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2021年1月

2021年1月22日 (金)

珍論愚談 15

ご隠居「どしたい、クマゴロ。
クマゴロ「なんだか、ニイちゃん、ますます病気みたいですぜ。
ご隠居「暴れたりしてんのかい。
クマゴロ「いえいえ、独り言をグチグヂいってるだけですけどね。
ご隠居「いやあ、ココロの病いは、ヤだねえ。
そのニイちゃんである。
ニイちゃん「そうか「全力をあげて」責任を逃避、回避、転化しているのが現政府、与党だな。理由はスゴク簡単で、閣僚にも官僚も「感染症」「新型インフルエンザ」「ウイルス」に対して〈無知〉であるに関わらず、そういうことは「専門家」とやらにまかせて、学習すらせず、思考停止しているだけなんだ、そうおもうな。
けさニュースで「自宅療養」を命じられた女性が無症状のまま、他人に感染させてしまったことを悔やんで自殺(自裁)したことを聞いたナ。暗鬱、屈託ダナ。このあいだ、「自宅療養」を指示された女性が「自宅」がなく、路上生活をおくっていることも、ニュースで流れていました。惨憺、非情ダゼ。
セフティネットはあるんだ。オレたちのようなフリーランスで明日は我が身の人々にも救済金システムはちゃんとあるんだ。
それをあまり広報せず、感染者の数だけを毎日これでもかというふうに流している。理由はこっちも簡単で、そいつを多く広報すると、役所の仕事がてんてこまいになるからだナ。
保健所は休日なしで働いているってか。そういう保健所もあるというだけのハナシで、たまには公務員も徹夜で働け。
ベッド床数が足りない、なら、ベッドくらい買えばイイじゃないか。病院が満杯で患者が移動させられている。主治医が変わる。ひえーっだよ。まず、産科の妊産婦が標的になっている。ありゃ、病気じゃナイからネ。次はこっちの番かな。治りそうにナイからな。
ベッドが足りないのではナイんじゃないかな。医療従事者が不足しているだけで、ベッドくらい、私設病院にいくらでも余っているんじないかな。
PCR検査数が少ないのではナイぞ。検査技師が足りないだけだよ。そこでどんどん安易な検査になるんだ。公共の検査でも精度53%だと医療関係者に聞いたけど、いまの安易な検査精度はもっと低くなるんだろうな。
クラスターが多い最ものはその医療従事者であるのを、居酒屋のせいにして、時短せよときたもんだ。「従業員が路頭に迷ってしまう」という怒りの声を発したサイゼリヤだかは立派だよな。店はチガッタかな。
崩壊しているのは、医療現場ではなく、政府、政治の脳髄だということを全力で隠しても、「ステーキは食っていない」てな阿呆な言い訳がいつまでも通用するワケがナイよな。ニカイは腹斬れっ。
そのうち、移民頼りの欧州では食糧不足が起こるだろうな。米国も同じだ。野菜の値段は日本でも高騰しているしな。だって農協(JA)職員の賃金をまず確保しなきゃなんないもんな。
亡国、崩廃の日本。国破れ(敗れ)ても、山河があればいいヨ。
もう数年は耐えよう。せめて日本製のワクチンが出来るまでは。現場に駆り出されているので製品化が遅れているだけなんだから。第三相(治験)に入ったっていうから、2023年にはなんとかなるだろ。こんな阿呆な国で死ぬのはゴメンだな。
ご隠居「うーん、だいぶんに壊れてますなあ。
クマゴロ「ほんとに、ですかね。おいらには、うーん。そうだ、いっぺえやろうっと。

2021年1月17日 (日)

