無学渡世・二一
まず、これは私の推理、推測が含まれている。(つまりウラをとったというワケではナイということだ)
ことの起こりは、/2019年に開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、昭和天皇の写真を燃やす場面がある作品などが展示されたことから、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長や名古屋市の河村たかし市長らが反発。芸術祭実行委員会会長を務めた大村秀章・愛知県知事の解職を求め、高須院長が会長を務める「愛知100万人リコールの会」が20年8月から署名集めを始めた。署名期間の2カ月で集まったのは計43万5334人分で、解職の賛否を問う住民投票に必要な法定数の約半分にとどまった。県選挙管理委員会は「不正な署名がある」との情報が相次いだため異例の全数調査をし、83%にあたる約36万人分を「無効とみられる」と判断した/。(毎日新聞 電子版 2021/5/19 22:34(最終更新 5/19 22:46)より引用。
リコール運動が始まったさい、SNSや事情通などにresearchした私は、このリコール運動は奇怪しい、大村知事が国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」に対してとった営為は正当なものだと判断して、初めてSNSに投稿した。(この投稿は、北村想が初めてSNSに投稿したということで、なんだかそっちのほうで話題にもなったが、そういう有名税というものは支払うことにしている。したがって、私は「劇作家生命を賭して、リコールに反対する」と記して、責任のdomain~知識・思想・活動などの領域、分野~を明確にしておいた。てっとり早くいえば、党派的に大村知事のリコールに反対しているのではナイということをハッキリさせただけだ)。
いつから高須(整形医)と河村(現市長)が天皇崇拝主義者になったのかはワカラナカッタが、「愛知100万人リコールの会」の会長が高須なら、署名の真偽がどうであろうと、このインチキの最高責任者は高須にある。「知らぬ存ぜぬ」といっても、会長なんだからアタリマエじゃないか。
「私は『応援団』になっただけ、私のほうが被害者」という河村は、「いてもいなくても同じひと」(大村知事の河村市長に対するcomment)というなんとまあヤサシイ思いやりのあるコトバに甘えて、「応援する」ということと「協力する」というチガイもワカラズ、/田中容疑者に「(署名集めを担う)受任者の数をどれだけ集められるかが重要だ」などと指南し、市議会リコール時の受任者約3万人分の名簿リストを事務局に提供した(毎日)/ことに、法というものを知らぬ顔の半兵衛とは、呆れてものもいえない。いや、いう。私たちの演劇の業界において顧客名簿の貸し出しは禁じられている。そういう規約があるわけではナイが、当然の仁義、倫理としてだ。これまたアタリマエじゃないか。この河村の厚顔恥知らずに対して知事が、/「(リコール運動は)全ては河村氏の発案で始まった。人ごとのような言い逃れは通用しない。事実を明らかにして、その上で責任を取るべきだ」/(毎日)。という批判に転じた。これもアタリマエだろう。不誠実はアカンっ、のだ。/自分のヤったことは自分がヤリましたといえなくてはなりません(太宰治)/。裏ビデオばかり観てないで、たまにはせめて太宰くらいは読め。(河村の観相からの印象で、ウラはとっておりません)
「税金を安くしてやっているのはオレだ」いや、ありがとうございます。おかげで私のような低額所得者は助かっております。しかし、この半世紀、名古屋の文化の何処に発展があったか。やつがれ粉骨砕身の五十年だった。私は命を削って使ったが、税金を無駄に使ったのは河村、おまえなのだ。名古屋をとばして抜きさっていかなかったのはCOVID-19だけじゃないか。今度は名古屋にオリ・パラでも誘致したらどうだ。
« 無学渡世・二〇 | トップページ | 無学渡世・二一の追記(追鬼でもいい) »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- nostalgic narrative 9(2024.02.17)
- nostalgic narrative 8(2024.02.03)
- nostalgic narrative 7 (2024.02.01)
- 時世録・6 (2023.04.22)
- アト千と一夜の晩飯 第三七夜 唯一の贈り物 (2022.12.24)