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2021年12月19日 (日)

Sophism sonnet・69,6-2

ガセの根多

/そもそもmRNAワクチンは米国国防総省が10年以上も前から開発に着手していた。戦地では兵士が感染症にかかることが多く、従来のワクチン開発では間に合わない。効き目は短くてよいから早く作れるワクチンが必要、というニーズから始まった。膨大な予算を投入・開発中に新型コロナが登場したのだ。このワクチンは米国の巨大な収入源となっている/(名古屋シネマテーク通信・№474のコラム「視覚と死角(206)」書いたひと・K)
こういうliteracy(リテラシー・読み書きの技能)で書かれたものは、まったくのガセではナイが、いったんチェーンメールなどに利用されると、まったくのガセ根多(根多は落語業界の当て字で、ほんらいは〈種・タネ〉の逆さ読み)に化けることが多いので注意したほうがイイ。Kさんがどんなホンから引っ張ってきた知識なのか、昨今このてのホンは腐るほど出ているのでワカラナイが、この結論に至る前文からして、勉強されたんだとおもう。しかし、けっきょく「なんでえっ、自国も感染者でてーへんだろうが、けっきょく米国は儲けてやがるじゃねえか」という義憤に着地している。こういう義憤はワカラナイではナイけれど、チェーンメールのガセ根多になると面倒なので、私なりの識知で述べておくと、/8月下旬、ワシントン・ポストなどがモデルナについて興味深い情報を報じた。モデルナは創業3年目の13年の段階で国防総省傘下の防衛先端技術研究計画局(DARPA)からRNAワクチン等の開発での補助を受けていた。日本国内での先発バイオ製薬企業アンジェスの創業者、森下竜一さんは、「mRNAワクチンというのは、軍が関与して開発されてきた『お買い上げ物資』だ。派兵地で感染症が起きたらすぐに兵に接種させる」とインタビューに応えている。(2020/11/29東洋経済オンライン)/
これで充分だろうけど、医学的(科学的)常識として、ある成果をもたらした経緯は単独のチカラではナイ。mRNAワクチンの場合、発見(発案者)は日本の分子生物学者、古市泰宏さんで、古市さんは国立遺伝学研究所などにいた70年代、mRNAが体内で働くのに欠かせない構造を発見した。mRNAの先端にある「キャップ」という物質だ。mRNAの保護や情報伝達に関係する。古市さんの発見から約30年後、米ペンシルベニア大のカタリン・カリコ博士がその可能性に挑んだ。2005年、mRNAを細胞に取り込ませるのに成功、それが新型コロナワクチンに応用された。(カタリン・カリコ博士について、その苦難と苦渋と貧困の中での研究については2021/10/12の東洋オンラインに入り口があるので、そっちね)

:つまり、mRNAワクチンはそもそも戦争のために開発されたものではナイということだ。

まだしんどいですね。書き物は。痛みがひどくなりますし。
まあ、ぼちぼちです。

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