無学渡世・五
アベのころ(時代などというのは烏滸がましい)から、スガのいまもなおコロナ対策について「専門家の意見も聞いて(訊いてではナイはずだ)」というのが常套句になっているが、それでは、閣僚、官僚に「そもそもウイルスとは何ですか」と問えば、「バイ菌とか、バクテリアよりさらに小さな菌で・・・」というのが(この「の」は助動詞ではナイ)必ず何人かはいると私は確信している。「バイ菌とかバクテリア」というのも必ずいる。
つまり、彼らはウイルスが「何で」あるのか無知なのだ。
無知なのに、烏滸がましくもその防疫対策をとろうとする。二階ヨ~ウカイなどは、トランプ大統領と同じで「ただの風邪」程度におもっていたからこそ、「go to 」キャンペーンなんかが平然とやれたのであって、そのアメリカ合衆国の現状をみよっ。
こないだ、私のところに仕事のことでメールがきて、「夜ではなく、昼間、清潔な喫茶店でアルコール抜きで打ち合わせを」とあったので、コイツ、完璧に阿呆だなと、もちろん断った。COVID-19の感染が「飛沫感染」だということをったく考慮していない。二階ヨ~カイが「ステーキは食ってナイ」と、もう、莫迦丸出しのことをいったからには、次にスガは「肉は食ったが、そう上等な肉ではなかった」と答弁するに決まっている。
COVID-19パンデミックは、もはや戦争である。なのに、指揮官以下、その部下が敵の正体を知らない。孫子の兵法に曰く「敵を知り、己を知れば百戦百勝す」なのだが、こやつたちは「敵の尻、おのれ謗れば百銭百姓です」というふうに覚えているにチガイナイ。いや、これでは百姓稼業に失礼かもしれないナ。
まるで資本主義の敗北。社会主義の勝利。それを絵に描いたような世界だ。
烏滸がましい⇒おこがましい
謗れば⇒そし-れば
面倒かもしれないが、毎日新聞電子版
医療プレミア特集
新型コロナ「恐れず ただし侮らず」 保健所長に聞く(厚生労働省に長く勤め、公衆衛生行政に詳しい東京都中央区保健所の山本光昭所長・60歳)
医療プレミア編集部
2020年12月25日
でも、お読みになることをお薦めする、「なんだ、これで解決じゃないか」とおもわれること必至だ。
閣僚、官僚、政治家などは必読だぞっ。
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