港町memory 47
代官とか、上のほうなら城代とかが、商人(札差とか、貿易商人とか、両替商人とか、あるときは、村の名主や庄屋)と、密談をするシーンは、時代劇の常套、常道、ワンパターン、マンネリどころではナイ必要、必須最多場面、ですが、こういうのを、私もとある武芸者とちょくちょくやります。とはいえ、料亭なんかではなく、コンビニのイートインなんですけど。
相手は武芸者、こちとらは乞胸(ごうむね)支配としてでありまして、普段はメールのやりとりですが、企みは密談であります。
相手が武芸者というのは、これ、ほんもので、あだ名じゃござんせん。古霞清伝 風流抜刀道初代、この風流はよしたほうがイイとおもってはいるんですが。なんだか、若旦那の趣味のようでいけません。巌流抜刀試斬道免許八段ですので、これで充分なんですが、他に全日本剣道連盟の杖道(ジョウドウと読みます・杖道は、古武道の神道夢想流杖術を起源とする現代武道で、創始者は夢想権之助←このひと、唯一宮本武蔵に勝ったヒトなんですが、最終的には負けているので、武蔵は一回目の勝負を負けと認めていない。まあ、死んだワケじゃナイんだから。つまりは、逃げたワケです。で、工夫して、次は勝ったと)の三段、少林寺拳法は中拳士で三段。
私は街道支配方、乞胸(ごうむね)支配ですから、ようするに道中師の総元締め。
で、密談の内容はというと、〈ジダクレ〉・・・/これね、私の考案、造語。時代劇crazyですな。略してジダクレ/・・・いまどき、ね、たとえば、千葉真一さんと緒方拳さんの奇跡的時代劇『激突!』のハナシなんて出来るヒトいないでしょ。片岡 孝夫(現十五代目仁左衛門)さんと、市川雷蔵さんの眠狂四郎の帯の結び方の違いとか、語れるヒトは、そういません。原作者の柴田錬三郎老師(愛称シバレン、もちろん、中国の『史記』司馬遷にあやかって)は、田村正和さん、の、が最もお気に召していたそうですが、キャラとしては雷蔵狂四郎、美的立ち居振る舞い剣技としては、片岡眠、ですなあ。片岡さんは歌舞伎の方ですから、殺陣でも着物の乱れや、正中線の乱れがナイ。雷蔵さんも乱れないんですが、さすが歌舞伎の土台はスゴイです。
と、こんなハナシをしているワケで、すが、なんと昨日の夜は、女の話題が出た。そういうことはめったにナイ。そ、は誰か。コミック作家(漫画家ともいうが、私は畏敬をこめて、コミック作家と称している)の高瀬理恵さん。あの、『公家侍秘録』『江戸の検死官』の高瀬さんであります。あのね、この乙女子、ウィキで引っ張れないんです。作品は引っ張れるんだけど。で、ジダクレとしては、私が武芸者に『江戸の検死官』をレンタルしたかなんだかで、その後、武芸者が、『公家侍秘録』も読んだと、なんだかSNSに書いたのが、タマタマ高瀬乙女子の情報となったとかで、武芸者とメールのやりとり始まって、そんで、当然、私の気晴らしチャンバラ(とはいえ、武芸者にしてみれば自分が主役の『秘剣武芸帳』・・・上演未定・・・だもんで)ブログ小説を読むように宣伝したら、お読みになってくださいまして、そんならジダクレではありませんが、十年前に書いた『怪人二十面相・外伝/マスク・THE・忍法帳』(これね、映画化された『K-20 怪人二十面相・伝』監督・脚本佐藤嗣麻子さん、の、続編があるはず(予定は未定)だったので書いたんだけど、興行収入20億円、観客動員120万人だったに関わらず、使った銭も20億円で儲けが無かったから、さあ、続くぞみたいな終わり方でほんとに終り。業界というのはそんなところです。アタリマエなんですけど。で、未発表のまま、寝てます)それを、武芸者経由で高瀬乙女子に送りました。内容は、まるっと山風老師のマネですワ。忍法帳でっさかいに。
高瀬乙女子、新作が始まったので、忙しいけど、読むていうてくれはって、ああ、ファンとしては僥倖の至り。
ちょっとは、真面目にブログ小説のほうも書こうかな。遊んでないで。
と、密談したのでありました。/密談は壇 蜜より旨し/
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