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2021年3月

2021年3月31日 (水)

珍論愚談 29

クマゴロ「どうかんがえても変なんじゃねえかな。
ニイちゃん「厚労相二十三人の連判書、血判書だ。
クマゴロ「そうよ。連判書でもつくるつもりだったんじゃねえかな、時代劇ふうにいえば。だいたい、送別会たって、この時期、常軌を逸するというより、変だよ。なんかあれだね、厚労相の叛乱だね。送別会という名目で集まって、厚労相の上司の失態か、方針の失敗を暴く、尊皇の志士の密会だね。密会だから、密になっちゃって、連判書が連縛状になっちゃった、ての、どうかねえ。
ニイちゃん「この時期だからね。何かの企みのために集まったというのは確かだとおもうナ。
クマゴロ「あれがさ、文科省とかだったら、なんだお前らナニやってんだで済んだろうけど、厚労相だもんねえ。何かの会合だったことは確かだよ。表に出しちゃいけねえ、ナニかだよ。
ご隠居「ところがこれも筋書きどおり、中にスパイ、密偵がいたと。
クマゴロ「そうそう。
ニイちゃん「つい先日、急に日本でもワクチンの製造が決まったってのもtimingが良すぎるナ。
クマゴロ「やつがれはおもうんでやんすが、誰かが中華の武漢の極秘資料を手に入れたんだナァ。WHOに出してナイほう。調査の連中には内緒のほう。トランプの口鉄砲も当たってたりしてさ。
ニイちゃん「「ブルターニュ変異株」と名付けられた新たな変異株が仏国内で確認されたと記者会見で発表されましたが、こいつは。PCR検査をすり抜ける特徴があるらしく、仏当局が調査を始めたみたいですね。こいつの関連かなあ。
ご隠居「なんにせよ、ますますオモシロクなってきた高見の見物じゃな。
ニイちゃん「いいよな、九〇歳過ぎて、もうヤルことナイひとは。私のような七〇歳前の中途半端がイチバン困るんだよな。

2021年3月30日 (火)

珍論愚談 28

クマゴロ「どうも、フログ主筆の認知症状は進んでますね。『珍論愚談』と『無学渡世』が錯綜してますもんね。
ご隠居「まだ〈書ける〉んだから、そこいらへんはまあ、大目にみときなさい。
クマゴロ「どうも暗いニュースばっかりでやんすね。
ご隠居「むかしから、ニュースは暗いと決まってるからね。
クマゴロ「スエズ運河は糞詰まりだし。
ご隠居「運行可能になったのよ。ただ、船が並んで待っているワケじゃ。こういうのは時間の問題。
クマゴロ「中華が台湾に侵攻するっていわれてますよ。
ご隠居「面白そうじゃな。中華がどれくらい台湾を侮っているか、ヤってみりゃイイ。台湾と日本は表向きは国交が無い。現実はかなり国交はあるんだ。韓国よりも親日だからな。
クマゴロ「中華の戦力と、日米台の戦力を比較しても、圧倒的に中華が勝ってますけど。
ご隠居「兵器と頭は使いよう。戦力というのは数量じゃナイんだよ、クマゴロ。戦略、戦術も含めて戦力というんじゃよ。
クマゴロ「エネーチケーなんかは、まだ『地震への備え』で南海トラフの巨大地震のこといってますけど。最大32万人が死ぬとか。
ご隠居「しょうがねえだろ。いまだに向こう30年以内の発生率は80%になってるから。
クマゴロ「実際はどうなんですか。
ご隠居「ワカンナイの。/地震予知は出来ない/という命題は証明されているのに、80%だというとるのは、確率論に時間モデルを使ってるから仕方ないワナ。
クマゴロ「ほんとはどれくらいなんですか。
ご隠居「だから、ワカンナイの。まあ、10%はあるだろうとはいわれているがな。
クマゴロ「ワクチンはどうなるんでしょうね。
ご隠居「東京オリ・パラに間に合わすplanはオジャンになった。その程度かなリスクは。
後は高齢者先行接種で何人あの世送りにしちまうかな、だな。まあ慌てる乞食は損をスル程度にかんがえときゃいいわい。

2021年3月25日 (木)

