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2021年4月

2021年4月27日 (火)

珍論愚談 34

クマゴロ「名古屋の市長選が終わって、えーっ、と。
ニイちゃん「だからアレでがしょ、大村知事が河村再選について「いてもいなくても一緒だ」っていったことについて/ニイちゃんはどうおもうの/と、そう訊きたい。でしょ。
クマゴロ「そうそう。
ニイちゃん「そのとおりだとおもうけど、私なんか、もっとキビシイですぜクマゴロだんな。
クマゴロ「と、いいますてえーと、エンパイアステートビルディング。
ニイちゃん「~いないほうマシだ~かな。
クマゴロ「うっへ、そりゃキビシイや。
ニイちゃん「私はね、この/政治家としての資質に欠ける/市長さんが、名古屋市民というのはこの程度だろって、腹ん中で絵に描いてるのが、ヤなの。まあ、河村に投票した〈の〉はその程度の方々だろうけどね。つまり、名古屋ってのはその「程度」なのよ。河村には莫迦にされているのヨ。で、その「程度」ではない名古屋市民が、なんとか頑張ってるという、ようするに、日本政治と庶民生活の縮図が名古屋なんだなあ。そんなことずいぶん前からブログで書いてるんだけどなあ。
クマゴロ「河村市長のどんな政策、市政がヤなんですかい。
ニイちゃん「知らないねえ。私は、河村が市長になって何をヤったのかさっぱり知らない。ナンニもしてないんじゃナイかなあ。ナンニもしなくても市長やれるんだから、私ももっと若いときに市長に立候補すれば良かったナア、といのは完璧に冗談だけどネ。そういや、このひと、「総理を狙う男」とかスローガンで逆上(のぼ)せていた時期あったんじゃナイの。「総理」という存在もやっぱ莫迦にしていたんだなあ。スガ総理はアベよりゃマシよ。かなり〈運〉には開きがあるけどネ。自分の賃金を下げたってのを功績にしてるけど、ヤったのはそれくらいか。でも、それ、普通は逆でしょ。功績がありゃあ、報酬だってアップするもんじゃないの。
クマゴロ「鶴亀、鶴亀と。そうそう、ついでだから訊きやすけどね。コロナワクチン接種の順位で最初の医療従事者の予約、これが少ないんだってねえ。なんでなの。
ニイちゃん「そんなもんアタリマエですよクマゴロだんな。クスリというのもの恐さは医者がイチバンよく識ってるからです。そんだけのことですよ。
クマゴロ「注射キライなんだ。はあ、そうなのか。んで、あっしたちに順番予約が回ってキテ接種出来るのはいつ頃なんでやんすかねえ。
ニイちゃん「現状を鑑みて単純にアルゴリズム(計算)上だけでいえば、6年くらいかかるらしいなあ。だから、治療薬、リレンザやタミフルのようなものが先に開発されるんじゃナイかなあ。
クマゴロ「6年か。一回目に接種なされた高齢者なんか、もうお亡くなりになってますねえ。
ニイちゃん「ご本家のアメリカなんかでも、感染者数はそんなに減ってナイんだ。まあ、ともかく出来るだけのご用心だ。
クマゴロ「へいへい、まっこと。一寸先が闇ならば、五分でいいから一緒にいたい、粋な年増がいるかしら、と、くらあ。

2021年4月25日 (日)