珍論愚談 14

クマゴロ「それにしてもご隠居、あっしにはどうにも不思議でしょうがねえことがあるんですがね。
ご隠居「ほう、クマゴロにも、そういうことがあったか。
クマゴロ「見損なっちゃ困りやすよ。これでも、一応さる大学の工学部の通信教育は修了証書なんですからね。
ご隠居「ぎょっ
クマゴロ「何がぎょっ、ですかい。/ギョエテとはおれのことかとゲーテ云い/じゃナイんですから。
ご隠居「いやあ、これはどうもわしの人間を観る力の不足じゃった。それで、なんだい、不思議なこととは、猿の大学の修了証書センセイ。
クマゴロ「まだからかってやんの。いえね、これから先、排ガスを無くすてんで、30年までには、EV自動車とかいってますけど、電気エネルギーの自動車ばっかにするんでしょ。だってそうならないとCO2が無くならねえ。でもね、そのEV自動車の燃料にする電気は、やっぱ発電所がつくるんですよね。で、いまは火力のLPガス発電で多くをまかなっていると、じゃあ、そこからでるCO2はどうなるんですかね。結局、LPガスやめて原発にするのかねえ。それと、若い連中にCOVID-19感染が多いらしいですけど、こないだ、孫なんかが、友達と「夜のアルコールは禁止だから、これからは昼間、清潔な喫茶店でお茶ということにしよう」なんて話してましたが、あれは、菅首相が昼間っから会食ばっかだから、それに倣ってんですかね。これ、勘違いじゃねえかとおもうんですが。ニイちゃんもこないだ、芝居の打ち上げでアルコールが禁止になったっていってましたけど、酒とCOVID-19なんてなんの関係もねえとおもうんですがねえ。
ご隠居、黙している。この宮大工のクマゴロ、なかなかの卓見とこっそりおもっている。
ニイちゃんは、映像配信公演のどたらこたら(これは方言で夢野久作さんの『ドグラマグラ』とは関係ありません。/どうやったら、こうやったら/、というブレーストーミングの意味合いが強いんですが議論しているというワケでもなく状況情報の意味合いもありますし、脳裏の試行錯誤の意味もあります)そのどたらこたらで、腐心惨憺(ほんらいは苦心惨憺なんですが、そいつのもうちっと面倒な作業工程)で、辛抱遠慮(ほんとうは深謀遠慮なんですけど)の真っ最中なのでした。
一点突破全面展開、といきたいもんです。
注)EVとは、Electric Vehicleの略で Vehicleとは「車両」のことです。electric batteryではありません。Vです。Bではありません。

2021年1月14日 (木)

珍論愚談 13

ご隠居「それはそうと、クレオソート、ニイちゃんのブログ小説『秘剣のどたらこたら』はかなり以前から中断されておりますですナ」
クマゴロ「そうそう、わりにclimaxじゃねえのかな、の部分でプツン」
ご隠居「おや、クマゴロさんも読者でしたか」
クマゴロ「max百八十人の読者うちの貴重なひとりでござんす」
ニイちゃん「銭にもならないことで忙しいか、鬱病のさらなる劣化で、COVID-19以前から中断でしたね。なんだかぼやぼやしているうちに余命もみえてきたんで、それに、主人公のモデルが、今年の大河の剣戟監修なんざヤってるもんですから、そろそろ書かないと、とは、おもっているんですが。他にもミステリは書いてるんですよ。でも、出版不況とやらで、出版業界も、柳の下の泥鰌やら、レッテル貼って売れるものとか、ともかくポピュリズムの業務に精出して、いわゆる〈地域在住〉と、東京田舎もの(東京に住んでいる地方出身者)が口にする、うーん、なんで、わざわざ地域在住とかローカルとか、東京近郊在住以外の作家に「断り」をいれるんだろうなあ。/〇〇さんは、地域在住なんですね/ってわざわざ紹介したり、/いまは東京を離れ、〇〇の地域在住のローカルタレント(作家・歌手とかもそう称される)として、活動されているんですが/、かつてのミステリ作家なんか、日本のあちこちで執筆してましたよ。夢野久作さんにせよ、小栗虫太郎さんにせよ、彼の日本ミステリの三大奇書(私は二つでイイとおもいます。『虚無への供物』を奇書にいれるのはどうかとおもっているので:作者)は、九州と、信州で産まれたワケで、なんつうか、戦後まもなくでしたから、東京にいたって食えなかったんでしょうね。乱歩さんなんかは、逆に東京から失踪してますね、書けなくて、締め切り落とすし。しかし、これが、のちの書き手を育てるのに役立ったワケですよ。つまり、乱歩名義で若手に書かせた。原稿料は全部執筆者に渡した。これで、若手が食えて、だいたい、子供向けの『少年探偵シリーズ』と銘打った少年探偵団のシリーズなんて、乱歩さんが書いたのは十二本くらいですよ。いまはなんだかんだと30超えてるんじゃないかな。あれは、みな若手新人食えない作家のoriginalか、海外のものの翻案ですね。だいたい、東京が緊急事態宣言出したら、地方もどんどん追随でしょ。そりゃ、知事の権限が増すからやりやすいんでしょうけど、それで、また、東京以外のイベント、音楽、演劇活動が潰されていくか、ものすごおくやりにくくなっちゃう。/いまは我慢して、医療活動優先だ/てなこといいながら、平気な顔してゴッツウキャンペーンやったのは、何処の何方ですかね。ツケはけっきょく真面目な大衆に回っていく。/8時に店閉めろ/って、どんな海外ドラマ観ても、食事に誘う時間は/じゃあ、今夜8時/ですよ」
クマゴロ「ご隠居、ニイちゃん止まりませんよ。
ご隠居「きょうのところは、帰ってもらいなさい。

