を狙って失敗、撤退したというのは専門家の思い込みでしかナイじゃねえのかな。現在ロシアのウクライナ東部戦線の凄惨さからみると、キーウでの戦略はまだおとなしいほうだ。(戦争には善悪という倫理は全く無いのだが)。ロシアの狙いはキーウ陥落ではなくチェルノブイリ原発奪取だったと私はかんがえている。ここに塹壕を掘らしたり、原発職員を休みなく働かせたり、放射性物質を奪い去ったり、こういったことは別の原発でも起こっていたはずだ。放射性物質というのは原発の燃料だろうから、これはある意味〈お宝〉だ。これが主目的ではナイにせよ、西武戦線の重要戦略的目標の一つだったと考えてみる。すると、プーチンが侵攻のノッケにmissionした「核戦争の〇〇態勢に入れ」は、一種のコードだったのではないか。およそ6600発と推測されている核ミサイルの弾頭核は、実際はそれほど多くはナイのではないか。つまり、天然資源同様、他国に売買したのではナイか。ロシアはガスや油が多く採掘されているので、原発の数はそれほど多くはナイ。とにかく広いので、原発なんかで送電していると放電量が多くて採算がとれない。従って核燃料の総量はさほど多くないのではないか。ウソのようなハナシになるが、材料が少なければ弾頭が多くとも、核爆弾はつくれない。声高に「ロシアは核大国である」とプーチンが侵攻当初喧伝するというのは、政治的にはNATOの封じ込めや、バイデンに対する「核脅し力」に効果を示している。しかし売買や或いは盗難(ロシアン・マフィアなんかがやりそうだナ)で「持ち核」がかなり減っているとしたらどうだろう。(それでも、ゆうに世界を破滅させられるだけはあるにはあるのだろうけど)。この辺が大衆(ポビュリズム)ブログの主筆のおもうところだ。
で、今後のロ×ウ戦争はどうなると大衆ブログはかんがえるのか。
東方は黒海の制海権を抑え、西のほうはベラルーシにおける軍事増大で(と、そんなに銭がロシアに残っていればのことだが)NATOとの壁は造れる。つまりウクライナは籠城だ。そこまで来たらある程度の勝利宣言は出せるだろう。ウクライナがどうするかは、ゼレンスキーの今後の軍略にかかっている。非武装中立NATO非加盟、とはいいつつも、レジスタンス的東部奪回(黒海制海権奪取)闘争は続く(続けなければこの戦争の弊害は遠い貧困国家にも及ぶ。それは国連総長の談話どおりだ)。NATOには未加盟の国々が参入を申し出るにチガイナイ(アタリマエだよ、ウクライナの二の舞は御免だから)。NATOとまではいかなくともEU加盟に申し出る国は増えるだろう。逆に、インドのように「いいとこ取り」の国も多くなる。しょうがねえなこの国は、世界一奴隷の多い国だからなあ。プーチンは自国防衛のための戦争(特別軍事作戦)が、逆に敵を増やし、経済制裁でますます追い詰められることになるだろうが、窮鼠、猫を噛むで大量殺戮破壊兵器に手を出されてはそれでオシマイだから、その辺りはEUもNATOも算盤を弾くか、核の無効化兵器(宇宙兵器、電子兵器)の研究、実戦配備を本気でかんがえるだろう。
では、日本はどうすればイイ。日本は、北にロシア、日本海側に北朝鮮、南沖縄方面に中国と、三正面防衛と、とても台湾の防衛参与は出来そうもナイ。(しかし共闘というシェアならまだ可能だ。巡行ミサイルでイイ、中華大国を直撃出来るのは台湾だけだ。四川ダムに数発撃ち込めば北京は水害になる。海峡を侵攻してくれば台湾お得意の電子戦術-EMPも出来ないことはない)これこそ素人のかんがえだが、2026年までは、GDPの1~2割を防衛費にまわす(年間100兆円くらいになるんじゃないの)。つまりアメリカ(約88兆円)を抜いて日本は世界一の軍事大国になる。ただし、整備するは、防衛費で、非核。原潜など持つことはナイ。イージス艦と空母の増強で充分。まあ、3年で300兆円ですな。国民の暮らしは大貧乏になるだろう。しかし3年の我慢だからな。大東亜戦争と戦後の貧困生活に比すればたいしたことはナイ。それがイヤなら、これも3年間だけ、公務員の賃金を一律10%カットすればよろしい。食料自給が3割だなんて、これこそウソです、フェイクです。エネルギー問題においては核融合エネルギーの整備。原理や研究は進んでいるのですから、3年もあれば、エネルギー問題なんてカタがつきます。核融合は放射能とは一切無関係の、プラズマと水素(水ですな)で創り出すエネルギーですから、殆ど銭がかからない。(重水素をガソリンの代用にするのではありません。エネルギーそのものとして使うんです)。
いまのところ、素人の与太はここら辺りだ。しかし、現行のロ×ウ戦争なんて、とても現代戦じゃナイ。一昔前の戦争じゃないか。けっきょくは「沖縄戦」じゃないの。「私たちに出来ることはありますか」あります。毎度の飯をありがたく戴くことです。

