明日ベルが鳴る 其の三
・他のことが全く気にならなくなるくらい、何かに没頭してしまうことがある
これは、よくあることです。加速度がついてるんですね。ですから、時間の伸び縮みがあります。原稿を書いているときなど、私は30分ほど仕事をしたとおもっていたのに、一緒の場所で家事などしていたものに「三時間たってるよ」といわれたことがあります。ですから〇(まる)です。
・他の人が気がつかないような小さな物音に気がつくことがある
これは現在、補聴器をつけている(聴覚過敏)私には応えることは難しいのですが、経験からいうと、私が気がついた音は、他のひとも気がついているようです。よって、△。
・車のナンバーや時刻表の数字など、特に意味のない情報に注目することがある
走行している車やコンビニなんかに駐車してある車の車種には注目(注意して観る)ことはありますが、つまり、ナントカ社の車のデザインはいつもこんなふうだナ、とか、外車が増えたナ、とか、暇つぶしにそういうことはします。それが意味のあることなのかどうかはワカリマセンから、これは×(バツ)でもいいんですが、暇つぶしにはオモシロイので、△にしておきましょう。
・相手の顔を見てもその人が考えていることや感じていることがわからない
私の「同化能力」は、ちょっと異常でして、妄想にまで発展することもあるので、普段は強いてこの能力は遮断しています。よって×(バツ)です。
・あることを、他の人がどのように感じるかを想像するのが苦手
これが出来ないと、戯曲を書いたり、演出は出来ません。よって、×(バツ)。
・他の人の考え(意図)を理解することは苦手
それぞれのひとにはそのヒトのルールとペースがありますから、考えやコトバも同じで、そのヒト自身にはよくワカッテいることをオハナシされているんでしょうけど、たとえば「ココロが傷ついた」とか、「孤独」とか「愛」とか、「ココロが傷ついた」と「腹がたった」とはどうチガウの」と訊ねたり、「孤独と退屈とはどうチガウの」と訊ねたり、「愛というのは具体的になんなのですか」と訊ねて、キチンと応えてくれたヒトはいませんね。
ちゃんと説明の出来るひと(他の人)の考えなら、理解出来ます。それが出来ないと演劇なんぞやってられません。よって、これも×(バツ)。
よって、【A】群の中でアテハマルのは、〇で一つ、回答不能が二つ、アテハマラナイのが、三つ、重複しますが、どちらともいえないが、四つです。
つづきは次回。
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