無学渡世・十八

「慰問」という(プロトコルでもコンテンツでも、いま流行りのパソコン用語で示すと近いものならそういうものになるんだろうなあ)の(この〈の〉は文法的には名詞と副詞の中間くらいかなあ)があって、戦時中、芸人、歌手たちが、兵隊さん相手にボランティアから些少ギャラで、駐屯地巡業をしたんですナ。古川ロッパさんの『悲食記』によると、弁当だけが楽しみだったとあります。
COVID-19・コロナ禍のために、突然(というより忽然だな)『非常事態宣言』がまた登場して、とにかくこれは「空襲警報」と、同じ。突然のsiren。政治屋はとち狂っているから「遊園地」などは「無観客」なら開催してもイイなんて首をかしげる阿呆なことをいってますナ。
「慰問」は兵隊さんたちへの励行、慰安ですからけして「不要不急」なことではアリマセン。アメリカなんかはベトナム戦争の戦時中カソリックの司祭、神父なんかがこれから前線に出る兵士を前に「立派に闘ってきなさい。あなたたちはみんな死んだら天国にいけます」と、いってる聖職者も嘘だ罪だとワカッテはいるけれど人殺しを奨励しましたが、それが戦後「エホバの証人」などの新興キリスト系教派からは痛烈に批判されているんですが、ありゃあ、私にしてみれば「泥をかぶった」仕事でしょう。『神の汚れた手』というのが、曽野綾子さんの小説にありますが、これはたぶんモチーフとしては新約聖書: マルコによる福音書 第7章14-23節だとおもわれますが「神も仕事をしたあとは汚れた手をしている」とかなんとかあって、かなり昔に新聞小説でチラ読みしてる程度ですから、記憶が薄いんでスンマセン。しかし、まあ、記憶に残っているのですからimpactは強かったということです。  
大阪はゴーストタウン、東京は戦時中で灯火管制なんてニュースになってますが、そこで、毎日新聞 2021/4/24 18:18(最終更新 4/24 21:11)電子版から、前文転載しておきます。こういう無断転載が違法なら訴訟されても仕方ありませんが。
/緊急事態宣言を受け、各地の文化施設で閉鎖などが相次いでいるなか、東京寄席組合と落語協会、落語芸術協会は24日、「寄席は社会生活の維持に必要なもの」として、都内の「鈴本演芸場」「新宿末広亭」「浅草演芸ホール」「池袋演芸場」について、客席の定員制限や換気、手指消毒などの感染防止策をこれまで通り続けた上で営業することを決めた。
 演芸場は都の「無観客開催」の要請対象に含まれたが、「社会生活の維持に必要なものを除く」という文言があり、担当者は「寄席は戦争や地震などの災害を超えて現代まで続いてきた。それは生きるために必要なものだからではないか」と話した。【関雄輔】/
立派だとおもいます。私ども演劇屋はけして「不要不急」のものじゃありません。こちらは営業ではありませんので、儲けなんかはありません。すべて持ち出し。幾ばくかは、政府の中にも理解者がいて支援金を準備してくれているようですが。
他に出来ることもナイようですので、おアトはよろしくナイのですが、失礼をばいたします。

2021年4月23日 (金)

珍論愚談 33

ニイちゃん「小説のネタをかんがえたんだ。聞いてもらえるかな。
クマゴロ「えっ、ええ、そりゃもう。
ニイちゃん「『バッドマン』というtitleでね、
クマゴロ「『バッドマン』。ヒーローものですか。
ニイちゃん「そう、ヒーローものなんだけど。ちょっと風変わりなところがミソ。
クマゴロ「バッドですもんね。で、
ニイちゃん「夜のビズネス街、いままでテレ・ワークしていた女性社員が、急な用事でマンションのほうにもどらなければならなくなった。まだ8時過ぎなのにもう人通りはナイ。
クマゴロ「そうなると出てくるのが殺人鬼とか強姦魔。襲われますね。
ニイちゃん「そうそう。出てくるんだ。で、逃げるわなあ。ところが、
クマゴロ「どういうわけか、人目につかない路地に逃げ混む。あれ、なんででしょうかねえ。交番のあるほうに行きャいいのに。
ニイちゃん「そうだよなあ、たいていそういうところに逃げるんだよな。
クマゴロ「で、追い詰められる。そこに現れるのが、バッドマン。
ニイちゃん「いや、現れないんだ。
クマゴロ「現れないんですか。
ニイちゃん「正確にいうと、まだ現れない。だから、そのうら若き、東京に出てきてから2~3年の乙女。殺人鬼にたっぷり犯されると喉をナイフで斬られる。
クマゴロ「えっ、たっぷりに喉をスパッですかい。
ニイちゃん「だって、そのシーンはサービスなんだから。
クマゴロ「正義のヒーロー、バッドマンは何してんです。
ニイちゃん「忽然とそこに出てくる。~キサマのような悪は、このバッドマンが許さないっ。と、殺人鬼をぶん殴って、殺人鬼は逃げる。バッドマン、被害者の女性を抱き起こすと、~しまった。遅かったか。
クマゴロ「遅いよ。
ニイちゃん「次は、明日は裁判の証人喚問で出廷する目撃者の青年。これが、うん悪く被告人加害者の手下に捕まってしまう。~まあ、そうビクビクしなさんな。一杯、飲めよ。~と差し出されたwhiskyに、錠剤を一粒、ポトン。溶けていく白い粒。
クマゴロ「それ、毒なんでしょ。
ニイちゃん「そうなの。で、手下は銃まで構えて、~飲みなよ。
クマゴロ「バッドマンは。
ニイちゃん「まだ、なんだ。
クマゴロ「まさか、飲むんですか証人の青年。
ニイちゃん「銃で撃たれたら即死だ。毒なら解毒出来るかも知れない。時間頼みだ。
クマゴロ「で、飲むのか。
ニイちゃん「運悪く、毒は青酸化合物。即効性。胸掻きむしる青年。~ひとが苦しむのをみるのは好きじゃねえんでねえ。~と、手下は青年の頭蓋骨に一発。
クマゴロ「バッドマンは。
ニイちゃん「このときっ、
クマゴロ「でも、いまや遅しじゃねえですか。
ニイちゃん「バッドマン、青年の死体を抱き抱えて、~しまった、遅かったか。しかし、いつもいつも遅れているのはなぜだろう。~バッドマン頭抱えて考え込んだ。そうして、よし、助手を雇おう。その助手に見張らせて、よし、次は大丈夫だ。
クマゴロ「そうかな。
ニイちゃん「まあ、ともかく見張りを雇ったんだ。ところが、その見張りは遅刻魔。バッドマンのアトから遅れて来た。
クマゴロ「何ソレ。
ニイちゃん「しまった、遅かったか。この見張りのバカヤロウと、見張りを張り倒すバッドマン。
クマゴロ「そんな小説売れるんですか。
ニイちゃん「まあ、バッドマンだから。グッドマンじゃナイんだから。
クマゴロ「読むひと、いるんですかねえ。
ニイちゃん「意外と在るような気がするんだけどねえ。
クマゴロ「まあ、そういう世の中ですからねえ。おいらは読みませんけど。それ、何処で思いついたんです。
ニイちゃん「きょう行った通院の待合で、朝早くから受付嬢に~これ、きたんだけどワクチンここでしてもらえるの~、~それね、まだなの。接種券とか予約票はいくらでも印刷出来るからね。でも、ワクチンがいつ来るのか、なんの連絡もナイからね。たぶん、来月になるとおもうんだけど、夏になるかも~と、そういう老人の相談と受付嬢の応答が二件も立て続けにあったな。すぐに私は受診だったから、あれ、あのアト何十件とあったんだろうなア。そのとき、ふいに『バッドマン』閃いたんだけどナア。

