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2020年6月

2020年6月23日 (火)

港町memory 118

「あのな、ニイちゃん、自分だけ、冬眠から覚めたムーミンみたいにsentimentalなって、なんや、その、いろいろとわてら、銭が貰えるようなことが国会で決まったような気がしたんやけど、国会は店仕舞いしてもて、ほんで、これから貰えるんか」
たしかに、安倍ちゃんは打ち上げる花火の予定はいつも大きい。ばんばん国債さへ発行すれば銭も在る。なのに、「はやぶさ」ほどに成功して大喝采はナイ。それは普段から仕事らしい仕事をしなくとも賃金の貰える公務員のみなさんが、銭は数字でしかナイので、数字の帳尻を合わせる作業が遅れれば、というかそんなぎょうさんの仕事を普段はしないので(蟻と一緒で、十匹のうち一匹しか働かないという現場なので)また忙しくなったら/崩壊します/とか泣き言いえばいいので、それに、夜の街も閉まっているので、stressもあり、要するに遅れているんだろう。
「おばさん、いまですね、『家賃支援給付金』は申請から給付まで2週間以上かかる見通しですね。そうなるとこれからそれが始まって、手元に資金が届くのは7月後半以降となりますね。以降です。以降。例の1人に10万円を配る『特別定額給付金』の給付でも作業の遅れが問題になってますね。(5/17現在で51,5%)か、やっと半分ね。ふーん。まあ、あちこちの業者がヤってるので、一斉にとはいきません。あの、ゲージツ家なんかを扶ける「持続化給付金」いうやつね、新型コロナウイルスの影響で事業収入が急減するなど一定の要件を満たした場合に減収分を補填するというアレ。フリーランスを含む個人事業主は最大100万円もらえるというアレ。アレね、中小企業庁は/6月中旬の受け付け開始をめざす/としていたんですが、つまり準備をしてはいたんですが、これもその準備段階から遅れていますね。たぶん、準備作業が面倒なんじゃナイかな。相手がフリーランスですからねえ、コロナウイルスが原因でなくとも、事業収入なんてのはバラつきますし、一定の要件とか減収分とか、わからんのとちがうかな」
「ほな、なにかいな、崩壊してるのは医療だけやナイちゅうことか」
「『エノケンの法界坊』という映画がありました。あんまり評価は高くナイんです。比してエノケンの映画はさほどの評価は得ていません。なんでか。簡単にいえばオモシロクないということです。なぜオモシロクないのか。映画は身体持ってませんから、」
「あんな、そういう難しハナシはええわ。銭や、銭やがな。いつ貰えるねん」
「仕事が煩雑で忙しいから遅れる、という申し立てで、この銭の扱いが業者にまわる。銭というのはたしかにまわりものなんですが、まわっているあいだに、消えていく分があります」
「なんやそれ」
「手数料。仕事に手数がかかるのはアタリマエなんですが、別途とられる。これは銀行でもそうですね。さらにひどいのになると、〔用立て屋〕ナンカが出てくる。/確実に支払いのある政府からの銭ですから、信用はバッチリです。先にうちが用立ててあげましょ。五分でいいですよ/ときますね。」
「五分なら、早う貰えたほうがええがナ。十万円が九万五千円ならエエやないか」
「ところが、これが五分五分という意味なんですね」
「あれま、半分、持っていきよんのか」
「ですね」
「それと、『特別定額給付金』ね。あれ、業者によって申請書の書き方が異なっているんですが、〔要〕〔不要〕にcheck入れたり、〔不要〕だけにcheck入れたり。中には「他に寄附します」となっていたり。それはまだワカリヤスイんですが、十万円欲しいから〔不要〕(ではナイというシルシと思い込んで)〔不要〕にcheck入れるひとも出てきて、そのひとがあんまり給付が遅いんで問い合わせてみると、「オタクは不要になってます」といわれて「なん、ぬかしてけつかるねん、ボケがっ」になったりとか」
「ニイちゃん、そういう下品なとこだけ河内弁でやらんといてんか」
うーん、下品か。私、河内弁好きだから、名古屋に出てきて、アルバイトのタタキの現場でナグリしばいてたとき、上のひとから呼び出しくろうて、「きみは何処の生まれなの」と聞かれました。「関西ですか」「はい」「きみね、どえりゃーコトバ汚い。ここはエネーチケーのスタジオだもんで、東京からの役者さんもみえるんです。ふつうに喋れないなら、解雇します」といわれましたねえ。蚕になって桑の葉食いたくもナイので、「よっしゃ、何年先になるかワカランけど、オレの書くホンでその東京の役者はんたらに芝居させたるさかいに、ようみときさらせ」と、ココロに一つ置きました。