珍論愚談 27

カール・ポパーは「反証出来ないものは科学に非ず」と、豪語した。これは「反証法」というふうに「弁証法」に倣って称されているが、論理のlevelは「弁証法」ほどではナイ。どころか、『科学哲学』などというけったいな科学信仰学派まで生じさせてしまった。さらに「反証法には反証出来るのか」というクルクルまでつくってしまった。
ポパーという哲学者は、かのヴィトゲンシュタインとの論争で、頭に血がのぼって火掻き棒を振り回したという逸話があるくらいだから、かなり頭の熱い思想家ではあったようだ。つるっ禿であったとも聞いている。
で、と、飛鳥新社から緊急出版(というのはつまり、ホテルでの録音缶詰執筆なんだろうけど)された『COVID-19 新型コロナ本当のところどれだけ問題なのか』(木村盛世・著)を緊急に読んでみた、半日ばかりでゴロゴロしながらあれこれの休憩時間に読めたので、読むには楽なホンだった。私はテレビは観ないのだが、著者はメディアのほうではけっこう発言されているようで、アマゾン・レビューの☆一つの方が「喋ったことをまとめただけ」とコメントされていた。たしかにそんなふう感じがした。さかんにエビデンス(科学的根拠)を述べてらっしゃるにしては、カール・ポパーが読んだら火掻き棒を振り回したんじゃナイかなとおもわせたナ。反証のしどころがナイのだから。要するに「COVID-19についてはわからないので、ワカッタふうなことをいうメディアや専門家はアカン。わかるように努力していかねばならない」というのが、概要で、しかし本質論と情況論の区別も曖昧なら、情報の領域も、私は新聞の電子版(日経・毎日)しか読んでいないのだが、そこで読んだこと以上のことは特に書かれておらず、そこより古い情報もあったしなあ。まあ、菅総理や河野厚労相をヨイショしてらしたから、河野さんが総理になられたら、民間から登用されるかも知れない。略歴に、「医師」とあったが、専門科目は記されていない。こういうところがほんとうの「医療崩壊」なのだ。なんしろ、医者は坊主の次に嘘つきだからなあ。ジョンズホプキンズ大学出身で疫学をヤっていらしたから、それなりの知識はあるんだろうけど、履歴に「作家」ともあったが、それにしては文章がお粗末としかいいようがナイ。これはまあ、語ったことのテープ起こし原稿だからだろうけど。帯に大きくビートたけし老師の激賞があったが、いくら毒舌で有名でもたけしさんは芸人だぜ。坊主の次に嘘つきなのは「芸人」だからな。(作家のほうが先ダッタかな)
とにかく「わかりません」が多過ぎる。それが知りたいから購入した我々大衆としては、こう結論するしかナイ。「なんや、けっきょくワカラヘンのかいな」☆一つです。
著者の結語としては、「獲得免疫の抗体に依る集団免疫状況を待つしかない」ということになっている。(と、読めたけど)。ただ、この結論は著者のエビデンス(信条)というより、なんとなく心情に近いナァ。心情は情況であっても現象に近い。つまり表現(image)なのだ。ということで、著者のイメージしているCOVID-19についてはワカッタんだけど。
私はべつに好んでCOVID-19を学習しているワケではなく、この春と秋に二人芝居をするので、高齢者だし、ワクチンを接種しようかどうしようかと悩んでいるだけで、だって、相手がいるからなあ(ワクチン接種しても、感染はさせる確率はけっこうある)。だから、エビデンスを数多く酸っぱくいわれても、マスクの効能について「わからない」とあるのには頭を抱える。いまのところ、マスクの効能についてくらいしかCOVID-19の確かな論議はなされていないんじゃないのかな。私しゃ、CDCに賛同しているほうだけど。それに、治癒者(退院者)の多くは著者のいう効能の「わからない」クスリの複合処方で治ってるんだから、そこんとこどうなのよ。ああでもナイこうでもナイのはワカルけど、もちっと自身のご意見を自信を持って云いなはれ。他人のコトバを引用するばかりでは、それこそ、他人の褌でなんとやらでっせ。マチガッテいたら、正せばイイのだ。それが科学(エビデンス)なんだから。このホンに対する結語は、やつがれといたしましては「医学ジャーナリズム」levelでした。
ではあるが、舞台美術を工夫することで、ソーシャルデスタンスを保ちつつ作品の内容に沿ったミザンセーヌを思いついた。やっぱワクチン接種は日本製が出来るだろう再来年を待とう。


2021年3月23日 (火)

珍論愚談 26

ふーん、そうだったのか。『2019国際芸術祭あいちトリエンナーレ』の例の「性奴隷」とかの少女像に対して「恥知らず」と、河村(名古屋市長)がいったとかで、「銭は払わん」てなことになって、大村知事が「それは、表現の自由に対する権力のマチガッタ行使だ」と、河村、名古屋市を訴え、分担金を払った。から始まった河村恨みの大村知事リコール署名、83%ニセモノ。これについては首謀者の河村はまた、いまはもう誰も使っていない名古屋弁を弄して、素知らぬ顔で次の市長選にも出馬だか、出豚だか。
私はこの「恥知らず」という発言は、韓国人民が、自らに対して、それが性奴隷とかであれば/少女ひとりを守れなかった/自戒としていったのかとおもっていたんだけど、そうでもなく、じゃあ、カラダを売って銭を得ようとしている少女自身に向けたコトバなのかともおもったが、そうでもなく、なんだ、展示者に対する罵倒かと、呆れたネ。てなことは以前書いたヨ。河村ってそんなに愛国者なのかネ。極ミギか、きみは、ん、河村。で、税金をきみはナニに使っているのだ。税金てのは、使い方だろ。ナヌナヌ、名古屋城の下に御殿を建てた。ふーん、それを威張っているのね。だったらおまえが「恥知らずっ」だ。税金泥棒とは、河村、おまえのようなヤツにあるコトバだヨ。きみは市長とか政治屋としては、古臭いんだ。古く、臭いんだ。オレも古いニンゲンだけども。古さに磨きがかかっているところがチガウね。古刀は錆びず、月光に煌めく。此度はHateだったんで、うつくしく〆た。
追記:オレね、大村知事リコール反対に、初めてSNSに代理投稿してもらったよ。
(ナコヤシネマテーク通信№.465 2021/4のコラムを読んで)

2021年3月21日 (日)

