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2020年4月

2020年4月30日 (木)

港町memory 103

地銀のほうは、本部からの申請書を待たねばならなかったが、りそな銀行傘下のもう一つの銀行は、その日のうちに振り込みがあった。こういうところが、銀行一つとってもチガウんだよな。地銀はいまの日本の縦割りだなあ、などと、またCOVID-19対策のことなど、通帳を睨みながらほんやりおもった。相続といっても、不動産はすべて弟にまわしたし、現金は当人の母親(故人)自身すら、在るのかナイノか知らなかったほどで、相続税などにはほど遠く、とはいえ、コロナ禍で仕事がまったく無くなった私などには、1~2年は年金、年金基金とともに合わせれば、なんとかなりそうな額だったので助かりましたワ。

消毒液を棚にもどしたおばさんが、それから私を観るというふうでなく、独り言のように、しかし、たぶん私に訊ねた。
「日本は、政府は、ナニをいまヤロウとしてるんですか」
私は心許なかったが、一応こたえた。
「たぶん、感染者が突然増えると、もう経済も医療も社会も壊れるので、聞こえは悪いかも知れませんが、罹患者はちょっとずつ増やして、治るひともおってと、時間稼ぎをヤっているのとちがいますかね」
「ナンノ時間稼ぎ」
「社会的なパニックにならない程度に社会を抑制し、医療崩壊にならないように患者数をくい止めて、援助といってもけっきょくは貸し付けみたいなもんなんですが、中小企業を庇護して雇用をなんとかギリギリ保ち、ワクチンと治療薬が出来るのを待つ。その時間稼ぎかな」
「アメリカとかでは、薬はもうでけた、いうてましたで、テレビ」
「でけたというても、効果や副作用がワカリマセンから、なにより安全というのが、日本の金科玉条ですんで、つまりは保証問題になったりすると困るので、日本で使えるようになるには、やっぱりアト2年はかかるとおもいますよ」
「そういうことをテレビではいいませんわな」
「ええ、そういう情報公開には日本は鈍感で狡猾やと私もおもいます。日本の政府は、こういう方針、方法、指針、対策でもってCOVID-19の収束をかんがえていますと、ほんまは最初にゴール地点が何処かをいわなアカン、それがスジやとおもいます。けど、そんなスジの通ったこと、いままでの日本政府はヤったことないし、ともかく、緊急事態宣言でいまは乗り切れ、ですね。でも、いくら延長しても二回までで、三回になると、アホラシイから国民が自粛なんかヤメますね。ヤってもおんなじやないかっ、オレは毎日マジメに自粛しとんのに、ちょっとも終わらんやないかというふうですね。そうなると次は特別事態宣言とか、コロナ対策本格宣言とか新緊急宣言とか、名前を変えて、ちょっと内容変えるとかね。なにぶん、むかしの大本営とおんなじですから。陸軍参謀本部と海軍司令部が、東京都庁と安倍政権になったのとチガイだけですね」
「そんなゆるいことで、けっきょく、コロナに勝てるのか、負けるのか」
「ハッキリいえば勝てないとおもいます。けど、負けたらオワリですから」
「そしたら、どないにしてたら、エエのんや」
「なんとか引き分けに持ち込む、長期の持久戦、我慢の総力戦ですね。日本のお家芸ですね」
「負けたら、やっぱり死ぬんでしょ。どしたら負けないんです」
「やり方は一つだけです。負けんようにしたら負けナイ」
「そんなあんた、何もいうてないのと同じやいかいな。けっきょく生き残れるのですか。生き残るのには、どうしたらええのんや」
「具体的にいえば、死なんかったらエエだけやとおもうてます」
「また、それか。そらそやけど、そんな簡単には」
「簡単やのうて、単純なことなんですワ。死なんようにスル、こういう単純なことというのは案外難しいもんですネン。でも、我々に出来るのはせいぜいがそんなとこです。自分から餌になるために、焚き火の中に飛び込んだウサギですわ。私らは、自分を餌にするしかありません。それはそれで、一生懸命、一所懸命なんです。命懸けで死なんようにスル。これは、難しいですワ。矛盾してますから。それでもそれしかでけることはあらへんと、なんぼかんがえても答えはそれだけやなあ」
「なんやワカランけど、きょうだけ死なんようにするわ」
おばさんは棚にもどした食器用の消毒剤にもう一度手をのばした。