港町memory 117

「ニイちゃん、あんたもたまにはマシなこというな」
何かいったかな。と、私は怪訝におばさんをみる。院外処方箋薬局の例のところ。
「あんた、まえ~に、医療崩壊は、コロナ最前線で起きているのではナイ、てなこというてたやろ」
忘れてしまっているが、いったような気もする。
「開業医の医院でも起きてる、いうてたやんか」
ああ、そんなことをいってたな。
「なんや、ぎょうさん、開業医が倒産たら休業たら経営行き詰まりたらいうてるで、テレビ」
「ああ、患者が来なくなったんでしょ」
「なんでやの」
「そりゃあ、拒絶したら、来なくなります。患者を玄関払いしたんですから、これからもう患者は玄関にも勝手口にも来ませんね」
「どこの医院もがら空きで、子供らの予防接種も半分くらいしかこーへんのやて」
「院内感染をうるさくいったからてすよ。だいたい、医者が疾病の予防対策が出来ないというのがオカシイとおわなかったのが、そもそもオカシイんです。防護マスクに防護服着込まないとP検査も出来ない、と、ハナから思い込んだ。これは、厚労省が、開業医療機関でも出来るP検査のguidelineをまったくつくらなかったのが悪い。判定能力が劣るのはアタリマエですが、簡易キットはあったんです。いまでは、たいていの医療機関で、血圧すら、電子血圧計、体温は電子体温計が測定しています。これは機械ですから、判定誤差は大きいし、判定結果にマチガイも多い。けれども、だいたいのところはワカル。第一次的にそうすれば良かった。それに、たとえば眼科をかんがえてみればいい。眼が赤く痒みのあるひとは、感染症かも知れませんから外で診ますので待合室への入室はしないでくださいと、ちゃんと表に書いて貼ってある。同じように開業医のほうも「コロナかもと、おもう方は、外でみますから・・・」と貼っておけばいい。ボックスカー一台借りるだけですみます。それを「入る前に電話してください」で、電話すると、熱があるなら保険所へ行けといわれる。保健所電話すると、忙しいのでP検査は何日後、が、いいほうで、「いま、出来ません」といわれる。で、「連絡あるまでしばらく自宅待機してください」といわれる。自宅に待機してたら、飯でも運んでくれるのかというと、そんなことは絶対にナイ。寝ているあいだに衰弱、重篤化してあげくが救急車。こういうのは医療崩壊ではなくそれ以前の医療システムというものが日本にはナイという証左です。医者、医院も餅屋と一緒です。売ってるものがチガウだけ」
「ほな、つまり、もう、あの医者には行かんとこ、に、なるわけや。餅屋も餡子がようないと買わへんわな」
「医療崩壊なんてのは自業自得です」
「そやなあ、患者に来るないうといて、来んようになったら、来てくれたかたにはビタミン注射一本サービスしまっせくらいせんとな」
「ビタミンではあきませんね、アンフェタミンくらいでないと」
「そういうたら、増えてんのやてな、ポン中。コロナ自粛で、ストレスで、ついつい手を出す覚醒剤やねんてナ」
「暴力団も他のシノギが出来ませんから、ここぞとばかりに大バーゲンだったんでしょう」
「とはいえ、その、なんや、最前線では、医療従事者とかが、どんどんコロナに感染してお亡くなりになってんやろ。それって、自粛緩和になったいまでもおんなじか」
「同じですよ。まあ、アト2年は踏ん張らないと、ワクチンもいきわたらないでしょうし、抗体寿命が短いようですから、さて、役に立つかどうか。いずれにせよ、他滅に自滅、でしょうねえ。国士いま何処ですね」
「そやのに、まだ、東京オリンピック、やるいうてたで、テレビ」
「惚けてるんでしょうねえ。予算が最初は数千億だったのが、3兆円まで膨れ上がり、選手村アトの夢のようなタウン構想もおじゃん。東京都は破産。そらアカンと都債発行。無理に開催したら、夜の街どころか昼の観光地も外人さんいっぱい、Virusいっぱいて爆発的コロナ第二波。今度は国もマスク二枚を出す銭もナシ。よし、こうなったら、国民から「コロナ救済税」取ったらどうだ。十万円配ったから、半分の五万円を税金でとるとして、100兆円くらい取れるで。銭は天下のまわりもんや」ですね。崩壊は医療だけじゃありません。つまりは日本が崩壊します。ダメ押しに富士山噴火と南海プレート地震かなあ。そうして、中華が日本を領土化して」
「ああ、もう、聞きとナイわ。わてらに老後はないのかいな」
早く氷河期来ないかな。雪降る中で、氷ついた荒野に座り、ウイスキーを転がして、歌でも口ずさんで眠りたい。わたしはそうおもう。