2022年4月13日 (水)

Sophism sonnet・69,10-6

要するに スケさん 核さん

昨日(4/12)、久方ぶりのプーチン記者会見。希望のナイ鬱屈と息苦しい日々には、こういうニュースは観ないほうがイイというコメントは読んだが、私の性格としては、蟻の一穴でもいいから「何か」/一点突破、全面展開/という古き全共闘闘争のsloganでも掛け声でもイイのだが、そいつを思考(思考実験)出来る時間があったほうが気休めになる。まんず、これをすると「何を怒っているの」と不審そうに顔を覗き込まれるのだが、不機嫌になって怒るという感情ではナイ。いってみれば「焦燥」だな、不機嫌には変わりないけど。
こちとらはコトバを仕事にしているから(かつ、〈演劇〉で食っているもんだから身体表現もなんだけど)当事者(ここでは最もアテになるプーチン)のコトバが直に聴ける記者会見などはありがたい。スマホを新しくした甲斐があったというものだ。
メディア編集ではあるのだろうが、プーチンの第一声は「ウクライナで起こっていることは悲惨だ」。この言辞はどういう意味にでもとれる。とはいえ「悲惨である」ということをプーチン自身が了解しているという部分は、そのまま「意味表出」として捉えていいとおもう。次に「しかし選択肢はこれしかなかった」で「停戦協議は行き詰まっている」ので「我々は計画通りに勝利する」ところまでは戦闘を続行する。もちろん、ウクライナの目を覆う「戦争犯罪的」惨状は「フェイクである」はプーチン自身が情報を知ってか知らずか関係なく、自国を悪く云うはずはないとして聞くしかナイ。
この戦争(特別軍事作戦だそうですが)に特徴的なのは、のっけからプーチンがあたかも二択のように「ロシアの勝利か、核による人類滅亡か」を云ってのけたことだ。これによって、欧米(EU・NATO)にとってはdilemmaに陥れられる闘いになった。ウクライナはいうなれば「籠城戦」だけど、NATOの援軍は「核(ロシアふうにいうと死の手)」によって遮蔽、遮断されている。そこで経済制裁という諸刃の剣で対抗するしかナイ。両刃だから、NATOや友好国にも経済的damageは襲いかかる。(NATO最貧国のモルドバはウクライナ避難民に対してよくやっているとおもいます)。要するにプーチンの「核」を無効化しないことには、NATOや友好国は「人道援助」しか出来ない。「武器供与」にしたって、数が知れている。経済制裁もスケソーダラを食いつつ生活の貧困に慣れているロシア国民にとっては大きな効果はなく、親方はプーチンは「核」をぶら下げている。
EPM(電磁パルス攻撃)も、ミサイル発射制御基地には通用しそうにない(それくらいの防御は整っているだろう)。そうなると、サイロのふた閉じてしまうややアナログな機械的妨害か、ミサイル発射直後のEPM、あるいはミサイルが成層圏内にあるうちに迎撃するしか方法は無い(といっても、軍事機密なので、私にある情報はそんだけなんだけど)。
ともかくも、プーチンの「核」の無効化だけが要点であることは、NATOが最もよく知っている。レーガンのスター・ウォーズ計画時代、ソ連もそれなりの対抗策は公表している。突飛なものが多かったが、銭はそんなにかからないものばかりだった。もっともオモシロイとおもったのは、「磁石粒クラスター」かなあ。