無学渡世・十四

いいたいことをまずいってしまう。
日本の誇るスーパー・コンピューター「富嶽」は、此度東京オリ・パラによるCOVID-19の第四波リスク、つまり被害がどれだけになるのか、そういう確率計算は出来ないのか。
出来なきゃ、木偶(デク)だ。デクノボーだということだ。
/マスクを2枚重ねて着用する“二重マスク”が効果的であるとする実験結果を、米疾病管理予防センター(CDC)が公表した。CDCの実験による具体的なマスクの着用法は、まず使い捨ての医療用マスクを着用し、その上に布製マスクを重ねて着用するものである。今回CDCが実施したすべての実験は、3層構造の布製マスクと3層構造の医療用マスクの組み合わせによるものだ。CDCは2枚の布製マスクを重ねて着用する方法については、最も大事なのは2枚ともぴったりフィットするマスクを選ぶことだ以外殆ど何の主張もしていない。付け足して述べているのは、
マスクを二重にすることは、フィルタ性能の低い布素材のマスク同士や、不織布マスクをゆるゆるの状態でつけた上に、布やウレタンマスクをつけた場合などでは、ある程度の性能向上が期待できるが、その効果は不織布マスク1枚を正しく装着した場合と大きく変わらない。不織布マスクをつける場合は、できるだけ隙間なく装着することが大切である。理想を言えば、鼻の部分に隙間ができないノーズワイヤー入りの医療用マスクを着用し、その医療用マスクを顔にぴったりと密着させるように布製マスクを重ねて着用すべきである。/
という、いってみればアタリマエの注意・勧告に過ぎない。
これに、「富嶽」が噛みついた。(ようするにイチャモンという類である)
/理化学研究所(理研)は、スーパーコンピュータ「富岳」による、ウイルス飛沫感染に関する新たなシミュレーション結果について発表した。マスクを二重にしても、性能が単純に足し算になるわけではない。不織布マスクをゆるゆるの状態でつけた上に、布やウレタンマスクをつけた場合などでは、1~2割程度の性能向上は期待できるが、不織布マスク1枚を正しく装着した場合とあまり変わらない。神経質にならずに、1枚の不織布マスクを、できるだけ隙間なく装着することが大切だと言える。また、不織布を2枚装着することは、ほとんど意味がない。
不織布1枚でフィット装着した上にウレタンマスクをした場合の捕集効率は89%だが、先に触れたように、不織布1枚でタイトフィットさせれば85%の捕集効率となり、4%の性能向上でしかない。/
〈科学というものは信頼するものではナイ。認識するものであるに過ぎない〉が、私の心情、信条だが、米疾病管理予防センター(CDC)と、理化学研究所(理研)の、「富岳」の計算では/実験条件がチガウ/。両者の同一見解は「マスクは正しく装着しましょう」だけだ。
そんなことは、「富嶽」にいわれなくとも、常識として私たち「一般人」は知っている。
マスクを一枚にするか二枚にするか、組み合わせによって変わるなら、効果があるかナイか、こういうことは同じ実験条件で同一の実験をしてみればいいのだ。(というか、そうするのが科学だろう)。
こんなことは、数回前にも述べたことだ。

あのな、マスクも大事や、いっちゃんタイセツや。しかし、いま、もっと大事なことがあるんやないのケ、ということなのよ。
東京オリ・パラによるCOVID-19の実行再生産数、感染者の増加係数、そういうことをなんで確率計算でけへん。たかが計算機やないか。こんなもん、微分方程式の応用やないか。高校生でもでけることやないのケ。出来るこというたら、お役に立てるこというたら、そういうことだけやないのケ。
科学者、阿呆かおまえら。もっぺん新設されるデジタル庁で勉強しなおせ。医者や看護師、アッチ行ったりコッチ行かされたり苦労してるやないか。しぇきにんしゃ出て来いっ。
つまりこうでっか。
/マスクを正しく装着していれば、東京オリ・パラは安全です/
計算機の確率論的にはそうなるやないケ。マスクを正しく装着していれば、医者はいまの数ほど要りません。そういうてんのと同じやんケ。
一般人をあんまり莫迦にすんなよ。
ワクチンを懸命に接種しつつ、それでも、都市をロックせざるを得ない国から困難を承知で選手団が来る。各国から来る。そやのに、ワクチンの注射器すらまだ観たことのナイ国、間に合わん日本は、彼らや、私たち一般人の命をどう守ってくれるねん。再来年まで自国製のワクチンもつくれへん国が「富嶽」持ち出して天狗になってどうすんねん。
ハッキリ、応えてもらいたいワ。

2021年3月17日 (水)

