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2021年9月

2021年9月24日 (金)

ツーコンの2021/09/23

ツーコン、痛恨、いえいえtwo combinationです。
09/23のブログの/囲碁の藤井聡太三冠(19歳・最年少記録)/に関して、
「将棋だよっ」と、ご指摘ありまして、そのとおりなんですが、このとき、「将棋」と脳髄では書いているんですが、AI→趙治勲名誉名人、二十五世本因坊ときているもんですから、ついつい「囲碁」になってしまっていました。ご指摘頂きました数少ないこのブログの査読者姐、「私もまちがった。藤井里奈でなくて、藤沢里菜だ」と、また即メールが入りました。藤沢里菜さんは秀行老師のお孫さんです。/藤沢秀行老師(当時、棋聖)と挑戦者加藤正夫(当時、本因坊)の第二期棋聖戦七番勝負第五局、この棋譜は私にもワカリマスが、何度みても神の手順です/。ともかく、もの書きは書いたことの些細なマチガイにほんとうに血圧上げます。この姐とは試写室友志で、映画と囲碁のこれもtwo combinationなんですが、映画の情報量と囲碁の腕前はもちろん私より上です。私はアマ初段ですから新聞・テレビ碁の解説がワカル程度ですが、姐は相手の着手(何故、そこに置くのか)が読める。
こういうtwo combinationの知己はわりと存在して、たとえば「必殺」と「スタートレック」とか、「数学」と「ミステリ」とか、「剣」と「高倉健」とか。いまでこそ、ウイキなんかやいろいろとPC検索がありますから資料に困ることはあまりナイのですが、かつてはワカラナイことがあると、「そうそう、これはアヤツが詳しかったナ」とすぐ電話したものです。友志(有志がほんらいなんですけど)が多いせいで、私自信が博学、碩学におもわれたりして、いやお世話になっております。
ふと、浮かんだんですが、次の緊急事態在宅放置宣言が出たら、囲碁のひとつも覚えておくとヨカでしょう。囲碁は単純なゲームです。「単純なものほど難解である」この命題は深みがあります。数学の得意な者は将棋が好きです、が、囲碁を好むものは物理のほうを好みますね。(ほんとかどうか知らんけど)
ともかく、今朝は血圧が上がりました。

2021年9月23日 (木)

これからの働き方だそうです

「ニイちゃん、ニイちゃん、きょうの日経電子版(2021/09/23)にこれからの働き方のことが書いてあるんだけどよ、で、どうしたらイイのかが、おいらなんかにゃワカラネエんだけどさぁ。
「記事、読んでみてよ。
「著作権に抵触しねえかな。
「こういう場合の引用は大丈夫だとおもう。
「んじゃ、まあ、読むけどさ。/経済教室ポストコロナの雇用(上)、デジタルデバイド(情報格差)や雇用の二極化といった言葉が示唆するように、技術革新は所得格差を生み出してきた。ポストコロナでは、個々の労働者のテクノロジーの活用度合いに応じて、金銭的な格差のみならず、働き方をはじめ非金銭的な格差が拡大することが懸念される。金銭的に豊かな労働者ほど、感染症や災害などのショックに対するレジリエンス(回復力)の高い働き方ができるようになり、結果的にウェルビーイング(心身の健康)も高まる。つまりポストコロナの労働市場では、金銭的な格差に加えて、レジリエンス格差やウェルビーイング格差といった新たな格差が広がる可能性がある。健康経営やダイバーシティー(多様性)経営に関する研究成果を踏まえると、従業員の働き方やウェルビーイングを改善する取り組みを進めることで、企業パフォーマンスの向上も期待できる。また労働者が賃金だけでなく働き方や能力開発機会も含めた労働条件を重視するようになれば、レジリエンスの低い働き方をさせる企業は淘汰され、市場メカニズムを通じてレジリエンス格差やウェルビーイング格差が縮小する/。なあ、ニイちゃんよう、まだ読まねえと駄目か。
「もうイイ。新聞買って読んだほうが多少はワカルかも知れない。
「これからの働き方なんだってよ。
「そういう難しい労働せずに、寝ころんで新聞の株式欄読んでりゃいいんだから、株価も上がるワケだ。
「ああ、そうだよな。これからどうやって銭儲けというか、賃労働すりゃいいかワカラネエんで、みんな株買ってんだ。そりゃそっちのほうがワカリヤスイや。