:ほいでまあ、きょうのいまは、こいだけ。ランドリーの洗濯機が四台全部errorしているので、毛布を家の洗濯機に二回に分けて洗って、これから乾燥。一点突破全面展開。何か、ねえかな。

:ついでだけど、『007』の新作、やっと観られた。あのラストシーンはやはり駄目だとおもう。ダニエル・クレイグを救出、脱出させる方法は15分ばかりかけて、三つ(映画ならではなんだけど)おもいついた。書かないけどね。当方もプロの脚本家ですから失礼にあたりますからね。

2022年4月12日 (火)

Sophism sonnet・69,10-5

一人キテ 65億の 運命峠

もちろん、柴田錬三郎さんの(あんまり名作とはいえないけど)、熱烈な田村正和(故人)さんファンから頂戴したDVDのパロで、本歌のほうは「一人来て 二人連れ立つ 運命峠」なのだが、だから「一人キテ」の「キテ」は「頭のほうに狂いがキテ」なんだけど。きょう乾燥の待ち時間、ファミマの100円コーヒー飲みつつスマホでニュースをみていたら、プーチンが盟友の弔問に訪れたとかいう内容で、護衛二人の一人が小さな鞄を片手にしている。ニュースの貼り出し(title)は「核カバン」なので、ああ、あれが核ボタンの入っているカバンなのだなと、ワザワザ赤丸マークなんか画面に入れてくれなくてもワカルのだが、まずそれがフェイクもんであることにマチガイはナイ。つまり威嚇的見せ物ですナ。
ニュースには、他に「人道的」にとても「見せ物」に出来ないものも含まれていて、報道のほうでもまず注意書き程度以上の「忠告」と「対処」のコメントを入れている。要点をいえば、昨今の惨殺ニュースを観て、具合、容態、症状の悪化するひと、吐くひと、失神、悪寒の方々があって、そういう類の方々への対応の方法がけっこう細かにコメントされている。こっちのほうはフェイクではナイ。私の通院している幾つかの医院の一つ、最も大きな病院で、けっこう親しいdoctorと月一回ちょっと検診と談話を交わすのだが、doctorも苦笑しつつ、いや、「笑」はナイな。困惑かな。ウクライナ侵攻からこっち、そういう患者さんが増えてきているのは事実だそうだ。私も当初は気分が悪くなって、鬱疾患は酷くなるし、そのぶん、記憶障害も足並み揃えて増えるし、何より(私はコトバが商売なので、喋るほうも得意だろうとおもわれているのだが、それは、喋ることが決まっている講義や笑話の類だけで)日常会話は下手くそなので、一所懸命、相手にワカルように喋っているつもりなのだが、潜在吃音のような、いいたいコトバの前後が不覚になったり、伝わるように気にするあまり、いたって冷静を保とうとすると、今度は冷淡、親身になっていないような語りに聞こえるらしく、そのうち相手方の表情と同化から、ああ、Hysterie起こすか泣いたりするんだろうな、とはおもえど、で、そうなるのだが、幼童のときからのDVへの対応手段で身につけた諦念で拳固の代りに枕が飛んできても我慢する準備をしているだけだ。
世相のほうは飛んでくるのは核弾頭ミサイルだから、プーチンを暗殺しても、核カバンを撃ち壊しても、automaticにミサイルは発射される。こちとらも昨今は悪寒や吐き気や不整脈など通り越して、北海道の知己(こやつならなんとか調達してくれそうだから)に連絡して、スコープ・ライフルを準備してもらって、もし、北海道にロシア兵が侵攻してきたら、北海道まで義勇して、台座の足を土に埋め込んで固定出来るようにし、そうしないと反動で肩がヤラれるので、敵手を一人ずつ、頭蓋は致命傷になるし、命中率が落ちるので、最も人体で広い部分の肩から背中を狙って倒していく。というような妄想の中にいることが多い。私はあの自動小銃や機関銃がキライなのだ。確実に自分が撃ち倒したという自覚がナイとダメだ。アトはこれも盟友に頼んである長さ1尺二寸の短い剣で接近戦に備える準備かな。これは逆手に持つと、ちょうど腕の裏に隠せるので、逆袈裟で座骨神経(この神経は人体の神経の中で最も大きく斬りやすい)を狙うかな。
こういうことでもぼんやり漠然とかんがえたりしないと、神経が持たない。そのアトは、飯の支度にともかく何か包丁で切る。それでやっと気分が鎮まる。

