珍論愚談 36
珍論愚談 36
クマゴロ「ワクチン打てっ打てッ、ウテエッ、1日100万人だああ。とかさ、スガが蠅叩きしてるみたいにいってるけどさ、電話すると、つながらなくてさ、ネットとかでやろうとすると、ただいま満杯ですのでしばらく時間をおいて、なんて指示があるだけでさ、役所の窓口いくと、直截かかりつけの医院、病院へとかいわれて、そこに予約にいくと、仮予約というふうにしか出来ないので、こちらから連絡しますから、とか、じゃあ、いつ頃になるんですかね、高齢者なんですけどっていうと、早くて8月アタマかなあって、おいらなんかせっかちじゃねえからね、そんなら仕方ねえなと、ため息ついてると、早く打ちたければ集団接種のほうに行ったほうがイイですよ。てんで、やっと予約できたけど、せっかちなひとは、怒っちゃって「もういいっ、私は打たないっ」て帰っちゃうんだよなあ。ジタバタするねえ、日照り続きでほこりが立たアッ、雨降り続きでしぶきがあがらアッなんて、むかしの時代劇映画で片岡知恵蔵さんなんかがいってたけど、どうなんのかねえニイちゃん。
ニイちゃん「ジタバタしなきゃイイんじゃないの。ジタバタしてる自治体もあるけど、頭イイ自治体もあるみたいだし、だいたい、ファイザーのメッセンジャーワクチン接種てのは人類史上初めてのことなんだから、このアトどうなんのか、それもワカンナイしね。おまけに接種したひとは、もう安心、大安心、てな顔でさっそく女買いにいってるのもいるからなあ。
COVID-19に罹患する確率は減少したというだけなんだけどね。困るのは、接種したひとがマスクなしで、話しかけてくることなんだよねえ。
クマゴロ「そうなんだよ。接種したって、感染させる確率は同じなんだろ。
ニイちゃん「そうおもっておいたほうがイイ。感染することも変わりはナイ。
クマゴロ「ほんじゃ、なんで接種するんだよ。
ニイちゃん「多少はマシだから、と、そんなもんですよ。クマゴロさん。抗体がどれだけの時間残存するのかワカンナイからねえ。
ご隠居「(大手を振っての登場)さらば、マスクよ~だなあ。わしゃ、さっき接種、打ってきたからなあ。
クマゴロ「なんですかいご隠居、袖の下ワクチンってヤツなんでやんしょ。
ご隠居「蛇のみちは蛇、ちょいとかかりつけの医者の懐に札束放り込んだら、早速、看護師がポンプ持ってヤってきたってことよ。
クマゴロ「こういうのいるから、ほんと、ヤだねえ。
ご隠居「ワクチンは余ってんだよ。ウルトラセネガのなんか、いっぱいあるんだから、貧民国に分けようかなんて、いってるくらいなんだから。
ニイちゃん「コバックス経由でね、出来れば、そうしたいですね。国境なき医師団と交渉するとかね。
クマゴロ「んなことすると、また国民があのオバサンのように怒るよ。国民が打ってナイのに何で貧乏人に回すんだっっってよ。
ニイちゃん「回したってイイじゃん。その辺りで抑えないと、また新種の変異株が出てくるかも知れないから。ことは人類存亡の直面なんだけどなあ。
クマゴロ「おいらはよ、この歳になっていうのもなんだけど、これでも宮大工でい。もちっとromanticになりてえよ。
ご隠居「(笑ってる)ガッハッハッハ。けっきょく中華が勝つんだよ。
ニイちゃん「そいつがイチバン気にくわねえな。
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