無料ブログはココログ
フォト

« 強酸党は何故きらわれるのか | トップページ | 死にたくないなら(改訂) »

2021年10月15日 (金)

何を忘れたのか憶い出せナイのは忘れているからだ

いや、おもいだしたくナイからなのかも知れない。今朝からずっとだ。何か忘れているのだが、どんなモノ、用事、だったのか確かに忘れているのだが、ワカラナイまま生活がつづいている。
Apart from,昨日、自民党軋ん田総理の衆院選挙に臨む所信表明の会見がイヌアチッケーで包装(放送)されて、いつものごとくだが私はこういう作文された演説を聞くと「ぬけぬけとスラスラいきよるなあ」とだけはおもう。同じ与党のコンペイ党にいたっては、「きみら、何の反省(ヘーゲル的反省やねんけど、まあ、小学生児童のションベンたれ反省でもエエとしても)それもあれへんな」。ぬけぬけにシラジラしいを足し算したみたいヤ。その後で記者質問があるのだが、突然、総理、応えにとっつかえて「それは協議してからあらためて」に舵が歪むのだ。
それを聴いての野党の所感と(でけもせんよな)選挙公約表明があるのだが、霊話新鮮組のMr.ヤマモトは過激なこともヤルが(それで、いちど、おまえは腹を斬れと書いたこともある)、あの所感表明はいうなれば「虚を突いてシン」というかimpactは優れていたとおもう。「いまイチバンの問題は自殺だとおもうんです」と、COVID-19禍下における自殺者が世相と政治状況を結びつけているのではないかという、一種の疑義提議でもある。Mr.ヤマモト、『シーシュポスの神話』(アルベール・カミュ)の冒頭のあの名言/真に重大な哲学の問題は一つしかない。それは自殺だ。/をみごとにパロっている(のかどうかは知らんけど)、これをヤラれると、他の野党の演説は単なるHysterieにしか聞こえてこない。私はけして彼の党派のsympathizerではナイのだが、こういうコトバの操り方を聴くと、彼の脳髄の斬れ味がただものではないことは了解出来る。
なんか、そう、「忘れていたものをおもいださせてくれる」ような、そんな感じ。他の与野党も同様のことはいっているのだが、いまの世界は「政治的言語」でかたると、途端にワケのワカランところに弾かれる。「自宅待機という名のもとに放置され、屍をさらした彼らの無念、怨嗟、非業、ルサンチマンのためにこの選挙を闘う」くらいはいったら、どうだ。
さて、私は、これから昼飯。焼き塩鮭、煮肝、赤飯という献立。こういうunbalanceが世相を物語る(のかどうか、文学しただけ)。朝は小寒い感じだったけど、次第に気温は上がっている。とりあえず、ベランダの硝子戸を開けて風を遠そう。死なないように。

« 強酸党は何故きらわれるのか | トップページ | 死にたくないなら(改訂) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事