:しかしワカラナイのは、プーチンの戦略だ。ナチスとスターリンを足したような作戦で、かなり残虐なことをヤっている。これだとどうしてもNATOを挑発しているようにしかおもえない。やりたいのかね、世界大戦。しかしそうするためには現在、軍事が不十分なので、ともかく黒海の制海権は奪るつもりなのかなあ。近々始まるだろう露西亜×ウクライナ戦は、黒海の制海権争いだとはおもうけど。

2022年4月 9日 (土)

Sophism sonnet・69,10-4

虎穴で人食い虎に勝つ方法

クラウゼヴィッツの『戦争論』は現在では旧論とされている(つまり現代戦とは差異が在り過ぎる)が、それはあくまで〈状況論〉のコンテンツにおいてであって、「戦争は政治(外交)の延長にある」という〈本質論〉は依然として正しい。
ところで現状は、私たちは戦禍という「虎穴」に放り込まれて成す術がナイ。ただ、情況に甘んじてはいられない、という焦燥の不快な煙に包まれて悪寒に苛まれているだけだ。私は愛や孤独を感受する能力はまったく会得出来ていないが、反抗と悲哀の能力は〈同化〉を通して憎悪と虚無にまで増幅している。
さて、フランスのマクロン大統領と、極右派のルペン代表との支持率のポイントがたったの1ポイントになった。この時期、もし極右派のルペン氏が大統領になったりすると、EUにとってもNATOにとってもブラック・ホールが出現することになる。ひょっとするとウクライナ避難民は追い出され、ロシア・モスクワは即座に戦術核の攻撃にさらされるかも知れない。こういう混沌と錯綜がおててつないで闊歩しているような状況では、どこの国民でも「云うことだけは勇ましい」指導者、ハーメルンの笛吹のような先導者を求めるものだ。
マクロン大統領はプーチンと数回クレムリンで戦時中会談を実施している。あのアリスの遊園地にありそうな長いテーブルの端と端で話し合っているが、いつもいわゆる物別れに終わっている。のではあるが、オモシロイ言辞をプーチンから引き出してもいる。これはマクロン大統領の力量というより、偶然に近い出来事だが、いつものように「停戦を」というマクロンに対してプーチンは「未だ期が熟していない」と応えたことが一度ある。このコトバからすると、プーチンは此度の戦争(特別軍事作戦)のゴールをある程度は決めているということだ。コトバを変えれば無駄に長期戦にするつもりはナイということだ。もう一つ二つ私の脳裏に残っているプーチンの思考、コトバ、生きざまにおいてだが、彼はカー・ゲー・ベー(КГБ)在任の折、ソ連の崩壊とともに職を追われたのだが、その後諜報機関には見切りをつけた。彼を知るものからは「彼は二流だった」と称されているが、彼自身も不向きであると判断して政治を目指した。そうして見事、大統領になった。スターリンのときと同様に「なり手」がいなかったのだ。スターリンも単なる田舎者で、「こいつなら神輿として担げるだろう」とかんがえたソ連指導部を次々粛清して(その数1000万~2000万ともいわれている)一国社会主義の盟主となった。
プーチンのもう一つは「柔道」だ。「何故、柔道を選ばれたのですか」という質問に「あのスポーツは相手に隙が出来るのを待って技をしかけることが出来、辛抱すれば勝てるチャンスがやってくる」と応えている。これを逆に観れば、東京ドームの数倍の敷地に建てられたプーチン城など単に「敵に隙をみせている」だけなのかも知れない。
プーチンは虎だろう。人食い虎だろう。人食い虎の虎穴に落ちて、虎に勝つ方法はたったひとつしかナイ。その方法がプーチンに通用するかしないか。臥薪して嘗胆するのも戦略だとはおもうが、時の趨勢はプーチンに有利にしか動いていない。(世論など戦争においては殆ど意味なんかナイのだ)。そこで、臥薪、かつ嘗胆。つまり如何に我が身を食わせるか。その方法、身の施しの方法が見つけ出せるのか、ゼレンスキー、NATOの織田信長戦術に、徳川家康の兵法が可能なのかどうか。案外、その辺りに此度の戦の明暗がありそうな気がする。