ほんとかどうか知りませんよ、私ゃ。

治か知か、チカチカ

いわゆるAI(人工知能)と称される計算機があって(そうですよ、あれは確率計算機ですよ)、そいつでプログラムした囲碁ソフトがあって、将棋のほうはアルゴリズムがそう面倒ではナイので、早くからそういうのが出来ていて、こいつはもうすでにヒトの将棋名人なんかを打ち負かして、ちなみにチェスはもっと早く出来ていて、これもすでに世界チャンピオンを打ち負かして久しく、しかしながら囲碁はアルゴリズム(algorithm、これよく使われますネ最近。簡単に言うと~計算出来るものに対する~「手順」とか「計算方法」のことです)が複雑なので、ヒトに勝てる囲碁マシンが出来るのは100年かかるだろうといわれていたんですが、もう出来ちゃっていることはご存知ですね。囲碁の藤井聡太三冠(19歳・最年少記録)は、これで独習したりするそうです。とはいえ、そっくり踏襲、模倣するワケではアリマセン。いちいち批評して取捨選択していくワケです(たぶん)。最近の新聞(テレビ)囲碁なんかでは、解説でも「これはAI流の打ち方ですね」とか「AIならここには置かないでしょう」てのがいわれたりしています。
で、100年といわれていたのがなんで、こんなに早く出来たかというと、それはもちろんAIがかんがえたのではなくヒトがかんがえたのです。それまでは、たとえば一万手順を1秒で読むなんて方法だったんですけど、それでもヒトには勝てなかった。ヒトはヒトらしい(つまりちょっとマシンには計算出来ないような)打ち方するもんだから。一万手以外の意外なところに石を置く。以外や意外ですな。そんな手はアルゴリズムには無いと計算機は計算出来なくて負けた。ところが、さすがヒト。「待てよ、何万手も先を読むというアルゴリズムは棄てよう。確率でいこう」当時、数学は「確率論」が流行ってましたから。(いまもですけど)。で、確率を計算させることにした。三カ所くらい置く場所の候補をつくる。で、それぞれ、何%の勝ち率があるかを計算する。と、そんなふうにした。これで、一挙にAI有利になって、ついに囲碁の名人まで負かしちゃった。スゴイね確率計算機は。(あのね、人工知能じゃナイんですよ。それは通俗的な呼称ね)。
ところで、この確率計算機との三番勝負に唯一、二勝一敗で勝ち越した囲碁棋士がいるんです。他の囲碁棋士が負けちゃっているというのに。それはあの、いまでは愉快なオジサンになっている趙治勲名誉名人、二十五世本因坊。治勲老師の解かれて(説かれて)いることは、私ふうに例えていうと、全自動洗濯機×盥(たらい)でヒト、が靴下(でもパンツでもいいんだけど)の洗濯競争する。8時間で何足、綺麗に洗えるか。確率計算機囲碁マシンとヒトとの囲碁対決はそれと同じことだ。です。てっとり早くいうと、「マシンとの闘いはあくまで囲碁ゲームであって囲碁の勝負ではナイ」ですな。ヒトに勝てるように造られた機械にヒトが勝てるワケがナイ。そういうのは勝負とはいわない。
私が書いた三十年前の戯曲『悪魔のいるクリスマス』では、コンピュータ社会とは、コンピュータには出来ないことをヒトが営む社会だ、と、生意気に述べております。「デジタル庁」というのは「こども庁」と連携、連動したほうがいいんじゃないの、なんか拡がりがチガッテさ。どやっ。

2021年9月22日 (水)

夜に鴉の啼くときは

ふつうの作家さんは夜中に仕事して明け方あたりに寝るらしい。職業を訊かれて「物書きなんぞをヤっております」と応えることがあると、じゃあ、お仕事は夜中ですか、とくる。なんでやねん。どうも、作家というのはそういう時間割で働いているというのが、むかしからのドラマやマンガや小説やエッセーや、そういうところで多く描かれているからだろう。であるので「いいえ、あたしゃ午前中に仕事します」というと逆に驚かれる。「朝飯食ってからです」「えっ、朝ごはん食べてみえるんですか(この〈みえる〉は方言らしい)」「はあ、まあ、トースト半分と柑橘類、ヨーグルト、牛蒡茶ですが」「なんとまあ健康的な」「そういうの普通なんじゃナイんですか」「そうすると夜は呑まれるワケですか。バーとかスナックとかで、チーママとかの乳揉んだりしながら」ハードボイルド小説の読みすぎですな。「いえいえ、家。家で手酌ですけど。複数のヒトと一緒に呑むと悪酔いしますから。乳揉んだりしたらセクハラですし」「午前中にお仕事されて、それからナニされるんですか」「スーパーの開店する時間になって新しい品物が入る時刻には昼飯と晩飯の買い物に」「そんなまともな生活なんですか」あかんのか、まともに生きてたら。
「夜はぜんぜん仕事されない」「かつては劇団ヤってましたから、夜は稽古でしたから」聞き手は誰でもいいのだが、なんか面白みのナイ作家だな、という顔になってくる。「夜に仕事をすると鴉が煩くて、決まって朝には誰かが死にますし」今度はギョギョッと退く。「買い物もオモシロイですよ。こないだ、高齢の、まあ、私と同年くらいですか、そんなのが二人でハナシているのを聞いてました。
「ヤッとコロナも終りみたいやナウ。もう、東京でも300人くらいしか出てナイだろ」
「ああ、なんかもうエライ災難だったわな」
「やっぱりワクチンと、日本人の真面目さが功を奏したというか、政治家のいうことヤルことみなアカンかったなあ」
「三密も守ったしねえ」
「しかし、デルタが出てきたときは、またかとおもったけど、却ってデルタで気の緩みがシャンとなって良かったじゃないのかナウ」
「デルタが出るた、だわな」
と、二人して金歯もろ出して笑ってらしたが、
私はそうはおもわない。
いや、今後第6波がくるのかどうかはワカラナイ。しかし、人々の努力でCOVID-19が現状、収まっているとはおもわないということだ。COVID-19も生命体だ。生命体である限り「進化論」的に存在しているはずだ。どういうことかというと、種の繁殖、存続は、それが原始的な「刺激と反応」によるものであろうと、集合的に維持操作しているということだ。つまり、この、現在のCOVID-19の静けさはウイルス自体の都合じゃないのか。増えすぎるのは大量絶滅につながる。進化論的にみてカンブリア紀末(約4億8800万年前)の大絶滅なんかはそうではないかという説もあるくらいだ。だいたいヒトがなぜ〈死ぬ〉のかという理由は、不死になるとどこかで一挙に大量に絶滅する危惧があるからで、私たちはともかく単純に〈死ぬ〉のではなく〈死なねばならない〉ようになっているから死ぬのだ。
COVID-19もパンデミックで大量に増えた、さらに変異株でまた増えた。このままでは絶滅するという、あたかもユングの集合的無意識のような作用で、ともかくここいらが増える限界と、そうおもって(意思はナイのだけど)数合わせの段階に移行したということだ。
この収束めいた静けさに安心していると、その空白を埋めるべく、別のウイルスがこれも進化論的にいうならば/空席になったニッチ(生態的地位)を埋めるべく、急激な適応放散が起きる/ことになる。
あっ、鴉が啼いている。昨今、まったくめずらしくなくなったなあ、ゴミ出しと鴉の闘争。明日、誰が死ぬねん。知らんで、もう。

