さすが浜っ子
「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、開催に強く反対している」
と海外メディアに対して大見得きって云ったのは、マスク配りのひとだ。「最初にマスクと10万円を国民に配布した私の政策方針はまったくマチガッテいなかった。デルタはマスクで防げるカルタのようなものだ」と、いったかどうかは知らんが、このマスクのひとがCOVID-19に対してヤったのはそれだけだ。それが日本のCOVID-19に対する最初の戦略で、いまもその程度の戦略(ここで戦略などというコトバを使うのはオカシイのだが、揶揄だからイイんじゃないの)を日本は継承している。
横浜市の市長選挙があった、ある都市の市長の選挙に国軍の最高司令官である総理大臣が応援に駆けつけ、そのグルリのひしめき連中も応援したことについて、8人の候補者のうち一人は「宰相が市長の選挙の応援に来るなんてねえ。聞いたことナイですよ」と落選の憾みもこめてコメントしている。横浜は宰相スガの地盤とニュースで聞いて、ああ、なるほどとおもったひとも多かったろう。
で、結果は/横浜市長選で全面支援した側近の前国家公安委員長小此木八郎氏(56)が惨敗。小此木氏は立憲民主党推薦の元横浜市立大教授山中竹春氏(48)に18万445票の大差/てなことになってしまった。当選した山中氏は候補者の中で最も若い。まさか自分が当選するとはおもっていなかった、とおもっているにチガイナイとおもっている。
マスクのひとの戦略を受け継いだ時の宰相はいわば名もない若造に倒されたのだ。(とはいえ、山中当選者の経歴に「臨床統計学を専門とする医学部教授」とあったのは、COVID-19対策に対してのほんとうの「戦略」がたてられそ~)という期待もあったかも。
ともかくは横浜、情況を先取りする浜っ子をなめてはいけない。ということだろう。ところで、宰相はこの結果を「謙虚に受け止める」と、またマチガッタ日本語を使っている。ここで「謙虚に」は使えない(アタリマエだ。負けた者が勝った者にいうコトバではナイ。広辞苑でも引け。そういうとろからしてこの宰相のliteracyには疑問が多いのだ)。とはいえ犬が尻尾を巻くようないい方も出来ないから、さしずめ「痛恨不遜ながら、尊大な姿勢でもって甘受する」くらいかねえ。
かたや、金メダルを齧ったもんだから、そこら中に謝罪スルのを仕事にしている名古屋市長は、直近の最後の任期になる選挙に当選したんだから、名古屋市もさすがだ。なめてはいけない。齧らなければダメだ。愛知県民は愛知のことは、大村知事とトヨタがありゃあ、べつにカワムラみたいなものは、どうでもいいのであって、アト4年は市民税が安く過ごせる、でイイのだ。このあたりまで齧らないとダメだ。さすが名古屋人。任期が終了したら、一度このカワムラという御仁は松の木病院で診てもらうとイイ。(松の木病院という名前の病院がほんとうに存在するからヤヤコシイのだが、私どもの幼少のみぎり、〈松の木病院〉といえば意味がチガッテいた)。このさい、「テレビの視聴率が良かったから、オリンピックとコロナの関連性はアリマセン」といったマルタマ五輪省や、「いまが踏ん張りどころ」なんて、まだ根性論云ってる、いまはヤマナカ夢のナカ経済死体蘇生担当大臣もついでに放り込め。
さて、こちとら、鬱疾患自己マン研究、いまちょっとのところで、シス・カンの仕事が入って、こいつがおもったより手強くて、ひさしぶりにオモシロイのだが、二人芝居の稽古に入る前には片づける予定で~す。
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