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2019年5月 6日 (月)

港町memory 8

つづき、です。
ニュートン力学の忍び込み、といっても、アインシュタインの相対性理論はニュートン力学における考察なんですから、忍び込みというのは正確ではありません。ただ、一般相対性理論では〔加速度重力〕を扱いますから、このあたりは量子力学とのborder lineということになります。問題はこの〔重力〕というシロモノ。これはニュートン力学においても量子力学においても扱います。扱い方がチガイマスが。
さてと、勘違いが何処で始まるかといいますてえと、「相対性理論」という命名がまずソウなんです。相対性というものを考えましょう。新幹線なんかに乗車しますと、プラットホームから発車していく場合、プラットホームをじっと観ていますと、プラットホームが動いているように錯覚してしまうことがあります。もちろん動いているのは「のぞみ700系」のほうなんですけど。
地球とロケットなんてことをいわずに原理だけを考えたら、プラットホームとのぞみ700系と、地球とロケットはまったく同じです。片方は止まっている片方は動いている。しかし、相対的にみると、どっちが動いていても止まっていてもかまわない。
けれども「止まっている」ものと「動いている」ものは実際には違います。なので、「相対性」などといわずに「相違性」といったほうが錯覚をうまずにすんだんです。
なにが〔相違〕なのか。ロケットは加速することがありますが、地球は加速しません。いくらプラットホームが動いているようにみえても、加速しているのはのぞみ700系のほうです。ロケット(のぞみ700系)が加速して地球(プラットホーム)を時速100㎞で離れていっても、地球(プラットホーム)は動いてはいません。いちいち駅が動いていたら、何処で乗って降りたらいいのかわからなくなります。
では、地球(プラットホーム)とロケット(のぞみ700系)は「相対的」ではナイのか。はい、ナイんです。
ロケットが加速したとき、加速度重力というものが働きます。地球は加速しませんから加速度重力は働きません。相対的には加速しているようにおもえるかも知れませんが、相対的ではなく相違的なんです。
この〔重力〕が働いたとき、ロケットはどうなるか。ニュートン力学から量子力学に移行します。ロケットは加速を続けていくと〔重力〕が大きくなっていきます。この場合、[重力]という量子力学的な「場」を持ちつつ飛んでいるワケです。
ところで、〔重力(重力波)〕にはニュートン力学における「時間」という便宜上の概念は在りません。量子に時間は〔非在〕なんです。地球のほうじゃ相変わらずニュートン力学における生活が便宜上の「時間」でつづいておりますが、ロケットのほうでは時間は非在ですから、その飛翔中は0hourということになります。ニュートン力学における便宜上の時間はロケットの加速度重力飛翔中には在りません。時間が0(無い)んですから、双子の片割れが加齢することはありません。
この話、もう少しつづきます。


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