2021年4月21日 (水)

珍論愚談 32

クマゴロ「なるほどねえ、ワカッテみれば狸と狐と庄屋だ。
ご隠居「なんですかね、クマゴロさん、そりゃ。
クマゴロ「いや、あれ。スガ×バイデン首脳対談のからくり。
ご隠居「おっ、すごいこというねえ。
クマゴロ「あれでやんしょ。ワクチン足らねえ、そこでスガのダンナがバイデンのダンナに「ちょっと回してもらえんかのう」と声をかける。なんしろ、合衆国がファイザーを抑えているからEUも、いいゆ~だねなんて余裕がナイ。おい足らないぞってんで、ロシアの〔スプートニク〕にまで承認の手回し始めた。日本なんかに持っていかれてたまるもんかってヤツね。まあ、いってみればファイザーの一人勝ち、ゼネカのほうは血栓問題で足踏みしてるもんだから。そのファイザーは合衆国が買い占めの悪徳商人。ほんでもって、スガとコーノ行革がファイザー参り。すげえねえ、ファイザーのCEO、コーノ行革に「スガに来させろ」だもんね。たかが製薬会社が一国の総理を呼びつける。んで、バイデン「いいよヤルよ。その代わり、台湾海峡の防衛、アレ一緒にやってね」って、要するに対談なんて、こんだけのことでやんしょ。ワクチン政治商売は中華もアメリカも同じだねえ。
ご隠居「いや、参った。クマゴロさんにもワカッタかい。
クマゴロ「政治のからくりってのは、ワカッテみれば、ガキにもわかる。スガのダンナが、バイデンも俺も「叩き上げだ」なんていってたけど、スガのダンナのほうは「叩かれ上げ」だからなあ。
ご隠居「まあね、WHOが/貧困国にもワクチンを/てなこといっても、回っていくのは、効率53%の中華製。50%以下はワクチンと認可出来ないもんだから、苦肉の3%upってところだねえ。で、効かないワ、副反応出るワ。ファイザーのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンてのは、ありゃあ、日本の医療従事者の発案だって聞いてますがね。日本がほんとかなあなんて思案しているあいだにアメリカがつくっちゃった。
クマゴロ「誰が狸で狐で庄屋か。ああイヤだ。こんな世界はほんとにイヤだ。
ご隠居「来年の春先には、一般の庶民大衆にも接種出来そうだとか。真面目な顔して日本のエライひとはいってるね。
クマゴロ「冗談じゃねえよ。その頃は、いま接種の連中の有効期限がきてて、また取り合いだよ。ワクチン、日本でも製造出来るんじゃねえの。
ご隠居「それヤっちゃうと、ファイザーからもう回してもらえないよ。だから、厚労相がストップかけてるんだなあ。
クマゴロ「そこで次はファイザーに土下座かヨ。
ご隠居「クマゴロさんや、それが政治というもんなんだよ。政治というのは土下座に始まり土下座に終わる。この〈土下座〉だけどね、下座ってのは鳴り物音曲方のことでね、ほんとは〈ど下座〉ってのは蔑称なんだけどね(一説によるとですが)。
クマゴロ「ああ、もう一杯引っ掛けに行こうかな。えっ、閉まってるの、8時過ぎたから。うっへー。