重いなあとおもったら、背負っていたのは自分の死体だった、というjokeがある。
ヨッコイショと死体を下ろしたら、自分は小さな魂だけで立っていた。というオチもつく。

2020年4月28日 (火)

港町memory 102

昨日は朝に二件、病院と医院、午後に一軒医院。それから、夕方の新幹線で実家へ。きょう、午前中に二つの銀行を廻って、相続の手続き。銀行の期限はナイのだが、印鑑証明の期限が迫っているのと、大津市の市役所が閉鎖(コロナのせい)になって、すべての業務を支所でということになったので、印鑑証明を延ばすと満員御礼の中に立つことになるやも知れんから不急不要ではなく、急用で。
新幹線のホームはまるで最終電車を待つ時間帯のようにスピーカーからの声だけが繰り返し聞こえていた。「ああ、これって生活崩壊だなあ」とおもった。

以下に記すことはコロナ禍が収束したら、かんがえましょう。
いまはどこもタイヘンだからね。なんかイチャモンいうと、Hysterieみたいにおもわれるからね。
〇「医療崩壊」という声、コトバがともかく/いの一番/に聞こえてきたような気がします。まさにその通りのことになるのをくい止めているのだろうとおもわれます。毎日感染者数が発表されます。私、そんなものは何のアテにもならないとおもっています。検査数に対する陽性率としての発表じゃナイと、そんな統計はすぐにも操作できます。検査数を増やすべきだという声があります。しかしそれは必要なひとに対しての検査でなければなりません。適当に無差別検査なんてやっても、しょうがありません。検査の必要なひとが検査を受けることができずに亡くなっています。「熱があっても4日は自宅で我慢」みたいなことをいってた「有志の会」とかが、自己批判もなく、単に撤回更新記事を出しています。みなさん専門家なんですよ。科学者なんです。潔くしようじゃありませんか。
感染度が均一ならば、これはテレビの視聴率と同じ原理で、現在、東京の感染者が何人なのかくらい確率論ではじき出せます。数学者はこのことを何故黙っているのでしょう。
たぶん、困るのは医療現場だからです。いっぱいいっぱいなんだから、崩壊するぞ、と。ともかく私たちには、180㎝の距離を維持、マスク(が売ってナイのに)は飛沫だけなら防ぐからエチケットだ。三密はダメだ。換気しろ。高温多湿にCOVID-19は強い。普通のインフルエンザと同じようにかんがえて、湿度を上げたほうが良い。どっちなんだよ。と、まるで医療崩壊が私たちのせいで起こるかのように、/思い込まされて/きました。
けれども、駅のホームで、生活崩壊を観たとき、私たちは、スーパーでもちゃんと距離を守って買い物をしていた。手洗いも消毒も普段の数倍やってきた。換気もしている。三密なんてとんでもない。Communicationを奪われ、仕事を奪われ、人生の貴重な(おそらく)数年を奪われることになる。しかし、私たちは羊のように、お互いが「欲しがりません勝つまでは」を粛々と、まったく生活崩壊しているのに行動してきた。
けれどね、医療崩壊を招いたのは、そもそも現代の「医療システム」が未構築、不十分、怠慢であったところからきてんじゃナイんですかね。かくなる状況になってから慌てているのは、医療現場自体じゃねえの。それを生じさせたのは医療自体なんじゃないの。こないだラジオのアナが「医療に携わっている人々を差別せず、感謝をしましょう」と、訴えていた。「差別」している者は、いますよ、たしかに。それは東北震災のときだってそうだったもんね。古くは被爆者という最大の被害者を差別したもんね。
けれど「感謝しましょう」をラジオが声高に訴えるのを聞いていると、いつかあった戦時のあの「兵隊さんよありがとう」をおもいだすヨ。
医療従事者は、まず自己批判すべきだと、かんがえます。あなたがたの準備不足が招いた結果がこれじゃナイのか。まず、そこを反省して、それから「しかし私たちは頑張ってます。みなさんも協力を」とくるのが、スジってもんじゃないのかねえ。
二人に一人が感染しないと、抗体(集団免疫)が満たないので、コロナ禍は収束しない。こんなことはもうワカッている。のに、毎日感染者数の発表ばかり。さらに抗体の寿命が、此度のCOVID-19ではどれだけかが、ワカッていない。それをいまからやろうとしているんだから、その方針は正しい。けれども、私たちはまた明日、1mの距離をとって、買い物に並ぶだろう。だって大衆だもんね。専門家じゃねえもん。
ある日、薬局でおばさんが食器用の消毒剤を手にして私に訊ねた。「これっていつまで続くの」、私は「2年はダメでしょうね」と応えた。おばさんは「私、生きていないワ」と、消毒液を棚にもどした。あの〔絶望〕こそが、いまの私たちだ。

