謹告
令和元年十二月二十五日16:35、実母、北村雛子、大津市市民病院緩和ケア病棟にて、永眠いたしまた。
同月二十八日告別式をすませました。(法名 常照院釋華眞)
生物学的に申しますと、人間最期の任務を終えました(死ぬということは遺伝子を消去して、後の種の大絶滅を防ぐことですので)。
物理学的に申しますと、ニュートン力学的世界(自然)での存在を、本質的自然(量子力学的自然)へと還元したことになります。
現在、彼女の波動はインコヒーレント(混合状態)となっておりますが、いずれ、散逸構造論に従うならば、コヒーレント(純粋状態)となり、再び状態ベクトル(波の重ね合わせ)を生じて、先逝された皆様方と邂逅することでありましょう。
生前の皆さま方の献身的なる扶助、ご厚情には、ここに深く感謝と畏敬の念をこめてお礼申し上げます。
釈迦牟尼は乞食(こつじき・いまでいう托鉢)のさいの布施(米や野菜、食の残り物、このときは雑炊でした)による毒茸の食中毒で亡くなり、イエス・キリストはゴルゴタの丘で磔刑となりました。偉い先人のかくなる悲惨な最期に比して、北村雛子はまだまだ真っ当、かつ完うなる去り方でありました。
真宗門徒でありますので、今頃は、阿弥陀如来の導きで、浄土への旅を愉しんでいることとおもいます。
再度ここに、みなさま方には、ただただ御礼を申し上げる次第でございます。
ありがとうございました。合掌
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