無学渡世・十三+珍論愚談 25

無学渡世・十三+珍論愚談 25
いま仏蘭西では、かつての芸術家たちの恋愛問題あるいは放蕩が取り沙汰されている、というニュースを読んだ。取り沙汰というのが何かというと、「それ」が是か非かだということが論議を呼んでいるということだ。
こういうことは、ひょっとすると、このCOVID-19禍において何かしら蛇のように鎌首をもたげててくるのではなかろうかと、ふと気になったことがあった。コロナ禍において、ヒトは統制を余儀なくされる。それは管理の範疇ではあるのだが、何かを剥奪されている、従属されているような錯覚(とも言い難いのだが)に囚われるのではなかろうかというmentalityがまとわりつくのだ。芸術は、おそらくそういうものへの反抗、叛乱だったはずだ。だから、そこにポピュリストの矛先が向かう。(矛先なんてどこでも何でもイイんだけどネ)
かつての芸術家(自称、他称に関わらず)の遊蕩などどうでもよいことでもあるし、それは芸術というものに見入られたものにとって必須の生活条件だったかも知れないともおもうが、一歩マチガウと、合衆国の前大統領や、現ブラジルの大統領のごとくに崖から転がり落ちてしまう羽目になる。英国王室の色素差別scandalも、同じような地平にあるような気がする。いまさら人種が肌の色がどうだというのだ。動転してんじゃないの。と、声を大にしてみると、はて、そうかなと逆の疑義に陥る。これが、ニーチェ曰く「暗闇を覗き込んでいるものは暗闇に覗き込まれているのだ」という類だ。私たちはいま、追い詰められた気分、心情のまま、世間のドタバタを覗き見ている。ところが、それは逆でそういう世間に自身が踊らされているのだ。
クマゴロ「科学なんか信用しなきゃそれで済む、なんてご隠居はいってたけど、ほんとにそれでイイのかい。
ニイちゃん「信用するんじゃなくて、いまはただ認識するに留まっているが正しいんじゃナイのかナ。科学は、こと医学に至っては信用する対象じゃなくて、単に認識する対象というべきなのかな。その認識、そう判断している自分自身が正しいのかどうかも奇しい。ワクチンは効果はある。しかし、そのアトが闇だ。治癒したアトの道のり、道標がまったくナイ。自燈明の明かりが揺らいでいるという感じだな。悪しき共同幻想のさなかを歩かされている気分だな。中華独裁主義帝国なんかは、いまなら、他国との同盟ならぬ限り合衆国と戦っても勝てるとおもっているだろう。合衆国も通常兵器での戦争は単独では中華に勝てないことを自覚しはじめている。ついこのあいだまでは、完璧に優位だったのが、この四年のあいだにひっくり返されてしまった。これは、シミュレーションの段階では、事実そうなんだから、バイデン大統領も足が地につかない。一国資本主義の欠陥は、自国も栄える部分が多いが、他国の先進性、急進性をゆるしてしまうってことだ。勝手にしろ、ということだ。それをトランプがヤっちまったからな。
クマゴロ「なんだかしらねえが、怖いよう。
ニイちゃん「そうなんだ、クマゴロさん。なんだか知らないが怖い。怖いし、恐い。恐いという漢字はいまはふつう使わない。たまに正しくはナイけど、自分もコワイが他人も同じだという場合、「恐ろしい」場所とか、「恐ろしい」出来事、のコワイは恐いになる。本来は常用漢字として怖いで事足りていることが、「恐怖」の「恐」が怨念の「怨」に酷似しているところから、心情的にいまの世の中は「恐い」になっている。コワイのなら「怖がって」いればイイと、おれなんかそうおもうように気張っているけどね。ところが、「恐がって」しまう世間になっていて、いまにも戦争が起こりそうだし、明日にでも地震が来そうだし、ワクチンの副反応で、一種のワクチン接種が中断されているけれど、ワクチンはウイルスに対しての免疫をつくることを目的にしているため、必ず副反応は起こる。その中でもやっかいなのが炎症性サイトカインと称されるもので、こいつが強すぎると、血栓が出来たり、死亡したりする。これを極力抑えるワクチンの治験が経験則だけで、今回の数々のワクチンは世に出された。これはたしかに「恐ろしい」ことだとおれはおもってるね。けれども、ケセラセラだ。起こるべきことは起こるべくして起こる。「仕方なく大急ぎで」承認されたワクチンだから、それまでの経験則が豊富でも、やはり弊害は出てくるんじゃナイかな。おれなんざ既往症が多いので、どの既往症がbattingするかワカンナイから、高齢者だけど、此度のワクチンは見合わせる。来年末まで、なんとか自燈明で予防して、第三相治験の終わったところでの、日本が自国製造したワクチンが出るまで待つよ。「恐い」のは「怖い」。けれども、何が「怖い」のかワカッテいれば、「怖さ」は「恐さ」から減少するだろう。
ともかく、ご隠居がいうように、おれは、COVID-19より、医学のほうが怖いのさ。ウイルスに変異種が出来ることは医学的にワカッテいることなのに、まるで、宇宙人襲来みたいに事を荒立てているメディアもダメだけど、正確に納得いくように応えない医学もワルイ(というか、研究が足りない)。
クマゴロ「でも、こええなあ。
ニイちゃん「しかし、ケッキョクこええのは、こええ、こええと恐がって包丁振り回す、ニンゲンのほうだぜ。

2021年3月15日 (月)