2021年9月21日 (火)

想想不一「お笑いクラウドファンディング」

笑ったなあ。けども、真面目な記事だと知って、やっぱり大笑いした。
日経電子版2021/09/21夕刊。『名古屋の演芸場、ネットで資金調達』ですが、要するにCOVID-19禍で客が減ったのでクラウドファンディングやって/ネットで資金調達寄付額に応じ、入場引換券や「名前入りののぼりの掲示」「演芸場を1日独り占めして、地元芸人の協力で自分のための特別寄席公演を開催してもらう権利」といった返礼を用意/と、いうことなんですが、名古屋の演劇、劇団、映画製作、劇場なんかの関係関連団体、集団もいろいろとcrowdfundingやってることは知ってます。というか私も銭出してます。群衆(crowd)と資金調達(funding)の造語でしょ。低額所得者にしてはけっこう幾つかに献金したつもりなんですが。
ハナシをもどして、この記事を読んだとき、「これって、大須演芸場のことじゃねえだろうな」とおもったらズバリのアタリで、「客が減った」もなにも、何度か入場いたしましたさいに客が客席にいるの観たことナイんだけど。ここのシステムの特徴は、「本日の演者」というのは貼りだしてあるんですな。しかし時間割はナイ。つまり、客が一人でも木戸をくぐると、奥で(楽屋で)寝ころんでいた芸人さんが、適当に登場する。私は、何度いっても、「南京玉すだれ」の姉ちゃんでしたワ。で、これ、つまりCOVID-19を機会にということなんだろうなあ。そういうfundingもアリかと、さすが、笑いの本職は笑いのとり方がチガウ。銭の集め方もチガウ。公明党がなんや、一律、少年少女に銭をまくと次の衆院選で公約するらしいけど、それな、あーべえが、10万ずつまいて、庶民大衆のみなさん、こんなもんで買えるものも知れてるし、マスクも不織布やナイしなあ。と、株でもテキトーに買うとこかで、株価が値上がりして、たぶん、アッソウなんかは「きみね、日本のいまの株価知ってるの。アフガンみたいにね、タリバンがアメリカに買っても食うもんナイのよ。日本、食うに困ってるか」と、たぶん心中ではつぶやいたでしょうが、いうときますが、気象変動による異常気象で、世界的な食料危機は目前に迫ってます。日本は備蓄と生産が三割というのは、南海トラフ地震と同じ程度にウソですが、私どものような年齢だって、一度外米の日々を経験しております。2030年あたりはもう食うに困る家庭が多くなるでしょう。これは年齢的に、私、経験せずにすみそうですけど。笑っている場合ではナイですネ。

2021年9月20日 (月)

想想不一special

「これがもう ことしさいごの 西瓜かな。どうです、いいでしょ。名句だなあ」
「どうでもいいけど、西瓜を皮ごと食う奴は初めて観たナ」
「あっしはね、シジミや浅蜊、蛤なんかは殻ごと食います」
「鶏かおまえは」
「最近は鶏にそんなイイ餌はヤってませんよ。だって、玉子の殻なんて薄くてもう。カルシウム 不足の鶏 ばかりかな」
「うん、いい句だねえ(というほどの感心も含んでいない口調だ)
「総裁選ですね。総裁選 総力戦よりゃ マシだけど。今日は調子いいですワ。名句が多い。で、総裁選、ニイちゃんの予想はどうです」
「岸田で決まり」
「いとも簡単にいいますね。作麼生(そもさん)」
「説破(せっぱ)、あーべぇーもアッソウも、意思場さんがイヤなだけだ。コーノ鳥が総理になったら、イシ場さんとか元総理の伜とかが組閣入りする可能性がある。そうなると、さんざ隠してきた悪事が次々露呈ということになる。コーノ鳥は初太刀の剣突くだけはいいからな」
「でも、岸田さん、党員票で負けるんじゃナイですか」
「バカだなおまえさん、なんでタカノ市なんて安倍継承候補なんて出してきてるとおもってんの。ありゃ、投票寸前に身を退くのよ」
「ええっ、候補を辞退っ」
「そうしたら、議員票は岸田にまわる。党員票で1/3とれりゃ、決戦投票もなし。決選投票になったら、間違いなく岸田。あーべぇーにとっちゃ、学園の桜も消え行くって寸法だナ」
「すげえ、驚くべき展開」
「まあ、それはもうバッタもんのドラマだけどな。やがては、タカノ市とノダメの二頭競走てのもありそうだな。それより、もだ。不思議だなあとおもっていることがある」
「おっと、なんですかい」
「討論会で、~私が総理になったならこうする~発言、各自いっぱいしてらっしゃったけど、あの方々は立法府の議員だろ。そんなにいろいろといい法案(idea)があるのなら、なんで立法府である国会で堂々と訴えないのよ。議員立法で聞いたことないぜ」
「ですよねえ」
「日本の国会の七不思議だな。いや、京極堂ならいうだろうね、この世に不思議なことなどは無いんだよ、国会を除外すればだけど、てね」

2021年9月19日 (日)

