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2019年10月20日 (日)

港町memory 50

べつに港町に住んでいる(いた)ワケでもナイのにこのタイトルで50回。重複は承知で50回記念で述べてみますが、最近でしょうけど、/かかりつけ薬剤師/という制度が出来た。
/厚生労働省では、かかりつけ薬剤師・薬局機能を明確化し、将来に向けた薬局再編の姿を示す「患者のための薬局ビジョン」を平成27年10月に策定し、平成28年度にはビジョン実現のアクションプランを作成。平成28年10月より地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する健康サポート薬局の届出・公表が開始。今後、かかりつけ薬剤師・薬局が機能するよう、ビジョンを実現するための具体的な施策を進めていく必要がある。そのため、平成28年度から実施している患者のための薬局ビジョン実現に資するかかりつけ薬剤師・薬局機能の強化のためのテーマ別のモデル事業を充実・発展させる。また、ビジョン実現の進捗管理のため薬局の取組状況(KPI)を把握する仕組みを構築する。/
詳細は
https://www.mhlw.go.jp › file › 05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinky
サイトへ。
ところで、この制度を知らない病院、医院、医師、看護師、果ては薬剤師自身、が存在するのであるのだのだ、のだ。
だいたい、私自身、ごく最近知って、私なんざ、六ヶ所の医院、病院で治療を受けているので、まずクスリの相談をするのには、ヒジョーに便利でござんす。
これはどう考えても論じても医師や看護師の怠慢ではなく、厚生労働省のナマクラ加減でありますな。働き方改革ってのは私にはようワカランが、このかかりつけ薬剤師制度は、かなり便利でっせ。
まず、相手が医師ではナイので、あの医師はイイとかアカンとか、平気でハナシが出来る。時には笑い相ながら、「そう、あのセンセはそうなのよ」とか、「あそこの医院は、ほんとアブナイ」とか、ね。
「アホやま準換気科ってのあるしょ」
「ああ、ご近所」
「あそこね、追い出されちゃったんですよ」
「えっ、どういうこと」
「初診のときは、こことここに問題がありそうだな、とかいっといて、24時間血圧、心電図機具取り付けて、次の日、あんまりしんどいので、予約の3時間前に待合で、ぐったりしていたら、診察時間になって、パソコンでデータ観ながら、これはうちで診る領域ではナイので、余所に行って下さいといわれてね、何処いきゃいいんですかって訊いたら、目眩がするなら耳鼻科だ、って、酷いでしょ」
「血圧からくる目眩もあるのにねえ」
「んで、別の医院の医師に訊いたら、ああいう24時間データというのは殆ど役に立たないんですよ。データをとるためには、絞り込みが必要で、何のデータをとるかを予め決めておかないとダメです。それと、データの読めない医師もけっこういますから。とまあ、そういう医師はちょっとはマトモな医者ですな。で、いま行ってるところで、好きな病院は、近所の野戦病院」
「ああ、ご近所」
「あそこねえ、医師と看護師との連携がイイ、というか、どっちも明るいのね。笑顔の看護師さんてのはイイですよ。医師と看護師と患者さんの笑い声がカーテン越しに聞こえてくるのはヨロシイ。かなり多くの医院、病院へ通ったけどそういう病院、医院はあそこだけだなあ。なんだか、病院、医院って、設備、施設は新しくて明るいのに、ヒトが暗いのよね。野戦病院の院長は、院長だよん、というふうに威厳を保っているのも可愛いしね、看護師さんは文字通り可愛いしね、仕事している女性というのは美しいのよ。患者の層は品の無いのが多いしね、オレもその口だけど。あそこら辺りはむかしは地廻りの抗争が激しくて、タマ抜く(銃弾を手術で抜く)こととか匕首で斬られたり刺されたりで、縫ったり貼ったりの手術が多かったと、これは私の憶測ですが、あったでしょうから、修羅場をくぐってきてる感触、雰囲気が好みでねえ。いまでも心肺停止の急患を、他なら断るような、の、を救急車は搬送してくるから。生き返った、蘇生したかどうかは知らんけどね」
幼童の頃から、身体が弱くて、通院歴、被診療経験の多い私は、そういう意味での見聞も多く、また劇団をやってた当時は、巡業(渡佐廻り)が多かったので、劇団員の疾病に対処するのはいつも私でしたから、最低限の救急知識と、薬学知識は独学しましたんで、劇団員が具合悪くして、買ってきたクスリを吟味して、「このクスリとこのクスリは一緒に飲んじゃダメよ、薬屋でいわれなかったの」てなことを、(カンゾウやカフェインは風邪薬と、補助剤に多く含まれていますからねえ)「あんた、この胃薬では、あんたの胃の具合の悪さは治らんよ。消化不良じゃなくて、神経性胃炎だから」とか(胃薬はさまざまですから)「こんなもんで疲れをとるより牛乳飲みなさい」てなことをスタミナドリンク(まあ、代謝薬だとおもえばいいんですけど)買ってきた役者に注意したりとか、こういうのが禍して、よく看板医師(一人なのに、外科から神経科まで十くらい診察科目の看板を出している。で、クスリばかり多く出す)と口論になって、だんだん通院出来る医院が少なくなってきた、かというと、そうでもなく、滅多やたらに医院、病院てのはあるんです。医師、看護師不足なのにです。そうするとどうなるか、おワカリだとおもいますが、点滴の針を入れられナイお嬢さん看護師、ガム噛んでるヤンキー看護師、逆月光仮面医者(必要なときには疾風のように姿をくらましている)なんかが横溢、横行するというワケでござんす。
で、現在の私、はい、また、二ヶ月かけての断薬中です。
次回は、アスペルガー症候群の使い方(はい、使い方です)についてオハナシいたします。
お楽しみに。

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