珍論愚談 24

クマゴロ「なんなだよナア、もうイイカゲンにしろよってんだ。
ご隠居「何をむくれてんだい。
クマゴロ「二重マスクですよ。
ご隠居「ああ、あれか。とうとう科学者も莫迦を露出し始めたというところだな。
クマゴロ「/マスクを2枚重ねて着用する“二重マスク”が効果的であるとする実験結果を、米疾病管理予防センター(CDC)が発表した。実験では、頭部の模型にマスクを着けて、口から新型コロナの主要感染源である飛沫を模した0・1~7マイクロメートルの粒子を出した場合、どれぐらい通過するかを調べた。3層のサージカルマスク、3層の綿製の布マスクを着けた場合はそれぞれ、粒子を42・0%、44・3%阻止したが、2重マスクでは阻止率が92・5%に倍増した/あっしが読んだニュースはこれ、そいで、こいつはいいやとそん時から二重にしたら、昨日、日本のあの『富嶽』とかいう世界一のコンピュータがした実験では/二重マスクに効果ナシ。あっても4%程度/だってんですから、あっしたちはどうすればイイんです。
ご隠居「簡単なことじゃよ。
クマゴロ「簡単ですかい。
ご隠居「科学なんか信用しなきゃそれで済む。
ニイちゃん「どっちもに共通している結論は、マスクと顔に隙間をつくらないこと、だけでしたね。まあ、CDCと富嶽とじゃ、実験方法もけっこうチガッテいたみたいですしね。結論だけが同じというのにも頷けますが。
クマゴロ「こないだ、うちのイトコがPCR検査ってのを受けに病院に行ったんだ。もともと気管支炎持ってたから。そしたら、防護服にフェイス・カバーの看護師さんに、もう待合に誰もいなくなった時間に「来い」といわれて、CDスキャン室まで連れて行かれて、そこで、「はい、この綿棒で・・・」と説明されて自分でヤルんだって。看護師さんはマチガイなくヤってるか観てるだけ。イトコがね、こんなんでいいのかなとおもいつつ、自分はコンビニに買い物に行くくらいのことしか「宣言」の期間中は外に出てないし、友達とも家族とも喋ってもいないって説明したら、「ウイルスはコンビニの袋にだって着いてます」ってなんか行政指導とチガウこといわれたって。
ご隠居「そりゃまあ、宣言以上の営業妨害になるから行政はそういうことはいわんわな。
ニイちゃん「PCR検査も、当初は精度53パーセントで、90パーセント以上のものはスイス製のものしかナイってニュースになってたけど、あれ以来、どうなってんのか、ぜんぜんニュースも黙ったままですね。
ご隠居「53%なら丁半博打だな。それから精度が良くなったてのは聞かないね。簡単になって、逆に精度が落ちたニュースはあったけど。イトコさんもそれだけ緻密、綿密な検査なら4%くらいは精度は良くなってんじゃないのかねえ。はっほっは。
ニイちゃん「こないだの土曜日、名古屋で市民マラソンやってましたけど、あれでまたずいぶん感染者が増えるんでしょうね。マスクなんか走ってるひとは苦しくてしてないから。汗と呼吸で、ウイルス撒き散らし競走なんだからナア。
ご隠居「ど~んと増えるね。
ニイちゃん「まあ、しょうがナイですね。東京オリ・パラに賛成者が18%、反対が56%でも、開催する国なんだから。
ご隠居「逃げようったって、世界中これだからね。ああ、九十過ぎまで生きてて良かった。若いひとはこれから地獄だなあ。
クマゴロ「今朝、いつものスーパーに買い物にいったら、店長が「おい、〇〇はきょうは入ってナイのか」って店員に訊いてんの。そうしたら、なんだかその野菜だか「それ、世界中何処にもナイそうですよ。うちだけじゃありませんから」っていってんの。ゾっとしたよ。
ご隠居「地獄だ、地獄。

2021年3月 9日 (火)

無学渡世・十二

私たちが「科学」と称しているコンテンツ(contents最近よく目にするコトバだが、「情報」と簡単に理解してもマチガイではナイ。似たようなものなら、menu(メニュー)というふうになるが、メニューのほうは観ただけでは、それがどんな料理、どんな飲み物なのかがワカラナイことがある。そんな場合contentsになると、料理の簡単な中身まで書き込んであるものということになる。やや詳細な情報というところだろう)
さてと、その科学だが、エビデンス(evidence、これもよく使われる。証拠、根拠、たいていは科学的根拠という意味だが、従って「科学的エビデンス」などというのはマチガッテはいないがいい方が二重な用い方になる)
COVID-19との闘争以来、科学者は「専門家」と政治屋に呼ばれるようになった。大臣閣僚官僚、付け足しのように「専門家の御意見、お話をきいてから」と、最後に述べて、さて、その後どんな意見をきいてどういう経路、経緯で判断したのかはまったく触れず結論が出てくる。政治屋だけが悪いのではナイ。
昨日一昨日だったかの毎日電子版で、私は椅子から落ちそうになった。(というのは比喩的表現だが)例の、「明日、いやいますぐくるかも知れない」といわれている南海トラフ巨大地震についての専門家(科学者)たちの政治屋的思考を読んだからだ。
現行「南海トラフ巨大地震」に私たちが襲われる確率は、/30年以内の発生確率「60~70%」/ということになっている。確率は数理モデルで求められるはずだから、いくつかの種類があるはずだ。
「数理モデル」といっても、そんなに難しいものではナイ。/通常は、時間変化する現象の計測可能な主要な指標の動きを模倣する、微分方程式などの「数学の言葉で記述した系」のことを言う/などといわれるとサッパリとおもわれるかも知れないが、要するに何かを〈計測〉するとき、ここでは時間変化の現象になっているが、そいつを微分方程式に書き換えればいいだけのことだ。
「南海トラフ」は「時間予測モデル」による確率が使われている。ところが、他の地震で使われているのは「単純平均モデル」による確率で、もし、このモデルで「南海トラフ」の確率を求めたら、その確率は10~30%に下がってしまう。別に「時間予測モデル」が「単純平均モデル」より精度が高いというワケではナイ。12年当時の分科会の議事録には、次のような委員たちの不安が記録されている。
「どういうやり方をしても、今出ている確率より低い値しか出てこない」
「今まで60%、70%、80%だったものが、いきなり20%、30%になったと書いてしまうと、おそらくマスコミは喜んで確率が下がったと書き立てて、今まで何をやってきたのだという話になってしまう。それは、我々の趣旨とは外れている」
そこで、2012年12月17日に非公開で調査委員会と「政策委員会」が開かれた。この「政策委員会」というのがクセモノで、要するに政治屋の政策と変わりはナイ。
事務局を務めた吉田康宏・地震調査管理官(当時、現在は気象大学校教授)は「南海トラフの発生確率というのは実は、他の海溝型、あるいは活断層とは違う方法で算出しています。(この)算出法は、科学的に見てもいろいろ問題があるので、もうやめた方がいいのではないかというような議論も出ています」と発言。さらに時間予測モデルでは60~70%となる確率が、ほかの単純平均モデルを使えば20%程度まで下がると述べ、「今の科学的知見からすると、この20%というのは一番妥当性があるだろうというふうに海溝型分科会では考えています」と説明した。
もちろん、その両方を出せばどうかという意見もあった。アタリマエのことだ。
が、結局、決まらない。
2回目となる非公開の合同会は13年2月21日に開かれた。そこで、/「高い確率」と「低い確率」について▽両方述べる▽高い確率は述べて、低い確率は参考値にとどめる▽高い確率を述べて、低い確率は出さない▽高い確率を参考値にとどめ、低い確率は出さない/の4案のうち、最後の案に決定した。
その理由は、委員のこんな発言を読めばよくワカル。
「防災の理解を得るためには、その根拠となってくるのが発生確率が高いということなんですね。下げるということになると、それじゃ、そんなに税金を優先的に投入して対策を練る必要はないんじゃないの、優先順位はもっと下げてもいいんじゃないのと、必ず集中砲火を浴びる」「何か動かすというときにはまずはお金を取らないと動かないんです。これをやっと今、必死でやっているところに、こんなことを言われちゃったら根底から覆ると思います」
南海トラフ巨大地震発生の確率状況は、今も継続している。要するに「南海トラフ巨大地震」は、地震学者(科学者・専門家)たちの「政策」に過ぎない。いま、COVID-19を扱っている政治屋たちと、寸分変わりナイということは肝に命じておいてイイ。何が「専門家の御意見を訊いて」だ。「訊いて」ではなく、単に「聞いて」いるだけだろうことは、庶民大衆一般人は、もう充分、承知だぞ。
☆毎日新聞電子版/03/09からかなり転載しました。☆