プラットホームに吹く風が狂風だったようです。そんなことをおもってしまいました。

2020年4月25日 (土)

港町memory 101

昨日のつづきのようになるんですが、と。
ちょっと錯誤しやすい事柄のだが、「外出自粛」という行政のコトバの用い方について、きんののオヤジの脳裏には、外にはウイルスが舞い散っていて、硝子戸が開いていると、外からウイルスが侵入してくるというimageがあったのではないかと、ふとおもった。たしかに、ニューヨークではjoggingも自転車も禁止なった。散歩もダメ。そうなると、外気はウイルス蔓延で、空気感染の確率もあるようにおもえてきても不思議ではナイ。これはきっと多くのひとが錯誤していることなのかも知れない。問題は外出先なのだが、明後日は銀行に不急不要ではナイ用事(母親の口座解約)かあるので行かなきゃいけない。書類はお世話になっている弁護士が現金(げんなま)仕事でつくってくれたので不備はナイとおもうが、期限だけなんだけど、印鑑証明の期限が迫っているので、しょうかナイ。朝一で出向くことにした。混雑しているそうで、とはいえ、その大半が暇つぶしだそうだ。住所変更やら、なにやらかんやら、普段ヤっておかなきゃのことを、いまヤっているらしい。
混み合っているのはスーパーも同じらしい。きょうはスーパーに買い出し。「買いだめ、買い占めはやめましょう」という行政のお達しで、しかし「三日分くらいを一度に買って買い物回数を減らしましょう」てのは、どうなのかね。矛盾してないかね。「なるべく宅配に」とかいうておいて、「宅配の従業員が大忙しになるので、宅配員に石を投げるのはやめましょう」。「スーパーでの従業員に対する暴言、罵倒は慎みましょう」なんだけど、スーパー従業員だって、たいへんなのよ、急募で当座の飯代稼がなきゃならないからアルバイトで売り場に立ったはいいが、要領をおぼえるのは時間がかかるからな。けれども「余計なサービスはやめます」「サービス低価逓減にいたします」となると、ますます、売り手と買い手のcommunicationがギスギスのヒヤヤカになって人間味が薄れて、ヤだね。互いに「ありがとう」くらいいえなきゃね。だから、私は昨今は自動レジを利用している。そのほうが、のっけから諦めがついてヨロシイ。
パチンコ屋が未だに頑張って営業しているらしいが、ここ数年のパチンコ屋は空気清浄設備から、トイレの清掃、手洗い設備の設置充実に重点を置いているし(女性客が多くなったので買い物ロッカー冷凍庫もアル)、一休みにカウチでコーヒーの飲める休憩所まであるもんだから、こういうときは、狭い住居、住処で暮らしているものには楽園ですワ、になっているので、そりゃあ、行きますよ、息抜きに。
何でも自粛で外出ダメ要請だと、自身の住居まで獄(ひとや)のようで、たまりませんからねえ。Coin laundryのイライラオヤジが、そのうち、同じイライラオヤジに刺されたり、斬られたり、いまにありますよ、そういうの。
んでもって、きょうのスーパーは、特に時間を選んだワケではナイが、お客は他のお客と接触しないように間隔をおいて品物を吟味し、レジにはキチンと1m間を開けて整然としていた。イオンなんだけど、他はどうかは知らん。本日も自動レジでスルー。帰りぎわに消毒スプレーをして、帰ってからは、袋品にスプレーし、手を洗って、これしか出来ることはナイからなぁ。消毒液を血管注射なんかされたらたまりませんよ。しかし、ほんとにあのひと、阿呆だなあ。