2020年6月17日 (水)

港町memory 116

「抗体、アカンかったな」
まさかあれほどの低い数値とはおもわなかった。
「もう、シンコロのハナシはやめてもええで」
私が憮然としていたので、おばさん、気をつかってくれた。
何か未知のからくりのようなものがあるはずなんだ。或いはデータのフラグメントが予想以上に錯綜しているんだ。そうかんがえるしかナイ。ぼんやりと漠然としたエビデンスもナニも無い感覚予想では、COVID-19のこの先は、悪性のinfluenzaとして、終息するということはなく地上に残るだろう。ただし、抗体検査からワカルことは、COVID-19の毒性は、この先、変移してふつうのVirusとは逆に強くなることがナイ限り、知らぬ間に感染、罹患し、知らぬ間に治癒して、流行性感冒の一種となって、ほんの少しずつ抗体が増えていくか、という道を辿るかだ。おそらく抗体自体の有効時間が短か過ぎればくて、ワクチンの製造は中止になるだろう。人類は人類が死滅するまでCOVID-19とご一緒といことになる。
「アメリカもえらいこっちゃね。朝鮮半島もタイヘンやけど」
おばさん、話題を変えようと一所懸命だ。
「もうトランプも、オワリやね。大統領選挙やろ」
「おばさん、次期大統領もトランプですよ」
「えっ、なんでやっ」
「黒人がいくら騒いでも、選挙権を持っているひとはそんなにいません。持っているひともいますが、トランプはより多くの銭を持ってる。銭で買えないものはありません」
「清き一票を銭で買うんか」
「買うでしょうね。それにバイデンはもう歳だ。これからのアメリカは、『不完全性定理』を発見した数学者のゲーデルが、米国憲法を査読して予言したとおり、ソフト・ファシズムの国になるでしょう。中華独裁主義に対しての一国独裁資本主義です。香港は中華の軍足で踏みにじられ、台湾は中華の軍靴で踏みつぶされます」
「ほな、韓国は」
「統一されます。国名は、統一朝鮮民主主義人民共和国で、主導権はいまの北朝鮮です」
「えーっ、ほな、日本、どないすんねん。なんとかせえへんのか」
「日本は北朝鮮より、中華で手一杯になるでしょう。ほぼ4~5日で尖閣諸島は中華に占領されます。そのアトは、動けば中華と統一朝鮮民主主義人民共和国を相手に一戦交えねばなりません。防衛戦ですから、9条には違反しません。民意による防衛省自衛隊の出動になりますから、「国権」は関係ナイ。一戦交えれば、いっときは海上自衛隊の戦力でも尖閣は奪取できるでしょうけど、そのアトは中華か統一朝鮮民主主義人民共和国からのミサイル攻撃で本土はやられますね。手っとり早く「核」数発でオワリにするかも知れません」
「あのなニイちゃん、あんまり恐いこといわんといて。そんなん、安保があるやないか」
「アメリカは動かないでしょう。これはdouble bind(ダブルバインド)なんですが、少なくとも大統領選でトランプが敗退すれば、民主党は中華、北朝鮮には容赦なく圧力をかけてきます。じゆうの国、みんしゅしゅぎの国ですから。そうすると、中華も北も「よっしゃ、ほな、やったろか」で緊張は超弩級になります。トランプが勝てば、トランプは力でもって、/米国の利益/は守ります。日本がどうなるかは、考慮しません。安保なんか戯言です。軍事力では、圧倒的に米国が勝(まさ)っていて、中華と、たとえばロシアが同盟したところで、軍事力の差は歴然としています。しかし、これまで、中華海軍と海上自衛隊とでは、海上自衛隊のほうが人的戦闘力は上だったんですが、現況、単純な装備においては逆転しています。ですから五分五分というところが、精一杯。しかし、日本は中華や北に撃つTHAADミサイルもナイ。イージス二隻も、すぐに撃沈されるでしょう。沖縄の米軍基地は攻撃しない、という中華と米国のお約束があるので、安全なのは沖縄だけかなあ」
「あのなあ、ニイちゃん、ちょっとくらいは安心出来るこというてんか
「そうですねえ、出来る有効な攻撃があるとすれば、台湾がいち早くトマホークで、中国の四川ダムを破壊することくらいかなあ」
「そうしたら、どうなんねん」
「北京は水没します」
「あれま」
「核攻撃で、ひとが死ぬよりマシでしょう」
とはいえ、台湾にトマホークは装備されてはいない。中華が南シナ海に展開しているのは、ともかく台湾を早いとこ無力化したいがためで、他に理由はない。海底資源調達はcamouflageだろう。
いずれにせよ、東京オリンピックは中止というより、アリマセン。
与党が国会延長を拒んでいるのは、COVID-19はもう自治体任せで、中華、北からの驚異に対応するお話し合いがしたいからです。なんしろ、陸上イージスがここへきて廃止になったんだから、えらい誤算です。
願わくば、第一次大戦のときのスペイン風邪のように、COVID-19の復活猛威が中華、北を襲うことによる、戦闘不随状態でんな。

