賛美歌・1
我らがなのか誰なのか知らぬが主よ
/憐れみたまえ/などとはいいません
この国のニンゲンの死に lyricismが消えました
きょうから汝の子は 狂気の沙汰に まきこまれるでしょう
願わくは 黙って お笑いのほどを
我らがなのか誰なのか知らぬが主よ
/憐れみたまえ/などとはいいません
この国のニンゲンの死に humanismが消えました
きょうから汝の子は 狂気の沙汰に のたうちまわるでしょう
願わくは スプーンに水を一杯 それでよろしいのです
捕) 感染者、疫病患者は、ふつう隔離となる。それが自宅(つまり、家族がいるか、あるるいは独り暮らしか、そんなことはどうでもよく)、巷間に拘束するというのが、常識的に為政者のすることなんだろうか。と、上記のうたを書いたが、そのアトすぐ、毎日電子版で中村文則さんの呟きを読んで、なんとまあユング的などとおもいつつ、不安の種子がよくワカッタ。ところで、中村さんの最新刊『カード師』は、ブック・オフでは引き取ってくれなかった。(たいていのfictionは読んだらすぐ売ってしまいます。スンマセン中村さん)。えっ、これ新刊だよ、と、理由を訊いたら、「ここです」と担当の従業員が、カバーのニミリほどのヤブれを指差した。そのなんだか理不尽な心情と、この国の狂いどころが同じような気がして胸騒ぎだけ、した。
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