で、免疫、抗体、抗原、なんですけど

私どものようにProduceで舞台をヤルことになるってえと、ここんところは役者staffに陰陽道に従って、陰陽師の検査をやんなきゃなりません。陰性と出るか陽性と出るかで、舞台が出来るか、幕が上がるかどうかが決まります。今度の(2021/10/)のavecビーズ・北村想、共同製作では、役者staffは「抗原検査」にいたしました。
みなさん、COVID-19検査の中でもっとも耳慣れしているのがPCR検査でござんしょが、ありゃ、時間も銭もかかるんです。一人や二人だといいんですが、役者staff関係者となると、上演劇場の観客数が一回15人限度なもんですから、三密にはならないけれど、黒字回収しようとすると途方もなく長い日数、役者は舞台で社会の役にも立たないことを喋り続けなければならない。ですから製作費用節約で高価なPCRはやめて、比較的安くて結果現出の早い「抗原検査」にしたワケです。検査精度ですか。抗原検査に限らずPCR検査でも、100%の正確性は保証できません。世界最高レベルの医学専門誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された論文では「PCRの感度は70パーセント」と見積もっています。
じゃあ、「抗原検査」はというと、多くの抗原検査の感度は30~70%もしくは50~90%といわれております。どんなバラつきやねん、とおもわれるでしょうけど、これは、そのときの検査データが採用されてしまうからで(アタリマエですが、PCRでも同じ)検査環境(検査室、検査薬、検査機器、検査技術・・et cetera)でデータは変化してしまうからです。また、検査精度を上げると誤判定が増加するという報告すらもあります。いや、難しいもんですナ。なら安くて早いほうがイイ。しかし「抗原検査」の場合/新型コロナウイルスの症状を発症して2~9日の間はウイルス量が多く、この期間の検査で陰性と判断されれば陰性確定診断ができる。それ以外の日では陰性確定はできない/。というやっかいな規定があります。
どっちもどっちではありますが、さて、この免疫、抗体、抗原とはナンなのか。解説とまではいかずとも(専門家じゃありませんから。専門家、つまり医療従事者でもマチガッテらっしゃる方が多いし、その方のマチガッタ著作のほうがバカ売れしているという、やるせない世間でござんす)、免疫、抗体、抗原、の説明程度なら、私の理解の範疇で出来なくはありません。
私は以下のごとく理解(認識、了解)しています。
免疫=電気、抗体=電流、抗原=電磁場。と置き換える。
これだとイメージがハッキリするのですナ。
「じゃあ、免疫(この場合は獲得免疫ですからワクチン)打ちますよ。~電気エネルギーを注入します~」
「はい、うまく抗体出来たようですね(免疫抗体)。~電気エネルギーは順調に体内を流れています~」
「抗原検査もいいですね。陰性です。身体が免疫を記憶し始めてもいます。記憶免疫がつくられていますね~電磁場に正エネルギーが堆積しています。エネルギーをコピーして蓄電状態に入っています~」
これだけです。余分な専門用語は無理して記憶していません。要するにシステムがワカレばイイワケですから。三割くらいは正しいとおもいます。
私は医学医療やdoctorを信頼しているものではありません。現場やそれらの人々は、私にとってそういう対象ではナイということですが、認識、了解、理解、はしています。

2021年9月17日 (金)

ともかくジタバタしない。日照りでもナイのに埃がたつだけ。

ここんところ、ワクチンの効力(詳細にいうとその寿命)についての不穏なニュースがメディアから噴出している。好きだなあ、視聴率だか、販売促進のためにそういうことするんだメディアって。しかも、いっつも乞食のお粥(ゆ(湯)ーだけ)。
現出している脅しの結論は一応・・・(というのも、メッセンジャーワクチンは未だ人類史上に初めて登場してきたので不明なことが多いから、一応、とそうしておくが)、まんず、
★新型コロナウイルスワクチンの2回接種完了から半年後、抗体量が8割以上も激減する。という米ブラウン大などの研究結果は衝撃的だ。
ファイザー製ワクチン2回接種済みの介護施設居住者や医療従事者など計212人を対象に血液中の抗体量を測定。すると、全対象者の抗体量が接種完了から2週間後に比べて半年後には84%以上減少していたという。逆に言えば、たった半年で抗体量が約16%まで激減してしまうわけだ。ファイザー社は今年4月、「2回目のワクチン接種後、6カ月間は高い有効性が確認された」と発表したが、実は効き目がガタ落ちなのか。接種するだけの値打ちナイのんか。と、私ら〈信ワクチン庶民大衆〉は莫迦の吊るし上げにされる。
これについては、/ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新老師が応えている。「血液中の抗体の量である『抗体価』と抗体が持つ『感染防御能力』は同一でなく、両者は比例しないからです。その証拠に、別の研究ではファイザー製のワクチン接種を完了した人の感染防御能力が2カ月後に96%、4カ月後に90%、6カ月後に84%だったことが分かっている。半年たっても80%以上の感染防御能力、つまりワクチンの有効性は保たれているのです。念のために言うと、今回のブラウン大の研究は感染防御能力に言及したものではありません」/
左門老師によると、新型コロナは感染後にできる抗体よりも、ワクチンによってできる抗体の方がはるかに抗体価が高く、その差は数倍に及ぶため。しかも、インフルエンザのワクチンは半年で感染防御能力をほぼ失うのに、ファイザー製の新型コロナワクチンは半年後も高い有効性を維持する。だから、抗体価が約16%まで落ちても発症を食い止められるのだ。
★もう一丁は、けっこうキツイ。
/ワクチン予防効果「2カ月ごと6%低下」 ファイザーなど臨床研究データ開示。
米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの予防効果が、接種後に低減していく可能性があると明らかにした。臨床研究では予防効果が接種完了後2カ月ごとに約6%ずつ低下した。米食品医薬品局(FDA)は17日に第三者委員会を開き、ファイザー製の追加接種を巡り審議する予定だ。/
これについては、たしかにファイザー(モデルナも似たようなもんで、どっちもメッセンジャーですからね)がFDAに提出したデータでは、接種完了後1週間~2カ月は約96%だった有効性が、4カ月以上経過すると約84%まで低下した。要するに三回目を接種せえちゅうこっちゃね。しかしこの提出事項についてFDAは「追加接種に関連する研究は多くあるがFDAは基礎となるデータや結論について検証していない」と応じている。つまり、各社のデータ検証が不十分だというとの見方を示唆しているワケでんな。
何しろ、ファイザーもモデルナも所謂薬品の会社ですから、三回目を買ってもらったほうが儲かるのだ。こういうところに資本主義経済の算盤が入り込んできている。まだ、接種率1%以下の貧困国やビンボー地方が地球にはいたるところに存在するのにや。
しかし、良心的な科学(医学)者は、いはるもんですナ。エビデンスに沿って、三回目のブリーフ接種(ではナイ。ブースターや。豚やでブタ)を諫めた応答を発信してはる。
/米食品医薬品局(FDA)や世界保健機関(WHO)などの専門家チームは13日、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種について一般の人はまず不要とする論文を発表した/。その理由は、/ワクチンは抗体反応だけでなく、体内に記憶された免疫反応も重症化を防ぐ上で効果を発揮している。抗体反応は効果を発揮する期間が相対的に短いが、記憶された免疫反応はより長い期間効果が持続するという。同チームは現在広がっている新型コロナウイルスがこの記憶された免疫反応をかいくぐるような進化は遂げていない模様だとの見方を示している。
「記憶された免疫反応」については、『新型コロナワクチン本当の「真実」』(講談社現代新書・宮坂昌之、著)に詳しい。版元が講談社なもんで、ちょっと二の足踏むところだが、いまのところ私は宮坂老師の言説がもっともマトモだとかんがえている類なので。ちっとはおベンキョしましょうや。