2020年6月12日 (金)

港町memory 115

「シンコロばんざいやで」
おばさんは、ほくそ笑んでいた。
「なんですか、きょうは」
「シンコロ(新型コロナの略らしい)はなあ、のちの世にコロナ革命と呼ばれるであろう。いままで余はおばさんのかっこうをしていたが、ほんとうは、世直し大明神の化身、シンコロ姉ちゃんなるぞ」
とうとう、来たなとおもった。こういうのは、こんな時代によく出るのだ、終戦後すぐに幾つもの新興宗教が生まれたのと同じだ。
「ばんざいですか」
「そうや。そうしてまだ終わってへんねんで」
「たしかに、まだですね」
「此度のコロナ禍は、全世界の首長の能力検定みたいなもんや。真の素顔が丸見えや。中華は、ともかく台湾みたいなもんに負けたらエライこっちゃとWHOに手をまわして、台湾の若き天才大臣の指摘を聞き流して、頬っかむりや。そんで一発切り換えで、最速ワクチン造って儲けたろいう路線や。ロシアは、内緒でコソコソと中華に頭下げて/ワクチンなあ、でけたら、頂戴ね。そうしたら僕は、犬のようにチンチンするで。ぼくちん、わくチン /ときた。ドイツはあれはあれで、日本と国民性はよく似てる。シンボや辛抱、全部閉じて、出るな入らせるな。ドイツが世界を二分する医学国家だということをおもいだせ。と、こうや。イギリス、なんとか踏ん張った。そうしたら、さっそく香港に向けて「俺んた国さ来(き)い、市民権あげるん」。余裕やなあ。もうちゃんと外の世界に目えむけとる。ニューヨーク市長、防護服と防護マスクと余所の州からかっぱらって、メディアが「市長、それは違憲、犯罪ですっ」といいよるのに「そんなら、俺を訴訟、起訴、なんでもしたらんかい」ああっ、ありし日の田宮二郎、鉄砲犬や。日本のgovernmentも立派や。国民にマスク二枚ずつ配って「今度のコロナはマスクでなおります」、そこへきて「みなさんに10万円ずつ差し上げます」(これは、いま現在7割以上に渡っていないっ)。大日本帝国のソフト化した精神論と、何でも銭さへヤったら喜びまっせ、の気構えは衰えてへん。おまえ、なんかしたか、日本人として」
「いや、予防に手洗いくらい。確かに、知事や市長は試されましたね。地味ですけど、私は愛知県の大村知事が「感染症は罹って治って罹ってと、」と、ここで、テレビではカットされてしまったんですが、あのアト「しながら、免疫抗体がつくられていくものだとおもっていますので、それまでの被害をどう抑えるかと・・・」と続いたらしいんですが、あんなところでカットされたので、「大村は知事としては論外」とかいわれたりしてましたね。けれども疫学的なかんがえは正しいとおもってます。それよりも、評判が落ちたときを狙ってrecallしようなどという連中が出てくるとはおもっていませんでした。あの烏合リコールのゴミ袋破りの中に名古屋市長の誰やったかも(名前すら忘れる瞬間初期老人性健忘症)いるんですが、例の韓国人少女慰安婦像展示問題のとき、あのひと、こういったと聞いてます。/これは日本の恥だ/だっとおもうんですが、以前のブログにも書いたんですけど、あれは/韓国人の恥だ/が文脈、論理でいくと正しいんじゃナイでしょうか。幼気(いたいけ⇒痛い気、が語源)な少女を性の奴隷とやらにされた韓国は、それはそれは恥ですよ。少女ひとり守れなかった。それをちゃんと韓国のガバメントは今更ながらですが、まあ、自国の憲法上、喧伝してるのに。日本のいまのJKなら、/おしっ、やったろやないかっ/いうて、股広げますよ。それも闘争でしょ、なんしろ戦時なんですから。時系列を錯綜させれば、現在、性病罹患率世界一を誇る日本JKの闘いのみせどころですね。日本のJK四~五人寄ったら中の一人は性病ですから。感染(うつ)しまくったれてなもんですね」
「ニイちゃん、あんた、ハナシが汚い。アホちゃうか」
「すんません、それで、なんでしたか」
「世界の表の皮やら顔が捲られて、素顔が出てきよったんや。だれがほんものか、ここは、見どころやねんで」
おばさんはコーフンしていた。
おそらく、〔作者〕が在るとして、その御方はいま鬱疾患の症状でたいへんなので、その一部のaggressiveが炸裂しているのだろう。

2020年6月 8日 (月)