2021年4月19日 (月)

珍論愚談 31

珍論愚談 31
クマゴロ「どうなってんでやしょうね。
ご隠居「なにがっじゃっ。
クマゴロ「ワクチンでげすよ。たしか医療従事者から接種始めるって、一カ月以上前にニュースでヤってたのに、きょう新聞読んだら、高齢者の接種で施設にいるひとのは少しずつ始まってんだけど、それをヤってる医者も看護師も接種が済んでるのは半数もいねえって。みんなびくびくで注射打ってるって。あれ、手元が狂ったりするんじゃナイですかね。
ご隠居「そりゃあありませんよ。
ニイちゃん「私の高校時代、注射の好きなdoctorが、だいたい私の住んでた町なんかそこしか医者はいなかったんだけどな、まあ、いらしてね、そのdoctorなんか、ダーツみたいに注射ポンプを腕の10㎝手前あたりから投げるのよ。つまり、突き刺すというより投げ刺すんだなあ。まあ、慣れというか。「命中っ」っていいながらはしゃぐのにはまいりましたけどね。
クマゴロ「あのね、冗談いってる場合じゃナイですよ。イスラエルじゃ60%ほど終わっていて、マスクしないで外に出られるって、やっぱ新聞に出てましたけど、日本は0コンマ何%しか接種してねえってんですよ。
ご隠居「そんなこと、簡単なことですよ。ワクチンが足りない、いや不足というか、無いんですな。
クマゴロ「無いって、
ご隠居「無えんだよ。
ニイちゃん「それ以外には理由はナイでしょうね。
クマゴロ「ああ、なんか、一社のワクチンがダメになったとか。ウルトラ・ゼネガとか。
ご隠居「血栓ね。WHOは認めてませんが。まあ、どっかの面倒な国がうまいこと邪魔して、丁半ワクチン売る気でいるんじゃないんですかね。ほっほっほ。
ニイちゃん「せっかく開始した日本製造のワクチンはアストロ・ゼネカ製だったもんだから、補充もきかない。だいたい、ワクチンを輸入するという約束だけは取り交わしたんだけど、そのワクチンの量が日本に回ってくる順番までになってナイってことだよクマゴロさん。
クマゴロ「ほんじゃ、東京オリ・パラとかはどうすんですかい。
ご隠居「東京オリ・パラのことを心配してるのは選手だけだね。いや、選手はやる気充分なのかな。で、二階のひとに/スパっとやめますワ/といわれて、日本人好みの悲劇愁嘆物語になるんじゃないのかね。いまのプロ野球観戦対策の観戦条件をみてたらワカリマスよ。さもなくば、河野行革がいうように/無観客/だねえ。アメリカはそれをかんがえているでしょう。放映は出来るし、放映権料だけはなんとか日本にも入る
しねえ。こないだの首脳会談で、もう決まってんじゃないのかねえ。
ニイちゃん「河野行革大臣は/ゆうだけ番長/じゃナイとおもいますから、菅総理からの発表どおり、九月末までには接種出来るでしょうね。目処がついたと、コトワリをつけていらっしゃるけど。遅けりゃ遅いで、変異株対応のワクチンを第一接種出来るかも知れませんから、そういうのはもう難しくなく出来ますから。そういうところ、なんだかんだと、COVID-19においては日本はなんだかワカラン不幸中の幸いが多いからなあ。私のかんがえでは/あわてる乞食/になるな、です。ワクチン接種したって、100%安全じゃナイんだから、逆に油断感染したりしてね。まあ、マスクとソーシャル・デスタンス、三密は堅守したほうがイイですよ。大阪はおそらくロックダウンするでしょう。そうそう、東京オリ・パラもロックダウンでやりゃいいんだ。
クマゴロ「とうぶん、朝飯の味噌汁口にして、おっ、味がする、で安心するって日がつづくんでやすねえ。