2021年9月16日 (木)

無学渡世・第二幕の13

/日本精神科病院協会は15日、全国の精神科病院に入院中に新型コロナウイルスに感染した患者のうち、235人が重症化しても治療設備が整った別の病院に転院できずに死亡した、との調査結果を発表した/
/同協会の山崎学会長は記者会見で「医療体制が逼迫したというだけではなく、精神科患者だから転院を拒まれた例もあると思われる」と話した/(二つとも@niftyニュース2021/09/16から抜粋)
あるんですヨ、こういうこと〈いま〉でも。もちろん、私も当事者として経験しております。
それはまあ、世間と協会の問題ですから、別にコメントありませんということにして、
私の「とんでも学説」は日々遅々として進んではおります。感覚的にですからエビデンスは何もナイのですが、どうしても鬱疾患と重力は無関係ではなさそうだ。重力場とその励起が疾病の症状に関係しているのではないか。といった程度なんですがね。
重力子が発見出来ないのは(重力波でなら実験場で昨年だったか世界初観測されました)重力子が陽電子のようにともかく充満していて、ディラックの海のような状態なんじゃなかろうか。と、「とんでも」では、この程度のレベルでしか了解出来ない。
つまり、太陽や月に慣性重力があるように、ヒトにも慣性重力、さらには加速度重力があるはずだ。よってそのエネルギーの作用で鬱疾患の症状は左右される。
週のはじめから二人芝居の稽古に入りました。実に奇妙な二人芝居です。台本を読みつつ、それに加筆やカットなど訂正しながら、舞台が進行しますから。むかしあった『11:PM』の大橋巨船司会、あの番組を観ているような感じですワ。稽古中はエネルギーが安定しているので疲労感はナイのですが、入る前と終わったらどどっとキツイですネ。しかし鬱疾患の症状でどんなに易疲労があっても稽古はします。それやんないと自信がつかない。「やれる」という確認のためにヤっているワケです。
来年2022年の三月にシス・カンパニーでなんとか舞台がパブリックで上演となりやんした。詳細はシスのホームページ観て下さい。主役の方のことはまったく知らないで書いてるんですが、このあいだ顔写真みて、「ああ、この方ならなんとか」なんておもってますな。ひでえ脚本スタッフでやんすな。元乃木坂の若手が初舞台です。可愛いひとですよ。ミステリでちょっと隠れテーマにジェンダー入ってます。と、宣伝でござんす。
いろいろ「妄想的同化能力」(fictionでは想妄同気の法なんて書いてますが)発揮して稽古しちょります。
ゆんべは久しぶりに普通に眠れたので、ほっとしている稽古初めのここんとこです。

2021年9月10日 (金)