港町memory 114

港町memory 114
「ほんで、これからどないしたらええねん」
と、おばさんとニイちゃんのコロナ談義も煮詰まってきた。
「ハッキリさせなければならないモノ、コト、を、ハッキリさせればイイんですよ」
「頭痛にハッキリか」
「そんなコピーいまのひとは知りません」
「ほやからいうてるやないか、ナニをハッキリさせんねん」
「インバウンドを含めた、国民の抗体検査、これをヤルしか、他に手はナイと私はおもってます」
「なんや、どういうことすんねん」
「私たちにもポピュラーな、ツベルクリン検査と比較しながら私のかんがえを述べていきましょうか。これはBCGワクチンが自然免疫になっているとか、獲得免疫になるとかという論議とは別のハナシですからそこを混同しないで下さいナ。おばさん、子供の頃ツベルクリンやったことあるでしょう」
「やった、やった、あんたもやろ。あれなあ、赤うならんと、注射打たれるさかいになあ」
「反応で、赤くなる。あれ、ゲージ計測されましたよねえ。で、適度な大きさに赤くなっているとOKなんです」
「そやそや」
「ところで、あの場合のOKとはどういうことだったかというと、陽性だったか陰性だったか記憶してますか」
「えっ、陽性やとおもうけど」
「そうなんです。陽性なんです。で、陰性のものは結核菌を希釈したBCGワクチンを注射される、とこうでした。つまり、陽性になると良かったんです。ところが、PCR検査は陽性になると、コロナに感染だあっっっつって、自宅療養。自宅療養しているうちに酷くなって入院ということにもなる。かたほうは陽性が良く、かたほうは陽性が悪い。ここがこんがらがるところなんです。ツベルクリンの場合の反応における陽性は、体内に結核菌が部屋住しているので、結核罹患率はかなり低い。ところが、陰性は体内の結核菌が急ぎ旅でいないので結核罹患率が高い」
「そうすると、いまのコロナのP検と逆やな」
「逆ということでもないんです。ツベルクリンのほうは、あれは感染検査ではなくて、正確にいえば抗体検査です。そのヒトが抗体(免疫をもっているヒトを抗体と称する)かどうかを調べているんです。そこで、獲得免疫のハナシにもどしますてえーと、エンパイアステートビル。いまや悪名のほうが高くなりつつあるWHOでは、国民の50%が感染しないと獲得免疫は得られない。つまり、抗体は増えない。日本では諮問委員会(専門家会議)の報告が60%で、そうなると、COVID-19への罹患率はふつうのインフル並みにうんと下がる。日本の陽性率は、いまはだいたい20%くらいだといわれています。これは東京都でも東北でも同じです。なのに、中国、西欧、亜米利加のように爆発的なたいしたことにならなかった、これを日本ミステリというふうに他国はいってるんですすけどね」
「なんでやろねえ」
「これから私の述べるのは、〔とんでも理論〕なんですが、日本は抗体検査が始まったばかりですけど、おそらく抗体は60~80%くらいの数字を叩き出すとおもいます」
「あらま、いつの間に」
「たいていのヒトが、感染しちゃっているんです。つまり陽性になっているんです。しかし、軽症で済んで陰性になっている。で、また感染する。陰性ですから。この陰性⇒陽性⇒陰性が短期間で無症状のまま繰り返されて、獲得免疫を得て抗体となっていく。何故、軽症というより微々たる症状以下か無症状で済んだかは分子生物学あたりで研究されないとワカランとおもいます。おばさんにもワカリヤスクいば、日本人というのは種的には雑種民族なんです。血は混じり合うほど、皮膚の色は褐色から黒になっていきます。白人(この場合は米国人)が黒人を蔑視、差別するのは、ナチスのユダヤ嫌いと同じ。自分たちより血が(いまでいうなら遺伝子が)優秀だからです。潜在的劣等感と恐怖感を持ってるんでしょう。ですから、何かゲノム(生物のもつ全ての核酸上の遺伝情報)のうちにVirusに抵抗出来るものが交じっているのかも知れません」
喋っているあいだに、おばさんはいなくなっていた。
まあ、私自身もよくワカラナイが、日本ミステリは、獲得免疫と自然(自己)免疫の按配が良かった結果なんじゃねえかなと、くらいはおもっている。

2020年6月 2日 (火)