2022年4月 8日 (金)

Sophism sonnet・69,10-3

針の穴を駱駝が通る

私は軍事評論家でも、経済評論家でもナイ。そもそも世相の評論など殆どアテにはしていないのだが、メディアを含めた情報をsamplingして、リミックスしていくしかロシアとウクライナ戦争(俗称プーチン戦争)の先行きについて何もいえない。何もいえないことほど歯痒く、また、知らぬあいだに核ミサイルで蒸発死するのも味が悪過ぎる。
私は私のegoismで、残った舞台上演がやれれば戦術核の炎に焼かれて炭素になったってどうでもイイのだが、机上に置かれた次々公演の出演者profileを観つつ「やりたいよなあ」と溜め息交じりのコトバを毎日吐いている。
とりあえず、素人なりのresearchの限りで、私なりの此度の狂乱についての先行きを述べておく。まさにsonnetだ。
〇まず、ロシア(プーチン)が(ウクライナに対して)求めているものは何かというと、NATO、EUとは無関係の(これをプーチンのコトバでいうと非武装中立になるのだが)状態に戻れということ。もう一つは、その監視として、東部に設立した親露派の二つの「国家」を認めよということとこれだけで、ウクライナにロシアの傀儡政権を樹立させようなどとは考えていない。求めているのは、NATOに対するウクライナという「緩衝材」なのだ。
〇これに対してウクライナ(ゼレンスキー)は、非武装中立の代替として「新しい防衛組織」の設立と、東部の二国は将来の危険を見越して国家として認めない、ということだ。
〇ゼレンスキーのいう「新しい防衛組織」は、要するにNATOの代りだから、結局はNATO加盟と殆ど変わらない。東部親露西亜政権を認めてしまったら、いつまた侵略があるかワカラナイ。前述のようにこれは譲れるワケがナイ。
〇未だに進行中の停戦交渉は誹謗中傷、非難、罵り合いらしいが、そんなことはいまに始まったことではナイ。いつもやらかしていることをメディアがtimingをみて取り上げているだけのことだ。
〇さらに現状を述べていくと、西側の経済制裁は報道のおそらく半分程度しか効果はナイとおもわれる。具体的にいえば、ルーブルが通用する国はまだ多く存在するのだ。だから、プーチンは油やガス代はルーブルで払えと強気なのだ。ロシアは軍事ではアメリカに次ぐ大国だが、経済的には貧困国家だ。マーケットには商品はナイが、ひとびとは、それぞれの農園を持って自給している。北朝鮮のように餓死者が出るなどということはナイ。ロシアン・マフィアの立ち位置もまったくワカラナイ。この辺りで国家的経済破綻ということは、もしあったとしてもかなり先のことになる。
〇「ゴルゴ13がいてくれたらねえ」という冗談だか本気だかの弁舌を聞くことがあるが、週刊現代の情報では、プーチン暗殺は、すぐに「死の手」と呼ばれる大陸間核弾頭にAIでスイッチが入るようになっている。これは半ばフェイクのような気がするが、元陸将の談話でも、そういうautomaticは存在するらしい。これがどういう仕組み、仕掛けになっているのかワカラナイが、EMP防衛が西側(米国)でどの程度開発、実戦用意されているのかがワカラナイので、それが存在しないとなると、迎撃手段はナイ。およそ400発「死の手」の発射は可能で、このうち10発が米国防衛網を抜けてアメリカ本土に飛来すれば、アメリカの主要都市は壊滅する。もちろん、このシリーズでも前述したごとく、セカンド・ストライクの交戦を含んだ核戦争の始まりとなる。
〇ウクライナ東部を占領したら、再度のキーウ攻略はありうる。今度は通常兵器ではなく、戦術核が使用されるだろうから、抜け目なくウクライナはIT部隊を組織し始めている。このあたりは、敵基地攻撃、などといっている日本は見倣ったほうがイイ。
〇日本への攻撃は、短距離、中距離戦術核で充分間に合う。米軍基地と主要都市は残念ながら防衛不可能で、ほぼ3分で、東京、大阪をはじめとする主要都市と基地は壊滅、原発も被弾瓦解するから、生き残れる人間はゲサクとキョウコくらいだろう。
〇もし、NATOが開戦するとしても、ロシアの戦術核に対してNATOは世界大戦から核戦争への道程を避けるために通常兵器でしか闘わない。それでも、充分に闘えるが、ここまで来るともう人類に未来はほぼ無いとおもったほうがイイ。
〇さらに書いてもいいが、書くのも生理的に辛いので、ともかく私は、自身のegoismでアト幾つかの舞台が成立すれば、それでイイ。ほんとうはイイことはナイのだ。何故ならこれは一個人の死滅ではナイからだ。ただただ、癪に障るが、「できたらイイね」と、机上のprofile写真に語りかけるしか私に出来ることはナイ。(と、いいつつ、新しい戯曲を書いてはいるんだから、もうゾンビのような意地である)
〇此度の戦争の締め処、落とし処は、プーチンにしかワカラナイ。せめて第一次軍事作戦終了とでもいってもらいたいものだ。ここ、数ヶ月が一つのclimaxになるだろうと、私は観ている。
以上、素人の考察である。
〇アト一つ付け足せば、中国の出方次第。これは重要なところだが、習コンペイ親分も判断が微妙で難解なことに苦しんでいるにチガイナイ。