珍論愚談 23

ここでニイちゃんがオモシロイ、というかキジルシらしいことを述べた。
ニイちゃん「〈COVID-19撲滅主義〉と、いうんですが、なんのことやらとおもわれるのは承知ですが、これは一種のparodyなんです。かつてソビエト連邦のスターリンがとった社会主義は〈一国社会主義〉といわれています。主義といっても、一種の方法論なんですが、一国社会主義論とは、世界革命を経なくても一国で社会主義の建設が可能だとする考え方で1924年にヨシフ・スターリンが主張しました。これにトロツキーの〈世界同時革命論〉とがぶつかりあって、トロツキーは負けて失脚したというふうに歴史教科書なんかではそうなってますが、それは、たぶん誤謬ですね。スターリン、トロツキー論争なんて存在しませんでしたから。スターリンが述べたのは、ソビエトの革命を参考に近隣の国々が革命を起こす、これも教科書的なんですが、スターリンの考えというか理論、あるいは闘争は、ともかくソビエトで革命をやってみせる。そうしたら、それがヨーロッパ諸国に飛び火して、それにソビエトも軍事協力して、革命国家を増やしていくと簡単にいうとそうなりますが、実際は、ヨーロッパ(たとえばドイツ)では革命は失敗しましたし、他の国も蜂起するところは少なかった。で、スターリンは近隣国家に武力介入して、けっきょく、ソビエト連邦という連邦国家をつくるにはつくったんですが、これがスターリン独裁になっちゃった。スターリンというのは、あまり利口なひとではなかったということはたいてい知られています。レーニンの後継を誰にするかで、ともかくトロツキーなどのような煩いのはアカンから、適当なのを担ぎ上げて、トロイカ方式でやろうということに当時の革命会議でそうなったんですが、担ぎ上げたスターリンはある程度の学力、指導力はあったんだけど、それ以上に権力欲が強かったので、大粛清をやっちゃう。そこへきて、ナチスが勃興してきた。仕方ないので、スターリン権力下で、ソ連国民は闘ったワケです。と、まあ政治のハナシはこれくらいにしておいて、COVID-19は政治ではなく政策段階の阿呆なやり方で失策ばかりしているワケですが、ここで〈COVID-19撲滅主義〉をヤル。これは別名〈COVID-19一国主義〉といってもイイ。ソ連のスターリンの〈一国社会主義〉と同じようなことをするんです。まず、おのおのの自治体(日本だと都道府県)が、それぞれロックダウンする。しかし、一斉にヤルと流通が破綻しますから、少しずつヤル。たとえば、まず島根県周辺あたりが、自治体において感染者がゼロになるまで、東京とその近隣三県の往来をロックする。つづけて同じようなことを小数の複数県が自治体において感染者がゼロになるまで、東京とその近隣三県の往来をロックする。つまり、このロックダウンは東京近隣三県封じ込め作戦です。
かくして、COVID-19は東京近隣三県にしか存在しなくなる。ここで注意することは、変異株ですが、これもともかくゼロになるようにしなくちゃならない。自治体どうしで、暫し往来禁止ということも水際作戦のようにあるとおもいます。しかし、それ以外COVID-19撲滅の方法はたぶんありません。その間、東京はオリンピックでもなんでもヤってたらイイ。ただし、他府県へは選手も含めて往来出来ない。外国の選手のみなさんは、試合が済んだら成田から本国に還ってもらう。聖火ランナーの方々は役目を終えたら二週間自治体で隔離を覚悟してもらう。不要不急なんたらもこの際、厳禁。
しかしながら、東京近隣三県以外の他府県は、時短も在宅業務も感染、実行再生産が増えない限り緩和していく。東京鎖国さへしていたら、平常営業でもイイとおもいます。ともかく入れなきゃイイんですから。これでCOVID-19の感染0、実行再生産者数が1をかなり下回るまで、0.3あたりまで頑張る。
ご隠居「現状の日本じゃ、無理なハナシじゃのう。
クマゴロ「突飛で素っ頓狂で、奇天烈げすけど、なるほど、理屈じゃそうでもしないことには撲滅は無理でやすね。
ご隠居「キチガイだが仕方がナイ。って、これ、あれじゃな。『獄門島』じゃな。
ニイちゃん「ええ、まあ、キチガイの妄言ですから。〈東京鎖国〉という命名でもイイですね。歌にもできますから。
η~ああ あなたといれば あなたがいれば 生きてはいける この東京鎖国~

