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2021年10月25日 (月)

愛と性をみつめて

中学生のときでしたナ。県大会の女子体操予選会場にまさか自分の通学している中学校の体育館が使われるとは、そら、おもいもしまへんでしたワ。部活で新聞部の友達がおりましてナ、いやもう当時のレオタードみたいなもんまだ切れ目の浅いおとなしいもんでしたけど、そらもう股間を押さえながら(抑えながら)いまでいうアスリートの写真撮りに付き合いました。いやもう、勃つは起きるは、鼻血は出るワで、けっきょくその日は早引きさせてもらいました。花の命は短くてとはいうものの、あのアスリートさんたちもいまでは七十歳前後。箪笥の奥に仕舞い込んであるあの日のレオタードを時々出して、そっと触れて、思い出にひたる、てなことあるんやろか。
/東京オリンピックではドイツの女子体操選手が性的な視点で見られることへの抗議の意味も込め、レオタードではなく、足首まで隠れる「ユニタード」で競技会場に現れ大きな話題になった/(さまざまなメディア)
ルッキズム:外見的な美醜を重視して人を評価する考え方。容姿による差別をいう。(『デジタル大辞典』)
/7月のビーチハンドボール欧州選手権ではノルウェー女子代表がビキニパンツを拒否し、男性には認められている短パンでプレーに臨んだことで罰金を科せられた。/(ウイキ)
/アメリカ形成外科学会の統計によれば、過去10年のうちに、男性が美容整形外科手術を受けるケースが急激に増加しており、2017年だけでも1300万件以上の美容整形外科手術が行われたという/(ウイキ)
/2000年代初頭、韓国では就職活動を有利に進めるため、男性の9.3%、女性の22.3%が「リクルート整形」を行なっているという報道がなされた/(ウイキ)
/2003年には、日本でも就職活動を行う大学生や再就職を目指す中高年男性がプチ整形を行なっているという報道がなされたという/(ウイキ)
『風姿花伝』(世阿弥・能楽秘伝書)にいう花とは、あくまでも風に吹かれる花の姿です。風にそよぐ花の美しさです。花そのもの、それ自体ではありません。その書では老いたる花についても述べてあります。ここに記すと長くなりますので、それくらい買って読め。
コント・1
部下「部長、どないしますねん、A子さん、めちゃ美人でスタイル抜群でっせ。しかし、事前リサーチのデータによると、ちょっと仕事のほうが。B子さん、仕事バリバリのキャリア・ウーマンやそうですけど、あの面、いやお顔と図体、いやスタイルでは。
人事部長「阿呆やなおまえ、そんなもんどうにでもなるがな。「いや、A子さんには将来性があるんだ」とか「こういう局面では強いんだ」とか、人事を正当化するためには、なんとでもいうことができるんや。美人やから選んだということを客観的に裏付ける証拠はどこにも存在しないんやで。なぜかというたら、それは心の中の問題やからや。恣意的にいくねん。胸を張っていうたらええねん。「A子さんが美人。そんなこと思ってません」こんでしまいや。
部下「なあるほど。
コント・2
「こないだの東京五輪の女子床運動、良かったなあ。ユニタードいうんか。俺はああいうピッチリした垂れ尻のみえへんの好みやなあ」
コント・3
「今回のビーチバレー、久々にコーフンしたなあ、ビキニパンツみたいな見厭きたもんやのうて、ショーパンやったからなあ。もう、隙間からこぼれてのぞくんやないかと。はあっっ」

えー、とかく「愛」の問題は難しいのであります。
女性アスリートの「たくましさ」「力強さ」、男性アスリートの「やさしさ」「可愛さ」を観たいというてるひとのほうが変態やと、69歳の老いぼれはおもいます。

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