レーニンか毛沢東か
中華の習近平(シー・ジンピン)国家主席が発表した政策「共同富裕」という目標。「(1)報酬(2)税金(3)寄付」を通じ所得再分配を図る内容なんだけど、それがホントに出来たら、共産主義世界の方向へマトモにまっしぐらということになる。いまんところ、どうしたってスターリンだからナ。果たしてせめて初期毛沢東までreturn出来るか、あるいは図書館でヘーゲルの「弁証法」の勉強していたレーニンの『国家と革命』までいっちゃうか。ともあれ、この政策を大マジでやろうとしているなら、習チャン、ちったあ見直したナ。しかし、軍事費の増大肥大と覇権拡大、「一人っ子政策」の失敗による労働力不足、高齢化の急速化、そこへきての気象変動にCOVID-19。これは簡単に短期で出来ることじゃナイ。米国のように4~8年でやろうってことじゃなく、中華は百年の計だから、「国家たるや国家を解体するための権力システムだ」と、レーニンみたいに見栄切っちゃって、この数百年の氷間期のあいだにもし実現したら、もう完璧に民主主義は御家取り潰しとなる。「権力は腐敗する」なんだから、もうあちこちの神様だって腐敗しちゃってるからナア。中華は無神論国家だから、まあいいのか。どうなんだろね。ともあれ、中華にしてはめずらしく明るいニュースであります。ここはひとつ「お手並み拝見」といきたいもんですけど、こっちの余生がねえ。
早いところ、雪の降る中、凍るような月を観ながら、その黄色い灯(あかり)の下(もと)で グラス片手に我死なん。いいねえゴッホだねえ。これ、最後の最期の夢アルよ。「共同富裕」ねえ、習チャン、そういう夢持っていたのね。まあ、信用しておくワ。「ひとの夢みて わが夢な 推せ」だ。
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