港町memory 113

雨がしょぼ降っている。おばさん、院外処方箋薬局の庇の下で雨粒でも数えているのか。
「えらいことに気付いたんや」と、いう。
「エライこと、というと」
「日本のコロナが解除になったやろ」
ずいぶんと略していったが、なんのことだかはワカル。
「なりましたね」
「ほんで、コロナ菌は何処におるねん、いま」
「COVID-19はVirusですから、コロナ菌(bacteria)とはチガイますけどね。何処にいるんでしょうね。私にもようワカリマセンな」
「おることはおるんやろ」
「ええ。解除の理由は、COVID-19の駆除に成功したからではないですから」
「こないだ、なんや、その加湿器に入れられる次亜塩素水ちゅうのを買うたンや。そしたら、孫が箱のなんや読んで、これはニセモンやといいよるねん」
「ははーん、それ、あれでしょ。塩素ナトリウム水を買ってしまったということでしょ。お孫さん、頭よろしいな」
「やっぱりチガウんか。何がどうアカンねん」
「そんじゃおばさん、長くなるかとおもいますが、丁寧にchemicalのおベンキョでもしましょうか。まず、次亜塩素水は、厚労省の定義では/塩や塩酸を水に溶かして電気分解したもの/になっていますネ。経済産業省も同じこといっています。たぶんおばさんの買ったのは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を希釈、そこに、塩酸、クエン酸、なんやかんやの酸性溶液を混ぜる事によってpH(ペーハー)調整したものを次亜塩素酸水溶液として販売しているものでしょう。これもいわゆる便乗商法。いまpHといいましたが、これは、水溶液の、酸性・アルカリ性の程度をあらわす単位です。中性はpH7、これより低い方を酸性、高い方をアルカリ性と呼びます。簡単にいえば、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いは、この pHがチガウということです。次亜塩素酸水は弱酸性、次亜塩素ナトリウムは強アルカリ性で、まったく逆です。次亜塩素酸水は肌と同じpHですから、皮膚にダメージはありませんが、強いアルカリ性の次亜塩素ナトリウムは皮膚が荒れたり爛れたり、かなり危険なシロモノです。しかし、どっちにも殺菌力はあって、それが〔次亜塩素酸〕と称されているものです。次亜塩素酸は、幅広いウイルスや細菌への効果があることで知られています。台所なんかにあるハイターなどは次亜塩素ナトリウムのほうです。これはpH濃度が高いのでそのまま使うことはできません。ハイターを使う場合、水で希釈するのはそういう理由からです。次亜塩素酸水は、pHが低ければ飲んでも害になりません」
「ほー、そういうもんかいな」
「さて、いま世間で問題になっているのは、COVID-19対策として、この両者は使えるのか、さらに、しかも噴霧器で噴霧して効果はあるのかということですネ。朝日新聞とか毎日新聞では、/効果ナシっ/と出てましたねえ。それで、私、へそ曲がりですので調べてみたんです」