2021年1月10日 (日)

珍論愚談 12

クマゴロ「年末年始ににょうぼのヤツに『だだ万』で、」
ニイちゃん「ああ、クマゴロさん、それ、オレもうブログにあげちゃった」
クマゴロ「なんでえ、そうなの」
ご隠居「今年は、年賀状がいつもより多かったなあ。多かったといっても、あっち逝っちゃってるのが多いから、びっくりする程じゃナイんだが、ふだんご無沙汰なのが、寄越したりとかね。なんというか、身辺の絶滅的危機感に怯えて、心細くなって、ってそんなオーバーなことでもナイか」
ニイちゃん「いや、案外そうですよ。たぶん、去年、今年の自殺者は、発表は内閣府の統計限界数の3万人程度でしょうけど、いつもの三倍、三十万人あたりになるんじゃナイかなあ。解雇の次は失業。求人ナシ。餓死なんかも増えるだろうナ」
クマゴロ「そっちもそっちだけど、アメリカってのは、キチガイが多いってのがよくワカッタぜ。つまりキチガイに刃物の国なんだなあ」
ご隠居「まだ、トランプさんは核発射の大統領命令出せますぞ。刃物どころの騒ぎじゃありませんよ」
クマゴロ「あれで、犯罪人に格下げされたら、何処かに亡命すんのかね。何処もかしこもCOVID-19で、行くところナイけど」
ご隠居「それでもねクマゴロさん。トランプさんは合衆国の機密は殆ど知ってるから、ギョギョョオッということになると、北なんかが優遇しちゃったりするかも知れないね。前大統領拉致したら、もう北のレベルじゃ戦勝国だな」
クマゴロ「なんだか、うちの伜は自宅労働で、リモートだのオンラインだのヤッてるけど、どうも欲求スマンだな」
ニイちゃん「欲求スマン、いい造語ですね。リモートとかだと、相手の匂いがしない、体温がワカラナイというのが、文明滅亡の初期情況になるだろうっていってる歴史学者だか、劇作家だかがいますね。市場(いちば)というのは、他国との文化交流の場であって、商品の流通もタイセツなことだったけど、汗の匂いのチガイを感覚するというのは意外に重要なcommunicationだったんじゃないかって、故人だけど三浦朱門老師も述べてらっしゃいました」
ご隠居「肌のあたたかさも感じられないしねえ、いっひっひ、女体、ニョタイ、死体より女体」
クマゴロ「(ゴホンとつくり咳して)スマホ脳なんてコトバも出てきたね。ニイちゃんなんかその口だろ。ああいうのを持ってナイとか、使わないと不安になるんだってな」
ニイちゃん「まったくそうです。オレなんかついつい夢中になっちゃう。ゲームは『ドラクエ・3』で卒業したきりだけど、やっぱ、仕事がなくてもパソコンは弄(いじ)りますねえ。スマホは廉価もんですから、それほどでナイにしても、忘れてきたり、落としたりするとバニくりますもんねえ」
ご隠居「なんでも、病気、疾病にしちまうのさ。夢中になれば依存症、独りでいれば社会不適合障害、いまの医療なんてのは、『名付け合戦』だねえ。医療崩壊なんていうけど、医者のアタマが崩壊してんじゃないのかい」
ニイちゃん「なるほど、~医者の脳髄フラグメント~ですね」
ご隠居「まあ、なんつうても、ヘンな世界になっちまったねえ。何処にいっても、どんな集団にしても、十人集まりゃ一人や二人はmental condition不良ってのがいますからナ」

大雪対談、まだまだウダウダとつづきそうでございます。

2021年1月 5日 (火)

