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2021年4月 6日 (火)

無学渡世・十五

マスクの効能、についてかなりの単純で初歩的だが、ありそうで、ありそうな誤解がポピュリっているようだ。例えば、CDC(米疾病管理予防センター)が不織布マスクと布マスクの二重着用によって、90%まで飛沫感染が防げると公表した翌々日、日本のスパコンAI『富嶽』の計算によると、4%しか効能は変わらない「どやっ」、とばかりにデカイ面してみせたのだが、そんなことにチカラをそそいでいるくらいなら、早いとこ日本におけるスムーズなワクチン接種プランでもたてたほうがイイに決まっている。高齢者接種から始まるというところで自治体はもはや混乱の兆しだし、高齢者は朝早くから電話に、不慣れなネットに、をやりつづけて、けっきょく予約がとれないでいる。このまま、送られてくるファイザーのワクチンの使用期限が切れたら、それこそoutだな。そこへきてオリンピックの医療体制準備でてんやわんやが始まれば、オリンピックが終わるまで、日本国民の2割くらいしか接種は終わってナイてなところへ、変異株のウイルスが現状ウイルスととって変わって、ワクチン自体の効能が狂ってくる、というのが私の予想だけど、遠からずなんじゃないのかな。
んでもって、マスクの効能だが、「飛沫」と「ウイルス」の防御とを混乱して認識しているんじゃないのかナ。これは庶民大衆一般人も『富嶽』も同じですワ。『富嶽』の4%も「不織布マスクを何枚重ねても同じ」とついでに発表しているが、これを読むと、阿呆やなあとおもう。なんぼ優れたレゴのようなおもちゃ与えても、アリストテレスとハイデガーとでは遊び方がチガウ。まだ『富嶽』はアリストテレス段階だということだ。
そもそも、だ。COVID-19の大きさは0、1マイクロメートルだから赤血球を碁石の大きさとかんがえたら、やっと、針の穴くらいだ。布だろうが、不織布だろうが、ウレタンだろうが、どんなマスクもスカスカなのはいうまでもナイ。COVID-19ウイルスを通過させない、遮蔽出来るのは、高度医療用マスクだけだ。しかし、飛沫となれば、不織布を1枚と2枚3枚とでは、まったく変わる。アタリマエやんけ。「不織布マスクを何枚重ねても同じ」はウイルスに対してであって、飛沫に対してではナイ。この飛沫の中のウイルスによる感染を「飛沫感染」という。
CDCも『富嶽』も、双方一致はマスクの隙間に対しての飛沫の注意点だけで、そんなことはなにもAIスパコンにいわれなくともわかることだし、観察すればこれもワカルことだが、不織布でも布でも、鼻や頬には必ず隙間が出来る。よって、マスクを選ぶときは、せめて鼻部分にワイヤーの入った、少々銭高のものにして、かつ使い捨てにしたほうがイイ。あるいは、飛沫を防ぐために不織布で飛沫を防いだ上にさらに布マスクで隙間を抑えるように飛沫を防いだほうが、飛沫の遮蔽パーセンテージは上がるのはアタリマエなのだ。
エアロゾルがどうのなどとメディアが知ったふうにいっているのは、飛沫によって空間中に出た(出てしまった)ウイルスのことで、この生存時間が意外と長い(3時間という実験結果が出ている)ので、それが付着(着地でんな)したテーブルやドアノブを拭くか、常に手洗いかアルコール手指消毒する必要があるのだ。アタリマエやんけ。
結語:マスクの効能は、「飛沫(感染)」の遮蔽であって、COVID-19ウイルスそのものを遮蔽するものではナイ。しかしマスクは「飛沫感染」からの防御には、おもいのほか効力を発揮するのだ。
もちろんソーシャルデスタンスも、エアロゾルに対しての防御ではなく、飛沫からの遮蔽防御だと認識しておいたほうがイイ。今後、ワクチンが(万が一にもと書いてもいいが)接種出来たとしても、マスクと三密(換気・ソーシャルスタンス・ばか話・カラオケ)注意しかCOVID-19に対する私たちに出来る防護はナイ。
少数人数同一テーブルでの会食を余儀なくされる場合は、テーブルに置いて部屋のウイルスを退治する宣伝の「置きタイプ塩素消毒」を中心に置くことで幾分か(実験では半径50㎝までは塩素成分は届く・・・からといってCOVID-19に効果があるかどうかはワカラナイ・・・)は気休めにはなるとおもう。
ベロチューはやめたほうが身のためだが、昨今、A系ビデオでこの方面(描写)が増えているのには、さすがに「どやっ、やりたいやろ」な煽りの商業的精神(根性)と、かつ、命懸けやなあこの俳優連中もと感心さへさせられる。朝に夕に男女俳優さんともPCR検査やってから仕事やらはんねんな。けども、日本のPCR精度は60%程度でっせ(陽性はマチガイなくワカリますが)。

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