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2020年12月15日 (火)

無学渡世・三

新しく引っ越した高台の、ここはそうだな、高級住宅から建て売りカマボコ住宅から、こないだちょいと歩いたら昭和アパートまであるところなのだが)、我がマンションは2DKだけど仏壇は無い(無神論者ではナイが無教派、無宗派。無神論は何度もいうように、二律背反の論理的誤謬だから使わない。といって、信心がナイのは釈尊の「霊魂不説」に倣っているだけ)。しかしそれに類したものなら二つある。うち一つは、テル也画伯の中で最もお気に入りの一枚。『anti Gravitation(反重力)』と勝手に名付けたシロモノ。ここに朝夕、線香を三本。水を取り替える。センコの数が三本なのは、テル也画伯への一本、春馬への一本、津野米咲への一本。いやはや、死んだもん勝ちの世相だもんで、こんちは生き残っているぶん、仕事は無えわ、仕事は無えわ。生きねばならぬ。メディアなんかは、死んだもんで、まんだ儲けようなんて企んでやがる。
春馬とは、一度手合わせしてみたかった。裏拳を応用した夢想流小太刀「木の葉」。
津野さんは逢ったことはないだけど、センコの一本も揚げたくなるじゃないか。太宰が織田作にいったように「きみはよくやった」のココロかな。
脊髄神経外科のdoctorが、「歩け」つうんで歩いてみているが、昭和アパートはまさに滝田ゆうセンセイのマンガの如し。半透きガラスの向こうで蠢くものあり、と、硝子戸が空いて(けしてsashではナイ)昭和のおばさんが化粧を済ましましたって顔で現れる。
なにをどう生活しようというのか、デザイナーズ設計なんだろう、幾何学建築物の屋上がある豪邸。遠藤平吉も苦笑いだろうな。
まったくもう、初雪が大雪となって、突然の冬です、と気象庁関係のニュースがあったな。
何があろうと、こちとら庶民大衆、一般人は、ともかくCOVID-19への油断と慣れには要注意。幸い、稽古場での稽古は順調。

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