2021年4月15日 (木)

無学渡世・十七

東京オリ・パラ開催まで100日をきって、athleteたちはインタビューに応えて「金ですね、目指すものはそれしかナイです。愉しみたいとおもいます」と、聖火ランナーすらまともに走れない世情については「そんな日本でオリンピックを成功させる意義っ、これが重要なんです」と、世界の(世間のではナイのよ)笑い物にすら近くなっているのに平然としているのだ。そこで、これでもかと、メディアは泣き落とし戦術で重篤な病からの生還した女子水泳選手の涙の声を流しまくる。聖火ランナーの感動の涙を訴えまくる。それでは男どもに不快かもと、ゴルフのマスターズ優勝のニュースを日清戦争勝利のごとく囃し立てる。ところで世間は、そんなことどうでもイイんだとCOVID-19ワクチンの届くのを待っている。で、ワクチン接種したので「もう安心です」と、平均余命僅かの高齢者がマスクを外して語る。
みんな狂っている世の中というのはかくもアカルイ。
同じ高齢者のシンキロウさんは、「なんで謝罪会見なの」と自問自答して、ジェンダーがワカラナイでいる。そのジェンダーをもうヘイトのようにまくしたてる女性にしたって、ジェンダーとは何なのかワカッテいるのは多くはナイ。「えーっ、男が女の悪口いうたらアカンというのがジェンダーちゃうのん」
チガイマス。
長くなるので略して書くが、ジェンダーについての男女の錯綜、疑義、誤解は、ジェンダーの原生疎外と純粋疎外の混濁解釈からきていることにほぼマチガイはナイ。
「フェミニズムとどうチガウねん」
チガイマス。
/男がfeministであるのは、すべからく(「当然・アタリマエ」の意味で「全部・すべて」の古語ではありません)ことです/
それがでけない、でけていない、ワカッテいない男はジェンダーの純粋疎外をアタリマエだとおもっている輩で、ジェンダーの原生被害ならたいていの男は経験しているはずだ。ワカランのなら、太宰老師の『男女同権』でも読んでみればイイ。
ジェンダーについては、シンキロウさんには悪いが、世界的に「女のひとが会議に参加すると時間かかっちゃうんですよ」という一笑が世界的に反発をくらった根拠は深いのだ。
深いので、浅学の私としては、ああ、そうなのね、でイイことにしてしまっている。
ところで、オリンピックはもうヤメタほうがイイ。東京五輪のことをいっているのではナイ。
オリンピックと聞くと福沢諭吉センセの『学問のすすめ』がフッと出てくる。似たようなもんじゃないのかな。けっきょく、東京五輪開催は、感情論、根性論、日本人論と、古臭い倫理道徳にしか行き着かないのだ。とても、スポーツの持つ阿呆さ加減のオモシロサにもならない。
「東京五輪開催は、日本の、世界の〈人柱〉ですっ」
これがもっともワカリヤスイ了解の仕方かなぁ。

2021年4月12日 (月)

