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2021年5月20日 (木)

無学渡世・二一の追記(追鬼でもいい)

/河村氏は大村氏のこの発言(河村氏が首謀者だという大村知事の発言:北村・注)に反発。「首謀者という言い方はそもそも犯罪を連想させる言い方。僕はリコール運動をしてきたことは確かだが、リコール自体は犯罪ではない。(大村氏は)自分が対象になって面白くないだろうが、リコールは大事な活動だと言っておいて自己矛盾も甚だしいのではないか」と反論した。(毎日新聞 2021/5/19 19:54 最終更新 5/19 21:59)より/
こういうのを/盗人猛々(たけだけ)しい/或いは/引かれ者の小唄/という。後者をあまり耳にしたことのない主に若い方たちに簡単に意味を記すと「負け惜しみの強がった駄弁」になる。
また、これはあきらかに「詭弁」という類のものだ。政治家には失礼かも知れないが「閣僚の国会答弁」といってもイイ。
河村は自身のことを犯罪者扱いされたことに対して憤っているが、法的に「推定無罪」がある限り、河村が犯罪者ではナイのは明白なことだ。しかし、「首謀者」であることにマチガイはナイ。
また、「リコール運動」自体は犯罪ではナイが、それが非合法的政治活動、法律違反であれば歴然とした「犯罪」であることにマチガイはナイ。自動車に乗るのは犯罪ではナイが、駐車違反、スピード違反が犯罪であるのと同じことだ。
大村知事は「首謀者」を、犯罪を「連想」させる言い方で述べたのではなく、河村を犯罪者と名指していることもアタリマエの読み方だ。それを/リコール自体は犯罪ではない。/などというのは「すり替えの詭弁」でしかナイ。
よって、河村は「犯罪者」だとは立憲国家においてはいえないが、「首謀者」であるということは、文脈上何の問題もなくいえる。
では、なぜ河村が「首謀者」だということが〈結論〉出来るのか、もちろん、大村知事側にそれ相応の証拠があるからだ。密偵、公安、機密調査員をバカにしちゃいけませんぜ、河村のダンナ。そんな芸当はそこいらの政治家なら幾らでも使う(用いる)のだ。それくらいオマイサンにだってワカッテいるだろう。
河村は、市長を辞任する必要などはまったくナイし、私もそんなことにかまっているのではナイ。ただ、「僕は『応援団』だから関係ナイ。むしろ被害者」という嘘を謙虚に認めて、「はい、私が謀りました」といえばそれでいいのだ。
神は認識の対象ではなく信仰の対象だ。医療は信頼の対象ではなく認識による了解の対象だ。しかし、市長ともなれば、いくらヤスイ税金を集めようと、コトバや行為、行動、言動が嘘であれば、それは、市長としての対象ではナイ。
いい加減、寝覚めの悪い朝とはおさらばしたらどうだ、河村。

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