無学渡世・六

「一般のひと」「一般人」は、メディアなんかが「専門(家)」の対語として「阿呆」の代わりによく使う名称だが、少なくとも彼らは阿呆ではナイ。私も含めて彼ら「一般のひと・一般人」は、菅や小池よりは、医療のことも経済のこともワカッテいるし、COVID-19を乗り切るideaだって素人の強みとして突拍子もナイことや、わりと常識的な見識は持っている。何故なら彼ら「一般のひと・一般人」はナニやら得体の知れぬ学問の「専門家」ではナイが、自分のことについて、まして他人のことについは「専門家」なのだから。
それがアタリマエだというエビデンスなどすぐに示せる。居酒屋の客は彼らであるし、病院・開業医の患者たちは彼らなのだから。事件は現場で起こっているのだから。その現場にいるのは彼らなのだから。そうして、もし戦争が起きたら銃を手にして平気(かどうかは問題があるが)で、ともかく自分が死にたくなければ迷わず敵兵を撃ち殺すのも彼らだろう。ところで、この「一般のひと・一般人」の弱点は、権威、権力に弱い(というより従順、柔軟な)というところなのだ(ほんとは賢く横向いて舌出しているのだが)。どうしてなのか、すぐに、はいはいとステロイド注射をしてくれる医師は名医になるし(そりゃ痛いところには効くからな)そういうときゃ、角が立たんからな。政府がごっつうキャンペーンでごっつう大盤振る舞いをしてくれると、なんじゃこりゃ、でけるんやったら、もっとやったらええのに、と、自分の脳に自分なりのイメージ・ワクチンを打って、まさか自分がCOVID-19になるワケがナイとイメージして出かけるという得意技まである。食う。遊ぶ。世界がパンデミックだろうが、あれはまあ、あれや。進め一億火ダルマだ、や。という分別が出来る便利な脳髄が彼らにはあるのだ。どうだ阿呆ではナイだろう。(ほんまの阿呆は、その後、COVID-19にやられとるけど)。
私なんざ、大晦日と元旦に世界に名だたる和食料理老舗『だだ万』(ほんとうの名称はワカラナイようにしてある。ワカランよな)で、夜飯と朝飯が食えるというごっつうエエ条件で、ただし、三人(みたり)で、一人(ひとり)は一泊くらいならと外泊をゆるされたホームの賢老、この賢老の介護(一人・ひとり)の介助を条件で、殆どタダ同然でくっついていったのだが、とつぜん「ごっつう」はいったん中止になって、あちゃちゃとは二の足は踏んだが、天下の『だだ万』の大晦日料理と元旦の雑煮やから、もう通常値段でもエエわと、ほいほいでかけた。なんか知らん、テレビのニュースでは、どうも緊急事態宣言が出そうな気配だったが、それより『だだ万』やないけ。そやろ。
で、晩めっしゃ。ところが、や。このときほど心臓に悪かったときはナイ。
「しもたっ、やられた。あかんCOVID-19や。コロナや。味がせえへん」
なんやいろいろ出てきて、最後は年越し蕎麦まで出てきたのに、みんなおんなじ味、というより、味というものの美味い不味いは、味がついているものにいうべきもんで、料理には味がついていない。ようにおもって、こらあれや、味覚異常やとおもうたなあ。そうしたらやで、介護を受けてる賢老が一言「ホームのごはんと味、変わらんナ」。ああ、助かった。病院食(病人食)のような味を感じたのは、私だけではなかった。現役ホームの賢老がそういって、普段ならぺろりと食べるのに、蕎麦を残さはったやないか。そいで、器に板長がつくって書いたらしい札が飾ってあって、書いてあるのはどうも俳句らしい。これはオレは物書きのプロやから、赤ペンで添削しといてあげた。まさに趣味、道楽丸出しの俳句やったなあ。素人のうら悲しさ、要するに、自分だけ悦に入ってる下手。しかし、料理はなあ。
朝飯もおんなじ。賢老は「いや、お酢のものは酢の味はする」とアタリマエのことをいわはった。たしかに味を舌が了解したのはそれだけやったなあ。しかし、いやあ、『だだ万』行って良かった。帰ってからうちで食べた雑煮の美味いこと。やっと正月や。
そうこうしている間に、なんかやっぱり宣言出てるやないか。領域はあるのやけど、いやもう、それから稽古のヤリニクイこと。ともかく出演者、staffで陽性出したらオワリ、苦労は水の泡。もう、まるで実験映画、実験演劇のような演出をかんがえて、いや、このへんが阿呆やないところやな。ええidea浮かんできて、オモロなってきたわ。『だだ万』さんありがとう。

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