2020年4月24日 (金)

港町memory 100

オペラの女性歌唱をして「猫の悲鳴」というふうにせりふにしたのは、なつかしの『パーソン・オブ・インタレスト』だが、それならと、特にオペラの肩を持つワケではナイがと、演歌嫌いの知己が、「女性演歌は泣き言で、男性演歌は愚痴で、どっちもに共通してるといえば、egoなheroismだけじゃナイですか」という。そうかもしれません。
タイトル100回記念などというものでは毛沢東ナイが、前回「99」で、書き落とした重要なことがあった。
/いまの時点でワカッテいるのは、以上のそれだけ/。じゃあ、ナイよなあ。「人心コトに至って乱れ」というのがあった。それをきょう、coin laundryで生じた些細でいやな体験で身に染みることになった。つまりはたった数週間の、社会習慣の錯綜でmentalのほうも医療と同等に崩壊し始めているということだ。
私は洗濯の乾燥にだけcoin laundryを活用している。住居が一階で verandaのすぐ前が駐車場で、さらに夏近くなると蜂の巣がいつの間にか出来ているというのが発端の理由だが、台所に置ける洗濯機での一回分の洗濯はcoin laundryで30分、300円、2~3日に一度、iron要らずで便利だし、おまけに、現在の経営者が女性だからなのか、細かいことに気がついて、清掃もしっかりしていて、清潔だというのがイイからだ。千円札を硬貨に変える機械の具合の悪さがずいぶん長かったが、利用客の「苦情箱」でその件が多くなったのだろう、新機に交換された。歩くことの少ない私などは、laundrybox下げて歩くのも運動の一つだとおもっている。とはいえ右肘腱鞘炎の右手ではもうそのboxも下げられナイのだが。
で、些細な体験というのは、このコロナ禍の連鎖からきたものだ。coin laundry自体は小ぶりなので、4~5人で三密となる。乾燥は火力のEnergieからプロパンガスだが、machineの並んだ一部屋は、さまざまな人の出入りが多くあるので、どうしても換気を必要とする。これまた厚労省からの要請であります。
で、本日、私は乾燥を済まして出入り口の硝子戸を半分開けて、換気することにした。すると、高飛車に叱りつけられた。みると店内から同年配あたりの男性が私を睨んでいる。
「閉めていかんかっ」といわれたので、「ここは換気すべきだとおもいますから、この情勢、この季節なら開けておくべきだとおもいますが」と応えると、「開けたら閉めるのはアタリマエのことだ。私は、閉めておいた」と、のたまう。それはウソだ。私は職業柄用心深いので、初期状態(現状復帰というのも舞台屋の仕事なので)の硝子戸がどうであったかは、入るときに点検記憶している。簡単にいえば、開閉が適当な状態であったので、ハッキリ換気にしただけのことだ。しかし、それについては反論しても仕方ないことになるだろうと、世情と、このcoin laundryの状態とを説明して、「開けて換気したほうがいいのではないですかね」とさらに説明したが、「ダメだ。閉めろ」を相手は態度、主張を変えない。理由を聞くと「開けたら閉めるものだ。私は閉めておいた」の一点買い、いや一点張り。
これは、たしかに礼儀、道徳の問題かも知れない。しかし、現状況はそういう常識は通用しない。「では、管理者に電話をして下さい」と、電話番号を指差した。「よしっ」と、相手はいったが、電話などしそうにもナイ。それなら、こちらもスルことはナイ。その場を去ろうとした。と、「こらま天狗っ」ではなく「こら待てっ」と、入り口まで出てきた。それ以上近づかれると、至近密接距離になる。しかも相手は口角泡をとばしているのに、マスク無し。そこで仕方なく「イライラしているのはわかります。けれどもいまは、みんながそうなんです。イライラしているんです。ここは、それを堪えるべきです」と応えた。この先は、私のプロファイリングになるが、鼻で笑われたのは、~こいつ俺に意見なんかしようとしている~というpride。おそらく定年前までは中間管理職で、上に頭を垂れ下には威張り散らしたが、家庭では、ヒマなら洗濯くらいしにいってよと妻に命じられる屈託タイプ。なんでも良かったが、私に突っかかっただけなのだ。ハッキリしておくが、私は適当に硝子戸を開けたのではなくキチンと半分、換気だとワカルように開けている。その説明もしている。
けっきょく、硝子戸は私の目の前で力任せに閉じられた。ガシャンという音とともに開いているのか閉まっているのか中途半端な格好になった。私はせっかく買ったビールがぬるくなるのを気にしていたので、もう放っておいた。
人心千々に乱れ、そう、こういうstressはたぶんいたるところにあるにチガイナイ。これからはそういう心情不満からの犯罪が増えるのではナイかと、これもコロナ禍として、ワカッテいることに付け加える。