2022年4月 6日 (水)

Sophism sonnet・69,10-2

そして、宇宙へ 続

宇宙戦、電子戦をresearchしていって、8割以上生きていく、生きてきたのがバカバカしくなってきた。というより哀しくなってきたというほうが的確だナ。よくもまあ、これだけ人殺し(合戦の)の兵器を考えつくものだ。
哲学も思想も文学も音楽も演劇も、屁の突っ張りにもなりゃしねえ。JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)だって、「はやぶさ」だけヤってるワケではナイ。国家が銭(予算ともいう)出しているのは、あの精密宇宙機器がいつでも兵器に転用出来るからで、しかしそういうことはいまに始まったワケではナイから仕方ないか。
ひととおりresearchしてからは、毎日三食ご飯が食べられる幸福がどんなに素晴らしいものかと、泣きながら飯を食っている。
世界六十五億の人々のうち、まともに一日三食食っているのは十億だそうだ。つまり中華大国の人口より少ない。
/[ロンドン、2016年 トムソン・ロイター財団]が公表した 「現代の奴隷」(つまり人身売買ですワ)としての生活を余儀なくされている人が、世界中で約4600万人に上ると発表した。最も奴隷の数が多かったのはインドで、人口比率では北朝鮮が最も高かった。日本は数で25位、人口比率では41位だった。/
私は二度とこの世に生まれ変わるのは拒絶する。
「もし、生まれ変われたら、男、女、どっちが良いですか」などと笑顔で質問する御方がいるが、「死んでから決める」と云うことにしている。輪廻転生などというlevelの問題ではナイのだ。
で、あるのに、よくもまあこれだけ人殺しの道具のアイデアが(溜め息)