2021年3月 7日 (日)

珍論愚談 22

ご隠居「いったいいつ、どれだけ配送されてくるのかがワカラナイので、接種場所も時間も所要人員も決められない。早く情報が欲しい。と自治体は政府にいうんだが、政府のほうは、
クマゴロ「ワカッテますよあっしにもそれくらい、政府のほうは、こうでしょ。自治体の準備がどれだけ進んでいるのかワカラナイので、配給量などがわからない、よって送れない。
ご隠居「ところが、その真相は、
クマゴロ「日本にまだ想定時どおりのワクチンが海外から届いていないので、予定が立てられない。でやんすね。
ご隠居「まあ、ね。そのとおりなんだけど、だいたい、日本の政府官僚がワクチンの輸入配給なんかを扱うってのが、わしにいわせりゃ、マチガイだったね。民間がやれば良かったのよ。で、銭は政府が払う、と、いっても税金で払うから買っているのは国民の銭なんだけどね。だいたい、クロネコさんなんかをご覧よ。キチンと宅配配送、「置き配」にしても盗難ゼロ。まあ、味噌や醤油をいまどき盗難するってのもねえ。たとえいたって、しょうがねえなだ。貴重品を置き配にするひとはいねえだろうしね。
ニイちゃん「そうですね。オレんところは年間300日の宅配がありますけど、盗難はゼロですね。置き配にしたって、写真データが来るし、丁寧なひと、これは日本郵便だけど、メールboxに「置き配達にしました」て、メモが入ってる。て゛、何のハナシをしてたんですかね。
クマゴロ「ワクチンの接種が遅れてるっての。
ニイちゃん「ああ、あんなもの自民党のすることですから、国民だってハナっから信用してませんよ。ある自治体には1000人分届いたらしいんですが、頭抱えているそうですよ。十万人超える市民にたった千人分、どうすんですかね。抽選ですか。
ご隠居「すったもんだいってるあいだに、変異株が増えだして、送られてきた頃には、もう現行ワクチンが役立たずになってたりしてるね。
クマゴロ「日本だと笑い話にならないところが怖いところでやすね。
ご隠居「例の宣言延長、あれ、終わってみたら、延長前より感染者が増えてるってのは、もう当初からの庶民大衆の算盤で、アホラシイから人出だって多くなってるそうじゃナイかい。
クマゴロ「アタリマエですよ、二週間、何スルかというより、こっちはゴロゴロしてなきゃしょうがナイ。その間に政府にナニが出来るんですが。自殺者が増えるだけですよ。なんか、今頃になって、PCR検査のキットを配送するとかいってますけど、あの、自分で出来るってアレ。でも、それで陽性が出て、保健所に届けたとして、返事が来るのが早くて一週間、返事は/自他待機療養して下さい/に決まってんのに。医療逼迫つったって、空のベッドは世界一多い。重症患者を寝かせる機械も余ってる。要するに、治療出来る医者がいないだけ。たまに正義感の強い医師や看護師がいて、ヤっちゃうと、病院クラスターなんかになっちまう。民間病院はまず、手をださない。ところで、その、変異株の対処くらい、政府はなんかヤってんですか。
ご隠居「そんなこと、日本の政府に出来るひといませんな。/注意しましょう/っていってるくらいかな。
クマゴロ「誰にですか。
ご隠居「国民にでしょ。
クマゴロ「どんな注意したらいいんでやんすか、おらたちは。
ご隠居「手洗い、かな。
クマゴロ「もう涙も出ねえな。
ご隠居「なんしろ、政府や自治体は、東京オリ・パラの聖火ランナーのボイコットのなだめすかしと恐喝マガイに忙しい。
クマゴロ「安全とか、安心とか、コトバをマチガッテ使ってんじゃねえんですかね。
ご隠居「マチガッテませんよ。危険なものにはちゃんと「安全」とかいてある。若いひとにはワカランだろうが、「安全カミソリ」なんて商品もあるんだよ。
クマゴロ「どうなるんですか、我が祖国は。
ニイちゃん「マッチ擦っても、身を捨てるべき祖国などなし。かな。
ご隠居「もはや煙草はなくなりて、頼みのマッチも濡れはててですなあ。
クマゴロ「いつまでつづく泥濘(ぬかるみ)ぞ、か。

2021年3月 4日 (木)