2020年4月17日 (金)

港町memory 99

COVID-19における情報(4/17・金)を大雑把にまとめて、と。
〇収束には2年はかかるだろうと覚悟はしていたが、コイツも甘かった。
〇抗ウイルス薬、治療薬、ワクチンは、2021年には出揃う感がある。
〇ただし、ウイルス閉じ込めを急ぐと〔医療崩壊〕は必至である。
〇とはいえ、抑え込んでおくだけなら〔経済(生活)〕崩壊が生ずる。
〇医療と経済の緩急を繰り返して、感染者が60%となり、「免疫抗体」を持つ、理想的な収束は、数年(2~5年)が目処だ。(抗体寿命が出来るだけ長いことを祈るだけだが)
さて、ここから、私たちがどうやってその数年を凌ぐかをかんがえねばならない。いまの時点でワカッテいるのは、以上のそれだけ。
足していうなら、トランプ大統領はやっぱりただの不動産屋だったナ。というか、アメリカ合衆国はおよそ4年でしか国家を考えない。それに対して中国は百年。台湾の独自地道な先行方が、最も正しい。いい国ですよあそこは(一度招聘されただけですが)。
安倍政権は茶番と愚策の日本歴史上、最低の烏合である。安倍昼行灯政権と、公明暗躍部隊の道行に付き合うのは、ゴメンだなあ。


2020年4月 6日 (月)

港町memory 98

で、いよいよ「宣言」がなされるそうで、そうなると前回記したように、もし我が身なら、東京にいたら感染地獄だぁっ、と、おたついて故郷(くに)に帰るだろう。とはいえ、去年暮れに母が他界したので、有機的な故郷も失している境遇だから、逃げ場なんざ無いんですが、帰る故郷の在るひとは帰るだろうなあ。食えない上に、「閉じ込められるかも」という正しくはナイがそれに近い恐怖は降ってくるだろうから。
こういう時は、「確率論」なんかが主流になっているかのような数学で(人工知能だって、ありゃ確率論じゃナイのか)、simulationの試みくらいあってもイイんじゃないのか。もちろん、知りたい確率は、
/かくなる場合、COVID-19禍の収束まではこうなる/
の「かくなる」だけなんですけどね。
映画はシーン撮りが出来るが、演劇(舞台関係)は連日の稽古があるので、どうしてもいわゆる「三密」の何れかが現場の状況として現れる。三つと重なることも多い。上演半年延期などと告知している舞台もあるが、その「半年」における安全の保証はなにもナイ。半年後はいまより状況が酷くなっている場合は「確率」として在るのです。
ともかくワクチン、あるいは治療薬の目処がたつまでは、身動きとれず、闘うことすら出来ない。(こういうとき、普段から筆が遅いといわれている劇作家は、ひたすら書きャいいとおもうんですけど)。
名古屋における私のいつもの「組」連中は、軒並み無職になった。次の目処がたたないので、文字通り「指をくわえて」いるしかナイ。私は、上演出来るかどうかワカラナイけど、いつもの如く、ただ書いてるだけ。
このさいだから、もっぺん活字にもどるかと、一冊活字の書籍を買った。日本国憲法上、「死刑」というのは、どういう過程で成立する(させることが可能なのか)知りたかったからであります。
その国のことが知りたかったらその国の「憲法」に触れるのが最も良い手段だということは、日韓関係で覚えた。韓国の憲法を読めば、一読瞭然ですワ。
COVID-19は、医学的、経済的、世相(社会)的、政治的に課題をばらまいている。
さて、これからではないのか、各自治体の手腕が問われるのは。
私などは厚労省のいうとおりに、「三密」を避け、手洗い、顔洗い、不要不急の外出を避け、ほんの少しだが、「ウイルスとは何なのか」と問うているだけだけど。