それ、誰ですか

いつもは暇な(というか仕事の無い)私は、DVDでいいmysteryをみつけるとすぐ、はせひろいち氏に情報を提供して、んで、はせも観て、これまでまずアタリでハズレなし。なんつうかミステリファンというか、mystery mania(テリヲタ)がCOVID-19騒動よそ目に楽しんでいるのだが、最近のものでは、『スーパープレミアム獄門島』で盛り上がってましたワ。(NHKオンデマンドで観られます。かなり以前のものです)。金田一が『麒麟が来る』の明智光秀(主役)演じた長谷川博己さんで、彼の演技がこれまでの金田一をみごとに妖変(つまり、ぶっ壊したというか、realityを増幅させたというか、ともかく、驚いたナ)。喜安浩平さん(知らないなあ)の脚本がまたイイ翻案してて、ともかく横溝さんの金田一シリーズで唯一読めるのは『獄門島』(強いてアト一本なら好きじゃナイけど『本陣殺人事件』かな)なんだけど、そうしてこの作品は何度も映画化テレビ化されているんだけど、おそらく世界のミステリ小説に肩並べられる横溝作品はこれくらいじゃねえのと、私なんかおもっていたのだけど、ともかくトリック・プロットに無理がナイ(それなりにスジは通している)。それいい出すと横溝ミステリはキリがナイので、本論。
の、前に、最近の新本格(だろうとおもうんだけど)『屍人荘の殺人』の映画版で、はせ氏はこれをまず活字、コミックスより先にDVDで観たらしいんだけど、その理由が出演していた女優の浜辺美波ファンなんだそうで、「それ、誰よ」私、この女優ぜんぜん知りません(『屍人荘の殺人』は試写で観ているんだけどなあ。ストライクゾーンの女優いなかったからな)。ええと、私は別の理由で最近の活字ミステリは滅多に読まない。視力の衰えもそうだけれど、そも作品にハズレが多いのと、ともかく文章の表現力、描写のチカラがまったくヘナっているので読みにくいんです。
最近はいろいろと多くのミステリ賞があるようで、二冠達成とかが〈売り〉のも読んだけど、たしかに出版不況だわ、とはおもったナ。幸か不幸か、『虚無への供物』『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』という金ピカが読める世界に生きたのは感謝としかいいようがナイ。売れっ子東野さんの初期の本格ものも、本格ミステリを読み慣れているひとには退屈だろうし、大御所京極さんもいいのは京極堂のシリーズでは(ほんとは違うシリーズ名らしいけど)『鉄鼠の檻』だけだったなあ。『鉄鼠・・』はうん、スゲエなぁとおもった。禅宗仏教に対しての理解とそれゆえの動機がだけど。『姑獲鳥の夏』は最初ズウッとpedantryの開陳がつづくのだが、誤謬もある。(おそらく参考資料が古かったのだとおもう。量子力学なんかを論じさせるときは、よほど用心しないとそうなる。もっとも、京極堂の時代では、そういう認識だったと逃げることも出来るのだが)。『陰摩羅鬼の瑕』はsequenceがハナからワカリすぎて、ハイデガーまで持ち出すこたぁねえだろうとおもった。ハイデガーといえば、笠井潔さんの『哲学者の密室』(創元推理文庫版で1182ページのド厚いシロモノ)。なのに、これ、いまぼんやりと記憶あるのは探偵の矢吹駆と、それを慕う誰だったかヲトメのメロドラマくらいかなあ。だいたい、フッサールの現象学をもとにした推理思考方法なんて、逆にそっちをエポケーしないと本編自体がワカランようになってくるからなあ。
おっと、また逸れた。本論にもどすと、最近の若い俳優さん、あまりにも知らんのです。せいぜい新垣大酒呑みガッキー、綾瀬コロナ、否、はるか。すいません、ちょっと躁病に傾きました。大酒呑みは、たぶん週刊誌がかなり盛ったハナシでしょう。綾瀬クラスになると、いざというときのために医療機器が揃ってかかりつけ医師と派遣看護師がついてるホテルくらいは用意してあります。今回もそこへ行けば良かったのにツイテいたというか、入院になったんでしょう。おっと本論。つまり、二十代の方々はほぼ壊滅的に知らない。春馬くんは手合わせする前に逝っちゃったし、春馬と同じところで武道に励んでいる鈴木 亮平くんとはまだ出会ってナイからな。彼らの師匠の楠右近(武道家)が堤のだんなに「想さんは、富田流の小太刀やるんですよ」というたら、堤のだんな「ガッハッハ」と笑い飛ばしたんだって。堤さん、空手かなんかヤってんじゃないかな。あの歩き方がそんなふうだもん。役者ヤメタら、お手合わせしましょう。とにかく役者さんには傷をつけられないから。二~三段、だとしたら、こっちが素手だと傷害罪になるから、刃引き持ちますネ。
それはどうでもイイんだ。なんでいまの若い俳優さん、知らないのかな。と、つらつら考えて、そうか、オレ、映画もテレビも観ないもんな。エンタメニュースに出てくる女優、男優まったく知らない。総裁選挙、誰が勝ったって、自民党は自民党なんだろ。軟弱右翼と裏口入学の学歴が踏ん反り返って記者会見で「おまえどこの新聞だ、個人的なことしか訊かないな、朝日か。昨日の東京の感染者の数、知ってんのか。九百、九百と何人とかだぞ。(秘書に)だったよな。コロナは収束だ」なんていってる政党の神輿選びだからな。と、文脈バラついて、ついでにフテたが、実はこちとら石場さんの隠れファン。石場さんはアイドルオタクなんだけど、かつてファンだったアイドルはキャンディーズでは藤村美樹さん、通称「ミキちゃん」推し。これ、オレと同じ。

2021年9月 8日 (水)

COVID-19治療薬

厚労相の「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」に入ると、「薬物療法」というものがある。ここにいま承認されているCOVID-19の治療薬のことのモロモロが記されている。
ということで、そんなのいちいち点検していても何をヤっているのかワカラナクなってくるから、本論にじょじょにいきます。
薬理学という学問が医学にはあるのですが、医師のみなさんがこれを履修しているかというとそうではナイ。私なんかまったく識らない。ところで私のような複数通院者なんかは、それゆえに困ったことが起きてくる。たとえば、アドレナリンを抑えるβ-ブロッカーを血圧の調節に常時飲用しているのだけど、頸椎狭窄のための鎮痛剤でアドレナリンも毎日服用している、片方では抑え、片方では増幅させているということになる。いつだったか、この問題について精神科主治医とmeetingしたことがある。で、doctor曰く「私は薬理学はやってないので詳しくはいえないが、そういう患者さんの事例には多々出くわす。そういう場合はもうトリアージでいくしかナイです」
これは困った。私の場合どっち優先というワケにはいかないからだ。そんでもって私はトリアージ(治療優先度)は方法論にせず、双方の薬品の血中濃度の時間をうまくずらして、なんとか切り抜けている。薬品には、最も効果の発出する血中濃度最高時間があるのだが、これをできるだけ離しているというワケなんですがね。
COVID-19騒動、(コロナ禍といわれるが私はこの禍が鍋と似ているので、私はもっぱらこんなふうに称している)は、ワクチン騒動でもある。さらに現在それは「自宅療養」(ほんとは〈療養〉ではなく生き抜くための待機なんだけど、次第に死を待つ待機になってきている)に移行して、どうにかかかりつけdoctorの薬物処方でほんとに〈療養〉出来ないか、てんで、治療薬がいろいろと開発されたり、入院患者にしか使えなかったカクテル療法が在宅でも使用出来るようにじょじょに緩和されてきた。
さて、それじゃあ、どんな薬品がいいのか、いろいろあるんですがぁ、いま巷でなにかと話題というか取り沙汰されているのが、イベルメクチン。これ、本来は虫下しのクスリだから安価なのだ。安価だし、手に入りやすいので、いまだワクチン接種率が1%未満のところで活用されている。で、これがなんで、世界的に承認されないのかというと、専門家にはそれなりの意見はある。たとえば東京都医師会会長の尾崎治夫doctorは「コロナ医療で、使える薬を増やすことが大事。日本製ワクチンの開発にも期待しているけど、有効性が期待される既存の治療薬を日本でも使えるようにすべき」。その例に挙げたのがイベルメクチンだ。寄生虫によって失明するオンコセルカ症などの治療薬だが(要するに虫下し)、インドや南米ではコロナの治療薬として使われている。しかしながら専門家の間ではコロナ治療への使用の賛否が割れている。日本ではまだ認められていないが、国内の製薬企業による臨床試験がやっと始まった。尾崎doctorはいう「海外では実際に有効性を示すリポートも多数出ているし、治験に並行して現場で使えるような道も探っていきたい」との立場だ。
このイベルメクチン、実際どうなのかというと、効果のバラつきが大きすぎるのだ。また、医学誌での論文もピンキリで、「キメテ」が薄すぎるのだ。
テキ屋のバイト経験のある私なんかはその理由として、けっこう「パチモン(贋物)」が出回っているのではないかとおもう。とにかく安価だからナ。さらに、虫下しはさほど常用頻度の高いものではないから、効能期限がジャンクなものも使われたりしているのではないかナ。
COVID-19がInfluenzaのタミフルのように服用5日で片づくようになると、私たちはやっとCOVID-19と対峙出来る。

