港町memory 106
さて、後日。
「あんた、ナンノ病気やねん、よう出会うナ」
と、また、処方箋薬局、おばさん。もうシリーズ化してしまったようなsituationです。
「ええ、まあ、いろいろと」
私はわゆる病気自慢というのがキライなので(特に他人から聞かされるとこっちはともかくそれ以上の疾病を並べ立てる。すると、それが水戸黄門の印籠となる)そういうのはヤラナイ。
「なんや、ワクチンでけたニュース、テレビやってたナ。もうちょっとやな」
「と、同時に、途上国、新興国、さらに貧乏先進国ロシアの事情も入ってきましたね。ここらあたりは滅亡するか、最低でもアト5年でしょうね。そこへきて、アフリカなんかはシリアあたりの惨状しか情報がナイ」
「そんなに酷いんかいな」
「ブラジルは、医療はヤメタみたいですね」(と、かなりオーバーにいってみた)
「えっ、ほな、国が潰れるのか」
「まあ、戦国時代ではよくあったことですね。大統領は/ひとは必ずいつかは死ぬ/と宣言したようです」
「そらまあ、そやな。もう、生きててなんぼやな」
「サッカーなんかも普通にヤってるそうです」
「まあ、好きなことして、好きなもん観て死ぬんやったら、それも人生やろ」
「おっ、悟りましたね」
「大東亜戦争やなあ、本土決戦や、討ち死にや」
「悟りというより自棄ですね」
「泥船で沈んで、浮かんできたら水面が燃えていた、どうや、そんな感じやろ」
「お見事」
庶民大衆を舐めてもらっちゃ困るのだ。日本だって、第二波が指数関数的にやってきたらヤバイなあとおもっていたら、先に韓国がそうなる気配です。
なるほど、韓国は、もう1000人規模のクラブなんかが営業していたのですねえ。
そうなると、再生産数が一挙に2~5から7となりますから、まさに指数関数的暴走となるでしょう。この指数関数の勉強は、昨日、やりなおしました。対数と同じもんです。ともかくグラフがぐぐんと感染者数が右肩上がりになる。日本はたしか再生産数が0,7まで落ちてきているので、せめて0,2くらいになるといいのですが。
日本の勝負どころは、これからです。
「目安とか、あるのんか、これなら大丈夫とか」
「P検査で陽性者数が二週間つづけて、0になるとかね」
「そんなアホなことがあるかいな」
「ですねえ。まあ、ワクチンの効果があることを祈るしかナイでしょう」
嗚呼、きょうもまた、処方箋薬局の待合は漫才だ。
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