2020年4月 5日 (日)

港町memory 97

私のように出無精を通り越して、殆ど「閉じ籠もり」同様の生活をしているものにとっては、「コロナ自粛には厭きてきた」感覚はまったくナイが、ここんところの感染者数増加がロガリズム(対数)グラフをみるかのような様相は、検査数が増えてきたことも影響していることの関係もあるでしょう。およそ三億六千万人が感染するまで、免疫による収束は望めないんだから、闘いはかなり長いのだ。人通りのまばらになった東京アメ横の老舗のおっちゃんがいうてました。「これはもう第三次世界大戦ですナ」そうだとおもう。
東京都などのロック・ダウンを危惧、あるいは、外出自粛における経済的打撃による解雇などで、東京で食うことが出来なくなった若者(など)の、疎開的帰郷が始まると予想される。実家のほうも、まさかわが子に「帰ってくるな」とはいえないので(いうかも知れないけど)これが、ほぼ一斉に帰郷するとなると、日本全国の感染者はクラスター感染で大増加するだろう。
に、しても、「夜の街に行くな」と、今更、職業貴賤の差別を声高に記者会見で発現しておいて、夜の仕事の人々の生活援助は、まるでナイんだから、「そこでしか働く場所のナイ」たとえば、シングル・マザーの母子たちには「飢えて死ね」といっているのと同じではないか。COVID-19の感染原因が「夜の街」にあるがごときをいうならば、それなりの対処、対応をするのが行政で、「行ったらアカン」だけでは、これこそを「ガキじゃあるまいし」というのじゃないですかね、都知事っ、さらに厚労省ぉ。
それと、
/【現状、日本で新型コロナウイルス対応のためにBCG接種ができる訳ではありません】(2020.4.4追記)
ドイツ、オランダ、オーストラリアでの対応は、これらの国々でBCG接種がルーチンになってはおらず、医療崩壊を防ぐ可能性の一つの手段として医療従事者に対して行うというものです。1歳までのBCG接種が義務付けられている我が国において、COVID-19に未感染の大人が予防のため、ましてや、罹患した人の治療のために接種することはありえません(東北大学大隅典子先生のブログ)/
で、あるのに関わらず、いい大人が開業医に駆け込んで「センセ、BCGのチューシャ(たいていそういう、接種だっつうのに)して下さい」というケースが始まっている。医師が出来ませんと応えると「ドコドコの誰々さんは、ヤってもらったいうてました」と、食い下がる。面倒で煩いので、生理食塩水でもチューシャされたんだろう。
いまに偽BCG接種スタンプが出回るゾ。

2020年4月 4日 (土)

