無学渡世・第二幕の8
/手とココロがリンゴに届かない/という状態が数時間つづくことがある。特に苦痛を伴うということはナイ。むしろ、「半睡半覚」で気持ちはゆるんでいる。「半睡半覚」はよく「金縛り」などといわれて、けっこうしんどいものの類らしいが、以前、いわゆるカラダから魂が抜けて行く心身離脱状態を経験したときは、なかなかthrillingなものだった。布団の中に私は眠っているのだが、目覚まし時計に伸ばしている手が在るのだ。もちろん、身体的に手は布団の中だ。次第に眠っている私の顔がみえてくるようになる。抜け出た魂のほうは、キョロキョロ辺りを観ている。上半身まで抜け出たあたりで、これは、空中浮遊も可能かなとオモシロクなってきたが、そこで、ハッと覚醒してしまった。
鬱疾患は、心身がこいつの/苦しい/ほうの状態になる(のと似ている)。完璧な純粋自己疎外の状態だ。
自身がそのような内部的外部的状態におかれる、つまり鬱疾患状態であるときでナイと、自己分析が出来ない。しかしながら、鬱疾患における思考は不正解であるという精神医学の定義があるので、こいつは矛盾だ。従って、私たちはまず、鬱疾患を精神医学領域から逸脱させるところから始めた。とりあえず、強い鬱疾患症状が収まっているときに、記憶と経験を縫い合わせて論理化していく。何かhintになりそうなものは手あたり次第に取り上げるので、このブログ文案にはマチガイも多かろうと予想している。とはいえ、何をマチガイとするかは自己自身の実験分析からしか得られないので、アトアト、どうもこれは胡散臭いという部分はcutしていくという作業になる。しかし、それだけでは客観性が乏しくなるので、量子力学との相似を探っていると、まあ、そういうことをヤっているとおもってもらってイイ。注目に値するのは、たとえば、
/電子(量子)は波のような「波動性」を持っています。ただし「何かの波」ではなくて「波だけ」です。 そこで、その波の形を調べよう、ということになります/。
というような定義だ。これは、量子を鬱疾患に入れ換えて
/鬱疾患は波のような「波動性」を持っています。ただし「何かの波」ではなくて「波だけ」です。 そこで、その波の形を調べよう、ということになります/。
とすると、ここではもう確実に精神医学から離脱している。これをさらに
/鬱疾患は重力波のような「波動性」を持っています/とすると、心身の鬱疾患の状態からして、この疾病(状態)が重力と関係しているのではナイかとおもいたくなる。たとえば鬱疾患の場合、自分の心身が自分にのめり込んで動きがとれないという感覚がある。
それから、鬱疾患には/良いときと悪いとき/が在る。つまり、波状のようなものだ。
たとえ入出力が同じの「固有状態」でも、「初期値」というものがある。「疾患者」に対する「健常者」といってもイイ。ここから波動関数に置換したとして、そのアトは「固有状態」がつづく。従って、「初期値」から「固有状態」へとベクトル(波の状態)を変容させる作用素こそが、前述した、調べるべく「波のカタチ」だということになる。/重力波の超過、過剰な重力波/がなんらかの相転位でもたらされたとき、鬱疾患が生じる。もちろん、重力波だから、MRIにも引っ掛からない。ココロがMRIに捉えられないのと同じ原理だ。
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