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2020年4月 1日 (水)

港町memory 94

怯懦(きょうだ・臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま)、恐怖(感)、ネオ・コロナ(新型コロナウイルス・COVID-19)に対して、自分は神経質に成り過ぎているのではナイか、とか、怯え過ぎているのではナイかとか、Neurose(ノイローゼ・主として精神的な原因で生ずる、神経機能の障害。神経症。ヒステリー・神経衰弱など)なんじゃナイだろうかとか、毎日の情報を観たり読んだりしながら、内心はビビっている自分に対して、卑屈になっている。浮ついている。そういうヒトは、正常ですから、おおいにノイロぜればよいとおもいます。ただし、それで他人に迷惑をかけたり、偽特効薬に飛びついたり、変な宗教の儀式に参加したりは御法度です。
ホモ・サピエンスが氷河期を生き残ったのは、まさに、その恐怖心あればこそです。洞穴に潜み、獣の牙に対しては火を唯一の武器とし、マンモスを嵌める罠をその知恵で造って食料とし、かつ、洞窟の壁にゆらめく影をみて(まさにこれは、ジャック・ラカンのいう鏡像段階なんですが、その頃、鏡はありません、よって私は写影(影像)段階というております)演劇を発明したり、私たちの祖先は、いまより数十倍の怯懦や恐怖から、それを糧にして生き残ってきたのです。
かの悪名高きトランプ大統領も、ネオ・コロナ(新型コロナウイルス・COVID-19)を当初は侮っていたキライがあります。ですから、世界一の感染者大国になった。アメリカというのは何でも世界一が好きなんです。4月半ばでは合衆国だけで10万人の死者を出すという確率計算も出ています。
先達は、天然痘もペストも克服してきました。
その頃より、科学(医学)的に進歩している点もあれば、社会的、地球的に退歩している部分もあります。
私たちに出来る「手洗い」も、100%の防疫力を持つほどのエビデンス(科学的根拠)は実はアリマセン。しかし、出来ることを出来るヒトたちがする。ヤッてはいけないことはヤラナイ。これより他には、「手段」というものがナイ。如何なる武芸の流派の剣豪、達人も、ウイルスを斬ることは出来ません。
恐くなったら、一呼吸の深呼吸。これも「手段」です。
私は出来る限りの能力を駆使して、推移を分析、出来ればイイんですが、そんな難しいことは出来ないので、そこは頭のイイひとにまかせて、なるべく普段どおり生活しています。
週二回の通院、待合で患者さんたちの顔、表情を観て、看護師さんたちの顔を観て、doctorの顔を観て、きょうも、通院出来たなあと、ほっとしつつ、生きております。
で、書くことだけが出来ることなので、書いています。二年後には上演出来る可能性を信じて。

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