港町memory 96

きのう書こうとおもいつつ、きょうになったこと幾つか。
『山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信』から、
・/アビガン投与群では71.43%が、アルビドール投与群では55.86%が回復し、アビガンの方が統計的に見て有意に高い治療効果を示した。一方、アビガン投与群では、肝機能検査異常、尿酸値上昇、消化管症状、精神症状の発生率が、アルビドール投与群より高かった/クスリは毒だからなあ。ところで、私たちの記憶にもある、懐かしくもあるBCG、これがえらくSNSでも取り沙汰されるようになった。それに関しては、
・/実際に新型コロナウイルスに有効かどうかは、今回の臨床試験の結果を待つ必要がある/として、
・/BCGと新型コロナウイルスについては東北大学大隅典子先生がブログで解説されています。
https://nosumi.exblog.jp/28020527/
となっている。じっさいにそのブログからさらに歩をすすめることが出来るのだが、結語としては、BCGはあくまで、重篤になるのを防ぐ効果は期待出来るが、けして感染しないという手合いのものではナイ、と注意喚起が成されていることだ。まるで、日本人得したとか、これで安心とか(BCGによる免疫効力は十数年だったと記憶するけど)、飛躍して欣喜雀躍になってはいけませんぜ。
『山中』さんのところから、もう一つ。
・/ドイツの救済パッケージでとくに注目を集めているのが、フリーランサーや芸術家、個人業者への支援だ。モニカ・グリュッタース文化相は「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と断言。大幅なサポートを約束した/
日本のアーティストたちは、常日頃から貧乏なんだから、こういう記事を読んでも「いいねえ」と羨望するだけだろう。たしかに、私もそうはおもうが、文化庁の助成金申請と報告など、面倒な上に実情に則していないので早くからヤメテいる。日本は文化後進国なのです。だから私のような程度でも仕事出来る。
ラジオニュース報道で、「医療従事者が風評被害」の報告があった。医療従事者がタクシーに乗車拒否されたから、児童保育を拒絶された。まるで『七人の侍』ですな。侍たちは、村民の依頼を呑んで、命懸けでその村を助けにやって来るのだが、まず、その村民に拒絶されるのだ。医療従事者の感染者数は、遠に5万人を超えている。ヘマしたからではナイ。感染する確率が最も高いのはアタリマエのことだ。従って、終業時には念入りな殺菌を行う。無知な忌み嫌いの前に、タクシーの運転手も、一人乗せたら一回の消毒、逆にそういうことをヤッたらどうなんでえ。児童預かりを拒むとなると、「ああ、そうなんだなあ、庶民大衆というのは、電車で老人や妊婦に席もゆずるが、いざ戦争になると、躊躇なく敵を殺す。兵役関係者、職業軍人などはある種のためらいがあるそうだ。が、まず驚くのは、徴兵された一般兵の何の躊躇いもナイ敵(同じニンゲンなんだけど、そんなことはどうでもよくなる)への殺戮姿勢だと聞いたことはあるが、同じようなことでんな。
たしかにマスク二枚の行政も阿呆だが、当方側にも阿呆は腐るほど在るのだ。我が身を振り返って襟を正す。

2020年4月 2日 (木)

港町memory 95

/確率として、前日の5割、感染者が増える/「港町memory 92」では、東京の感染者数をそう書きましたが、どうやらそうなってきそうな気配です。
ワクチンが出来るまでの十八ヶ月が辛抱、我慢ではありますが、ウイルス自体の変移もナイとはいえません。罹患者、致死者が高齢ばかりというふうではなくなってきたのは、その兆しかもしれません。
私が参考にしているサイトから、現状で信頼出来る情報を挙げておきます。
私が参考資料にしているのは「アスク・ドクターズ」と「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」です。
・感染率という医学用語はない/これはアスク・ドクターズの医師の回答です。「感染率」マスコミ報道、ニュース番組で多用されているコトバのようですが、事実はその如くです/。
・新型コロナの症状や、感染率、どの程度の警戒が必要なのか教えて頂けるとありがたいです。とのことですが、概略、中国の報告では、8割は風邪症状、2割は肺炎など重症化するようです。/この場合、質問者が「感染率」というコトバを用いたので、その如く医師は回答されていますが、ここで注意すべきは、「中国の報告では」という部分です。山中伸弥さんによる新型コロナウイルス情報発信では、この8割という確率の誤解を避けるために、「感染しても80%の人は、他人に感染させない」を「正しいかもしれないが、さらなる証拠(エビデンス)が必要な情報」に指定されています。つまり、あくまで「80%は感染させない」は、中国からの結果報告であって、エビデンスとしての確定ではアリマセン。
また同時に自宅待機についても、山中さんの情報発信では/軽症者の自宅待機対症も、日本の家屋では限度がある/とされています。日本の家庭、家屋状況は、西欧とはチガウからです。詳細は「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」にあります。
・現時点では全人類の60%が感染して免疫を獲得すれば終息すると予想されています。/これはアスク・ドクターズの医師の意見ですが、あくまでおおざっぱ予想です。しかし指針にはなるとおもわれます。
・現時点で正確にわかっている情報は全て厚生省のページに公開されています.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html/これもアスク・ドクターズからですが、複数の医師が同じ回答をしています。つまり、SNSにはデマが多いので注意するようにとの喚起です。
ここまでが、疾病自体に関することです。
宅配のみなさんはよく頑張っているとおもいます。感謝すべきです。また、置き配が可能な日本の倫理習慣も自負していいのではないでしょうか。テレワーク、自宅業務が可能な日本の就業形態も限界はあるにせよ、悪くはありません。
これから、日本は高温多湿という、COVID-19にとっては活動しやすい時期に入ります。第一の危機はこの3~4ヶ月だと私は予想しています。しかし、ここ1~2ヶ月で行政は何をヤったのか。国がヤッたこと、が、マスク二枚の配給では、この先何も期待出来やしない。
敵がみえない、逃げ場が無い。さらに攻撃の仕様が無い。これは実に奇妙ではあるけれど、勝ち目の薄い戦いです。
だからといって、負けられない。
たとえ、現行のパンデミックが、インフルエンザのようなエンデミックになるにせよ、2030年代には、南海トラフ地震と富士山噴火などの災害が待っています。
負けられない、なら、引き分けに持ち込む方法をかんがえねばならない。演劇に関わって50年、けっきょく、私たちのような小劇場演劇の勝負はいつもそこにしか決着をみない。これが教訓でした。経験学習でした。
愚頭(脳)は、その方法をいつもぼんやりとかんがえています。