2022年4月 5日 (火)

Sophism sonnet・69,10-1

戦争と殺人

ウクライナ、キーフからロシア軍が撤退して遺したものに市民の惨殺死体が多数在り、これは戦争犯罪(ゼレンスキー大統領が云うにはジェノサイド)だと世界に発信されているが、戦争がそもそも人殺し合戦なのだから、私たち大衆には、そこんところはどうなっているのだろうかと首を傾げたりするのだが、そこんところの難しさはワカッタようでわからないのだが、戦争になるとどうもこのなんだか意味の無い残酷な殺人というものはちょくちょく起こっている。ナチスの収容所、日本の南京虐殺、スターリンなんかは戦争ではナイが粛清で数百万の政敵を屠っている。(ナチスとの戦闘での戦死者より多いという説まである)
これは何も戦争の前線で生じただけではなさそうで、私は滋賀県の大津、京都からは唐橋を越えての東側のなんでもない村落、街道の町の入り交じったところで生まれたのだが、大東亜戦争時なんだかそんなことがあったらしい。らしいというのは、日本は敗戦国だから、私の幼少時にはそういうことはは祖父さん爺さんからの口から直截発せられたことではナイ。しかし、どうも日本人は酒が入ると、つまり酒宴になるとついつい当時のことを口走るようで、それも「非道いことを」「酷いことを」したもんだ、という風潮、感覚ではなく、なにやら自慢話のようにやらかすもんだから、いや、そういうことも次第に風評から薄評、噂、都市伝説となって、やがては「それは口にしちゃなんねえ」になるのだが、風というものは人々の口から出たものはいつまでも記憶しているらしく、それが孫子(まごこ)の口から「あの辺で首を斬ってたんやてな、そやろ、じいちゃん」てなふうに吹いてしまうと、爺様、軍歴在りの方々は途端にブリキになってしまって、勝手ツンボになるのだ。私はもう一回り上の年齢のものから「ここじゃ、ここで、ぎょうさん首を斬りよったんじゃ」と指差されたところが、すぐ近所にあったので、怖いというより「なんで、誰の首を斬りよるねん」と不思議だったが、ほぼ全員斬首されたものは朝鮮人と知り、小学校に上がってからはひねた子供だったので、わざと毛糸の縁無し帽子を被って学校に通ったりしたが、案の定、床屋のニイちゃんから「ぼん、そんな帽子被ってたら、チャンコロいわれんで」と注意された。ではいわれるまで被ってたろと、ほんとにヒネタロウ小僧はチャンコロ帽を被って遊んでいたのだが、甲賀福岡、いや幸か不幸か、チャンコロといわれたことはなかった。もちろん「いうたらアカン」と親からの箝口令による。
宴席で、わしは軍刀で斬ったとか、わしは家宝の日本刀でとか、嘘かほんとか、酒が入るとチャンコロの首を刎ねたの斬ったの、だいたいあの軍刀というものはアクセサリーのようなもので、あの細身ではヒトの首は斬れないだろう。家宝の日本刀にしても手入れのしていない刀では無理である。
さて、ウクライナ、キーフの惨殺だが、ロシアの前線部隊にいたものはロシア民族ではなく、弾除けの少数部族のものだったらしく、彼らの闘いにおいては、戦争だろうが、部族間の闘争だろうが、そうやって敵を屠ってきたのではないかな。だいたい、惨殺などというものは、その方法を何処でおぼえたたかが重要点となる。彼らにとっては惨殺といえるようなものではなかったのかも知れない。東京大空襲のほうがよほどgenocideと呼ぶに相応しい気がするけどナ。

« 2022年3月 | トップページ | 2022年5月 »