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2020年12月 9日 (水)

珍論愚談 5

「つまりなんですかい、極々かんたんにいうと、COVID-19に感染したひとたちがいるとする。で、そのうち例のワクチンを、もし打っていたひとがひとりいたとして、そんひとは90%感染しなかったと、こういうことなんですかい、例のワクチンの効果ってのは」
と、クマゴロさん。
ご隠居は、笑いながら頷く。
「90%てのは10人のうち9人に効果があるってこっちゃないんだ、クマゴロ。それにだな、たとえば、無症状のひとがワクチンを打って、やっぱり無症状なんだけど、そのひとが他のひとに感染させる確率はおんなじだわの」
「じゃあ、~おれワクチン打ったから大丈夫~なんていわれても、一緒に飲めやしねえってことですかい」
「そういうこったな」
「なんだ、それなら、一緒じゃないですか。ふつうに手洗いやら消毒やらソーシャルダンスしてりゃいいってことですかい」
「まあ、そうだろうね。日本は欧米とちょっと情況がチガウからねえ。おそらく日本の免疫学、感染学、ワクチン薬学関係のセンセイ方や、医療従事者は打たないだろうね。副作用なんて出てくるのは数年先だからね。まあ、少なくともアト2年は我慢ガマン。あたしゃ、もう九十を過ぎてるから、試しに打ってもいいかとおもってるけどね。いろいろ持病もあるしね。どっちみち、死ぬのは一息だから」
ニイちゃんも、打たないことに決めている。クスリの副作用(risk)の怖さは身に沁みて知っている。これ以上壊れるのはイヤだからだ。それに、ワクチンだフルチンだと煽りに煽っているメディア連中がまず打ってみるべきだ、ともおもっている。
だいたい、COVID-19で死ぬひとよりも、連鎖的に自殺しているひとのほうの人数が多いということを、どれだけのヒトが知っているのだろう。
「Go to~」という予行演習やったから東京オリンピックで、どれくらいの患者が出るかは試算されているはずだ。COVID-19と経済効果を秤にかけりゃ、経済効果のほうが大きいのだ。「Go to~」ではそれがワカッタので、死体計算でいくなら東京五輪のほうが数が少ないというワケだ。(「死体計算」というのはベトナム戦争でアメリカがやった作戦名)。いずれにしても、いっぱい死ぬだろうけど、欧米ほどではナイ。要するにワクチンより「運・不運」ということになる。
やはり、「決め手」は「特効薬」かねえ。気をつけないとこれからいろんな詐薬が出回るよ。

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