2020年4月 1日 (水)

港町memory 94

怯懦(きょうだ・臆病で気が弱いこと。いくじのないこと。また、そのさま)、恐怖(感)、ネオ・コロナ(新型コロナウイルス・COVID-19)に対して、自分は神経質に成り過ぎているのではナイか、とか、怯え過ぎているのではナイかとか、Neurose(ノイローゼ・主として精神的な原因で生ずる、神経機能の障害。神経症。ヒステリー・神経衰弱など)なんじゃナイだろうかとか、毎日の情報を観たり読んだりしながら、内心はビビっている自分に対して、卑屈になっている。浮ついている。そういうヒトは、正常ですから、おおいにノイロぜればよいとおもいます。ただし、それで他人に迷惑をかけたり、偽特効薬に飛びついたり、変な宗教の儀式に参加したりは御法度です。
ホモ・サピエンスが氷河期を生き残ったのは、まさに、その恐怖心あればこそです。洞穴に潜み、獣の牙に対しては火を唯一の武器とし、マンモスを嵌める罠をその知恵で造って食料とし、かつ、洞窟の壁にゆらめく影をみて(まさにこれは、ジャック・ラカンのいう鏡像段階なんですが、その頃、鏡はありません、よって私は写影(影像)段階というております)演劇を発明したり、私たちの祖先は、いまより数十倍の怯懦や恐怖から、それを糧にして生き残ってきたのです。
かの悪名高きトランプ大統領も、ネオ・コロナ(新型コロナウイルス・COVID-19)を当初は侮っていたキライがあります。ですから、世界一の感染者大国になった。アメリカというのは何でも世界一が好きなんです。4月半ばでは合衆国だけで10万人の死者を出すという確率計算も出ています。
先達は、天然痘もペストも克服してきました。
その頃より、科学(医学)的に進歩している点もあれば、社会的、地球的に退歩している部分もあります。
私たちに出来る「手洗い」も、100%の防疫力を持つほどのエビデンス(科学的根拠)は実はアリマセン。しかし、出来ることを出来るヒトたちがする。ヤッてはいけないことはヤラナイ。これより他には、「手段」というものがナイ。如何なる武芸の流派の剣豪、達人も、ウイルスを斬ることは出来ません。
恐くなったら、一呼吸の深呼吸。これも「手段」です。
私は出来る限りの能力を駆使して、推移を分析、出来ればイイんですが、そんな難しいことは出来ないので、そこは頭のイイひとにまかせて、なるべく普段どおり生活しています。
週二回の通院、待合で患者さんたちの顔、表情を観て、看護師さんたちの顔を観て、doctorの顔を観て、きょうも、通院出来たなあと、ほっとしつつ、生きております。
で、書くことだけが出来ることなので、書いています。二年後には上演出来る可能性を信じて。

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