無学渡世・十六

時短営業、マスク会食の奨励(から過料)。これで、感染者が減少しているなら遠に減っているはずなのだ。あっちも阿呆ならこっちも阿呆。阿呆というのは世間の一部の阿呆に焦燥しているからだから、ふつう、ここは「無知蒙昧(知識が不十分で道理にくらいこと。また、そのさま)」と書くべきなのだろうが、世間がstressになってきたので仕方がナイ。
マスク会食については、大阪府では「まん延防止等重点措置」において「過料(罰金)」となった。正確にいうなら、会食のとき(家族も含むことになるだろう)、何か語るときはマスクを付けないと罰則規定になることだ。(これからそうするのかも知れない)これについて、専門家の意見は真っ向に分かれている。
/府の新型コロナウイルス対策本部専門家会議の座長を務める朝野(ともの)和典・大阪健康安全基盤研究所理事長(感染症学)は「家族以外との会食は、感染のリスクが避けられない。会食するなら『マスク会食』をしてほしい」と話す。「話す際にマスクをすれば、飛沫はかなり抑えられる。相手も自分も守る意味で、『片耳マスク』がベストな方法。/
とくれば、
/近畿大病院の吉田耕一郎・感染対策室長は「机上の空論だ。『マスク会食』という言葉が独り歩きし、マスク会食なら安全だという間違ったメッセージが一般の人に伝わってしまうと、逆効果になる」と指摘。/(毎日新聞電子版04/12・朝刊)
もちろん、科学的(医学的)に正しいのは後者のほうだ。(と、いうのが拙者の解釈)理由はユーチューブで実際にマスク会食をしてみせた吉村府知事の動画を観なくてもワカル。
前回も述べたが、「飛沫感染」というものがどういうものか、庶民大衆のごく一部の「無知蒙昧」者には理解出来ていない。唾液(唾)が飛んで感染するものだけを「飛沫感染」というのではナイ。もちろん、直截飛んで来るのが最も危ないのはいうまでもナイ。
先週、月に数回カレーランチする音楽喫茶で、椿事があった。ランチの時間だ。私と同年配あたりのオヤジが入ってきて、ice coffeeを注文。突然マスクを外すとマスターに、「この辺にボディビル・センターがあって、そのビルはむかしKコーヒーの1号店があって、Kコーヒー発祥の地だけど、知ってるか」と話しかけた。そのボディビルのジムもすでに無く、世界は様変わりしている。この特別な音楽を扱う店は出来てから15年、私はボディビルのあったことを知っているが、それはもう半世紀前のことだ。もちろん、マスターはその辺りの理由を説明して「存じませんが」と応える。と、オヤジ、それでハナシを引っ込めるのかとおもったが、Kコーヒー講談が始まった。これはもうマスターに向けてではナイ。口角泡を飛ばし、の演説だ。
テーブルにいた客たちは、何組か咄嗟に勘定。あいにくカレーライスを食べていた客は災難。マスターは、これはマズイとおもって「すいません、お客さん、マスクをお願いします」とはいってみたが、「わかっとる。わしは会食なんぞしとらん。コーヒーやないけ。そこで、そこの社長がなんつうたか、その、このコトバが名文句でなっ、いまの若いヤツに聞かせてやりたい」か、どうかはどうでもイイ。お前の飛沫演説は聞きたくはナイ。
ミャンマーならその場で国軍に撃ち殺されているところ。中華なら、アトで銃殺。
こういう光景は、たぶん、あちこちでみられるのではないかとおもう。家族や恋人たちは静かに食事をしている。時短営業のランチの時間だ。血気にはやって、ランチしていた近所の会社のサラリーマンが、「オヤジっ、唾飛ばすなっ」と唾を飛ばす。口唾喧嘩が始まる。次の日、クラスターが出る。
幸い、この専門喫茶ではクラスターは出なかったが、これと逆の光景と出くわしたこともある。店内には「黙食のお願い」と貼り紙がしてある味噌煮込みのM屋。そうでなくても、私は子供の頃から、「飯食うときは喋ったらアカン」という躾けを殴られながら受けているので、黙ってしか食べない。ここがうるさいのは厨房なのだ。かつ、その厨房は煮込みうどんの製作過程を公開しながらの営業なので、スッポンポン。さらにそこの主人はそれが客受けしていると独りよがりしているのか、うどん完成の度に「玉子入り~~煮えました~~。かしわ入り~~もうすぐで~~す」と、サイレンのように声を発する。聴音過敏障害の私の耳には、これが響く。店主の目の前にはうどん。せめてうどんの熱でCOVID-19の死滅せんことを願いつつ、食べる。店主の下で修行しているのか、女店員がうどんをつくっているときに店主の叱咤鞭撻が「シッタッベンパツッッ」と飛ぶのだが唾も飛んでいる。この女店員のつくるうどんのほうが実は美味いのだが、それはともかく、お運びの若い男女店員が喋りまくっていて、「黙食」がバカバカしくなってくる。そのうちスティーヴン・セガールのごとき『沈黙の丼鉢』を飛ばしてやるからな。
結語。いま少し、感染者増加の原因を細密に調査したほうがよろしかろう。

2021年4月 6日 (火)

