港町memory 57
最近のニュースで、ふーんとおもったんですが。
あんまり〈最〉が付くほど近くはナイかも知れませんが、あっしはテレビを 観ない(というより観られない状態にしてある)ので、なのに、ラジオやら、ネットやら、通院先の病院、医院の待合室テレビでさかんにヤってるもんだから、スゴイnewsなのかも知れません。そのnewsというのは、/量子コンピュータが、スーパーコンピュータが1万年かかる計算を(問題に)3分20秒(つまり200秒)で答を出した/というものなんですが、グーグルの研究室だかがヤったんだとか。グーグルはそういうこともヤってんだのほうにむしろ驚きましたが。
けれども、ここでふと疑問、というか「明日ベルが鳴る(アスペルガーと指さされている私自身を私自身でこう揶揄しております)」な私といたしまして脳裏に浮かんだのは、それじゃあ、その量子コンピュータが3分20秒で出した問題(計算)の解答が正しいかどうかの「検算」はナニが(誰が)やるんだろう、でした。たとえば、
12,345×54,321=695,282,745という計算は、卓上計算機でもアッという間に出来ます。逆に、
54,321÷12,345=4.4002430133657も、パッという間。時間かければ、これは筆算でも算盤でも検算出来んじゃねえのかな。乗除計算が加減計算に出来る指数関数計算とかいうのでヤレば。
スパコンの性能をちょっとウィキすると、TFLOPSという用語が使われていて(たぶん、頭のTはTeraなんでしょうが)/TFLOPSとは、コンピュータの処理性能を表す単位の一つで、浮動小数点演算を1秒間に1兆回行うことを表す単位のことである。基本単位となっている「FLOPS」は、1秒間に処理可能な浮動小数点演算の回数を表す際に用いられる。テラ(Tera)は1兆(10の12乗)を意味している。例えば、3TFLOPSのシステムは毎秒3兆回の浮動小数点演算を行うことができることになる/
と、なってます。これで、もう、ギャーッ、オトロチイっ、てな具合なんですが、こういうのが1万年もかかるところを3分20秒が量子コンピュータでござんすから。逆に何を計算したら(どんな問題を解いたら)3分20秒もかかるんだろうと、疑問におもったりします。
量子コンピュータのアルゴリズム(計算方法とでもいいましょうか)は、状態ベクトル(波の重ね合わせ)だとありました。ですからまあ、確率のcategoryなんでしょうけど、いずれにせよ量子のそういった作用(動き)を用いているんですから、基本的には(本来的、原則としては)計算時間は0(ゼロ)です。量子は時間というニュートン力学的単位を持っていませんので。従ってこの3分20秒は、量子力学値をニュートン力学値に変換する時間のことだとおもわれます。
さて、本題である「死に方」についてなんですが、なんか横道に逸れ過ぎて今回も突入することが難しくなっちまいました。ということで、次回へと。
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