追記:関係ねえけどさ、メディアもアッソウタローのようなボケ老人がいうことにいちいち噛みついていても仕方ないよ。ああいうのは笑っておいて、他にもっと報道することあるだろう。老害というのはほんとにあるのだという、ありゃ見本、標本だな。

2021年9月 5日 (日)

「死因」に「餓死」はアリマセン、でしたが。

アフガンじゃ、もう餓死者が出てるぞ。そんなんニュースでいうてたか、食料難やいうてたけど。あのな、現状為政者らしいタリバンがほんまのこというワケあらへんがな。要するに女性の教育や人権は重要課題ですが、なんといっても「食料」「めし」ですな。安吾老師のエッセーにキリシタン殉教者がどんな拷問でも「デウスさま。パライソ」をやめなかったのが、めしを一日抜いたら、あっという間に再改宗したというのがあるけど、「食料難」がもっとも厳しい総力戦の問題だということは、前大戦中に経験しているのだが、私どもも「食料難」とまではいかないが、「凶作・不良」で外米が輸入になって一年ばかり国産米意外の米を食ったことがあったが、いやあ、ありゃあ辛かったなあ。米というのは相対的に美味い食料ではなく、絶対的に美味い食料だからねえ。時代劇なんかで白米(精米)食ってる町人や農民までいるのは、あれは時代考証的にカックンなんだけど(居酒屋で透明な清酒を呑んでいるのも同じ)、占領、建国は二の次でめしをどうするかだな。餓死なんていま死亡(死体)検案書の検屍で死因の欄にも書けないのだ。いまはなんでも心不全。まさか「コロナ」とか「COVID-19」とかも書けないだろうなあ。
毎日のNHKニュースの初っぱなで、コロナ本日の感染者〇〇〇人とはいうけど、そのうちワクチン未接種者が何人とはいえないんだなあ。なんか差別らしいから。しかし、これだけエビデンスの明確なワクチンを拒んで死んだのは、それはそれでご立派とはおもうけど、接種したくて出来なくて、自宅で「療養」しているうちに三日目に遺体発見とか、これが単身者なら、もちっと友達つくんなさいよとはいえるけど、三人家族で、父親すでにCOVID-19で死亡、母ちゃん同じく重体入院中で、家に残されて酸素ボンベが来るのを待っている子供、なんてのは、これはもう行政政府のワクチン戦略の敗北で、バイデン米国のアフガン敗走なんかより惨憺たる情況じゃナイですか。そういう酸鼻、陰惨、残酷、の死因が「コロナ性肺炎」ではなく「コロナ性餓死」になる日も近いんじゃないのかな。誰が総理大臣になろうが、選挙に勝ったからといって万歳なんかやりゃあがったら、やっぱ「コロナ心不全」と書くのかな。(えっ、文章の繋がりがオカシイって。こういうのを詩的、あるいはシュールな表現というんだよ)。検案書には「政府無知無能性肺臓器不全」と書くべきだな。
どっちみち「先のことがワカラナイから」なら、ワクチン接種するべきだな。二回接種して、なお感染しちゃってるカワムラとかいうどっかの市長もいるんだけどね。気象変動で人類の存亡はアト300年ナイんだから。創るか産むか迷っているのなら創って産んだほうがいいよ。アト300年は在るから。ああ、きょうは心身の具合が悪いから、気分転換に書いたんで悪しからず。

2021年9月 2日 (木)

