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2021年5月12日 (水)

無学渡世・二〇

各地で予想通りCOVID-19ワクチンの争奪が始まっている。国家単位のものもあるし、庶民渡世の世間の事象でもある。
インターネットはわかんねえ、電話はつながらねえ、窓口予約は閉じられる。高齢者は暴徒寸前でござんす。
と、こんな中で、五輪アスリートは優先なんてことをファイザーが後押し(推し、かな)したもんだから、オリンピックなんか止めちまえと、当然のことながらこいつはオリンピックそれ自体にではなく、アスリートへの怨嗟として向かっていく。
ご注意申し上げますと、
/日本選手団が提供を受けるワクチンは政府による接種計画とは別枠での調達である/
ということを識っていないひとがけっこういるのだ。
で、そのアスリートのツイッターの書き込みをニュースにした毎日新聞 2021/5/11 07:30(最終更新 5/11 07:30)をここに転載させて戴く。
/「東京オリンピック・パラリンピックをやりたい。と声を大にして言えないのは、それはアスリートのエゴだとわかってるから。別に何も考えてない訳じゃない」。ラグビー7人制の女子日本代表候補で、東京五輪を目指す中村知春選手(33)は4月23日、ツイッターにそう投稿した。真意を尋ねると、「板挟みになるアスリートの気持ちを少しでも理解してほしい」と心情を吐露した。【聞き手・谷口拓未】/
/「我々アスリートは板挟みになります。東京大会の印象も悪くなります。アスリートは作られた舞台で踊らされるような存在かもしれない。無力感を抱くこともありますが、黙っているのではなく、発言できるアスリートでありたいです」/
五輪アスリートまでもなく、(アスリートathleteとは、スポーツや、他の身体運動に習熟している人のことをいう)、スポーツマンなら,そこいらにくさるほどいるからな。そのスポーツマンをたいてい阿呆だとおもっていた。私は現状における五輪開催には賛成するものではナイが、どうも五輪アスリートと我々のあいだには政府がおっ立てた壁、遮蔽物質、箝口令、公安などが蠢いているようだ。
「いいたいことはある」「苦渋していることはある」athleteは数多いのだ。私たちが訊きたいのもその辺なのだ。
私はふっと、棄てせりふを吐く。
/なんだ、そうなのか。東京五輪は、次期選挙のために在るのか/

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