無学渡世・十五

マスクの効能、についてかなりの単純で初歩的だが、ありそうで、ありそうな誤解がポピュリっているようだ。例えば、CDC(米疾病管理予防センター)が不織布マスクと布マスクの二重着用によって、90%まで飛沫感染が防げると公表した翌々日、日本のスパコンAI『富嶽』の計算によると、4%しか効能は変わらない「どやっ」、とばかりにデカイ面してみせたのだが、そんなことにチカラをそそいでいるくらいなら、早いとこ日本におけるスムーズなワクチン接種プランでもたてたほうがイイに決まっている。高齢者接種から始まるというところで自治体はもはや混乱の兆しだし、高齢者は朝早くから電話に、不慣れなネットに、をやりつづけて、けっきょく予約がとれないでいる。このまま、送られてくるファイザーのワクチンの使用期限が切れたら、それこそoutだな。そこへきてオリンピックの医療体制準備でてんやわんやが始まれば、オリンピックが終わるまで、日本国民の2割くらいしか接種は終わってナイてなところへ、変異株のウイルスが現状ウイルスととって変わって、ワクチン自体の効能が狂ってくる、というのが私の予想だけど、遠からずなんじゃないのかな。
んでもって、マスクの効能だが、「飛沫」と「ウイルス」の防御とを混乱して認識しているんじゃないのかナ。これは庶民大衆一般人も『富嶽』も同じですワ。『富嶽』の4%も「不織布マスクを何枚重ねても同じ」とついでに発表しているが、これを読むと、阿呆やなあとおもう。なんぼ優れたレゴのようなおもちゃ与えても、アリストテレスとハイデガーとでは遊び方がチガウ。まだ『富嶽』はアリストテレス段階だということだ。
そもそも、だ。COVID-19の大きさは0、1マイクロメートルだから赤血球を碁石の大きさとかんがえたら、やっと、針の穴くらいだ。布だろうが、不織布だろうが、ウレタンだろうが、どんなマスクもスカスカなのはいうまでもナイ。COVID-19ウイルスを通過させない、遮蔽出来るのは、高度医療用マスクだけだ。しかし、飛沫となれば、不織布を1枚と2枚3枚とでは、まったく変わる。アタリマエやんけ。「不織布マスクを何枚重ねても同じ」はウイルスに対してであって、飛沫に対してではナイ。この飛沫の中のウイルスによる感染を「飛沫感染」という。
CDCも『富嶽』も、双方一致はマスクの隙間に対しての飛沫の注意点だけで、そんなことはなにもAIスパコンにいわれなくともわかることだし、観察すればこれもワカルことだが、不織布でも布でも、鼻や頬には必ず隙間が出来る。よって、マスクを選ぶときは、せめて鼻部分にワイヤーの入った、少々銭高のものにして、かつ使い捨てにしたほうがイイ。あるいは、飛沫を防ぐために不織布で飛沫を防いだ上にさらに布マスクで隙間を抑えるように飛沫を防いだほうが、飛沫の遮蔽パーセンテージは上がるのはアタリマエなのだ。
エアロゾルがどうのなどとメディアが知ったふうにいっているのは、飛沫によって空間中に出た(出てしまった)ウイルスのことで、この生存時間が意外と長い(3時間という実験結果が出ている)ので、それが付着(着地でんな)したテーブルやドアノブを拭くか、常に手洗いかアルコール手指消毒する必要があるのだ。アタリマエやんけ。
結語:マスクの効能は、「飛沫(感染)」の遮蔽であって、COVID-19ウイルスそのものを遮蔽するものではナイ。しかしマスクは「飛沫感染」からの防御には、おもいのほか効力を発揮するのだ。
もちろんソーシャルデスタンスも、エアロゾルに対しての防御ではなく、飛沫からの遮蔽防御だと認識しておいたほうがイイ。今後、ワクチンが(万が一にもと書いてもいいが)接種出来たとしても、マスクと三密(換気・ソーシャルスタンス・ばか話・カラオケ)注意しかCOVID-19に対する私たちに出来る防護はナイ。
少数人数同一テーブルでの会食を余儀なくされる場合は、テーブルに置いて部屋のウイルスを退治する宣伝の「置きタイプ塩素消毒」を中心に置くことで幾分か(実験では半径50㎝までは塩素成分は届く・・・からといってCOVID-19に効果があるかどうかはワカラナイ・・・)は気休めにはなるとおもう。
ベロチューはやめたほうが身のためだが、昨今、A系ビデオでこの方面(描写)が増えているのには、さすがに「どやっ、やりたいやろ」な煽りの商業的精神(根性)と、かつ、命懸けやなあこの俳優連中もと感心さへさせられる。朝に夕に男女俳優さんともPCR検査やってから仕事やらはんねんな。けども、日本のPCR精度は60%程度でっせ(陽性はマチガイなくワカリますが)。

2021年4月 5日 (月)