セイジやなくてキヨシです

いま通院しているところで、看護師さんが待合からの呼び出しに「キタムラ セイジさん」というところは皆無だが、かつて、たまに医者にかかるとそう呼ばれることが多かった。ので、「キヨシです」とイチイチ訂正した。本名を漢字で書くと「北村清司」なので、そう呼ばれる確率のほうが高かったのだ。
小説家、詩人で筆名、辻井 喬老師は、博士(経済学)(中央大学・1996年)。日本芸術院会員、社団法人日本文藝家協会副理事長、社団法人日本ペンクラブ理事、憲法再生フォーラム共同代表、日本中国文化交流協会会長。西武鉄道取締役、京浜急行電鉄社外取締役、西武流通グループ代表、セゾングループ代表などを歴任した偉いひとだが、父親は西武グループの創業者堤康次郎さんで、康次郎さんの妾(後に本妻になったのだが、いきさつは著作を読んでいないので不問)青山操の間の嫡男で本名は堤清二さんだ(こっちのほうがセイジなのだ)。オヤジの康次郎親方は5人の女性との間に5男2女を持ったというから、まあ、そういうことで、しかしながら、商売にも長けていたから艶福家だったのだろう。私の父親も紅屋という屋号の奉公先の近江商人の伜だったが、嫡男ではなく妾腹だったので、本妻のほうから追い出された。祖父紅屋は遊び人だった(と、従姉妹は口をそろえる)らしく、けっきょく、堤康次郎親方のライバルなどといわれながら、あっというまに完敗、財産は全部消えた。このあたりの一部は戯曲『虎・ハリマオ』で書いたが、私のほうは、清二さんと弟のように兄弟喧嘩もなく、両親の亡くなったいまも仲良くヤっている。
「清司」という名前は祖母の命名だそうだが、「なんで、ぼく、清司やねん」となんど訊いても「なんでもやっ。もうちょっと大きいなったらワカルわ」と、教えてくれなかった。両親も他界して、あっちの世界で殴り合い蹴飛ばしあいしているのだろうが、だから、もう「清」の一文字について書いてもいいだろう。けど、ここではそれが本論ではナイ。祖母には、堤清二さんに対して怨嗟ほどのものはなかったろうが、向こうは勝ち組、なんらかのなんらかはあったのだろう。私がもっと偉い作家とか詩人とか実業家になっていたら、溜飲も下がったろうが、ビンボな劇作家(ではあるが、レジェンドとか天才とかいわれることはときどきある。揶揄に近いんだろうけど)なもんで、祖母も諦念しているだろう。弟と中が良いというのは、そこは威張ってイイことではないか、祖母さん。
さて本論。やっと本論。ソ連が解体したとき、ロシアのほうから堤さんに「商売の教えを乞いたい」とマルクス・スターリン経済学者だか、商売人が数名、非公式にやってきた逸話だ。このとき、堤さんは「流通、製造システム、販売促進、そのどれが知りたいですか」と、丁寧に応じたのだが、ロシアの御方たちは、「いま仰った三つとも初耳でなんのことかワカリマセン」と首を傾げ、黙礼したそうな。だから、なんぼタリバンが政権を握ったといっても、ロシアや中国に建国について教えられることなどあるのだろうか。と、私はおもうんや。
中華はいうだろう。「もし、超特急列車が事故を起こしたら、車体全部を埋めることです」
ロシアもいうだろう。「毛蟹や鮮魚が食べたいのなら、北方領土は手放してはイケマセン」
もし、日本に来たらスガさんはこういうだろう「とにかくワクチン、安全、安心」ついでにカワムラなんかが、「噛んだらだめだでよ。こっちが感染したがや」。
さて、晩飯はキャベツの残りで、回鍋肉といきますか。回鍋肉のコツは、炒める順番と鍋に戻す順番です。

2021年9月 1日 (水)

おまえが民で、俺が主だ

「民主主義というのはどういうものですか」と、問う百姓に、地方官吏がタイトルのように応える。これは中華のジョークなのだが、笑うに笑えぬものがある。それがナンなのか、よくワカラナカッタのだが。
合衆国のスパイ・アクション映画はかなり観る(観た)ほうだ。A級からB級まで。同じ映画を観た、の、が「あんなこと出来るワケないじゃん」とか、「そんなウマクいくワケないよねえ」とかいう度に、そうだなあ、まあ映画だからといっていたんだけど、トランプの掛け声一つでホワイトハウスが占領されたときは、開いた口がふさがらなかった。意外に簡単なもんなんだなあ。
トランプが「大統領選挙は不正ダッ」と、最後の最後までバイデンに牙を剥いていたとき、「トランプも粘るねえ」といった知己に、「そりゃ、トランプは政治家としてはトーシーロ、アマチュアだけど、バイデンはさすが七十を越えているだけのことはある。バイデンは政治家としてはプロだからな」といったら、変な顔をされたこともある。不正ねえ、不正のナイ政治などはナイ。リチャード・ウー原作のコミックス『卑弥呼』が彼の作品の中でダントツにオモシロイのも、そのせいだろう。
米国はベトナムに次いでアフガンで一敗地に塗れたワケだが、/撤収ではなく敗走だ/とはまたまたトランプの名言になりそうだナ。名言というより当然なのかな。そう簡単に二十年の賭けが終わるワケはナイだろうとはおもうのだが。
しかし、アフガン敗退以降、米国製のスパイ映画はつまらぬものになりそうだ。たしかに「あんなこと出来るワケないじゃん」とか、「そんなウマクいくワケないよねえ」がリアルなものになってきたからだ。まったくハナシにならなくなってきた。民主主義の、というよりfictionの危機だナ。やる気の無いアフガン兵士、ヤル気しかないタリバン。ヤッてみたら意外に簡単に出来ちゃって、しかし、これから後が難しい。算数の出来るのがいないので、経済のことがワカラナイ。政治のことなんてワカラナイ。要するに、ここで、タリバンの親分が「そういうことは女にやらせておけばイイのだ」と、いいだしてくれると、ありがたいんだけど。タリバン政権なんて出来るのかどうか、出来ても長持ちしそうにナイな。別に中華やロスケが揉み手擦り手するほどのことはナイとおもうけど。
ところでタリバンというのは宗教連合らしいんだけど、神さんは誰なの。合衆国に勝つくらいだから、合衆国の神さんよりは強いんだろうけど。でも、あっちの映画『桜桃の味』じゃ、自殺願望の男に「ひとを殺してはいけないのとおなじ、自分を自分で殺してはいけない」なんて戒めるんだけどねえ。まあ、神さんは臨機応変というか口八丁優柔不断出たとこ勝負多いからなあ。嘘も方便ともいうけど、誰だったか/嘘は百薬の長/とかいってたそっちのほうがなんかセンスいいね

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