「なんや、〔自衛の〕とかいう高いもんがあるらしいけど」
「ジアイーノですね。メーカーのパナソニックはCOVID-19に対しての効果は「ワカラナイ」と無難な応えかたをしています。ジアイーノは加湿器でもなく、噴霧器でもなく、これ、〔除菌脱臭器〕になってますが、仕掛けをみると、塩の電気分解装置なんです。つまり、塩を電気分解して、排出するという機能、次亜塩素酸水を作るというシステムですね。とはいえ、COVID-19に対しての効果を「ワカラナイ」と応えたのはそれで正しいとおもいます。だいたいCOVID-19自体がいまのところまだよくワカッテいないんですから。ただ、こういった製品は2000年当初から、ホテル、病院、介護施設の消毒には用いられていました」
「ほんで、噴霧、加湿器に入れるのはどうやねん」
「それはですね、「次亜塩素酸水」の空間噴霧についてNITE(製品評価技術基盤機構)からファクトシート(ファクトシートとは、製品やサービスの概要や特長、メカニズム、開発の経緯やもたらす影響・効果などについてまとめたもの。 一般や顧客向けの製品パンフレットと異なり、読者がメディアの記者であることを念頭に置いて編集)が発表されたんですが、その前にWHOの見解をみてみましょう。
「COVID-19 について、噴霧や燻蒸による環境表面への消毒剤の日常的な使用は推奨されない」さらに、〔消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であっても推奨されない。これは、肉体的にも精神的にも有害である可能性があり、感染者の飛沫や接触によるウイルス感染力を低下させることにはならない」とあります。ここでは、〔消毒剤〕としか明記されていません。〔人体に噴霧〕ともあります。〔精神的にも有害〕ともあります。疑問点が多いなあ、とおもいます。次亜塩素酸水は、強酸性、弱酸性、微酸性と3種類あり、実際3種類の次亜塩素酸水に対するこうした試験のエビデンスは公開されていません。で、要するにCOVID-19に対しての答えですが、現時点においては、「次亜塩素酸水」のCOVID-19への有効性は確認されていないので、「効果アリ」と宣伝、喧伝することはできません。ただ「効果がナイ」ということも検証されていませんから、要するに「ワカラナイ」でいいんです。報道は報道ですから、要するにimageなもんで表現の自由がありますが、科学はその点、自由度はありません。そういうことです」
「どういうことや。あんたのハナシはいっつも難しゅうなるけど、聞いてるほうは結局ワカランのが多いな。じっさい、加湿器、ヤってもエエんか、どないやねん」
「やる、やらないは、殺人と強姦を除いては個人の自由だというのが私の信条です」
「アホくさ」

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