珍論愚談 30

クマゴロ「名古屋の小劇場スタジオ『ナビ・ロフト』が閉館(閉鎖)されるんだそうでげすね。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「理由というのが、/閉鎖の理由は、コロナ禍の影響も大きかったのですが、それに加え、ナビロフトの立地が第一種住居地域にあたるとのことで、継続を断念せざるを得ませんでした/(ロフト・実行企画委員のコトバ)となってやすね。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「第一種住居地域というのは、不動産屋に訊いたところ、/第一種住居地域とは、都市計画で定められた用途地域の一つ。 良好な住環境の保護を目的としているが、住居専用地域ではないため、住宅や商業施設、工場などが混在している市街地が多く見られる/。んだそうです。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「住居専用じゃねえんだなあ。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「混在してんですねえ。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「でも建てたらいけねえもんもあって、〇×がついてんのが、ざっと、
遊戯施設・風俗施設 - 特記ない限り○、ただし3000m²以下
マージャン屋、パチンコ屋、射的場、勝馬投票券発売所、場外車券売場等 - ×
カラオケボックス等 - ×
劇場、映画館、演芸場、観覧場 - ×
キャバレー、料理店(接待を主とするもの)、ナイトクラブ、ダンスホール等 - ×
風俗営業に係る公衆浴場等、ヌードスタジオ、のぞき劇場、ストリップ劇場、ラブホテル類、専ら性的な写真・物品等の販売店等 - ×
なんですが、
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「『ナビ・ロフトというのは、劇場というよりスタジオなんですけど、ヌードスタジオとか、のぞき劇場、ストリップ劇場と同じ扱いなんですかね。
ニイちゃん「んだな。
クマゴロ「劇場、映画館、演芸場も×ですもんねえ。
ニイちゃん「んだなあ。
クマゴロ「芝居や映画ってのは、良好な住環境の保護に反するものなんですかねえ。とはいえ、建てたワケじゃなくて、倉庫を改築して営業を始めてからもう四半世紀。その頃は周りは梅畑、高圧線なんかが建っていて、住居なんかが建ち始めたのはそれからアトでやんしょ。ヤクザでも「縄張り」についての仁義くらい知ってますよ。
ニイちゃん「宅地造成ってアレだな。
クマゴロ「もう、造成しちゃダメって看板も立ってるくらい、第一種住居地域になっちまったなあ。
ニイちゃん「むかし、つくば市で自殺が多発する事象が続いた。なんでか。ワカランので調査した。つくば市というのは/つくば市は、茨城県南部の県南地域に位置する市である。学術・研究都市としての筑波研究学園都市はつくば市全域を区域とする。業務核都市、国際会議観光都市に指定されている。 ウィキペディア/なんだな。居酒屋、赤提灯、パチンコ屋、もちろん劇場、演芸場、映画館もなかった。つくば万博(万博国際科学技術博覧会)は筑波研究学園都市の茨城県筑波郡谷田部町御幸が丘(現在のつくば市御幸が丘)をメイン会場として、1985年3月17日から同年9月16日までの184日間にわたって行われた国際博覧会。テーマというか、コンセプト・プランは「人間・居住・環境と科学技術」。
クマゴロ「なるほど、居酒屋、赤提灯とか、パチンコ屋にストリップはあんまし〈人間・居住・環境と科学技術〉とは関係ねえですもんね。けれども、ヒトってのはそういう不急不要みたいなものというか時間も必要なんじゃないですかねえ。ミヒャエル・エンデの『モモ』なんか読むと、ねえ。
ニイちゃん「クマゴロさん、『モモ』読んでるんだ。いやあ、びっくり、感心、感服、立派。ん、でだ。そういうものが無かったから自殺者が増えたってのが一説になってる。
クマゴロ「なんか、古くせえなあ。
ニイちゃん「その古さたるや、現行、日本でコロナワクチン接種が遅れている理由が古い法律に因しているのと同じ。
クマゴロ「ワクチン接種しているあいだに、変異株が蔓延して、またワクチン待ちてなことにならなきゃいいですけどねえ。
ニイちゃん「中華の効能50%ワクチンでも接種するんだな。丁半博打だ。シュレディンガーの猫だ。
クマゴロ「おもうに、こないだまで『あさいち』の司会だった近江友里恵アナウンサー、これからは「街づくり」の勉強って、あったまいいっすねえ。
ニイちゃん「んだなす。
クマゴロ「いい街、つくってもらいてえなあ。家族のパパが~おい、明日の休みは家でランチ食ったら近所で芝居でもみるか~ワーイって子供がいうの。

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