無学渡世・十一

Aholeteに告ぐ

アスリート(Athlete)とは、スポーツや、他の身体運動に習熟している人である。(Wikipedia)

Aholeteとは、スポーツやそれに類する身体運動が銭になることを周知しており、おのれのその度合い、売値をupするためにオリンピックやそれに類する競技に出場し、メダルなどを手に入れるための習熟、鍛練した身体をかけがえのない価値として、公人の命よりも抜きんでてそれを後生大事とし、ビッグ・イベント開催を疑問視することもなく、自ら「いまはこんなことをしている場合ではナイのではないか」と自発心することもなく、つまりは、戦争で殺した敵の数を誇り、凌辱した捕虜、虐殺した俘虜のepisodeを自慢話とする、英雄の皮を被った賊のことをいう。

Athleteよ、我執、妄執、自得、蒙昧、争奪、罪業から離れ、きみたちから、「いまはこんなことをしている場合ではナイのではないか」と、ビッグ・イベントから退く勇気を発心すべきではないのか。きみたちのsport spiritとは、そんなにチャチなものではナイはずだ。
AthleteよAholeteになる勿れ。ほんま、軽蔑するで。

珍論愚談 21

クマゴロ「するてえと、東京オリ・パラの台本はもう出来てるってえいうんですか。
ご隠居「あたりまえだよ。クラッカーじゃあるまいが、そんなホン、更新すりゃ終いじゃ。
クマゴロ「で、どうなるんで。
ご隠居「モリが女がどうだのひとことで、失敗した。まあ、ありゃ、別に失敗させる用意もしてあったんじゃがな。何しろ、失言のモリだからの。それがまたもっとも都合よく、女失言だ。そこで、大当たりとばかりに、女を持ってくる。元スケートのkiss選手持ってきて、大臣があの〇山だ。今度は女性のほうが失敗する。まあ、それで、いまだに大勢いる与党の男尊女卑センセたちは溜飲が下がる。
クマゴロ「何をするんでえ。
ご隠居「ともかく〇山大臣が、これは勘がイイカラ気づいているCOVID-19変異種のspeed感染で、現状施行のワクチン接種の効果はかなり落ちるだろう。東京オリ・パラは開催するにはするが、なんしろあのスケートkissさんは、浮かれとるからな。ところが、かなりの競技はワクチンで出来るはずだったのが、頓挫。途中クラスターの発生で中止か、次大会まで延期になるじゃろ。〇山はもちろん辞任だろうが、菅総理も引責、地球温暖化を自分のもっとも信頼しているのに任せて、引退するだろ。だいたい、菅は東京オリ・パラはどうでもいいんだ。都知事を蹴落とせばそれでイイとだけ怨念しとるだけだからな。
クマゴロ「ちょっちょっ、ちょっとご隠居、オリ・パラはともかく、おいらたち庶民大衆はどうなるんで。
ご隠居「別に。菅がいうとったじゃろ。/みなさまの命と暮らしを守る/って。
クマゴロ「ええ、いってましたよう。ふたことめには。
ご隠居「日本に限っていえば、総理大臣の語ることは、ほぼ嘘だ。合衆国だって、ほんとうだと本人だけが信じてツィートしてたのがトランプだからな。
クマゴロ「で、おいらたちの、命と暮らしは。
ご隠居「いっとき、吹っ飛ぶ。
クマゴロ「吹っ飛ぶ。
ご隠居「かつて大東亜戦争で吹っ飛んだくらいには吹っ飛ぶ。
クマゴロ「無茶苦茶でげすよ。
ご隠居「まあ、そう心配せんでええ。COVID-19変異種に効果のあるワクチンはもう準備されとる。その増産が間に合うかどうかだけじゃな。そういうことは、やはり合衆国は戦勝国だ。ぬかりはナイな。もちろん、中華だって、とっくに準備しちょるけどな。いや、ひそかに増産に入ってるだろうなあ。今度はそれで一儲けじゃな。
クマゴロ「それ、時間軸とかいう難しいコトバでいうと、いつごろどうなるんでえ。
ご隠居「東京オリ・パラが、遂行不可能中途中止になって、そこから1年が勝負どころだろ。
クマゴロ「1年。
ご隠居「しょうがねえだろ。日本製ワクチンにCOVID-19変異株の組み込みをして最終治験を終えるまでは最低、最短1年。その頃には東京オリ・パラで、メダルの亡者となっちょったアスリートとやらも眼を覚ますだろう。/もうメダルのチャンスはナイだろう。しかし、我々アスリートは、そのためにスポーツに励んできたのではナイ。我々は次世代を育て、必ずリベンジするだろう/とかなんとか、豪気で正義の声を高らかと、だ。けっけっけ。スポーツ選手というのはたいがいが阿呆だからな。頭が良くて出来るのは、カーリングくらいだろ。ありゃ冬季だな。
クマゴロ「しかし、ワクチン駄目ならたくさん、死ぬんでしょうね。
ご隠居「たくさんたって、大東亜戦争の民間死者に比すれば耳垢程度だ。まあ、日本から七十五歳以上の老人は殆どいなくなるだろうけどな。わしは生き残るぞ。
クマゴロ「ニイちゃん、ほんとだとおもうかい。
ニイちゃん「ご隠居の妄想でナイことは確かですね。残念なのは被害(リスク)を未然に防ぐのに、阿呆な中にも少しはいる賢明なアスリートが自発的に/今回のオリ・パラは、我慢しよう/といいださなかったことですね。まあ、阿呆は阿呆なのかなあ。

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